鉄道アーカイブ: Studio YAMAKO

2024年12月 7日

蓼科日帰りバスツアー ④ 長円寺 2024年10月30日

今回のツアーの最終観光スポットは、清流山長円寺というお寺である。長円寺のホームページを見ると、「当山は慶安二年(1649)、武田慶尊法印が高野山金剛頂院の法流を相続して開山、要穴山胎蔵院長圓寺と号した。境内地は諏訪藩二代藩主諏訪忠恒公より新田村として開かれた穴山の地である。」と記されていた。横谷観音展望台から茅野市街の方へ下りてきて、茅野市原村の近くにある。
 10月下旬から11月初旬には、参道の一行寺楓(オオモミジ系の園芸品種)が紅葉のピークを迎え、黄金色のイチョウの大木との対比も鮮やかだと紹介されていたが、売りである参道の一行寺楓はまだ緑だった。
 学生時代の友人夫婦が営んでいた原村のペンションからは車で10分くらいのところだそうで、今回のツアーのことをLINEで知らせたところ、最近は御射鹿池とともに紅葉で有名になり、「人」を見に行くようなところになってしまい、地元の人は敬遠していると返信があった。しかし、今回は紅葉がまだまだであったことから、マイカーで来ている観光客数組を除いては、我々ツアーのメンバーだけだった。
 インターネットに掲載されている長円寺の画像を見ると。参道をはじめ、境内の紅葉は見事であり、残念であった。だが、長円寺の紅葉が綺麗になるころには、御射鹿池の紅葉は終わっていたのだろう。
 長円寺には40分ほど滞在し、もう一か所「蓼科チーズケーキ工房」というところへ寄って、茅野駅へ着く。1時間以上の待ち時間があったが、17時52分発の「あずさ50号」に乗る。自由は利かないが、マイカーを運転していくよりははるかに楽だった。  

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長円寺 石仏と一行寺楓 2024年11月30日 長野県茅野市玉川穴山

055_241030082 X900 長円寺 参道 G7X.jpg 55.まだ緑だった参道の一行寺楓
長円寺の石畳の参道は長くはないが、なかなか風情がある。参道にかかるオオモミジの栽培種と言われる一行寺楓の葉は、残念ながらまだ緑だった。長円寺の参道には樹齢300年とも言われる杉が立ち並び、紅葉のシーズンにはが見事な色合いと言われる。。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO2500 )
056_241030081 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 56.本堂を囲む塀に並ぶ石仏
駐車場から参道に入ると、左側に本堂を囲む塀が立つ。その前に石仏が並んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO3200 )
057_241030059 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 57.本堂を囲む塀に並ぶ石仏群と蓮池周囲の百体観音
本堂を囲む塀に並ぶ石仏群は、百体観音とは区別しなくてはいけないのかどうか、その場に説明がないのでよくわからない。いろいろとネットで検索していくうち、「市指定文化財 長円寺の石仏 昭和52年12月1日指定」という茅野市教育委員会の案内板を見つけた。 それによると、長円寺は真言宗で慶安2年(1649年)慶尊法院の開基と伝えられる。参道の左側には梵字碑2基と、23体の石仏、右側の蓮池の周りに百観音が並ぶ。百観音のはじめの石碑に「西国当村 秩父中道 坂東菊澤 当山15世法印祐慶造立」と彫られているから、この百観音は法印祐慶の在世の年代から推定して、江戸時代末期から明治初年頃造立されたものであろう。」像容は如意輪観音8、千手観音28、十一面観音26、馬頭観音3.准堤観音2,聖観音33である。石工は不明であるが、彫が極めて深いのが特徴である。百観音ははじめ参道に沿って左側一列に建立されたが、日露戦争の記念に京都の楓を植えるため、現在の場所に移されたという。左側石垣の上に安置された石仏は、大日如来梵字碑・弘法大師像・地蔵菩薩像等多種多様であるが、渾然として融和し、百観音とともに信仰形態を示す民俗文化財として、また石像文化財として貴重である。 昭和53年3月茅野市教育委員 と記されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 9mm ISO200 )
058_241030079 長円寺 山門 G7X.jpg 58.参道左側の石仏と鐘楼門
文化8年(1811年)に建立された鐘楼門。鐘楼門の2階に上がって、観光客も法要中でなければ誰でも鐘をつくことができる。現に2階の鐘撞堂に上がって、鐘をついている人がいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
059_241030055 X900 長円寺本堂 G7X.jpg 59.長円寺本堂
小楼門を入って左側に本堂があった。長円寺の創建は慶安2年(360年ほど前)。諏訪の2代目藩主、諏訪忠恒公により作られた。本堂は火事が起こる度に何度も再建され、昭和56年に現在の本堂になった。本尊は「金剛界大日如来」が真ん中に安置され、脇仏として「不動明王」と「愛染明王」が祀られている。火事が起きたときも本尊は急いで運び出され、難を逃れている。建物は新しくなっているが、三尊仏は創建当時のままだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO400 )
060_241030052 長円寺薬師堂 G7X.jpg 60.薬師堂
薬師如来は像高91.5cm。檜の一木造りの立像だそうだ。鎌倉時代の春日の仏師の御作と伝えられている。日本三薬師如来と云われ旧諏訪大明神の本地仏で、明治の廃仏毀釈のおり諏訪大社上 社より長円寺に移された。「中部四十九薬師霊場第八番札所」という札が掛けられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )
061_241030078 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 61.蓮池
鐘楼門の前が、広くはないが蓮池になっている。蓮池の手前の植え込みには、ホオズキが植えられていた。この蓮池の左側から向こう側に百体観音が並んでいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO400 )
062_241030062 X900 長円寺 石仏 G7X (2).jpg 62.百体観音 西国十三番石山寺 如意輪観音
この仏さまは蓮池の向こう側に並ぶ観音像のひとつで、その台に「西国十三番石山寺 如意輪観音」と彫られていた。8体ある如意輪観音像の一つである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 9mm ISO250 )
063_241030073m X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 63.石仏百体観音 -1
八ヶ岳を背景に蓮池の前に並ぶ石仏。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 11mm ISO250 )
064_241030062 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 64.石仏百体観音 -2
茅野市街地の方に向かって、百体観音が左右2列に並ぶ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO200 )
065_241030068 X900 〇長円寺 石仏 G7X.jpg 65.石仏百体観音 -3
幅1mほどの落葉が落ちる通路の両側に並ぶ百体観音。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO160 )
066_241030067 X900 〇長円寺 石仏 G7X.jpg 66.石仏百体観音 -4
鐘楼門の前の蓮池を、かぎ型に囲む百体観音の道は、ここで止まる。57.に記した茅野市教育委員会の「長円寺の石佛」の説明版にある通り、如意輪観音8体、千手観音28体、十一面観音26体、馬頭観音3体.准堤観音2体,聖観音33体 とちょうど100体ある。西国三十三・坂東三十三・秩父三十四観音霊場、全部で3つの場所をすべてお参りすることが出来るのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO160 )
067_241030070 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 67.紅葉
ごく一部だったが、一行寺楓(オオモミジ系の園芸品種)が真っ赤に紅葉していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO400 )
068_241030076t X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 68.石仏百体観音 -5
百体観音像を巡ったあと、再び鐘楼門の前に立つ。ここが百体観音の始まりである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 9mm ISO250 )
069_241030297 X900 長円寺 本堂 Z50 Z18-140.jpg 69.聖観世音菩薩
バスに戻ろうと駐車場に向かう。駐車場の奥に聖観世音菩薩の石像があった。手前の楓が赤くなるときれいだと思う。画像がボケていてわからないと思うが、カエデの種は秋になって熟すが、そのプロペラが赤くなっていた。自分が動けないカエデは、なんと、種子にプロペラのような翼(翼果)があるのだ。秋になってこの翼果が熟すと、風に乗って羽根のようにくるくると回転しながら、遠くまで飛んでいく。落下した地点が生育に適した地であればそこで発芽するのだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 9mm ISO250 )
070_241030083 X900 長円寺 参道を背に G7X.jpg 70.諏訪盆地
長円寺の参道を出ると、その前は県道で、右へ行くと原村、左へ行くと茅野市街に通じる。長円寺のある所は、長野県の中部やや東よりに位置する諏訪盆地の中央になる。私の友人が営んでいたペンションがある原村は、長円寺の東側にある。バスは2時半に長円寺を離れ、「蓼科チーズケーキ工房」に寄って、茅野駅に向かった。天候も「晴れたり曇ったり」で傘を取り出すこともなく、紅葉を楽しんできた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 37mm ISO250 )

2024年11月24日

蓼科日帰りバスツアー ① おしどり隠しの滝 2024年10月30日

某旅行社の「御射鹿池・長円寺・おしどり隠しの滝・横谷観音展望台 信州4つの紅葉紀行」という日帰りツアーに参加した。
 このツアーは、特急「あずさ」で茅野まで行き、そこからバスで蓼科の紅葉を巡るツアーである。
 集合は新宿駅であったが、私たち夫婦は八王子駅で「あずさ1号」に乗車、合流することにした。横浜から八王子まで小一時間かかるが、朝の時間帯はその方が楽だと判断したのだ。それにしても、八王子駅7時30分発の「あずさ1号」に乗るには、暗いうちに家を出なくてはならなかった。
 茅野駅到着は9時07分。駅前にバスが待っていてくれた。
 まず、15分ほど乗って、峠の釜めしの荻野屋(諏訪店)に寄った。ここで後で参加者に配られる「峠の釜めし」がバスに積み込まれる。
 そこから、今回の最初の観光スポットである「おしどり隠しの滝」と「御射鹿池」に向かう。
 「おしどり隠しの滝」と「御射鹿池」は茅野から東へ、「湯みち街道」を八ヶ岳に向かって走る。そこは標高1,500mを越える。学生時代の友人夫婦が長野県の原村でペンションを営んでいた頃、毎年秋に、同期の仲間で集まって宴を張り、三井の森蓼科や、フォレストカントリークラブでゴルフを楽しませてもらったが、そのゴルフ場のごく近くをバスは上っていった。
 1時間ほど走って、バスは「御射鹿池」の駐車場に入った。目の前の御射鹿池は後にして、先にそこから15分ほど歩いて「おしどり隠しの池」を見に行った。

「おしどり隠しの滝」という名の由来が知りたくなった。AIに尋ねてみると、いくつかの説があるようで、次のような回答があった。
 一つは、おしどり夫婦にちなむ説で、おしどりは一生を共にする夫婦愛の象徴とされている。この滝が持つ静けさと神秘的な雰囲気が、仲睦まじい夫婦が静かに寄り添いながら隠れる場所のようだと感じられたこと。 次に、滝の形状や周囲の景観による説で、滝の流れが穏やかで、滝壺や周囲の岩場がまるでおしどりが身を隠しているように見えること。
 また、地元の伝説や民話として、地元の人々の間で、滝周辺が恋人たちの密会場所だったとか、おしどりのような鳥がこの滝を訪れていた、などの伝承があった可能性もあるそうだ。
 この滝は奥蓼科の自然豊かな環境の中にあり、静けさと癒しを感じられる場所として知られている。名前の背景には、滝そのものが持つ雰囲気や地元の文化的な思いが込められているのかもしれないと付記されていた。

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「おしどり隠しの滝」 2024年10月30日 長野県奥蓼科

