舞岡公園の秋 2025年9月26日 横浜市戸塚区
猛暑が続いた今年の夏もようやく、秋らしくなってきた。この日の昼頃の気温は27度くらいだろうとの予報を聴き、舞岡公園へ出かけることにした。電車とバスを利用して行くのもルーティンになった。
Z105mmのマクロレンズは重たいので、7月に安直なZ DX50-250mmを購入した。このレンズは望遠端が暗いのが難点だが、最近のカメラはISO感度の許容範囲が大きいので、屋外での撮影には1/500秒のシャッターを切れる。望遠端の最短撮影距離が1m程度なのでチョウを撮るには少々扱いにくい。
しかし、この日もチョウは極めて少ない。秋にはおなじみのキタテハすら現れない。使い慣れようとDX50-250mmを付けてきたが、使う機会は少なかった。
秋は確実に始まっていて、柿は実を染めはじめ、稲は黄金色になっていた。毎年、恒例で行われている案山子祭りは33回目を迎え、今年は9月13日~10月13日に行われていた。

遠慮がちに咲き始めたにコスモス 2025年9月26日 横浜市戸塚区舞岡公園
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1.第33回案山子祭り -1 今年も案山子祭りが始まった。第33回になるそうだ。黄金色に実った稲穂の手前の田には、黒米が実っている。昨年のタウンニュース紙によれば、宮田保護区では弥生時代の稲作方法に関する研究として田植えが行われた植えられたのは7世紀ごろに存在した可能性のある古代米2種。また農具も弥生時代のものを再現した木製の物と、古墳時代の農具を再現した物で行われている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 16mm ISO125 ) |
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2.第33回案山子祭り -2 その後、今年の案山子コンクールの結果が発表されている。出展数 25 体、 総投票数 1004 票、でこの作品は159票を獲得し優勝した「イナホーク」という作品である。作品名からしてユニークだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 16mm ISO125 )
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3.第33回案山子祭り -3 スズメハチ、カナブン,クモ、カブトムシ、カマキリ、テントウムシ、クワガタ、カミキリムシといった舞岡公園に生息する昆虫たちやクモが作り込まれていた。この「やとひとちゃん」という名の作品は私はいいなと思ったのだが、ベスト10には入らなかったようだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) |
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4.アカボシゴマダラ -1 やっとチョウを見つけた。外来種のアカボシゴマダラ♀だ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) |
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5.ヒガンバナ 舞岡公園にも数は多くないがところどころにヒガンバナが咲いている。以前はこの花にキアゲハが来ているのを見たこともあったがこの日は見ることがなかった。、
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 175mm ISO200 ) |
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6.ツリフネソウ(釣船草、吊舟草) 古民家の母屋の裏庭にツリフネソウが咲いていた。茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲く。その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや花器の釣舟に似ていることが名前の由来と考えられている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 250mm ISO3200 ) |
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7.ナガサキアゲハ♂ そのツリフネソウにナガサキアゲハが吸蜜に来た。珍しいチャンスだった。何とか良い写真を撮ろうと思い粘ってみたが、手前の葉が邪魔になってしまい良い角度で撮れなかった。残念ながら、だいぶ傷んだ個体であった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 250mm ISO1100 )
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8.フヨウ(芙蓉) 学名を Hibiscus mutabilis という。ハイビスカスの仲間なのだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 50mm ISO900 ) |
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9.柿 今年はカキの実が良く成っているように思う。まだ、青い実が多いが、赤くなっているのもある。何年か前になるが、水車小屋の近くのカキの実が熟し、アカボシゴマダラに混じってコムラサキが吸蜜していたのを見た。暖かいところではコムラサキは年3~4回発生する。でも最近は舞岡公園でコムラサキを見かけることがない。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 110mm ISO200 ) |
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10.ツマグロヒョウモン♀ ツマグロヒョプモンの♀が枯葉の上で日向ぼっこをしていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 250mm ISO320 ) |
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11.アカボシゴマダラ -2 始めて舞岡公園で外来種アカボシゴマダラを見てからもう20年以上経つ。すっかり定着してしまった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 250mm ISO1100 ) |
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12.黒米 黒米=古代米と思っていたが実は違うようだ。Wikipediaによれば、古代米(こだいまい)とは、現代において栽培されるイネの品種のうち、「古代から栽培していた品種」「古代の野生種の形質を残した品種」として標榜されるものを指す言葉である。農学上の概念ではないそうだ。黒米とは、イネの栽培品種のうち、玄米の種皮または果皮の少なくとも一方(主に果皮)にアントシアニン系の紫黒色素を含む品種のことである。黒米には、朝紫、天紫、おくのむらさき、接骨糯、黒粘といった品種がある。 と記されていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 250mm ISO250 ) |
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13.第33回案山子祭り -4 蝶の写真が思うように撮れないまま帰途に就く。案山子の作品を見ながら谷戸の畦道をミャクミャクの案山子を見ながら帰途に就いた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f8 1/500秒 50mm ISO200 ) |