001_241030002 X900 あずさ車内 G7X.jpg 1.「特急あずさ1号」車内
時刻は8時8分、大月と甲府の間を走行中。多分、笹子トンネル通過中だと思う。普通車のシートは快適で、カーブで少々揺れるものの、走行音は静かだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO3200 )
002_241030004 X900 あずさ車内 G7X.jpg 2.諦めていた天候が・・・
朝、家を出るときは小雨が降っていた。午後からは止むという予報だったが、期待していなかった。だが、列車が進むほどに晴れ間が出てきた。期待を持たせる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 37mm ISO125 )
003_241030010 X900 茅野駅 G7X.jpg 3.茅野駅到着
9時7分に茅野に付いた。2階にある改札口から階段を下りて東口広場に出る。植えられたモミジ(トウカエデ?)が赤く色づいていた。ここでバスは待っていてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 11mm ISO250 )
004_241030110 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 4.「おしどり隠しの滝」 -1
バスは荻野屋諏訪店に寄り、1時間ほど八ヶ岳に向かって走って奥蓼科の「御射鹿池」の駐車場に入った。「御射鹿池」は目の前だが、添乗さんはまず歩いて15分ほどのところにある「おしどり隠しの滝」へ一行を引率する。途中、渓谷の両脇の紅葉が綺麗だった。写真を撮るのは後にする。やがて、渓谷沿いにある「山の宿・明治温泉」(休館中)という旅館があった。標高1500mの高地にある一軒宿の「明治温泉」は、江戸時代末期より湯治場として栄えてきた。旅館の創業は明治21年(1890年)。その下が「おしどり隠しの滝」だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 52mm ISO100 )
005_241030014 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 5.「おしどり隠しの滝」 -2
滝は大きくはないが何段にも分かれている。周囲の紅葉が美しい。「おしどり隠しの滝」を流れる川は渋川で横谷渓谷(横谷峡)という。「おしどり隠しの滝」は、その横谷渓谷の最上部にある落差15mの段瀑で, 山の家・明治温泉のすぐ脇を流れ落ちている。滝の一番の特徴はその流れの殆どすべての川底が苔むしていることだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 11mm ISO200 )
006_241030016 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 6.「おしどり隠しの滝」 -3
この滝の下流には、王滝、霧降の滝(日光の滝とは異なる)、乙女滝などいくつもの滝がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 11mm ISO250 )
007_241030112 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 7.「おしどり隠しの滝」 -4
渋川と名の付く河川は全国にいくつもあるようだが、この渓谷を作る渋川は、長野県茅野市の八ヶ岳の西麓から諏訪湖に流れる上川水系の源流渋川の流域で横谷渓谷の水源である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 51mm ISO160 )
008_241030119 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 8.「おしどり隠しの滝」 -5
渓谷の紅葉。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 37mm ISO280 )
009_241030125 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 9.「おしどり隠しの滝」 -6
渓谷の紅葉。快晴とまではいかないが、晴れ間があり、樹々の紅葉が陽の光に映える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.2 1/500秒 37mm ISO400 )
010_241030020 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 10.「山の宿・明治温泉」の愛犬
旅館から「おしどり隠しの滝」へ下りる階段の前で、飼われている犬がつながれていた。怖そうだけどおとなしい。見たところ、耳が黒く甲斐犬の血を引くようだ。甲斐犬は、日本犬のなかでも野生のにおいを強く感じさせる犬種という。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO500 )
011_241030023 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 11.明治温泉の三十三番 十一面観音
「御射鹿池」の駐車場へと戻る途中に、明治温泉三十三番 十一面観音という石仏があった。蓼科中央高原観光協会のホームページを見ると、この一帯、奥蓼科温泉(八ヶ岳西麓に存在する温泉郷で、横谷温泉・明治温泉・渋川温泉・渋温泉・渋の湯温泉の4つが含まれている)は武田信玄の隠し湯と言われ、戦いで傷負った武将が傷を癒すのに湯治に訪れたと言い伝えられており、その道順に道しるべとして、そして安全を祈願したものと伝えられているそうだと記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 11mm ISO160 )
012_241030130m X900 〇おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 12.横谷峡の紅葉 -1
「御射鹿池」の駐車場へ戻る林道では、横谷峡の対岸には日が当たり、見頃の紅葉が輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO180 )
013_241030134 X900 〇おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 13.横谷峡の紅葉 -2
広がった青空を背景に、赤、橙、黄に色づいた葉と、緑が残る葉が織りなすコントラストが美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 30mm ISO100 )
014_241030026m X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 14.横谷峡の紅葉 -3
ひときわ赤く色づいた木もある。ツタカエデだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 21mm ISO200 )
015_241030138 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 15.犬の散歩
犬を連れた女性とすれ違った。ご近所のかたのようには見えないので、車に愛犬を乗せてきて散歩させているのだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO125 )
016_241030140 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 16.横谷峡の紅葉 -4
真っ赤に紅葉した木があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO110 )
017_241030142 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 17.横谷峡の紅葉 -5
横谷峡から少し離れ、林の間で、紅葉した木が陽を浴びている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO160 )
018_241030145 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 18.千手千眼観音
傍らに明治温泉 三十番 千手千眼観音という石仏が立つ林道を歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 43mm ISO250 )
019_241030148 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 19.真っ赤に紅葉したツタカエデ -1
ツタカエデと思う。真っ赤に紅葉していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO125 )
020_241030151 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 20.真っ赤に紅葉したツタカエデ -2
まっすぐ伸びた常緑樹と真っ赤に紅葉したツタカエデ、ススキも穂をつけている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )
021_241030035 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 21.シロスジカエデ
PictureThisで検索した結果、シロスジカエデと同定された。Wikipediaによれば、ムクロジ科カエデ属の種類は「世界におよそ130種が存在する。その多くはアジアに自生しているそうだ。検索するには葉っぱの写真を撮っておくことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )

2024年9月27日

北仲ノット と 新しい横浜市役所 ② 台湾ウィーク in 横浜 2024 2024年9月18日 横浜市中区 横浜市役所

一旦、みなとみらい線馬車道駅へ下りて駅構内を桜木町方面にまわりこみ、2aという市役所へ直結の出口を上がった。1階に出るとその右側は市役所のアトリウムになっていた。台湾ウィークの幟が見える。 ここに来るまでは台湾ウィークの内容を知らなかったが、中に入って見ると、特産品の紹介・販売をする出店が並んでおり、その中を歩く。
 台湾と言えば、蝶のメッカである。2011年に行ったときは台北からタクシーで大屯山という、多くの蝶を産するところへ行った。始めて見る蝶も多いが、日本の南西諸島にいる蝶もいた。この時は少し季節的に早かったようで蝶の数は多くなかった。また、2019年に行ったときは、台湾MRTに乗って台北市動物園へ行き、その敷地内にある「虫虫探索谷」を歩いた。
 台湾の観光地の情報を得たかったが、隅の方に貼ってあった有名観光地の写真と地図を見るのにとどまった。実は台湾には世界遺産は一つもないという。「臺灣全エリアガイドマップ」というのをいただいてきた。
 一通り見て回り、レストランのある2階へ上がって見る。アトリウムは3階の吹き抜けになっていて、2階からも、3階からもアトリウムの台湾ウィークの会場を眺められた。少し時間は早かったが2階の「海風季」というところで食事をした。
 2階からはJR桜木町駅に行ける歩行者専用道が設けられていた。

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「台湾ウィークin 横浜 2024」のアトラクション 三太子 2024年9月18日 横浜市役所アトリウム

023_240918073 X900 横浜市役所 1階アトリウム G7X.jpg 23.横浜市役所 1階 アトリウム -1
みなとみらい線馬車道駅の1a出口の階段を上がると、市役所のアトリウムの前だった。台湾ウィークの幟が誘う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/1250秒 9mm ISO250 )
024_240918075 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 24.横浜市役所 1階 アトリウム -2
11時。台湾ウィークは10:00 会場だが、すでに大勢の入場者が見える。8代目の横浜市役所は、高さ155m、地上32階で2020年5月に竣工したそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.0 1/1250秒 9mm ISO200 )
025_240918076 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 25.「台湾ウィークin 横浜 2024」の賑わい
入口を入った。ChatGPTにその出展点数を訊ねてみたところ、このイベントでは、約15店舗が台湾の名産品やグルメを提供し、多くの人々が台湾の文化や食を楽しむ場となったと教えてくれた。店舗数はもう少し多かったように見えたが。最初のお店は台湾銘茶・茶器の店だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 )
026_240918077 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 26.台湾の世界遺産?
こんなポスターがあった。「台湾には世界遺産が一つもありません」と書かれている。意外に思ったが台湾には世界遺産がないそうだ。「台湾には日本統治時代に八田紘一義氏が建造した烏山頭ダムや、雄大な太魯閣渓谷などユネスコの世界遺産に登録されるべき、文化遺産、自然遺産が数多くあります。しかしながら、台湾は国連に加盟していないため、申請すら行えずこれらは現在も世界遺産として一箇所も登録されていません。」と続けられていた。台湾の文化部文化資産局では、2002年に調査を開始し、世界遺産の候補地として選定された18ヵ所が紹介されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
027_240918078 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 27.台湾ウィークのステージ
会場にはステージが設けられていた。何かアトラクションがあるのかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
028_240918080 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 28.台湾のゆるキャラ?
そのステージの向こう側に3体のキャラクターが並んでいた。いわゆる ゆるキャラ とはちょっと違う。何だろうと思いながら写真を撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
029_240918082 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 29.台湾ビール
喉が渇いた。台湾ビールを並べた店があった。「冷えていますか」と聞いたところ、ビールは冷えていないという。冷やすのが間に合わないらしい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO800 )
030_240918081 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 30.Guava & Rose Apple Beer
「これなら冷えてます」と差し出された缶にはGuava & Rose Apple Beer と書かれていた。何でもいいやと思い、買って飲んだ。それはフルーティーなチュウハイ風だった。意外と美味しかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO640 )
031_240918087 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 31.台灣啤酒
一番右側に並べられている「台灣啤酒」は台湾で最もポピュラーなビールのようだ。台湾へ行ったときにはよく飲んだ。「台灣啤酒」の前身は、1920年 に、 日本の台湾統治下において高砂麦酒が台北州にビール工場を設立し、醸造を始め、「高砂麦酒」(高砂ビール)を販売開始したことに始まるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 23mm ISO500 )
032_240918090 X900 横浜市役所 2階から 台湾ウィーク G7X.jpg 32.2階から眺めた台湾ウィーク
一通り見て回ったが、特に買うものはなかった。2階には食堂もあるというので、少々早いが昼飯にしようと思い、アトリウムのわきについていた階段を上がる。階段を上がったところからアトリウムを見下ろせた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
033_240918095 X900 横浜市役所 2階フロア 台湾ウィーク G7X.jpg 33.2階のレストラン
アトリウムから階段を上がって、台湾ウィークのフロアを見ながら左へ進んでいくと、9/14~10/14にズーラシア動物園に隣接した里山ガーデンで開催されている「里山ガーデンフェスティバル」の看板があり、その先にイタリアン、中華、和食など4~5軒のレストランが見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO3200 )
034a_240918097 X900 横浜市役所 2階「海風季」 台湾ウィーク G7X.jpg 34. 寿司と山形蕎麦の店「海風季」-1
前の写真で一番先にあった「海風季」に入った。寿司と山形蕎麦の店のようだ。まだ席は空いていた。板さんのいるカウンター席の上を見ると、炙りしめ鯖、馬刺し、サザエ、アワビ、あさりバター、牛タン、鮮魚のなめろう、など酒好きにはたまらない札がかかっている。きっと、市役所の職員さん達が、夜に仲間とノミニケーションをしに来るのだと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO3200 )
035_240918099 X900 横浜市役所 2階「海風季」 台湾ウィーク G7X.jpg 35.寿司と山形蕎麦の店「海風季」-2
「海風季」の店先。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )
036_240918101 X900 横浜市役所 3階から桜木町へ 台湾ウィーク G7X.jpg 36.市役所2階からJR桜木町駅へ
3階にも上がって見た。3階の窓からはJR桜木町駅方面への歩行者専用道が眺められた。2020年6月に、新庁舎の2階から大岡川を越えてJR桜木町駅の新南口を結ぶ、歩行者専用の「さくらみらい橋」が開通している。市庁舎を利用する人や職員さんは、雨の日も傘を差さずに来られる。正午になった。上の階から大勢の職員の人たちが切れ目なく下りてきた。昼休みで食事に行くのなのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 9mm ISO160 )
037_240918106 X900 横浜市役所 2階から 台湾ウィーク G7X.jpg 37.ステージのアトラクション 三太子
JR桜木町へは行かないで、みなとみらい線馬車道駅から電車に乗ろうと思い、アトリウムへ下りようと上がってきた階段のある所へ戻った、そこからアトリウムを見下ろすと、来た時にステージの奥で台湾のゆるキャラかなと思って見ていたキャラクター3体がステージで踊っている。帰宅してからネットでいろいろ検索をしていると、ステージのアトラクションの予定表を見つけた。それには3月18日正午からは「三太子」とあった。これだと合点がいった。三太子とは台湾の神様で、これは近年の流行で、テクノ調の音楽で踊る「電音三太子」だという。伝統と現代が意外なところで融合しているのだ。三太子は台湾全土でみられるが、高雄には哪吒三太子〈なたさんたいし〉を主神として祀る、台湾最大の三太子廟「三鳳宮」があるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1250秒 9mm ISO200 )
038_240918114 X900 みなとみらい線関内駅 G7X.jpg 38.みなとみらい線馬車道駅
帰路につく。みなとみらい線馬車道駅に下り、改札口に向かう西側コンコースに、長さ45mにもなる大きなレリーフ壁画「横浜開港史」があった。この壁画は横浜銀行旧本店の1階営業室正面に設置されていたレリーフの壁画で、旧横浜高等工業学校(横浜国立大学)の教授、中村順平氏に制作を依頼した作品とのこと。当時の建築家が手掛けた至玉の一作は取り壊されることなく、歴史を伝える遺構として展示されている。今まで、みなとみらい駅や日本大通り駅はしばしば乗り降りするが、馬車道を利用することはなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/250秒 14mm ISO3200 )

2024年9月23日

「ザ・タワー横浜北仲」(別称 北仲ノット)46階 と 新しい横浜市役所 ① 2024年9月18日 横浜市中区

先日、現役時代の友人が大阪からこちらへ来られる機会があった。そのような連絡があると、いつも台湾を愛する同じ仲間の友人が飲み会を設営して下さり、横浜で飲むことになる。そのためか、大阪から出てくる友人はみなとみらいに宿を取る。  今回も、台湾を愛する友人に、昔から何回か行っていて、リニューアルされた台湾料理の「福楼」という店を予約していただいた。  話が弾む中で、大阪から来た友人が、横浜の桜木町駅のすぐ東側に再開発された北仲地区にある、2020年2月に竣工した地上58階の北仲ノットの長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」の46階にある展望フロアへ行ってきたと話してくれた。このビルの5階~45階と/52階~58階は都市型集合住宅「ザ・タワー横浜北仲」になっている。46階にある「オークウッドスイーツ横浜」の展望フロアからの展望はすばらしく、しかも無料の穴場である。と大阪の友人に横浜近郊に住む3人が教えられた。  台湾愛好家の友人からは、この9月16日から19日の間、これもあたらしく2020年5月に竣工した8代目という横浜市役所の1階アトリウムで「台湾ウィーク in横浜 2024」が開催されるという情報提供があった。  それから数日たった18日に、北仲ノットの46階展望フロアと「台湾ウィーク in横浜 2024」へ行って見ることにした。暑くならないうちにと思い、朝早めに家を出て、10時にはみなとみらい線の馬車道駅に着いた。台湾ウィークは10時半開場であるので、先に「ザ・タワー横浜北仲」(別称 北仲ノット)の「「オークウッドスイーツ横浜」」46階展望フロアへ上がって見ることにした。

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「ザ・タワー横浜北仲」の46階展望フロアから東を眺める 2024年9月18日 横浜みなとみらい
横浜港、ベイブリッジ、大さん橋、赤レンガ倉庫、ワールドポーターズ、象の鼻パークへ続く新港橋梁が眺められる

001_240918064 X900 ザ・横浜北仲46 みなとみらい線馬車道駅2a出口RX10M4.jpg 1.みなとみらい線馬車道駅 横浜北仲ノットへの出口
wikipediaによれば、横浜北仲ノットは横浜市中区北仲通5丁目にある都市型集合住宅「ザ・タワー横浜北仲」(5~45階/52~58階)および中層部(46~51階)に長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」が入る超高層複合ビルと低層部の商業・文化施設「北仲ブリック&ホワイト」等からなる複合施設である。その「オークウッドスイーツ横浜」の46階が展望フロアになっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒23mm ISO320 )
002_240918001 X900 ザ・横浜北仲46 南.jpg 2.46階展望フロアの眺め -1 南側の眺め
右端にに大きく写っている建物が横浜市役所だ。晴れてはいるのだが、澄み切った空ではなく、何か空気がよどんでいる感じがして写真はクリアな画像にならない。湿度が高いのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒9mm ISO100 )
003_240918003 X900 ザ・横浜北仲46 南.jpg 3.46階展望フロアの眺め -2 関内の市街地
関内、伊勢佐木町方面の眺め。高いところから見ているので建物の看板など特徴がわかりにくい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250秒9mm ISO100 )
004_240918005 X900 ザ・横浜北仲46 南→東.jpg 4.46階展望フロアの眺め -3 関内の市街地
下を見る。ここは馬車道あたりだろうと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒30mm ISO250 )
005_240918014 X900 ザ・横浜北仲46 RX10M4.jpg 5.46階展望フロアの眺め -4 横浜公園
中央に横浜スタディアムが見える。この日、ベイスターズとジャイアンツのゲームがあるが、ここではなく東京ドームなので、ひっそりとしている。もともとは1878年(明治11年)に横浜居留地の外国人にために作られた運動場であった。居留地が横浜市に返還されたとあと、1929年(昭和4年)3月に横浜スタディアムの前身である平和球場ができた。そして、1978年、その老朽化した横浜公園平和野球場の跡地に建設されたのが横浜スタディアムである。甲子園の神奈川県大会の決勝はここで行われる。その向こうには三浦半島方面で東京湾が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒29mm ISO100 )
006_240918012 X900 〇ザ・横浜北仲46 山下公園・氷川丸 RX10M4.jpg 6.46階展望フロアの眺め -5 山下公園と氷川丸
カメラを東の方へ向ける。秋になると山下公園通りの銀杏並木が綺麗だ。中華街は右側の方向だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒56mm ISO160 )
007_240918007 X900 ザ・横浜北仲46 ベイブリッジ・大さん橋 RX10M4.jpg 7.46階展望フロアの眺め -6 横浜ベイブリッジと大さん橋
横浜ベイブリッジは1989年に開通した。上層部は首都高速湾岸線で、下層部は国道357号となっている。左側の大黒ふ頭側には、橋脚の道路下にある展望台までの遊歩道「横浜スカイウォーク」があり、大型客船の通過時などは迫力のある風景を見学することが出来るそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒27mm ISO160 )
008_240918008 X900 ザ・横浜北仲46 大さん橋 RX10M4.jpg 8.46階展望フロアの眺め -7 大桟橋と赤レンガ倉庫
残念ながら大さん橋に大型客船は停泊していなかった。大さん橋は横浜開港以来、「海の玄関口」として130年以上の歴史を誇り、長年、日本の貿易・交通をリードしてきた横浜港の象徴的存在である。6度の増改築を経て現在の姿となり、現国際客船ターミナルは2002年に完成した7代目だそうだ。昨年暮れ、「ヨルノヨ2023」というイベントが行われていて、大さん橋でプロジェクションマッピングがあり、クジラが泳ぐ姿が投影された。その時、ランドマークタワーなどとともに、今わたくしがいる北仲ノットや、横浜市役所、APA HOTEL などがライトアップされた姿を見た。https://n-shuhei.net/studio_yamako/2024/02/05_0944.php

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒42mm ISO320 )
009_240918011 X900 〇ザ・横浜北仲46 大さん橋 RX10M4.jpg 9.46階展望フロアの眺め -8 大さん橋
この日は残念ながら、大型客船は着岸していなかった。停泊していた比較的小さな船の船腹には、  Coral Exxpeditions AUSYRALIA'S PIONEERING CRUISE LINE  の文字が見えた。オーストラリアのクルーズ船のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒117mm ISO200 )
010_240918013 X900 ザ・横浜北仲46 ベイブリッジ RX10M4.jpg 10.46階展望フロアの眺め -9 大さん橋の向こうに横浜ベイブリッジ
横浜ベイブリッジは、1989年(平成元年)9月27日に開通した長さ860 mの斜張橋である。大さん橋から出航する船はベイブリッジの下を通って東京湾へ出ていくのだが、近年、横浜ベイブリッジの下を通過できない大型外国クルーズ客船が続々と登場している。来年には大さん橋の代替として、本牧ふ頭A突堤に客船ターミナルが完成予定だそうだ。また、横浜ベイブリッジの下層部、大黒埠頭側から約320mに亘って設置された歩行者専用の展望施設「横浜ベイブリッジスカイウォーク」がある。一度行って見たい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒25mm ISO160 )
011_240918019 X900 ザ・横浜北仲46 RX10M4.jpg 11.「オークウッドスイーツ横浜」の46階 展望フロアの回廊
東側を眺めながら、南側から回廊を北側へまわることが出来る。北側にも展望エリアが設けられている。展望エリアは一部、「オークウッドスイーツ横浜」利用者専用になっているが、外来者も問題なく眺めを楽しむことが出来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒12mm ISO160 )
012_240918022 900 ザ・横浜北仲46 ハンマーヘッド パシフィコ横浜 RX10M4.jpg 12.46階展望フロアの眺め -10 北東の眺め
左側から右へ、パシフィコ横浜国際展示場、横浜グランドインターコンチネンタルホテル、新港ふ頭、新港ふ頭客船ターミナル、海上保安庁横浜が眺められる。赤レンガ倉庫から歩いて行けるところに、海上保安資料館横浜館があり、2001年の北朝鮮工作船が展示されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒9mm ISO100 )
013_240918024 X900 ザ・横浜北仲46 海上保安庁 RX10M4.jpg 13.46階展望フロアの眺め -11 北東の眺め
船体にJapan Coast Guard PL31と書かれていて、調べてみると、この船は、3,500トン型巡視船 (PL)「いず」。PLとは、巡視を意味する英語の「Patrol」の「P」と、大きさの「大」を指す「L」だ。3,768トン、全長110m、乗員110名。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒196mm ISO200 )
014_240918029 X900 ザ・横浜北仲46 新港ふ頭 RX10M4.jpg 14.46階展望フロアの眺め -12 新港ふ頭と客船ターミナル
この新港ふ頭に、何度か商船三井の客船「にっぽん丸」 (全長167m、総トン数22,472トン、乗客定員449名)が停泊しているのを見たことがある。右側に見える客船ターミナルの向こうには歴史的産業遺構「ハンマーヘッドクレーン」が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒60mm ISO160 )
015_240918050 X900 ザ・横浜北仲46 クイーンズスクエア横浜 RX10M4.jpg 15.46階展望フロアの眺め -13 北側の眺め
左側にランドマークタワーが聳え立ち、その下に帆船「日本丸」が展示されている。このランドマークタワーの69階にも展望フロア「スカイガーデン」がある。但し、こちらは有料で大人1000円、65歳以上は800円である。夜に行くと、ガラスの反射を防ぐシリコンラバーフードをレンズに付けた、カメラ愛好家が多い。ランドマークタワーの右側にはクィーンズスクエラのA,B,C棟が立ち並ぶ。その右側は横浜ベイホテル東急だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒60mm ISO160 )
016_240918031 X900 ザ・横浜北仲46 ランドマークタワー・帆船日本丸 RX10M4.jpg 16.46階展望フロアの眺め -14 ランドマークタワーと汽車道と横浜エアキャビン
ランドマークタワーの左側をみなとみらい大通りが高島町から横浜駅方面へ続いている。その手前の左側に架かる北仲橋、その右側に横浜エアキャビンの支柱が経っている。その右側が、鉄道廃線跡を利用して1997年に開通した桜木町駅前と新港地区を結ぶ汽車道だ。汽車道は日本丸側と新港地区を2つの人工島ならびに3本の橋梁で結ぶ構造となっている。(写真はその1号橋梁)鉄道開通当時に架設されたアメリカ製とイギリス製のトラス橋を改修・保存しており、新港地区からの列車が頻繁に行き来していた頃の面影を残している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒9mm ISO100 )
017_240918057 X900 ザ・横浜北仲46 RX10M4.jpg 17.46階展望フロアの眺め -15 汽車道1号橋梁と横浜エアキャビン
横浜エアキャビンはコロナの渦中、2021年4月に開業した。汽車道に沿って桜木町駅 - 運河パーク駅間629mを片道約5分で結ぶ。全てのキャビン(搬器、ゴンドラ)には冷房装置が搭載されているそうだ。運賃はおとな片道1,000円・往復1,800円だが、今年の夏は冷房なしでは乗っていられないだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒30mm ISO320 )
018_240918048 X900 ザ・横浜北仲46 帆船日本丸 RX10M4.jpg 18.46階展望フロアの眺め -16 桜木町駅からランドマークタワー 帆船日本丸 横浜みなと博物館
左側がJR桜木町駅の東側である。そこから、みなとみらい大通りを越える歩道橋が横浜ランドマークへ設けられている。ランドマークの手前を右側へ日本丸のわきへ入りられる。写真の手前には、「帆船日本丸 横浜みなと博物館」がある。「アンクルトリス」の産みの親として、また無類の船好きとしても知られる、イラストレーター柳原良平さんの絵も観られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒22mm ISO160 )
019_240918054 X900 ザ・横浜北仲46 ヨコハマエアキャビン桜木町駅 RX10M4.jpg 19.46階展望フロアの眺め -17 横浜エアキャビン桜木町駅前のりば
横浜エアキャビンは、ここから運河パーク駅まで汽車道沿いに560mの距離だが、交通の手段としてではなく、観覧車のようなアトラクション施設として意味がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒164mm ISO200 )
020_240918041 X900 ザ・横浜北仲46 ノムラ YBP RX10M4.jpg 20.46階展望フロアの眺め -18 保土ヶ谷区相鉄線天王町方面
我が家の方向を眺めてみた。真ん中に2棟見えるビルのあたりは、1990年にオープンした野村不動産の横浜ビジネスパークで、オフィスビル群にレストラン、スポーツセンター、公園を備えている。ここは戦前、日本硝子(現・日本山村硝子)横浜工場の日本最大の製瓶工場があったところだが、1985年に閉鎖され、その跡地にできた。写真に見える2棟の、左側の建物は野村総合研究所横浜開発センターだ。我が家から徒歩圏内であるが、私が住む建物は見つけられなかった。 SO

NY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒67mm ISO160 )
021_240918064 X900 ザ・横浜北仲46 RX10M4.jpg 21.46階展望フロアの眺め -19 大岡川とJR根岸線
南西方向を眺める。眼下には大岡川が流れ、JR根岸線が渡っていく。左側方向が関内駅である。大岡川にかかる桜川橋、都橋、宮川橋が見える。これで一周し、元のところへ戻ってきた。

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シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒73mm ISO320 )
022_240918069 X900 ザ・横浜北仲46 RX10M4.jpg 22.横浜市市役所へ
みなとみらい線馬車道駅の北仲ノットへの2a出口から、一旦、駅構内へ下りて、横浜市役所へ直結する1c出口へ向かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 28mm ISO1600 )

2024年9月10日

久しぶりの渋谷 2024年9月6日 渋谷駅からマークシティーへ

9月4日、10年以上前からの、お知り合い女性ピアニストの西本梨江さんから、渋谷で「若い巨匠シリーズ」と銘打った小さなコンサートに出演するというご案内をいただいていた。コロナ禍の為、ここ数年、コンサートも聴きに行く機会がなかったので「行きます」との返事をしていた。
 横浜から渋谷へ行く。東横線の渋谷駅は、昔は高架だったが、今は地下鉄の副都心線に乗り入れ、地下にもぐってしまった。コンサートの会場は渋谷マークシティーを道玄坂の方へ上がっていったところにある「ノナカ・アンアホール」というところだった。
 コンサートは午後2時開演だった。何か食べていくつもりで少し早めに渋谷に着いた。もう何年も前になるが、時々食事をしに行った「渋谷東急プラザ」」を目指した。しかし、その建物はすっかり変わっていた。1965年に建てられた「渋谷東急ビル」は、1969年に「渋谷東急プラザ」と名前が変わったが、2015年に 渋谷駅周辺の再開発に伴う建て替えのため閉館、2019年12月に新しいビルが竣工し、「東急プラザ渋谷」はその2-8階、17・18階にキーテナントとして入居し営業再開されている。その6階にあった「築地玉壽司」に入った。この店は横浜駅のルミネにもある。
 渋谷はまだまだ再開発の最中である。「東急プラザ渋谷」からもその状況を見ることが出来た。  マークシティに入り、井の頭線の横を通って道玄坂方面に上がり、突き当りの扉を出て左へ行ったところに「ノナカ・アンアホール」があった。この日の「若き巨匠」は西本梨江さんで、バンドネオンの鈴木宗朗さんが共演だった。どれも素晴らしい演奏だったが、特にガルデル作曲のポル・ウナ・カベサ(曲名は競馬用語の「首(ひとつ)の差で」を意味する。カルロス・ガルデルが1935年の映画「タンゴ・バー」 (Tango bar) の挿入歌として作曲したもの)が良かった。

000_240904021_1 X700 渋谷界隈 マークシティー G7X.jpg
2023年10月から大規模改修中の岡本太郎画伯「明日の神話」 2024年9月4日 渋谷マークシティ内

001_240904011_2 X900 渋谷界隈 東急プラザ G7X.jpg 1.「東急プラザ渋谷」入口
前身である「渋谷東急ビル」は1965年に「東急プラザ」に名前が変わったが、そのころ、住んでいたところから学校への通い路であった渋谷には立ち寄ることが多かった。「渋谷東急ビル」にも良く行ったが、そこは、すっかり様変わりして真新しい「渋谷フクラス」というビルになり、その中にキーテナントとして「東急プラザ渋谷」が入っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO250 )
002_240904007_3 X900 渋谷界隈 東急プラザ館内 G7X.jpg 2.「東急プラザ渋谷」館内 -1
かっての「東急プラザ渋谷」を懐かしく思いながら、新しい「東急プラザ渋谷」のエスカレーターに乗り、レストランが入っている6階に上がった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )
003_240904001_1 X900 渋谷界隈 東急プラザ G7X.jpg 3.「東急プラザ渋谷」館内 -2
エスカレーターがある吹き抜けの周りには、いろいろな食事処があった。ラーメン屋さんや鰻屋さんなどもある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )
004_240904008_2 X900 渋谷界隈 東急プラザ館内 G7X.jpg 4.「築地玉寿司」
何を食べようかと、私たちは6階フロアを一回りしたが、寿司を食べようということになった。この店は、横浜駅の「ルミネ」にも出ている。立派な板前さんが前で握ってくれるのだが、食べ放題というメニューがあった。隣の席の若い女性2人組はどうやらそれを召し上がっているようだ。何を、いくら食べてもいいのかと思ったが、聞いてみる勇気はなかった。結局10貫ほどのセットメニューを注文した。値段はまあまあリーズナブルだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )
005_240904002_1 X900 渋谷界隈 東急プラザから G7X.jpg 5.「東急プラザ渋谷」 6階からの眺め -1
渋谷駅周辺はまだまだ再開発工事が進められている。JR 山手線の駅の方向を眺めているが、いくつものクレーンが立ち上がっていて、これからどう変わっていくのかよくわからない。この真下にはバスターミナルがある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO160 )
006_240904003_1 X900 渋谷界隈 東急プラザから G7X.jpg 6.「東急プラザ渋谷」 6階からの眺め -2
これはスクランブル交差点の方向、原宿方面を見ている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 25mm ISO250 )
007_240904009_3 X900 渋谷界隈 東急プラザ館内から G7X.jpg 7.渋谷マークシティに向かう
食事をした後、渋谷マークシティ、井の頭線のりばの方へ向かった。左側に見える陸橋が渋谷を東から西へ渡る通路だ。向こう側がJRの渋谷駅になるが、地下の通路は複雑で慣れないと何処へ出るのか分からない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
008_240904010_1 X900 渋谷界隈 東急プラザ館内から G7X.jpg 8.東側バスターミナル
渋谷を東から西へ渡る陸橋の下はバスターミナルになっている。この先が井の頭線の乗り場への入り口で、通りの右側がハチ公広場だ。スクランブル交差点がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO160 )
009_240904012_2 X900 渋谷界隈 マークシティへ G7X.jpg 9.スクランブル交差点 -1
スクランブル交差点が見えてきた。Chat GPTに尋ねたところ、渋谷のスクランブル交差点における信号の切り替わりの間隔は、交通や人出の状況に応じて異なることがあるが、一般的には信号は約90秒から120秒の周期で変わりのだそうだ。通常、車両用の信号が青になる時間は60〜90秒程度続き、その後、歩行者専用の青信号が約30〜60秒間点灯する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 )
010_240904013_3 X900 渋谷界隈 マークシティ G7X.jpg 10.渋谷マークシティ -1
一旦、地上へ下りて、井の頭線の乗り場の導入路のエスカレーターを上がり、マークシティに入った。マークシテイは地下鉄銀座線渋谷駅構内の引き込み線(渋谷車庫)、京王電鉄渋谷駅に跨って建てられている。wikipediaによれば、「東西を貫く遊歩道を設置し、鉄道の相互アクセスの改善と道玄坂を含めた街の回遊性を高め、副都心である渋谷の活性化に資するとの方針に基づき建設された。」と記されていた。その通路の両側には飲食店やショップが並んでいたが、この店は「春水堂」といって、台湾の有名なタピオカの店だ。5年前に台湾旅行をした折、南京でこの「春水堂」で喉を癒した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
011_240904014_1 X900 渋谷界隈 マークシティ G7X.jpg 11.渋谷マークシティー -2
平日の午後1時。結構人通りがあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
012_240904016_2 X900 渋谷界隈 ノナカ・アンナホール G7X.jpg 12.「ノナカ・アンアホール」入口
「渋谷マークシティ」を通り抜けて、すぐ左側に「ノナカ・アンアホール」があった。開場は1時15分だったが、外で待っている人たちがいた。ここは、半世紀以上にわたって、名器として高く評価されている楽器を世界中から厳選し、また最高の状態で、日本の音楽愛好家に紹介しているという野中貿易株式会社のホールだ。コンサートホールは6階にある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
013_240904019_1 X900 渋谷界隈 ノナカ・アンナホール G7X.jpg 13.「ノナカ・アンアホール」
コンクリートの打ちっぱなしの、それほど大きくないホールだが、舞台にはマホガニーの深く綺麗な色合いと美しい木目が魅力のSTEINWAY & SONSのピアノ(O-180)が置かれていた。定員70名ほどのホールはピアノのコンサートには程よい大きさである。この日は「若き巨匠」は西本梨江さんと、バンドネオンの鈴木宗朗さんの演奏を聴きに来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 )
014_240904022_1 X900 渋谷界隈 スクランブル交差点 G7X.jpg 14.スクランブル交差点 -2
東から西へ渡る陸橋に入る所でスクランブル交差点を眺めた。時刻は午後3時40分。ハロウィンの時はこんなものではないだろうが、さっきより人出が多くなったようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO320 0 )
015_240904023_1 X900 渋谷界隈 スクランブル交差点 G7X.jpg 15.岡本太郎画伯の巨大壁画「明日の神話」
渋谷マークシティの連絡通路に下りてきて、ここを通るたびに目にしていた岡本太郎画伯の巨大壁画をみた。修復中なのだそうだ。wikipediaをはじめ、インターネットで得られた情報をもとに整理してみた。 大阪万博のシンボルタワー「太陽の塔」と対をなす岡本太郎画伯の代表作で、1968年から翌年にかけて同時制作され、岡本太郎のパブリックアートの代表ともなったと言われる。「明日の神話」は、長さ30m、高さ5.5mの巨大壁画で、1968年から1969年に制作された。元々は、メキシコシティに建築中のホテルのロビーに飾るために依頼された作品だったが、依頼者の経営状況が悪化し、ホテルは未完成のまま人手に渡っていたそうだ。壁画はその後、屋根のある資材置き場を転々としたとされているが、2003年9月にメキシコの資材置き場で発見され、太郎のアトリエ兼自宅を岡本太郎記念館として改装を行い館長となった岡本敏子さんが、壁画に再会したときには絵の具もほぼそのまま残っていた。 「明日の神話」発見から半年後に、岡本敏子さんが再びメキシコを訪れると、壁画は屋根のない場所に保管され、ひびが入り欠損があり劣化も進んでいたそうだ。敏子さんは「明日の神話」の再生を「最後の仕事」として奮い立ったという。そして、岡本敏子さんが亡くなられた後、2008年に岡本太郎記念館館長の平野暁臣氏は渋谷マークシティを視察し、パブリックアートとして鑑賞目的以外の人がたまたま作品に出会うのに適した場所であるという感想を持ち、2008年10月からここ渋谷マークシティ内の京王井の頭線渋谷駅とJR渋谷駅を結ぶ連絡通路に恒久設置された。 そして、設置から15年が経過したため、亀裂や変色が進み、作品を次世代に残すための抜本的なメンテナンスが必要と判断され、2023年10月10日から大規模な改修が始まったのだ。改修は複数年にわたる予定だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO1600 )

2024年7月11日

高速道路翅横線から見えた懐かしい子安漁港を散策 2024年6月7日 横浜市神奈川区

前回、丁度ひと月前の5月7日に柴又・スカイツリー・豊洲「千客万来」 日帰りバスツアーに参加した時の記事をアップした。その時、東神奈川から首都高速の羽横線に入り、間もなく、左下に何とも懐かしさを感じる水路と船溜まりが見えた。この高速道路はよく利用する。自分で運転しているときは決して見ることが出来ないが、この時はたまたま左側最前列の席だった。横浜にこんなところがあるとは知らなかった。あっという間に通り過ぎてしまったが、是非一度歩いてみたいという気になった。
 横浜駅から京浜急行の各駅停車に乗り、子安駅で降りる。観光地ではないので、案内図などはない。海側に行くとすぐ国道1号線に出た。信号を渡って、細い路地に入り更にまっすぐ進むと、高速道路から見えた水路に沿った通りにぶつかった。これが子安浜通りということはすぐにわかった。どうやら水路に架かる常盤橋の近くだ。浜通りを右(東神奈川方面)に歩くと常盤橋があった。常盤橋の上に立つと、水路の対岸には首都高が走る。この水路は入江川という河川なのだ。
 水路に沿って、浜通りを常盤橋から、東神奈川・横浜方面へ歩く。100mほど行ったところに東京湾へ注ぐ水路が直角に分かれていた。そこからさらに100mほど行くと新浦島橋があった。片側2車線の道路になっているが、交通量は多くはない。橋の対岸、つまり東京湾寄りは埋め立て地である。GoogleMapでは、この常盤橋と新浦島橋の中間が子安漁港と示されている。
 新浦島橋を渡ってみた。テクノウェイブ100という大きなビルディングが建っていた。
 再び子安浜通りにに戻り、右へ、つまり鶴見方向に歩く。常盤橋への浜通りには50年前の昔の姿もあった。屋形船も係留されている。
 常盤橋を過ぎて、来るときに第一京浜国道から付き合ったところをさらに200mほど進むと富士見橋があった。福本稲荷神社が祀られていた。そこから最初に子安駅から浜通りに入ってきた路地へ戻り子安駅行った。
 改めて横浜の懐かしさを感じることが出来た僅か1kmにも満たない散策であった。

000_240607013 X700 常盤橋-富士見橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg
入江川の船溜まり 2024年6月7日

常盤橋から、富士見橋 首都高速羽横線 羽田方面を望む

001_240607007 X900 京急子安駅 浜通りへの道 SX620HS.jpg 1.浜通りへの路地 京浜急行を各駅停車しか止まらない子安駅で降り。海へと歩く。第一京浜国道を渡って、目の前の路地をまっすぐ進む。すると正面に浜通りが見えてきた。

Canon PowerShot SX620HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/80秒8mm ISO100 )
002_240607008 X900 常盤橋付近 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 2.生け簀
その近くに写真のようなところがあった。水道の水が勢い良く出ている。右側が海で漁を終えた船が止まるのだろう。どうやら「生け簀」のようだ。この辺りは子安浜と言って、古くから漁業が行われ、江戸時代には幕府に海産物を献上する御菜八ヶ浦の一つとして栄えたそうだ。明治期に入っても名産品の"小安浜のシャコ"をはじめ、江戸前魚介類の供給地として知られたが、急速に近代化していく横浜港の埋め立てなどにより、漁場が失われ、漁業は徐々に衰退した。昭和40年代には漁業権を放棄するに至ったようだ。現在は自由漁業が行われアナゴなどが水揚げされているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先で撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO500 )
003_240607010 X900 常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 3.浜通りと入江川第二派川
子安駅からまっすぐ浜通りに出たあたりから、道の反対側の建物の間から、入江川第2派川を眺める。高速道路の上から見たとき運河のように見えたのは、れっきとした川だったのだ。右に見える橋が常盤橋で、川向こうの高速道路は首都高速神奈川1号線(通称羽横線)で右へ行くと横浜、左へ行くと羽田だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO100 )
004_240607017 X900 常盤橋-新浦島橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 4.常盤橋の上から
常盤橋の上に立ち、新浦島橋方面(横浜方面)の船溜まりを眺める。比較的、新しい船が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 18mm ISO110 )
005_240607023 X900 常盤橋-新浦島橋 横浜東漁協 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 5.漁協の建物
浜通りを常盤橋から新浦島橋の方へ歩いていくと横浜東漁業協同組合という建物があった。なかに人影が見える。netで検索してみたが、詳しい情報は得られなかったが活動されているのだと思う。Netでジャーナリストの吉田光宏さんが、グローバルネット2021年2月号に書かれた「第47回 漁業権放棄後も続く自由漁業のアナゴ漁―東京湾・横浜子安浜」という記事を見つけた。その記事によると、横浜東漁業協同組合 常務理事の秋元靖教さんに聞かれた話ということで、子安浜にあった子安浜と西神子安浜の2漁協は、地先の大黒ふ頭、扇島東ふ頭埋め立てに伴って1971年(昭和46年)に漁業権を放棄した。その後合併して現在の横浜東漁協となった。200カイリ問題を契機に79年から漁船や漁具を持っていた人たちが再び自由漁業でアナゴ漁を始めた。オイルショックなどの経済不安もあって、アナゴ漁は漁業者の生計を支えた。漁業権放棄から半世紀が経過し、400人ほどいた組合員は脱退や死去などで数が減り続ける。現在漁に出るのは28人。アナゴ漁をしている漁船は11、12隻だということが記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO100 )
006_240607026 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 6.のどかな浜通り
子安浜通りは、東側は富士見橋の少し先から、西側(横浜より)は新浦島橋の先あたりまでのことを言う。ここは常盤橋から新浦島橋方面を眺めたところである。浜通り地区は、神奈川区浦島町と子安通1丁目にまたがり、旧海岸線の入江川第二派川に沿って東西に約700mほど細長く伸びる。海岸線はかつて遠浅の砂浜であったが、周辺の埋立てにともない、船溜まりの運河と護岸に沿って小屋が立ち並ぶ現在の姿となっている。のどかなという言葉が適切かどうかはわからないが、平日の午前中、歩く人の姿は無かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 46mm ISO125 )
007_240607028 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 7.海への出入り口
浜通りの入江川(埋め立て前は海)側には、そこから入江川に留てある船に出入りできる構造の建物が長屋のように並んでいた。今はガレージとして利用されているところもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
008_240607036 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 8.屋形船 -1
屋形船も係留されている。この船は営業しているのかどうかわからなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
> プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
009_240607037 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜  Z50 Z18-140SX620HS.jpg 9.屋形船 -2
海鮮屋形船「うら嶋」「Yokohama PIER4」という文字がみえたので、ネットで検索してみた。「漁師町で仕込んだ料理を囲み、洋上で取る食事。陸上から離れ、日常とは違う空間で、自分を見つめる大切な時間。 仲間たちとの幸せな輪。」 を届けることにより、1990年(平成2年)11月に創業された。ピア・フォー(PIER4)の社名は、 それらの理念に由来し、そして、サウスピア(South Pier/大桟橋)、センターピア(Center Pier/赤レンガ倉庫)、ノースピア(North Pier/みずほ埠頭)の3つの埠頭から形成される横浜における第4番目の埠頭(Pier)となるべく、名付けられましたと解説されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO160 )
010_240607040 X900 新浦島橋から見る-常盤橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 10.新浦島橋から、鶴見方面を眺める
右側を首都高速羽横線が走っている。常盤橋と新浦島橋の間あたり、浜通り沿いだ。この辺りが子安漁港の中心なのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 62mm ISO100 )
011_240607049 X900 新浦島橋上から 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 11.新浦島橋を渡る
新浦島橋を渡って、高速道路の袂から入江川を見ると、何か川面から突き出たものに、鵜(カワウと思う)がとまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 44mm ISO110 )
012_240607058 X900 新浦島橋から横浜方面 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 12.新浦島橋から横浜方面を見る
新浦島橋から先は歩かなかったが、もう東神奈川に近い。荒木橋が見えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 )
013_240607062 X900新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 13.浜通りを常盤橋方面へ -1 新浦島橋のこと
新浦島橋の海側の入江川第二派川を挟んだ北東側対岸埋め立て地には1990年に竣工した地上18階地下1階の「テクノウェイブ100」が建っていた。郵便局やコンビニも入っている。入江川の海側の埋め立て地の新浦島町は明治40年(1907年)開始された埋め立て工事により造成され、新浦島橋は長い間日本カーボン株式会社などの専用橋として使用されていたが、昭和62年(1987年)に横浜市に移管された。その橋の橋脚、床版の劣化が激しくなり、地震対策の必要性から平成25年(2013年)に架け替え工事をはじめ平成30年(2018年)にこの新浦島橋が開通したという説明版があった。旧橋のレンガ造りの一部が展示されている。再び浜通りに戻り常盤橋の方へと戻った。子安浜通りは何か落ち着きを感じさせる静けさがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO110 )
014_240607063 X900 新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 14.浜通りを常盤橋方面へ -2 Bar of the bay
表現は良くないかもしれないが、浜通りの一杯飲み屋という雰囲気が落ち着く。後ろのビルは新浦島橋の北東側対岸埋め立て地に1990年に竣工した地上18階地下1階の「テクノウェイブ100」だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO110 )
015_240607065 X900 新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 15.屋形船の入口
この屋形船は、今は営業されてないようだ。ホームページを見ると、「当船はこの度臨時休業を2022年2月28日まで延長することを決定致しましたのでのでお知らせいたします。また営業再開につきましては今後の情勢を鑑み、改めてお知らせ致します。」と記されていた。定食屋さんも営んでおられたようだが、食べログによれば、現在、移転・閉店の事実確認が出来ないでいるようで掲載保留となっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒18mm SO100 )
016_240607068 X900 新浦島橋-富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 16.こののぼりは?
ごく普通のお住まいのようだが玄関先に「新鮮刺身」ののぼりが立てられていた。どういうことなのだろうか?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒33mm SO100 )
017_240607069 X900 新浦島橋-富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 17.アナゴ漁の船
常盤橋あたりまで戻ってきた。これから浜通りを富士見橋まで歩く。入江川を見ると、漁船で何か作業をされている人がいた。パイプがたくさん積まれている。これはアナゴ漁の船だと思う。初めて船の上で作業をしている人の姿を見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒38mm SO100 )
018_240607071 X900 常盤橋から新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 18.常盤橋から新浦島橋方面を見る
一般的なアナゴ漁の方法は、狭い穴の中を好むアナゴの習性を利用して漁獲する。筒の中にイワシなどの餌を入れて、海底に仕掛けておく。筒には「返し」と呼ばれる中が狭くなっているふたがついていて、餌の匂いにつられて筒に入ったアナゴはこの「返し」に邪魔されて外にでることができなくなるというのだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒32mm SO100 )
019_240607079 X900 常盤橋から富士見橋 子安 Z50 Z18-140.jpg 19.立派な屋形船
常盤橋から少し先に横浜正義丸(よこはままさよしまる)という立派な屋形船が係留されていた。この船は現在も営業されているに違いない。今年6月に更新されたホームページを見ると、「2022年末に逝去した先代の意志を承継し航海を続けて参ります。屋形船という文化を繋いでいく新たな正義丸を、これからもどうぞよろしく」とあいさつされていた。2024年の乗合船出航スケジュールも書かれていた。ランチプラン、ディナープラン、花火鑑賞プランなどが用意されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒27mm SO100 )
020_240607120 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 20.横浜正義丸の店
船の乗り場は、ここからではなく桜木町乗船場になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒38mm SO320 )
021_240607082 X900 常盤橋から富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 21.古い建物
常盤橋から富士見橋に向かって歩いていくと、山側の家並みが途絶えるところがあって、空き地となったところに写真のような古い、頑丈そうな蔵が建っていた。その奥には古い木造の大きな家屋もあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒24mm SO110 )
022_240607089 X900 常盤橋から富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 22.浜通り 富士見橋付近から常盤橋方面を望む
時刻は11時半。子安浜通りの静けさは変わらない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒68mm SO125 )
023_240607093 X900 富士見橋から常盤橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 23.富士見橋付近の船溜まり -1
手前には目印となるオレンジ色の旗を積んだアナゴ漁船らしき船も見えた。左手が高速羽横線で、先に見える橋げたが青く塗らてた常盤橋が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒73mm SO100 )
024_240607096 X900 富士見橋から鶴見方面 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 24.富士見橋付近の船溜まり
富士見橋を渡って見た。橋の海側(高速道路側)から山側の船だまりを見る。杭の上に板が張られ、生活の場になっているようなところもある。また係留された船が作業場になっているようなところもあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒26mm SO110 )
025_240607103 X900 富士見橋 福本稲荷神社 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 25.浜通り 福本稲荷神社
富士見橋から第一京浜国道へ向かう道のすぐ右側に「福本稲荷神社」という扁額が架けられていた小さなお社があった。住宅地の一角にある小さなお社である。このあたりは、漁業や屋形船など海で商売をしている人が多く住む町であるが、その安全を祈る稲荷神社だろうか。建立に関する情報は得られなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒37mm SO250 )
026_240607106 X900 富士見橋 福本稲荷神社 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 26.向かって珠を咥える右側の狐
全国に8万社程ある神社のうち、3万社以上が稲荷神社というデータもあるそうだ。両脇に鎮座しているキツネが象徴する。キツネは稲荷神社のの神様ではなく、眷属(家来、従者)だそうだ。稲荷神社は、今では稲作・農業だけでなく、衣食住、家内安全、商売繁盛、厄除など生活全般のご利益があると信仰されている。この右側の狐は、諸願成就の象徴で宝珠を咥えていた。左の狐が巻物を咥えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒37mm SO1600 )
027_240607108 X900 富士見橋 入江川 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 27.富士見橋
富士見橋には入江川と彫られた標識が埋め込まれていた。ここは埋め立てられる前の海に注いでいた入江川の河口付近である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒72mm SO1000 )
028_240607111 X900 富士見橋の先 浜通りの終わり 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 28.入江川 かっての河口
子安浜通りは、富士見橋を過ぎて少し行ったところで行き止まりになっていた。JR横浜線と平行して南に流れてきた入江川は、大口商店街横を通ってここに至るのだ。ここで国道15号線(第一京浜)の入江橋から下流80mで鶴見川へと流れる第一派川と今日歩いた東神奈川方面へ流れ、横浜港に注ぐ第二派川と分派している。ここは埋め立て前は河口である。写真は船溜まりにある船の整備工場のようで、水面まで軌道が敷かれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒18mm SO110 )
029_240607119 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 29.浜通りを常盤橋の方へ
そろそろ散策をやめることにして、常盤橋の手前の路地を右に曲がって、京浜急行子安駅へ戻った。まもなく正午になる。道路わきに1台のオートバイが止まっている浜通りは、様子は変わらなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒23mm SO110 )
030_240607124 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 30.京浜急行子安駅
第一京浜国道を渡って、子安駅へ。狭い改札口はここ1か所だけで、改札を通って地下道に下りる。地下道から横浜方面、あるいは品川方面のホームへ上がる。この駅は1905年(明治38年)開業。当初は特急停車駅であったので2面4線の駅構造となり、待避設備が使用開始されたが、1965年(昭和40年) 特急の停車駅が隣駅の神奈川新町駅に変更されたため、特急通過駅となる。現在、当駅 と神奈川新町間は上り線のみ線路が2本ある複単線区間である。これを活用し、ラッシュ時には普通列車と快特または特急が並走することもある。現在の1日乗降客数は7,000人弱で、2022年のデータでは京急線全72駅中62位とのことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒18mm SO110 )

2024年4月12日

京都御苑 貴重な晴天 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ① 

娘の主人の両親の墓が京都の興正寺別院にある。2年ぶりに娘夫婦と私たちで墓参りに行くことになった。墓参りは23日なので、22日の夕方に娘たちとは婿殿が予約してくれた四条のホテルで合流する。
 私たち夫婦は例によって、JR東日本の「大人の休日」を利用し、新横浜を8時21分に出る「ひかり」で京都に10時37分に着いた。天気予報によれば、天気が良いのは今日だけで、明日、あさっては雨模様だという。貴重なこの日の午後はどこに行こうかと考えた。仁和寺の桜を見たかったが、その桜は遅咲きであり、加えて今年の春は桜の開花が遅れている。ゆっくり歩いたことのない京都御苑と時間が許せば平安神宮の神苑を見に行くことにした。
 京都駅から、地下鉄に乗り、四条駅で降り、まず、2晩泊まるホテルに荷物を置いた。
 ホテルで京都御苑への行き方を訊ね、地下鉄で丸太町まで行くことにした。外国人観光客が多く京都を訪れていて、タクシーは台数も少なくて利用しにくいというネット情報があり、敬遠した。
 京都御苑では、九條家の遺構という拾翠亭が一般公開されているというので、まず、そこから参観する。

000_240322290 X700 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg
九條家の遺構 拾翠亭の全景 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

001_240322001 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 1.地下鉄四条駅
地下鉄四条駅の地上に上がったが、ホテルがどこなのか見当がつかない。この写真は四条通の方へカメラを向けている。ホテルはこの少し手前にあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
002_240322004 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 2.地下鉄四条駅
再び地下鉄四条駅から京都市営地下鉄烏丸線の乗り、2つ目の丸太町へ向かう。国際会館行に乗る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
003_240322008 X900 丸太町 御苑バス停 G7X.jpg 3.地下鉄丸太町駅
丸太町で下車し地上に上がる。カメラは市場の方に向いている。後ろ側右手が御苑である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
004_240322251 X900 京都 丸太町 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 4.間之町口から御苑へ
丸太町通りを100mほど歩いて左手にあった京都御苑の間之町口を入った。入苑料は設けられていない。この少し先の東寄りの入口には堺町御門と呼ぶ立派な門がありそれが御苑の正門である。苑内の外周部にある門は、堺町御門、下立売御門、蛤御門、中立売御門、乾御門、今出川御門、石薬師御門、清和院御門、寺町御門の九つがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 24mm ISO100 )し
005_240322252 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 5.九條家の遺構 拾翠亭一般公開
まず、ここは見てきたいと思っていた拾翠亭を探す。拾翠亭(しゅうすいてい)は春から秋にかけての毎週金曜日と土曜日に一般公開されていた。九條家の遺構である九條池と拾翠亭は京都御苑の南西側にある。入口までのアプローチを進む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO110 )
006_240322254 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 6.拾翠亭入口
この門をくぐって左へ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO250 )
007_240322256 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 7.拾翠亭の玄関
ここが拾翠亭の建物の玄関である。なかに入ると係の方がおられて、入場料を300円をお支払いする。御苑の詳しい地図を領収書代わりですと渡された。御苑内の桜の情報を聞くと、2か所ほど早咲きの桜が咲くところがるだけで、まだまだである。だが、今の時期は梅と桃と一緒に見られるメリットもあるとのこと。写真に見える玄関から出てきた観光客は四阿がある庭園を見に行く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO110 )
008_240322260 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 8.拾翠亭屋内 広間
九條池と拾翠亭は、五摂家(鎌倉以後、藤原氏のうちで摂政・関白に任じられる五つの家柄で、近衛・九條・二条・一条・鷹司の五家をいう)の一つであった九條家の屋敷内に設けられた庭園の遺構である。このうち、拾翠亭は今から200年ほど前の江戸時代後期に茶室として建てられたもので、貴族の茶室らしく、遊び心にあふれた建築と言われている。(環境省 公園紹介を参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO580 )
009_240322262 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 9.九條池 -1
拾翠亭の広間に続く広縁から九條池に架かる高倉橋を眺める。この拾翠亭は江戸時代後期に造営された数寄屋風書院造り建築で、広間/控えの間/小間/二階座敷の4部屋で構成されている。主に茶会や歌会など社交・遊興の場として利用されたそうだ。なお、現在も茶会や歌会などの和カルチャー系のイベントの貸室利用が可能である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO125 )
010_240322264 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 10.九條池 -2
広縁から高倉橋の左の方へカメラを向ける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 )
011_240322271 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 11.九條池 -3
広縁から西の方を見ている。茶室横の手水鉢だ。この左手に庭園があり、厳島神社がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
012_240322274 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 12.拾翠亭の二階座敷からの眺め -1
急な階段を二階にあがった。そこからは、また違った趣で九條池や池泉回遊式庭園を眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
013_240322278 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 コサギ Z50 Z18-140.jpg 13.コサギ
九條池の西側に、藤棚だろうか池の上に樹を支えるように設けられた何かの棚があった。その上にコサギが止まっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 )
014_240322281 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 14.拾翠亭の二階座敷からの眺め -2
西側に九條池に面した庭に造られたあずまやと、藤棚(と思う)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 19mm ISO110 )
015_240322283 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 15.拾翠亭 急な階段
1階から2階へ上がる幅の狭い急な階段。降りるのに苦労した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/60秒 18mm ISO6400 )
016_240322289 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 16.庭園から拾翠亭を見る -1
拾翠亭を退出し、東側の庭園に回って拾翠亭の広縁を振り返った。庭園はさほど広くはない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO120 )
017_240322290 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 17.庭園から拾翠亭を見る -2
トップの写真の再掲である。一階広間と二階座敷が九條池と庭に面している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO110 )
018_240322292 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 18.九條池越しに見る厳島神社
この厳島神社は、平清盛が母祇園女御のため厳島神社の神を祀ったのが始まり。祇園女御も祀られている。この神社は九條家の鎮守社だったそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO140 )

000_京都御苑マップ X700.jpg
拾翠亭で領収書代わりにいただいた御苑の地図 

019_240322302 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 19.京都御苑を歩き始める -1
九條池と拾翠亭の九條邸跡の外に出る。その北側は黒木の梅が植えられた広場になっていた。丸太通りから近く地元の方が通りかかる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO180 )
020_240322304 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 20.京都御苑を歩き始める -2
ご近所にお住まいの方と思われるが、幼子を連れて春の日差しを楽しんでいるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 )
021_240322305 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 21.厳島神社へ
この広場の南側に、さっき九條邸跡の庭園から見た厳島神社の参道ともいえる橋が架かっていた。傍には厳島神社の由来が書かれた札が立てられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO360 )
022_240322307 X900 京都御苑 厳島神社 高倉橋 Z50 Z18-140.jpg 22.厳島神社から見る高倉橋
拾翠亭の部屋から眺めた高倉橋である。厳島神社の建つこの場所へは、入ることが出来ないようになっていた。高倉橋は明治11年(1878年)に、木造の平橋が架けられた。その後、明治15年(1882年)に、明治天皇行幸の計画があり、御所の建礼門から南に一直線に丸太町通へ通じる道路を造ることになり、その一環として現在架かっている反橋が架けられたそうだ。橋の橋脚には、天正17年(1589年)豊臣秀吉が架橋した三条大橋や五条大橋に使われていた石造の橋脚が使われているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 38mm ISO160 )
023_240322308 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社より Z50 Z18-140.jpg 23.厳島神社から見る拾翠亭
拾翠亭から見たときは厳島神社は木の陰になってよく見えなかったが、こちらからはその美しい姿が良く見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO100 )
024_240322312 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 24.厳島神社の鳥居
厳島神社の石の鳥居は横に渡された屋根の部分が破風型にカーブする珍しい鳥居で、国の重要美術品に指定されていて、京都三珍鳥居の一つに数えられているという。 「京都三珍鳥居」は北野天満宮摂社伴氏社の「中山鳥居」と蚕ノ社の「三柱鳥居」とこの破風型鳥居でである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
025_240322315 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 25.厳島神社の由緒
祭神および破風形の鳥居についての由緒が描かれていたが、字がかすれてきていて、判読しづらい。wikipediaによれば、「社伝によれば、安芸国厳島社を崇敬した平清盛が、摂津国兵庫津に築島(経が島)を造成した際に、同島に社殿を構えて厳島社を勧請し、後に清盛の母の霊を合祀したものに起源を持ち、その神社を時期不詳ながら当地へ遷座させたものという。鎮座地は後世九条家の邸宅に取り込まれて同家の鎮守として崇敬されるとともに、池泉廻遊式庭園の1部を構成するものともなった。明治になって九条家は東京へ転宅し、その邸宅も東京へ移築されたが、当神社はそのまま残された。昭和2年(1927年)には社殿が改築されている。」とあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO360 )
026_240322316 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 26.池の弁天さん
九條池の中島に鎮座し、「池の弁天さん」と称されるそうだ。黒木の梅の広場に戻る際、橋を渡るときに分かったのだが、この厳島神社は九條池の小島の上に建っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 )

2024年4月 2日

2024 CP+「カメラと写真のワールドプレミアショー」

「カメラと写真のワールドプレミアショー」が今年も2月22日(木)~ 25(日)にパシフィコ横浜で開催された。事前に入場登録して、2月23日の午前中に行ってきた。
 数年前までは、いわば各メーカーの新製品発表展示会の要素が濃かったが、最近はカメラの新製品はそう頻繁にはなく、カメラの活用を拡げることに主眼が置かれているような気がする。だが、来場者にとっては、憧れの各社の最新ミラーレスカメラを実際に手に触れてファインダーを覗き、シャッターを切り、各メーカーさんが用意したモデルさんたちや、演出された被写体を撮影できるのは、この機会を逃してはない。また、多くのそれぞれの分野のプロの写真家によるプレゼンテーションが行われ、アマチュアの域を出ない私などには参考になることが多い。だが、スマホのカメラはテーマになっていない。
 コロナもおとなしくなり今回も参加者が多かった。多くの参加者はご自分の愛機を携えて会場に来られ、各メーカーのブースで行われているデモンストレーションなどの写真を撮っていた。私はいつも CanonのG7X を携行してスナップ写真を撮っている。Nikon 、Canon、SONY、FUJIFILMなどのブースを見て回った。
 ペンタックス・リコー陣営は今回も参加を見送っていたが、LUMIXはDGP imaging 2023 金賞受賞のフルサイズ・ミラーレス機 DC-S5M2 があり、ブースのテーマは、"COLORS OF LUMIX"だった。
 退出しようと出口の方へ向かうと、TOMY のプラレールの大きなジオラマがあり、新幹線や、私鉄の鉄道車両など、多くの模型が走り回っていた。子供たちはもとより、カメラを向けている来場者も多くいた。そこは「わたしの自由区」という、将来の写真ファンを育てる主催者企画のようだ。

000_240223080 X700 2024 CP+ TOMYプラレール ブース パシフィコ横浜 G7X.jpg
トミーのプラレール・ジオラマに夢中の親子 2022年2月30日 CP+ 2004 於:パシフィコ横浜

001_240223085 X900 2024 CP+ パシフィコ横浜 G7X.jpg 1.みなとみらい パシフィコ横浜展示ホール
会場のパシフィコ横浜展示ホールは、展示面積約20,000㎡あり、4分割可能で、無柱構造となっている。CP+はそのすべてを使用して行われていた。CP+は、私の記憶ではコロナが蔓延していた2020年から2022年までは開催されなかったように思う。4日間で5万人弱の入場者があったようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO160 )
002_240223004 X900 2024 CP+ SONYブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 2.SONY ブース -1
SONYブースは、出入口を入ると正面奥に大きなスペースを構えていた。この写真のところでは、α7 IV、α7CR、α7C II を使用して、ポートレートの撮影体験ができる。また、自分のメモリーカードを挿入して撮影すれば、持ち帰ることもできる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO320 )
003_240223005 X900 2024 CP+ SONYブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 3.SONY ブース -2
ここでもポートレート撮影体験ができる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 29mm ISO500 )
004_240223006 X900 2024 CP+ Nikonブース パシフィコ横浜 G7X (2).jpg 4.Nikon ブース -1
SONYの右隣りにNikonブースがあった。Nikon はZ9、Z8、Zf、Zfc などが押しのようだ。6色のプレミアムエクステリアも人気なミラーレスカメラ Zf を、会場で手に取って、撮影してみることが出来る。ミラーレスカメラユーザーの底辺拡大を狙っているようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
005_240223012 X900 2024 CP+ Nikonブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 5.Nikon ブース -2
この写真は助川康史プロが、Z9を使用して撮影された作品である。香川県と徳島県を分ける大坂峠という難所を走り抜ける2700型の特急「うずしお」を、Z9の「ズーミング流し」という技で撮った作品。凄い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO320 )
006_240223050 X900 2024 CP+ FujiFilmブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 6.FUJIFILM ブース -1
Nikonブースの右側にはFUJIFILM ブースがあった。GFX100Ⅱ、X100V1、X-T5といったデジタルカメラ、INSTAX"チェキ"、写真プリント関連製品・サービスが紹介され、撮影体験コーナーが設けられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO250 )
007_240223053 X900 2024 CP+ FujiFilmブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 7.FUJIFILM ブース -2
"日本"を意識させるようなデモが行われていた。影が出ないような照明がされている。FUJIFILMのトーク・ステージで藤村大介プロの「X-H2で撮る!見せる都市風景 GF30mm ティルト・シフトレンズ作品も紹介!」という講演を小1時間聴いた。ティルト・シフトレンズの効果を知った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 )
008_240223018 X900 2024 CP+ Canonブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 8.Canon ブース -1
Canonブースは、会場の奥の大きなブースが並ぶ一番右、富士フィルムの右側にあった。SONYとともに最も大きなブースになっていた。その中にあった「Canon BAR」。画像撮影のための機材展示と情報入手の場のようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )
009_240223025 X900 2024 CP+ Canonブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 9.Canon ブース -2
リボンダンスのデモが行われていた。「EOS R SYSTEMの各種ボディ、レンズを体験できるコーナー。激しくダイナミックなトリッキングと、華麗で優雅な新体操を被写体にご用意しております。」と説明されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO2000 )
010_240223034 X900 〇2026 CP+ Olympusブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 10.Olmpus ブース
オリンパスのブースは、Canonのブースの反対側(展示場通路側)にあった。OlympusのOMは、野鳥やチョウなど昆虫の撮影愛好家に使用されていることが多い。そのためかブースのイメージも野鳥やチョウがあしらわれていた。ステージでは著名なプロのトークショーなどが予定されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO1600 )
011_240223068 X900 2024 CP+ TOMY プラレールブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 11.トミーのプラレールジオラマ -1
Olympusのブースを見た後、並びのTAMRON、SIGMA、そしてLumix ブースをみて、退出しようとしたところ、その先に「わたしの自由区」というコーナーがあった。「わたしの自由区」は昨年に続き2年連続で、写真サークルや映像同好会の学生、普段はSNSを中心に写真や動画に取り組む若年層に向けて、"CP+の楽しさを知ってもらうことで"新しいコミュニティを作り出すコミュニケーションスペース"として設けられた。その一角にTOMYの人気商品であるプラレール(鉄道模型玩具)のジオラマを見つけた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/640秒 15mm ISO3200 )
012_240223072 X900 2024 CP+ TOMYプラレール ブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 12.トミーのプラレールジオラマ -2
子供たちのみならず、大人の写真愛好家も熱心にカメラを向けている。という私もその一人だが、見ていても楽しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )
013_240223074 X900 2024 CP+ TOMYプラレール ブース パシフィコ横浜 G7X.jpg 13.トミーのプラレールジオラマ -3
この企画があることを知っていて、これを目的に来られているのだろうか? 母親がしゃがみ込んで坊やと一緒に観ていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/800秒 24mm ISO3200 )
014_240223086 X900 2024 CP+ パシフィコ横浜 G7X.jpg 14.みなとみらい駅へのコンコース
午後1時半になった。会場を後にして、みなとみらい駅へと向かう。ここを通るたびに見ているのだが、駅へのコンコース(通路)の左手の壁面にトビやアブラゼミやアオスジアゲハなどの生物の画が描かれている。画の枠の下に「広告掲載のお問合せ パシフィコ横浜」と書かれているので、掲載主を待つ広告版なのだろうか。少々疲れた。CP+をしっかり見るためには2日くらいはかけないと十分ではない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 10mm ISO1250 )

2023年9月 8日

上高地のチョウ ⑦ 終 2023年8月8日-10日 立山黒部アルペンルートとトロッコ電車・上高地3日間

チョウは種類は少ないが、3週間前に比べると状況は良い。コムラサキ、キベリタテハ、サカハチチョウの夏型などを撮る。1時間半ほど撮影して、上高地ビジターセンターで待っていてくれたかみさんと合流し、昼食もしていないので、バスターミナルで何か食べようと思う。レストランもあったが、混雑は避けて、売店で、カレーパンとメンチコロッケ、それに冷たいビールを買い求めて、2人でベンチで食べた。そのメンチコロッケがとても美味しかった。
 帰りは中央本線の茅野から「あずさ」に乗る。バスは午後1時に上高地を出発、14時40分に茅野駅に着き、15:18分発の「あずさ38号」に乗る。指定席は満席だそうだ。この列車の停車駅は、茅野の次が甲府で、その次が八王子だった。早い。17時09分八王子発の横浜線で東神奈川で降り、タクシーに乗って、7時前に自宅に着いた。

000_230810560 X700 ◎上高地 小梨平 キベリタテハ RX10M4.jpg
日陰に憩うキベリタテハ 2023年8月10日 長野県上高地 小梨平キャンプ場付近

110_230810546x X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ RX10M4.jpg 110.サカハチチョウ夏型 サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
奥さんを上高地ビジターセンターに置き去りにして、一人で小梨平キャンプ場の周辺を歩く。時々ミドリヒョウモンが飛んでくるが、落ち着いて吸蜜する花もない。この辺りはコヒョウモンが多いところだが、時期的に少し遅いのだろうか、姿がない。1本のサラシナショウマの花が咲いていた。久しぶりに見るサカハチチョウの夏型が吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1/500秒 196mm ISO1000 ) 露出補正 なし
111_230810549 X800 上高地 小梨平 RX10M4.jpg 111.小梨平キャンプ場
日本アルプス観光株式会社 「上高地 森のリゾート小梨」が運営管理する小梨平キャンプ場は、ビジターセンターから明神池の方に行った梓川左岸一帯にある。「小梨平キャンプ場の歴史」で検索してみたところ、毎日新聞によれば、「世界大恐慌など昭和初期の不景気にあえいでいた鉄道省は1932(昭和7)年夏、増収を狙い、観光地化し始めていた上高地(長野県松本市)の小梨平(こなしだいら)で大型キャンプを企画した。 登山に無縁だった都会人がキャンプファイアやダンスで大騒ぎし、その前から入っていた大学や旧制高校の山岳部学生らが憤慨。「山を汚すな」とテントを襲撃した。」ということがあったらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
112_230810551 X800 ◎上高地 小梨平 RX10M4.jpg 112.馬の背とロバの耳
ビジターセンターにある図解を参照すると、奥穂高岳(3,190m)とジャンダルム(3,163m)の間にある、右側の岩峰が馬の背で、左側がロバの耳である。さらに左に行くとジャンダルムがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし
113_230810553 X800 ◎上高地 小梨平 RX10M4.jpg 113.快晴の穂高連峰< こんなにクリアな穂高連峰を見たのは初めてだった。岩肌を登っているクライマーが見えるようだ。左からジャンダルム、ロバの耳、馬の背、そして奥穂高岳から前穂高岳に連なる吊り尾根の姿は、これぞ穂高連峰である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
114_230810630 X800 〇上高地 キベリ D5300 TAMRON 90.jpg 114.キベリタテハ -1
ビジターセンターに戻ってきた。その前をスーツと通り過ぎたチョウがいた。キベリタテハだ。しばらくして、建物の影に静止した。昨年8月30日にバスで富士山5合目へ上がった。その時にキベリタテハに逢ったのは、久しぶりだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタスピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
115_230810635 X800 〇上高地 サカハチ D5300 TAMRON 90.jpg 115.サカハチチョウ夏型 -2
ヒヨドリバナにサカハチチョウが来ていた。かっては5月ごろ、アオバセセリや、ウスバシロチョウを撮りに近郊を歩くとよくサカハチチョウの春型が現れたが、最近はしばらく見たことがなかった。さらに夏型は、その黒地の模様が粋で、好きなチョウの一つであったが、それも見かけることが少なかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
116_230810568 X800 ◎上高地 小梨平 キベリタテハ RX10M4.jpg 116.キベリタテハ -2
先ほどのキベリタテハはしばらく傍にいてくれた。中学生のころ、キベリタテハやクジャクチョウに憧れて信州に来ていた。力強く、美しい蝶だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 117mm ISO2000 ) 露出補正 なし
117_230810574 X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ RX10M4.jpg 117.サカハチチョウ夏型 -3
ヒヨドリバナに来ていたサカハチチョウは、まだ吸蜜を続けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 119mm ISO100 ) 露出補正 なし
118_230810578 X800 ◎上高地 小梨平 キベリ RX10M4.jpg 118.キベリタテハ -3
キベリタテハはこういう岩の上によく止まる。渓流の岩の上に止まったところを、背景を入れて撮ることが出来ればうれしいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
119_230810581m X800 ◎上高地 小梨平 キベリ RX10M4.jpg 119.キベリタテハ -4
外縁部の金色の縁取り、その内側の青い斑点、そして内側のビロードのような暗赤色は芸術作品のようである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
120_230810584x X800 ◎上高地 小梨平 キベリ RX10M4.jpg 120.キベリタテハ -5
今日は快晴であるが、さすが上高地の空気は澄んでいて涼しい。キベリタテハも日光浴を楽しんでいるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 45mm ISO160 ) 露出補正 なし
121_230810638 X800 ◎上高地 サカハチ D5300 TAMRON 90.jpg 121.サカハチチョウ夏型 -4
サカハチチョウの裏面後翅の白帯は春型に比べて太い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
122_230810590 X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ  RX10M4.jpg 122.サカハチチョウ夏型 -5
サカハチチョウは周囲に2〜3頭いた。キベリタテハとサカハチチョウの夏型のきれいな個体に会えたのは収穫だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 213mm ISO2000 ) 露出補正 なし
123_230810640 X800 ◎上高地 サカハチ D5300 TAMRON 90.jpg 123.サカハチチョウ夏型 -6
吸蜜に飽きたのか、日陰の岩で一休みしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
124_230810602x X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ  RX10M4.jpg 124.サカハチチョウ夏型 -7
外縁部を縁取りする橙色の点線で、翅表の黒を引き締めている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
125_230810606 X800 上高地  RX10M4.jpg 125.河童橋と焼岳
キベリタテハとサカハチチョウの夏型が撮れたことに満足し、ビジネスセンターに戻り、待たせていたかみさんと、バスセンターへ向かう。河童橋の上は写真を撮る人でいっぱいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
126_230810610  X800 〇上高地 RX10M4.jpg 126.ヘリコプターが飛ぶ
ジャンダルムとロバの耳を背景に搬送用のヘリコプターが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 128mm ISO100 ) 露出補正 なし
127_230810614  X800 上高地 RX10M4.jpg 127.もう一度、ジャンダルム・ロバの耳・馬の背・奥穂高岳
河童橋の傍からもう一度、ジャンダルム・ロバの耳・馬の背・奥穂高岳を眺めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 73mm ISO100 ) 露出補正 なし
128_230810617  X800 上高地 RX10M4.jpg 128.そして振り返って焼岳を
正午になった。少し、雲が出てきた。河原で遊ぶ人がいる梓川は大正池の方に流れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
129_230810272 X800 上高地バスセンター G7X.jpg 129.バスセンターの賑わい
何か食べようと思いながらバスセンターに戻ってきた。凄い賑わいである。これでは食べる処もいっぱいだろうと、売店でカレーパンとメンチコロッケ、それにビールを買い求め、日陰になっているベンチを探し座って食べる。これが美味しかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
130_230810278 X800 〇上高地バスセンター G7X.jpg 130.バスセンターに並ぶバス
多くのバスが駐車している。我々が乗るアルピコ交通のバスは最前列にいてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
131_230810282 X800 〇上高地バスセンター 明神岳 G7X.jpg 131.六百山の横顔
バスセンターから吊り尾根の右の方を見ると、ゴリラが目を閉じた優しい横顔のような山肌の山が見える。上高地の南にある霞沢岳の前山のような存在の六百山(2,470m)の肩だ。これで、今夏2度目の上高地ともお別れであるが、短い時間ながら満足して、12時50分、バスに乗り込む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年8月23日

富山から室堂へ ③ 2023年8月8日-10日 立山黒部アルペンルートとトロッコ電車・上高地3日間

2日目の8月9日、いよいよ、富山県側から長野県側に抜ける黒部立山アルペンルートである。
富山駅前のホテルを8:30に出発。車窓を眺めながら立山ケーブルカーの立山駅まで1時間20分ほどバスに乗った。富山駅からここまでは富山地方鉄道立山線の特急に乗っても1時間ほどで来ることができる。
 立山駅(標高475m)10:20発のケーブルカーに乗り、美女平(977m)へ向かう。急勾配のケーブルカーは所要約7分で美女平についた。
 ここから、立山黒部貫光が運営する路線バス、立山高原バスで1時間弱、標高2,450mの室堂へ上がる。車窓の眺めは左側の席が良いというが、皆さんよくご存じで左側の席に殺到する。私たち夫婦は右側に座ることになった。落差が350mある日本一の称名瀧は左側にあり、見ることはできたが、バスは写真撮影のため停車してくれたものの良い写真は撮れなかった。
 室堂に着く。ホテル立山と繋がっている室堂バスターミナルの階段を上がって展望台へ上がる。そとは雨が降っていた。山の天気である。晴れてくるのを期待していったん、室堂バスターミナルビルの2階へ戻り、無料休憩室で、予約してバスに積み込まれていた弁当を食べる。これも味は良かった。

000_230809404 X700 室堂平 RX10M4.jpg
室堂から立山三山北側の別山2792峰方面を望む 2023年8月9日 富山県 中部山岳国立公園

034_230809119 X800 〇富山市電 G7X.jpg 34.超低床車のTLR0600形(ポートラム)
出発前に、昨晩「写楽」からの帰りに路面電車を降りた停留場まで、路面電車を見に行ってきた。この車両は0600型(ポートラム)という。2020年富山地方鉄道に吸収合併された富山ライトレールの車両であった。富山ライトレールが富山港線向けに導入した路面電車車両で2007年鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 26mm ISO160 ) 露出補正 なし
035_230809125 X800 〇富山市電 G7X.jpg 35.富山地方鉄道7000形電車
東京都電8000形をモデルとしており、日本車輌製造で1957年から1965年にかけて22両、車両番号デ7000形7001 ~7023(7004は欠番)が製造された。この車両は7021番である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_230809138 X800 〇富山→立山駅 G7X.jpg 36.富山から立山へ
バスはホテルを8時半に出発した。私たち夫婦に与えられた席は、今日は一番前だった。車窓からの写真は撮りやすい。日本海にそそぐ常願寺川を渡る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 29mm ISO160 ) 露出補正 なし
037_230809140 X800 〇富山→立山駅 G7X.jpg 37.常願寺川
バスは富山地方鉄道立山線に沿って走っているようだ。富山県中新川郡立山町 および富山市を流れ富山湾に注ぐ一級河川である常願寺川は、富山県の七大河川の一つである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 29mm ISO250 ) 露出補正 なし
038_230809144 X800 〇富山→立山駅 立山山麓スキー場 G7X.jpg 38.立山山麓スキー場
立山駅に近いところにある、極楽坂と、らいちょうバレーの2つのエリアで構成される立山山麓スキー場が見えてきた。wikipediaによると、11本のコースがあり、最大傾斜32度、高低差は708mあり、広さは140ha、最長滑走距離3,000m、リフトは全部で7本あるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
039_230809145 X800 〇富山→立山駅 地鉄立山線 G7X.jpg 39.富山地方鉄道立山線
立山駅を発車した宇奈月行の電車が走ってきた。モハ10043形と10044形の2両編成だ。この車両はかつて京阪電気鉄道が保有していた5代目の特急形車両である。1971年(昭和46年)から1973年(昭和48年)にかけて製造された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし京阪電鉄の
040_230809369 X800 立山駅 ナナカマドRx10M4.jpg 40.ナナカマドの実
立山ケーブルカーの立山駅に着いた。駅舎の傍にナナカマドが実を付けていた。ナナカマドは5月に白い花が咲き、7月には緑の実、8月には黄色の実を付けているのが見られる。そして秋に実は赤く成り、葉は真っ赤に紅葉する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
041_230809374 X800 立山駅 RX10M4.jpg 41.黒部立山アルペンルート立山駅
公共交通機関で来ると、宇奈月から立山駅に着き、ここで立山ケーブルカーに乗り換え、美女平へと進む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
042_230809377 X800 立山駅 RX10M4.jpg 42.立山ケーブルカーのりば
駅舎の中に入る。構内にはショップがある。改札は団体と個人客に分かれていた。個人客の方が優先されるようである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
043_230809379 X800 立山駅 RX10M4.jpg 43.立山ケーブルカーのホーム
立山ケーブルカーは、富山地方鉄道立山線との連絡駅である立山駅から、室堂への連絡バスの発着する美女平駅までを結ぶ立山黒部貫光のケーブルカー路線である。運行開始は昭和29年(1954年)という歴史あるケーブルカーだそうだ。wikiprdiaによれば、美女平までの距離は1.3kmあり、最大勾配は560 ‰(29 度14分)、高低差487mだそうだ。所要7分で結んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
044_230809381 X800 立山駅 RX10M4.jpg 44.柱状節理
車窓からは柱状節理の岩肌を見ることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 33mm ISO1250 ) 露出補正 なし
045_230809383m X800 美女平駅 RX10M4.jpg 45.立山ケーブルカー 美女平駅
家内は杖を使っているので、このような階段は少々苦手である。アルペンルートの乗り物の乗り降りは少々気の毒だった。ごめんなさい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO1250 ) 露出補正 なし
046_230809389 X800 〇美女平駅 RX10M4.jpg 46.モンキチョウ -1 美女平
美女平で高原バスの発車まで少し時間があった。外へ出てみる。ヒメジョオンの花にモンキチョウが来ていた。今回のツアーで始めて見る蝶だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
047_230809390 X800 〇美女平駅 RX10M4.jpg 47.モンキチョウ -2 美女平
モンキチョウは数頭いた。他に何かいないかと目を凝らしたが、いなかった。美女平の標高は1,000m弱だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
048_230809396 X800 美女平駅 RX10M4.jpg 48.立山高原バスの改札
高原バスは路線バスなので、自由席である。景色を見るには左側が良いのだが、無理をせずに右側の席に座った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2500 ) 露出補正 なし
049_230809398 X800 美女平→室堂 高原バス 称名瀧 RX10M4.jpg 49.称名瀧
バスは富山県屈指の秘境スポットという「称名滝」が見えるポイントに差し掛かる。バスは徐行し、いったん止まったりもしてくれたが、右側の席からではよい写真は撮れなかった。「称名滝」は立山連峰を源流とする滝。その落差は350mで、日本一を誇る。弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ち、称名川となった後に常願寺川へ注ぎ込む。国指定の名勝および天然記念物、日本の滝百選、日本の音風景100選にも選ばれているそうだ。名称は、法然上人が滝の轟音を「南無阿弥陀仏」という称名念仏の声と聞いたことに由来すると伝えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
050_230809155 X800 〇立山→美女平 G7X.jpg 50.高原へ
バスは40分近く走ってきた。車窓の景色が変わってきている。確かではないが、森林限界に達し、天狗平というあたりまで来たのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
051_230809156 X800 〇立山→美女平 G7X.jpg 51.残雪 は「雪の大谷」の名残りか?
あと少しで室堂に着くところで右側に雪が残っているところがあった。4月から5月には有名な「雪の大谷」として大勢の観光客が押し寄せるそうだが、この辺りなのだろうか? 春が来て、除雪の際にできる「雪の壁」でできた約500mの区間を「雪の大谷」と呼び、吹きだまりのため特に積雪が多く、その高さは20mを超えることもあると。室堂平では6mほどの積雪だが、「雪の大谷」はその南側にある国見岳(2,621m)からのびる稜線の風下にあたり、吹きだまりとなってこのような積雪になるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
052_230809405 X800 室堂平 RX10M4.jpg 52.室堂から眺める立山連峰
ホテル立山に直結する室堂バスターミナルに着いた。1階にあるコーヒーショップや蕎麦コーナー、立山山頂簡易郵便局を横目で見て。ツアコンさんの跡について、階段を上がり、展望台に出てみた。展望台から室堂の遊歩道に行けるのだが、残念ながら少々冷たい風が吹き雨が降っている。少し様子を見ようと、下(2階)にある広い休憩所で、弁当を食べることにした。奥のほうに空いている席を見つけた。私は写真が撮りたいので、かみさんは残して、再び展望台へ上がってみる。山の天気は変わりやすい。晴れ間が出てきていた。東側の方を見ると頂上付近に雲がかかった立山連峰を眺めたときは、大正池から穂高連峰を見たときのように感動を覚えた。右(南側)のほうが主峰の雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)からなる立山本峰である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし