driveアーカイブ: Studio YAMAKO

2024年8月16日

蝶 自薦年間ベスト10 (20) 2022年

続けてきていた「蝶 自薦年間ベスト10」だったが2022年分、2023年分をまとめていなかった。  2022年はコロナもまだ終息していない。だが、幸いチョウの撮影は野外であり、所謂チョウの温室(ビバリウム・蝶園)を除けば解放されたフィールドなので、マイカーなどで撮影に出かけることは可能だった。
 4月には、篠原、小石川植物園、武蔵嵐山、裏高尾、八王子城跡へ、5月は再度、裏高尾と八王子城跡へ行った。6月は札幌の北大植物園、また札幌から日帰りで美瑛へも行ったが、エゾシロチョウを撮影した以外成果はなかった。
 7月は例年行っている箱根湿性花園と、その帰りに秩父宮記念公園に寄り道してみた。箱根湿性花園は、猛暑で活動しているチョウは少なく、帰路に寄った秩父宮記念公園も特記すべきことは何もなかった。7月下旬にはマイカーで往復400kmを運転して入笠山へ行き、高原のチョウを撮った。
 8月は観光目的のバスツアーで富士山五合目へ。ときに晴れ間が出ることもあったが、どんよりした天気だった。でも、1頭のキベリタテハが飛んでいた。
9月の初め、夏の終わりに多く出現するクジャクチョウ、キベリタテハ、エルタテハ、シータテハなどを撮りたいと思い、再度入笠山へ。だが、あいにく天候がすぐれず、気温も低くてチョウは現れない。スマホで現地の予報を見ると、午後には晴れるというので、花の写真を撮りながら粘ってみた。午後1時を過ぎて晴れてはきたが、ギンボシ、ミドリ、ウラギンといったヒョウモンたちと、僅かにクジャクチョウを撮ったくらいだった。
 秋は、舞岡公園、保土ヶ谷公園、そして近所を歩いて身近なチョウを撮った。昨年、2年連続で多く見られたクロマダラソテツシジミはこの年は見かけなかった。

001_220428018 X900 ◎裏高尾 アオバセセリ Z50 18-140.jpg 1.アオバセセリ 2022年4月28日 裏高尾
日影沢を小仏城跡へと登っていく途中にミツバウツギの咲くところがある。そのミツバウツギにはこの季節、オナガアゲハやミヤマカラスアゲハに混じり、アオバセセリが吸蜜に来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 )
002_220511179 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 2.クモガタヒョウモン 2022年5月11日 八王子城跡
この日も裏高尾へ行った帰路に八王子城跡に寄った。クモガタヒョウモンがハルジオンに吸蜜に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO125 )
003_220524117 X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 3.イチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市舞岡公園
舞岡公園の春は一番良い季節である。いつもの散策路で羽化したてのイチモンジチョウがいた。翅頂の小さなオレンジ色が新鮮であった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 )
004_220524155t X900 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 4.イモカタバミにモンシロチョウが舞う 2022年5月24日 横浜市舞岡公園
瓜久保の家の前の畑に農家の方が作られている小さな花壇がある。そこに咲くイモカタバミにモンシロチョウが多く集まってきていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.0 1/640秒 115mm ISO100 )
005_220530153 X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.クリの花で吸蜜するウラナミアカシジミ 2022年5月22日 横浜市舞岡公園
5月中頃から6月にかけて舞岡公園には6種の平地産ゼフィルスが現れる。年により多寡はあるが、安定しているように思う。この季節には遠方から撮影に来られる愛好家も多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 )
006_220609173 X900 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 6.オオミドリシジミ 2022年6月9日 横浜市舞岡公園
舞岡公園の平地産ゼフィルス6種のうちでもオオミドリシジミを見つけるのは難しい。この年は栗の花の時期と旨くタイミングが合って、このクリの木では6種中5種を見ることが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 )
007_220628284 X900 〇四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 7.ラベンダー畑のエゾシロチョウ 2022年6月28日 北海道美瑛四季彩の丘
札幌へ旅行した時、日帰り観光バスで美瑛へ行った。6月はまだ、季節的に少し早く、チョウの数は多くはなかったが、エゾシロチョウは多く飛んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO640 )
008_220708186 X900 ◎岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 8.ゴマダラチョウ 2022年7月8日 岐阜県岐阜公園
豊田市で開催された後輩のインカレの試合の応援を兼ね、久しぶりに尾張一宮に住む旧友との再会をした。試合があった翌日、旧友に無理を言って、岐阜公園にある「名和昆虫博物館」へ車で連れて行ってもらった。このゴマダラチョウは岐阜公園で撮った。岐阜公園のあと、長良川沿いのヤナでアユ料理をごちそうになり、明治村へ案内してもらった後、名古屋駅まで送ってくれた旧友の車のラジオで、安倍晋三元首相が狙撃されたことを知った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 )
009_220718072tm X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 9.ヒマワリとモンキチョウ 2022年7月18日 横浜市舞岡公園
暑い日が続いていたが、舞岡公園の様子を見に行った。狐久保へ入る道の手前の体験畑に毎年ヒマワリが咲く。今年も大輪のヒマワリが咲いた。そこにモンキチョウが飛来した。モンキチョウは花に飛来しただけで止まりはしなかった。あまり見ることのない光景だった。この写真、暮れに開催された日本蝶類保全協会のWeb写真展に掲載していただいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 )
010_220728112x X900 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 10.入笠山のアサギマダラ 2022年7月28日 長野県富士見町入笠山
入笠山のゴンドラリフトの山頂駅を降りると、「入笠すずらん山野草公園」が広がっていた。多くのヒョウモンチョウたちとともにアサギマダラが緩やかに舞っていて、時折、ヒヨドリバナに止まって、開翅して吸蜜をしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/640秒 45mm ISO140 )
補1_220720289 ◎秩父宮記念公園 Z50 18-140.jpg 補1.ツマグロヒョウモン♂ 2022年7月20日 静岡県県御殿場市
ミドリシジミの撮影が目的で箱根仙石原の湿性花園へ行った帰り、東名御殿場インター近くの「秩父宮記念公園」へ立ち寄った。園内中央にある秩父宮メモリアルガーデンには、季節の花が咲いていたが、期待したチョウは見られなかった。どこにでもいるツマグロヒョウモンがホソバヒャクニチソウの花に陣取っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 115mm ISO640 )
補2_220728386 X900 ◎入笠山 RX10M4.jpg 補2. アサギマダラ 2022年7月28日 長野県富士見町入笠山
「入笠すずらん山野草公園」の展望台から富士見町を見下ろす。ヒヨドリバナが咲き、そこはアサギマダラの楽園だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 26mm ISO100 )
補3_221003046 〇保土ヶ谷公園 Z50 105MC.jpg 補3. 公園の花壇に来たクロアゲハ  2022年10月3日 横浜市保土ヶ谷公園
9~10月にクロアゲハの第3化が発生する。こんな新鮮なクロアゲハの♂が見られるとは思っていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 105mm ISO360 )
補4_221030067t X900 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 補4.ヤマトシジミ 2022年10月30日 横浜市保土ヶ谷区
晩秋のブルーに輝くヤマトシジミ♂がコヨメナの花に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO6500 )

2024年8月 4日

猛暑の箱根湿生花園 ② ミドリシジミ 2024年7月18日 神奈川県箱根仙石原

9時40分、湿原植生復元区で撮影を続ける。オオウラギンスジヒョウモンはますます元気に翔びかう。カセンソウには多くが集まるし、ヌマトラノオ、チダケサシでも吸蜜している。
 ヌマトラノオの花でミヤマカラスシジミが吸蜜しているのを見つけた。そして、下草で強い日差しを避けるようにしている小型のチョウを見つけた。ここにもいたかと思ってカメラを向けると、この日の本命、ミドリシジミだった。別の個体もヌマトラノオで吸蜜している。♂だった。まだ、♂がいるということは例年通りの発生状況のようだ。
 10時半に一旦入口にある休憩所に戻り、自販機で冷たい飲み物を買って一休みすることにした。冷房が効いているところではないので、汗が拭きでる。

000_240718007 X700 ◎箱根湿生花園 ミドリ Z50 Z105mc.jpg
陽の光を避けるようにヌマトラノオの茎に止まるミドリシジミ 2024年7月18日 箱根湿生花園

022_240718124 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 22.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -9
相変わらずカセンソウにはオオウラギンスジヒョウモンが止まり、口吻を伸ばしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO400 )
023_240718119m X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 23.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -10 たくさんいるオオウラギンスジヒョウモンだが、いろいろな角度から、しっかりと撮っておこうと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO500 )
024_240718131 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 24.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -11
♂の前翅の性標が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 215mm ISO320 )
025_240718143 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 25.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -1
この個体、前翅の翅頂部に小さな三角の白斑がある。♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO640 )
026_240718145 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 26.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -2
雌は♂に比べて翅の色はやや暗くなる。飛んでいるときは♂より大きく見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO500 )
027_240718162 X900 ◎箱根湿生花園 ミヤマカラス RX10M4.jpg 27.ミヤマカラスシジミ -2
ヌマトラノオで吸蜜するミヤマカラスシジミを見つけた。さっき見たときから15分ほど経っている。別の個体であろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO1000 )
028_240718168 X900 ◎箱根湿生花園 ミドリ RX10M4.jpg 28.ミドリシジミ -1
ヌマトラノオの葉の陰に入り込んだ同じように見える別の個体がいた。見ると、ミヤマカラスシジミではなく、紛れもないミドリシジミだった。例年のミドリシジミはノリウツギや、チダケサシ(乳茸刺)の花で吸蜜していることが多かったし、いる場所も違っていた。今年はノリウツギの花はすでに終わっていたし、チダケサシの花は最盛期ではあるが、日当たりの良いところに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO1250 )
029_240718178 ◎箱根湿生花園 ミドリ RX10M4.jpg 29.ミドリシジミ -2
そのミドリシジミは少し飛んで、ヌマトラノオの花にとまって吸蜜を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO800 )
030_240718002 箱根湿生花園 コバギボウシ Z50 Z105mc.jpg 30.コバギボウシ(小葉擬宝珠)
カセンソウの黄色が目立つ草原のところどころで紫色の可憐な花が咲いていた。何とこの種は、ここのところ、数十年に一度咲くというアオノリュウゼツランと同じ亜科に属する(リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)。どう見ても同じ亜科とは見えないのだが。ただ、ユリ科、キジカクシ科、リュウゼツラン科という記述も見られるが、新しいAPG植物分類体系では、リュウゼツラン科を従来のユリ科とともに再編成している。それによると、ギボウシ属をリュウゼツラン科に含めるとしている。アオノリュウゼツランは、リュウゼツラン亜科のリュウゼツラン属、コバノギボウシは、ギボウシ属である。ややこしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 )
031_240718182 X900 ◎箱根湿生花園 ミドリ RX10M4.jpg 31.ミドリシジミ -3
ミドリシジミはもっぱらヌマトラノオで吸蜜する。この個体は肛角部がちぎれてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 206mm ISO640 )
032_240718196 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 32.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -3
日当たりの良いチダケサシ(乳茸刺)の花で吸蜜する。♀が多く発生してきているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 206mm ISO640 )
033_240718197 X900 ▲箱根湿生花園 RX10M4.jpg 33.オオウラギンスジヒョウモンの雌雄
チダケサシの花穂で♂と♀が吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 140mm ISO320 )
034_240718012 X900 ◎箱根湿生花園 ミドリ Z50 Z105mc.jpg 34.ミドリシジミ -4
日陰に入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO180 )
035_240718199 X900 箱根湿生花園 クサレダマ RX10M4.jpg 35.クサレダマ(草連玉)
和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。別名、イオウソウ(硫黄草)という。漢字で記された和名を見ると、植物の素人にも連想しやすい。茎の先端または葉腋に円錐花序をつけ、多数の花をつける。オカトラノオ属の多年草だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 193mm ISO320 )
036_240718017 X900 ◎箱根湿生花園 ミドリ Z50 Z105mc.jpg 36.ミドリシジミ -5
これはきれいな個体だった。草陰に隠れていることが多く、見つけにくいが個体数は多いようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO125 )
037_240718210 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 37.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -12
オオウラギンスジヒョウモンの♂は、破損している個体も多かったが、これはきれいだった。ヌマトラノオで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO400 )
038_240718216tm X900 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg 38.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -13
前の写真と同じ個体。丁度良い光線が後翅に当たるように止まってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO400 )
039_240718222m X900 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg 39.カセンソウとオオウラギンヒョウモン -1
もっと近づいて背景を入れたオオウラギンヒョウモンを大きく撮りたいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000 27mm ISO400 )
040_240718228 X900 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg 40.カセンソウとオオウラギンヒョウモン -2
ちょっと暑いけど、カセンソウの咲く草原を思う存分飛びまわり、チョウも爽快な気分だろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 44mm ISO400 )
041_240718229 X900 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg 41.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -4
HPによれば、箱根湿生花園のある仙石原は標高が650mで、とても爽やかだそうだが、久しぶりに晴れた今日は特別に暑い。旧暦のお盆(旧盆は8月13日~16日)を過ぎると秋の花が咲き始めるという。そのころにもう一度来てみたい。コオニユリ、ミソハギなどにはチョウも飛来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 151mm ISO400 )
042_240718233 X900 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg 42.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -5
♀は今からが発生のピークのようだ。きれいな個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 151mm ISO500 )
043_240718236 X900 ◎箱根湿性花園 ヒメアカ RX10M4.jpg 43.ヒメアカタテハ -2
カセンソウにはオオウラギンスジヒョウモンに混じってヒメアカタテハも吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 164mm ISO500 )
044_240718239 X900 ◎箱根湿性花園 ヒメアカ RX10M4.jpg 44.ヒメアカタテハ -3
前の写真と同じ個体。傷のないきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 102mm ISO320 )
045_240718242 X900 箱根湿性花園 コウホネ RX10M4.jpg 45.コウホネ(河骨)
スイレン科コウホネ属に属する水草の1種。コウホネ (河骨)」の名の由来は、底泥中を這う白い地下茎が骨のように見えるためとされることが多いが、異説もあるそうだ。花期は6-10月、長い花柄 (直径 3-6 mm) が地下茎から生じて水上へ伸び、その先端に直径 3-5 cm で上向きに咲く黄色いカップ状の花を1個つける。暗い背景で明るい黄色い花を撮るのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 120mm ISO250 )
046_240718245 X900 箱根湿性花園  RX10M4.jpg 46.写真を撮る人
さて、そろそろ一息入れようと思う。喉も乾いた。熱中症にも注意しなくては。湿原区の散策路を休憩所のある入口へと歩く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000 9mm ISO100 )
047_240718248 X900 箱根湿性花園 サラシナショウマ RX10M4.jpg 47.サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
wikipediaによれば、サラシナショウマは、キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草の植物である。和名サラシナショウマは、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来するそうだ。これから多く咲く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 102mm ISO160 )
048_240718252 X900 〇箱根湿性花園 ハグロトンボ RX10M4.jpg 48.ハグロトンボ
園内の湿原区の水のある散策路で、ぱたぱたと飛ぶハグロトンボを見つけた。 ハグロトンボは、真っ黒な翅が特徴的なトンボで、♀は胴体まで真っ黒だが、オスの胴体は写真のように金緑色をしていている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 102mm ISO160 )

2024年7月31日

猛暑の箱根湿生花園 ① 2024年7月18日 神奈川県箱根仙石原

今年のこの異常な猛暑で、箱根仙石原のミドリシジミの発生はどれほど早いのか気をもんでいた。まず、7月8日に行こうと予定していたが、天気がイマイチ落ち着かないので、延ばす。その後も同じような状況が続き結局行くことが出来たのは、気象庁が "関東甲信と東海 梅雨明け"を発表した。7月18日だった。
 梅雨明けが宣言されたこの日は、それまでのぐずついた天気は一変し、久しぶりの晴れになった。
 2021年(令和3年)4月28日に「はこね金太郎ライン(はこねきんたろうライン)」という、南足柄の矢倉沢から箱根に行く新しい道が出来ていたのを知っていた。例年ウスバシロチョウを撮りに南足柄の夕日の滝へ行く折に通るのだが、東名高速の大井松田を出て、松田インターから県道78号線を行き、矢倉沢で左に入る道だ。だが、箱根のどこに出るのか知らなかったので、改めて調べてみたところ、なんと仙石原の交差点の少し手前で、これまで御殿場から上がってきていた道に突き当たる。そこを左に行くと仙石原交差点である。
 距離は、東名の御殿場から上がっていくよりはるかに短いし、高速料金も節約できる。今回はこの道を利用することにした。
 「はこね金太郎ライン」は、矢倉沢から、既存の林道を再整備する形の新しいルートが開通した。「南箱道路(なんぱこどうろ)」とも呼ばれる。道幅は5 mほどで各所に待避所が設置されており、乗車定員11名以上の乗用自動車や、最大積載量3トン以上の貨物自動車は通行できない。カーブも多く車列の一番前を走り、後続車に付かれると少々走り難い。
 途中に「金時見晴パーキング」があったが、トイレもないただの駐車場である。矢倉沢から仙石原まで11kmで、走行時間は20分程度だった。自宅からの走行時間は、2時間弱で、東名御殿場経由と、今回の金太郎ライン利用ではトータルの時間はほとんど変わらなかった。下りもこの道を利用したが、東名御殿場ICから方が走りやすい。

 9時開門の箱根湿生花園にはその5分ほど前に着いた。朝から暑い。この時間で30℃は超えているのではないだろうか。園内に入るとチョウの飛ぶ姿が見える。ミドリシジミなどが飛来するノリウツギの咲くところへ行って見るが、ノリウツギの花はすでに終わっていた。やはり、遅かったかと思いつつ、仙石原湿原植生復元区へ向かう。カセンソウが咲き、オオウラギンスジヒョウモンが飛ぶ姿も見えた。ミヤマカラスシジミも現れた。下草に隠れるようにしているミドリシジミもいた。
 撮った写真を時系列で載せていく。
 園内を一回りして、水分補給と30分ほどの休憩をしたあと、再び園内を歩いた。観察路を歩いているとベンチにお孫さんと2人で座っていたご婦人が「花ですか?昆虫ですか」と声をかけて来られた。「チョウチョです」と答えたところ、「クジャクチョウを撮りましたか?」と尋ねられた。私は頭からここにクジャクチョウは生息しいないと思っているので、とっさに「ここにはクジャクチョウはいません」と答えた。「それがいたのですよ。写真も撮りました」と言われる。信じられないので、「見せていただけますか」と言って、モニターに出してもらった。確かにクジャクチョウだった。私が疑っていたのを感じ取られたと思い、「失礼しました。ここには私もこの季節に何回も来いますけどクジャクチョウは見たことがなかったので」とお詫びした。
 そのご婦人は近くのお住まいの人らしく、ここへはよく来ているという。ミドリシジミ、ミヤマカラスシジミのこともご存じだった。モニターに写っていた画像から「カセンソウのところですね」と聞くと、お孫さんが「そうです」と教えてくれた。「きっと、まだいますよ」と言われるので、カセンソウが咲く湿原植生復元区へ行って見た。翅を閉じて吸蜜する真っ黒なクジャクチョウがいた。
 この日は、あまり良い写真は撮れなかったが、ミドリシジミ、ミヤマカラスシジミ、に加えてクジャクチョウもゲットした。だが、気温が高すぎる。元気なのはオオウラギンスジヒョウモンだった。

000a_240718042 X700 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
仙石原湿原植生復元区と台ヶ岳(1044.5m) 2024年7月18日 箱根町 箱根湿生花園

001_240718451 X900 金時見晴パーキング G7X.jpg 1.はこね金太郎ライン 金時見晴パーキング -1
東名の大井松田インターを下りて、県道78号線を走り矢倉沢から「「はこね金太郎ライン」に入った。15分ほど登っていくと「金時見晴パーキング」があった。午前8時40分。PAではなく、単に20数台が駐車できる駐車場である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1000秒9mm ISO320 )
002_240718452 X900 金時見晴パーキング G7X.jpg 2.はこね金太郎ライン 金時見晴パーキング -2
売店はないし、トイレもない。「金時見晴パーキング付近の公衆トイレのご案内」という看板が建っていた。トイレは一番近いところで車で5分かかる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1000秒9mm ISO320 )
003_240718453 X900 金時見晴パーキング G7X.jpg 3.はこね金太郎ライン 金時見晴パーキング -3
金時山、明神岳へのハイキングコースの案内があった。ここから、箱根湿生花園までは、10分もかからなかったと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1000秒24mm ISO1250 )
004_240718037 X900 箱根湿性花園 RX10M4.jpg 4.エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)
北海道、本州中部以北に分布するナデシコ科ナデシコ属の一種。一方、カワラナデシコは本州、四国、九州に分布している。カワラナデシコより、本種の方が花は大きいそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒178mm ISO125 )
005_240718040 X900 箱根湿性花園 RX10M4.jpg 5.ヤマユリ(山百合)
瑞々しいヤマユリが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒62mm ISO1600 )
006_240718041 X900 箱根湿生花園 クロイトトンボ RX10M4.jpg 6.クロイトトンボ
トンボは不得手である。画像から同定しようとしたが、確信はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO800 )
007_240718044 X900 〇箱根湿生花園 RX10M4.jpg 7.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -1
歩いているだけで汗をかくほど暑い。この暑さでチョウは飛んでくれるかと思いながら仙石原湿原植生復元区へと歩いていくとオオウラギンスジヒョウモンが飛んでいるのを目撃した。、オオウラギンスジヒョウモンはここでは定番である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO640 )
008_240718046 X900 箱根湿生花園 sanaetonnboRX10M4.jpg 8.サナエトンボ
オニヤンマにも似ていて、サナエトンボの仲間とまでは解った。トンボ目サナエトンボ科は世界で78属88種いて、日本では14属27種が生息するという。春に羽化することが多いので、サナエという名が付いている。同定は出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO500 )
009_240718054 X900 ◎箱根湿生花園 ミヤマカラス RX10M4.jpg 9.ミヤマカラスシジミ -1
今日のターゲットの一種であるカラスシジミが現れた。ヌマトラノオ(沼虎の尾)の花にとまって吸蜜を始めた。時間は9時半少し前だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 143mm ISO500 )
010_240718060 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 10.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -2
カセンソウ(歌仙草)、ヌマトイラノオ、オカトラノオ(丘虎の尾)などが咲く仙石原湿原植生復元区へ出た。正面には台ヶ岳を望む。複数のオオウラギンスジヒョウモンが飛び、カセンソウで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO800 )
011_240718060 X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 11.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -3
カセンソウから次のカセンソウへと飛ぶ。カセンソウはキク科オグルマ属の多年草である。牧野富太郎さんによれば、歌仙草という和名の由来は不明とのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO500 )
012_240718068 X900 〇箱根湿生花園 RX10M4.jpg 12.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -4
暑いのに元気に活動している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO500 )
013_240718073m X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 13.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -5
咲き始めたオカトラノオの花で吸蜜をしていた。この花にもチョウが好んで飛来する。オカトラノオとヌマトラノオはよく似ているが、ヌマトラノオ(沼虎の尾)の花序はまっすぐ伸び、花は花序一様に咲きはじめるが、オカトラノオは花は過剰の先端から咲き始め、花序は先が下がるように曲がるので、区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO800 )
014_240718077 X900 〇箱根湿生花園 ヒメアカ RX10M4.jpg 14.ヒメアカタテハ
今年は見ることが少なかったヒメアカタテハがカセンソウに来ていた。ここ仙石原湿原植生復元区は7月~9月にかけてカセンソウが群落になって咲き、昆虫たちの楽園になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO640 )
015_240718085 X900 〇箱根湿生花園 2頭 RX10M4.jpg 15.仙石原湿原植生復元区に咲くカセンソウとオオウラギンスジヒョウモン
この画像に2頭のオオウラギンスジヒョウモンが見られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000 19mm ISO400 )
016_240718094 X900 ◎箱根湿生花園 ヒメアカ RX10M4.jpg 16.仙石原湿原植生復元区に咲くカセンソウとヒメアカタテハ
同じ花で長い間、動かないで吸蜜を続ける。本種は世界各地に広く分布する。中国へ旅行した時も、ヨーロッパへ旅行した時もしばしば見ることがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000 19mm ISO400 )
017_240718101t X900 ◎箱根湿生花園 チャバネ RX10M4.jpg 17.チャバネセセリ
カセンソウにいたセセリチョウはチャバネセセリだった。ここはヒメキマダラセセリが多くいるが、この日は見なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 208mm ISO500 )
018_240718104 X900 ◎箱根湿生花園 ツマグロ RX10M4.jpg 18.ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンは都会でも見られる普通種になった。温暖化で分布を北へと広げてきたが、もともとは暖地系のチョウである。最近は上高地など信州の山地でも見るようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 208mm ISO500 )
019_240718110t X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 19.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -6
花から花へ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 215mm ISO250 )
020_240718111t X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 20.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -7
気に入ったショットだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 215mm ISO400 )
021_240718112t X900 ◎箱根湿生花園 RX10M4.jpg 21.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -8
吸蜜をやめてカセンソウから離れていった。19.からここまでは連写で撮れた画像である。まだ、時刻は9時40分だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 215mm ISO400 )

2023年12月27日

道志を経て宮ケ瀬ダム 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ③

目的にしていた「水源の森 名水九割蕎麦」は、10年くらい前にやめてしまってた。仕方なく、宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だったが美味しかった。
 宮ケ瀬ダムに着いたのは午後3時過ぎだった。そのころはすっかり曇り空になっていて、撮った写真も映えない。インクラインに乗りダムの下に降り、たまたま走ってきたのを見かけたロードトレイン「愛ちゃん号」に乗って、県立愛川公園のパークセンターまで往復した。時間があれば少し公園を歩いてみたいと思うようなところだった。
 午後4時半、再びインクラインに乗ってダムの上に上がり、駐車場のあるところに戻った。「水とエネルギー館」を見学し、午後4時30分に帰路に着いた。相模川の橋を渡ってJR相模線の踏切を超え、北里大学病院の前を通る道がラッシュで、国道16号に出るまで渋滞したが、16号に出ると順調に走れた。6時半に我が家に着いた。迎えに来ていただき、送っていただき、いつもながらKさんご夫妻に感謝である。

000_231115294 X700 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg
宮ケ瀬ダム 2023年11月15日 神奈川県相模原市緑区

043_231115248 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 43.インクラインから見た宮ケ瀬ダム
宮ケ瀬ダムの駐車場に入ったのは午後3時頃だった。駐車場の入り口は宮ヶ瀬やまびこ大橋交差点で、県道64号線(伊勢原津久井線)から別れた県道514号(宮ヶ瀬愛川線)に入ったところにあった。駐車場は宮ケ瀬湖の遊覧船のりばの上にあった。右に375mのダムの堤頂がある。ダム湖である宮ケ瀬湖の宮ケ瀬ダムについては、インターネットにより多くの情報が得られるので、その構造などについては省略する。インクラインは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカーである。これに乗って高さ156mというダムの壁を見ながら、愛川第一発電所がある所まで下りた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO1800 )
044_231115251 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 44.インクライン すれ違い
平日で天気も芳しくなく、時間も遅いのでインクラインに乗ったのは私たち4人だけだった。一人往復500円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1000 )
045_231115253 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 45.ダムの壁に付けられた階段
ダムの壁には下に降りる階段が設けられていた。この階段を下に降りて、また上がってくるのは大変なことだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1100 )
046_231115259 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 46.新石小屋橋 宮ケ瀬ダムの副ダム(石小屋ダム)
ダムから流れ出る水は中津川に注がれる。愛川第一発電所の先からはその中津川に架かる新石小屋橋が見える。写真では見えないが、新石小屋橋の下流には副ダムがある。急激な水量の増加による弊害が起こる可能性があったので、宮ヶ瀬ダムの直下流約800m地点に副ダムを設けることで、洪水調節時の放流の際にも増水した中津川の水流量を調整し、下流の急激な増水を抑制するために、2000年(平成12年)に宮ヶ瀬ダムと共に完成した。ダム表面には、石模様のプレキャスト型枠を使用し、ダム建設前の中津渓谷の景観にマッチさせているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO560 )
047_231115261 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 47.宮ケ瀬ダム
新石小屋橋から振り返って眺める宮ケ瀬ダムは大きい。今日も観光放水はあったようだが、今は止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO500 )
048_231115266 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 48.ロードトレイン「愛ちゃん号」
そこへ写真の可愛い汽車がやってきた。衆議即決、あれに乗ろうということになった。「愛ちゃん号」という。出発するのは、愛川第一発電所の前なので、そこまで戻った。「愛ちゃん号」は、宮ヶ瀬ダム下の愛川第一発電所の前からパークセンターとの間(片道1km 約7分間)を結ぶシャトル便として走る。このロードトレインは、イタリア製だそうだ。片道300円だったが、乗りっぱなしで戻ってくることにした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3600 )
049_231115273 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 49.「愛ちゃん号」で新石小屋橋を渡る
ゆっくりと走る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO360 )
050_231115284 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 50.パークセンター
往路の終点パークセンターに着いた。10分ほど停車する。一緒に二人連れが乗っていたが、その人たちはここで降りた。往復乗る人は少ないようだ。この先に県立あいかわ公園が広がっている。花の斜面、風の丘と言ったところもあるようで、ゆっくりと過ごすこともできそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO320 )
051_231115287 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 51.戻り道
「愛ちゃん号」は往きと同じ道を戻っていく。宮ケ瀬ダム周辺の紅葉は期待したほどではなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO500 )
052_231115291 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 52.新石小屋橋 石小屋モニュメント
傍で見ていないので良く解らないが、中には、宮ヶ瀬ダムができるまでのことが写真とともに記されているようだ。石小屋ダムがあった辺りは、むかし石小屋と呼ばれていたらしい。石小屋モニュメントはダム建設の記念碑的なものだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO2800 )
053_231115293m X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 53.再び新石小屋橋を渡る
午後4時になった。観光客の姿はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 )
054_231115297 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 54.大沢の滝
新石小屋橋の左側に大沢の滝があった。落差は20mくらいはあるのだろうか。しかし、水の流れは細い。南側にある高取山(556m)の方からの「屏風沢」と「夕日の沢」がまとまって「大沢」になり、中津川に流れ込んでいるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO6400 )
055_231115303 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 55.インクラインで駐車場へ
インクラインで宮ケ瀬湖へ上がった。そこがインクライン山頂駅だが、その前に「水とエネルギー館」という施設があった。まだ開いていたので入って見た。宮ケ瀬ダムに関する資料が展示、解説されていた。駐車場の傍にさっき見た大沢ノ滝の源という高取山散策路の入り口があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO2200 )

追記
  数日後、「時之栖」にあった大きな鷹(タカ)の彫刻の作者が誰なのか知りたくなり、「時之栖」に電話をかけてみた。ご存じの方がいて、親切に対応して下さり、教えてくださった。
 その作者は、アメリカ人で青銅などの金属棒を溶接する独特の技法を用い、動物学を学び環境問題や野生生物に関心を持つ彫刻家 ロベルト・フリオ・ベッシン と言う人だった。氏は北海道は北見の傍の常呂郡置戸町に、クラフトデザインアドバイザーとして招かれ、野鳥をモチーフとして製作した透明性のある作品を残している。
 残念ながら、何故、そのロベルト・フリオ・ベッシンさんが「時之栖」に彫刻を作ったのかを聞き漏らしてしまった。ロベルト・フリオ・ベッシン氏は現在63歳くらいだそうだ。
 「時之栖」に3体の鷹の彫刻がある。1体は桜の礼拝堂の「念ずれば花ひらく」の塔の上に、サッカーグラウンドを見下ろすように置かれたもう1体は、今は「初夢の橋」に移された鷹(オオタカ)である。このほかにもう1体あるという。
 また、なぜ、桜の礼拝堂の傍に「念ずれば花ひらく」と刻まれた石塔があるのかと伺ったところ、「時の栖」では28年前に地ビールのレストランを始めたが、そのお客さんのなかに岐阜県中津川市の石のミュージアム「博石館」を経営する会社の社長さんが来られていて、「時之栖」の創業者であり、昨年亡くなられた会長さんと懇意になられた。その「博石館」の社長さんが随筆家の坂村真民さんのお知り合いだったことで、多くの人に共感を呼んだ坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩碑を作ることになったそうだ。だが、ここでも、ではなぜその石塔の上にロベルト・フリオ・ベッシン氏の青銅の鷹が乗っているのか聞き漏らしてしまった。
 電話で丁寧に応対して下さり、教えていただいたが、私の聞き間違いもあったと思う。その点、ご容赦いただきたい。

2023年12月25日

「時の栖」から山中湖畔へ 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ②

翌日、朝のうちは富士山の頂まで見えていたが、次第に雲が多くなってきた。遅めの朝食にして10時に「時之栖」を山中湖に向けて出発した。かっては須走から籠坂峠をジグザグと登って山中湖畔の旭日丘に行ったが、1989年に開通した新しい道路(東富士五湖道路)で全長2,995mの籠坂トンネルを抜けて、旭日丘の西側の山中湖インターへ出た。そこから右へ、旭日丘に行く。湖畔に車を止めて、紅葉を見たがあまりきれいではなかった。
 平野から道志村へと続く湖畔の国道413号を、平野の方から沢山の消防車が連なって走ってきた。緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練というのがあったらしい。関東の1都6県に長野、静岡、そして地元の山梨、から参加した消防隊の車両が次々と通過していった。

000_231115205 X700 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg
山中湖畔の紅葉 2023年10月15日 山梨県 山中湖畔旭日丘付近

022_231115141 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 22.朝6時の富士山
前日は早く就寝し、ぐっすり寝られたので、朝は5時ごろには起きてしまった。カーテンを開けてみるとまだ真っ暗である。朝のテレビを見ているうちに、薄明りとなり、窓から富士山が見える。この写真を撮ったのは朝6時12分。御殿場市のこの日の日の出時刻は6時19分だった。天気がちょっと心配である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/320秒 24mm ISO6400 )
023_231115150m X900 御殿場 時之栖 0627 Z50 Z18-140.jpg 23.朝焼けの富士山
6時27分、富士山に朝日が当たってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f22 1/160秒 140mm ISO6400 )
024_231115167 X900 御殿場 時之栖 柘榴 Z50 Z18-140.jpg 24.柘榴の木
タオルを絞ったような気が生えていた。ザクロと書かれた札が掛けられていたので何の木なのか分かった。以前トルコへ旅行した時にはたくさんのザクロの木を見た。wikipediaで調べてみると、ザクロは「西南アジアや中東の原産といわれ、原産地については、トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説、南ヨーロッパ原産とする説およびカルタゴなど北アフリカ原産とする説などがある」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO3200 )
025_231115169 X900 御殿場 時之栖 柘榴 Z50 Z18-140.jpg 25.柘榴の実
木の上を見ると、ザクロの実が3っ、4っ、真っ赤になっていた。ちょうど食べごろのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 120mm ISO2800 )
026_231115175 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 26.朝の「時之栖」の様子
7時半、明るくなった「時之栖」を歩いてみる。昨夜とは違った様があった。これは、当然まだ閉まっていたが、GKワイン(御殿場高原ワイン)のショップである。また、「GK Winery 富士の夢 神山ヴィンヤード」という「富士の夢」という品種のワインを製造するワイナリーもある。「富士の夢」という品種は、山葡萄とメルローの交配品種で、日本で生まれたブドウ品種だそうで、アントシアニンとポリフェノールが豊富でキレイな赤紫色をしているそうだ。「御殿場ブラン」と名付けられた、御殿場高原ヴィンヤードのシャルドネ、ソーヴィニヨンブランのワインもある。「ヴィンヤード」とは、ぶどう畑のこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 20mm ISO110 )
027_231115178 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 27.「初夢の橋」と富士山
昨夜みた「初夢の橋」を見に行った。橋の左上に富士山が見えた。「初夢の橋」の左隣りには「鷹」がいて、その下に「茄子」のオブジェがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO100 )
028_231115184 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 28.GKB ガーデン
この辺りに御殿場高原ビールが関わるレストランがいくつかある。右側の建物が昨夜食事をした地ビールレストラン「グランドテーブル」だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO140 )
029_231115170 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 29.タカのオブジェ
サッカーグラウドがある方へ歩いてみた。ここにもまた、大きなタカのオブジェがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO320 )
030_231115187 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 30.桜の礼拝堂の塔(石碑)
このタカのオブジェは、御殿場高原教会(結婚式場である)の敷地内にある石塔の上にのっていた。塔には「念ずれば花ひらく」と刻まれている。一遍の生き方に共感し、癒やしの詩人と言われる坂村真民の随筆で、特に「念ずれば花ひらく」は多くの人に共感を呼び、その詩碑は全国、さらに外国にまで建てられているという。だが、それとタカとの関わりをいろいろと検索してみたが解らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO125 )
031_231115189 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 31.山中湖畔の紅葉
「時之栖」を10時に出発して、山中湖へ向かった。まっすぐ国道138号線を北上する。須走から東富士五湖道路に入り籠坂峠のトンネルを抜けて、山中湖畔に出た。山中湖畔の国道413号線を走っていると紅葉が綺麗なところがあったので、道路わきの空き地に車を止めて少し歩いてみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO560 )
032_231115194m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 32.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -1
旭日丘の近くの湖畔にあった駐車場に車を入れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO400 )
033_231115196 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 33.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -2
曇っているので今一つ紅葉が輝かない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 85mm ISO1100 )
034_231115201 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 34.消防自動車の列
国道413号線を平野の方から消防自動車が連なって走って来た。関東各県の消防隊のようだ。調べてみると、14日から15日にかけて緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練が富士五胡地域を中心に行われていたようだ。車列は修了式が行われた平野にある「山中湖交流プラザきらら」からの戻りと思われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 125mm ISO900 ) 
035_231115206m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 35.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -3
山中湖畔では密集した紅葉は見られなかった。ところどころできれいに色づいたカエデがある。これはオオモミジのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 48mm ISO900 )
036_231115208m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 36.オオモミジと山中湖遊覧船
オオモミジにピントを合わせたのでボケてしまっているが、山中湖の遊覧船「白鳥の湖号」が旭日丘桟橋のりばに戻ってきた。一周約25分で大人一人1,100円だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 79mm ISO100 )
037_231115216m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 37.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -4
車を置いたまま少し平野の方へ歩いてみる。朝はまだ晴れていたが今はすっかり曇り空になってしまい、肌寒い。ストロボを発光して撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/200秒 40mm ISO100 )
038_231115217m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 38.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -5
人が少なくて静かだ。湖の対岸の紅葉はきれいなところがありそうに見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO200 )
039_231115220 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 39.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -6
晴れていないのが残念だった。ホワイトバランスは auto にしていたが、その割にはモミジの色が良く出たと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 110mm ISO640 )
040_231115223 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 40.KABA BUS
湖から水陸両用のKABA BUSが上がってきた。お客さんが乗っている。KABA BUSは旭日丘バスターミナルを出発して、湖に入り一周してくる。所要時間は30分くらいだろうか。7-8月は大人一人2,500円だが、今の時期は2,300円である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO280 )
041_231115227 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 41.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -7
時刻は12時少し前。そろそろ駐車場に戻る。ここから山中湖の東端の平野へ出て、右へ、国道413号線を道志村へ向かう。山中湖は面積は6.57km2あり、富士五湖の中で最大の面積を持つ。また、湖面の標高は富士五湖の中では最も高い位置にあり、日本全体でも第3位。逆に水深は富士五湖の中で最も浅い 13.3mだそうだ。以前は全面結氷していた山中湖だが、その最後は16年前だそうだ。かつて冬にはアイススケートでにぎわったが最近は低迷しているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 37mm ISO320 )
042_231115237m X900 〇道志川 Z50 Z18-140.jpg 42.道志村
この日の昼食は道志村馬場の「水源の森 名水九割蕎麦」で食べようということになった。カーナビに誘導されて、道志川に架かる橋を渡って、水源の森キャンプ場方面への細い道に入る。しかし、一向にそれらしき場所はないし、ほとんど車も通らないのではないかと思われる落ち葉で覆われた道になってきた。やがて道の下の方にキャンプ場らしき建物が見えたので車を止めてそこまで歩いていき「水源の森 名水九割蕎麦」の場所を訪ねてみたところ、その店は10年くらい前にやめてしまっているとのこと。仕方なく、国道に戻って宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だが美味しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 1100mm ISO320 )

2023年12月22日

沼津港・千本松原・御殿場「時之栖」 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ①

時間があったら毎日のように、近所の公園へ秋のチョウを撮りに行っていたので、それをアップするのに追われてしまっていた。11月前半までストックがあるが、それは年が改まってから順次載せていくことにして、しばらくチョウから離れることにする。

 コロナが猛威を振るい始める前は、年に1~2回はご一緒に旅行に出かけていたKご夫妻から、「時之栖」へ行かないかとお誘いがあった。家内が足を傷めてからなかなか旅行にも出かける機会がなかったので、二つ返事で「行きましょう」ということになった。はじめは、沼津の魚市場で寿司を食べ、日帰りドライブの予定だったようだが、一泊して御殿場にある「時之栖」のイルミネーションを観賞し、翌日は山中湖湖畔の紅葉をみて、道志道(国道413号)を通って、宮ケ瀬ダムによって帰ろうということになった。
 朝8時に我が家へ車で来ていただき出発した。国道16号は少々混んでいたが、東名に入ってからは順調に進むことが出来た。海老名で小休止したあと、大井松田の先で、左ルートと右ルートに分かれるが、その左ルートが工事中で閉鎖されているので、渋滞が予想されたが、全く問題なく沼津インターに着いた。前日に降った雪で化粧を直した富士山を見ながらの走行は爽快であった。
 火曜日は沼津の魚市場はあいにく定休日であり、その日営業している寿司屋をKさんのお奥さまが探して下さっていた。ところがハンドルを握っていた私が、沼津市街方面へ行かなくてはならないところを、間違えてしまい、なんと東京方面への東名のゲートに入るルートに迷い込んでしまった。同じように間違う車もあるらしく「誤侵入の車はここで待機し、この先にあるボタン押して通報してください。」という趣旨の大きな看板が立てられていた。インターホンでの案内に従い、何とか沼津港方面への道に入ることが出来た。
 寿司屋は12時の予約になっていた。沼津インターを出るころは早く着きすぎることを心配をしていたが、この失態の為にちょうど良い時間に到着する。
 沼津港魚市場の飲食店は、定休日となっていたが、それでも何軒かの食堂や商店が営業をしていた。
 沼津港の商店街を少し歩いた後、すぐ近くの沼津千本松原へ行った。素晴らしい青空で富士山が陽を浴びて輝く。山梨県側(北側)から見る富士山は裏側になるが、駿河湾側から見る富士山は、陽の光をいっぱいに受け、均整がとれた美しい姿だ。
 1時間ほど千本松原で過ごし、御殿場へ向かった。あの青山通りに続く国道246号線を北へ走る。1時間足らずで「時の栖」に着いた。
 富士山の東南、御殿場駅の南側の御殿場高原に位置する。その日は「ホテル時之栖」に泊まったが、部屋の窓からは正面に富士山が見える。
 時之栖は、米久創業家が株主であることから、米久グループと関係が深いレジャー施設である。1994年(平成6年)3月4日に設立された。
 陽が落ちるのが早い、夕方5時前にはライトアップの光が店頭し始める。今晩の夕食は「御殿場高原ビール」というビアレストランだった。天井が高い大きなホールでの食事となった。各種地ビールが楽しめたが、ブラウンが一番うまかったように思う。
 夕食後、まだ黄昏の明るさが残る園内のイルミネーションを楽しんだ、「光のトンネル」と名付けられた、1日の中での富士山、四季折々の富士山をテーマにした6つのエリアがつながっている。中でも百花繚乱のエリアでは、富士山の春夏秋冬の美しさが光と音のショウとして日本一のプレミアムなトンネルという。そのほか、来場者が、絵馬の如く、メッセージ・リーフを電飾された木に括り付ける「メッセージツリーフォレスト」など、多彩な光の造形が楽しませてくれた。

000_231114054m X700 御殿場 時之栖 G7X.jpg
御殿場「時之栖」から眺めた富士山 2023年11月14日 静岡県御殿場市

001_231114002 X900 海老名SA G7X.jpg 1.海老名SAから見た富士山
雲一つない富士山が見られた。前日に降った雪で裾野まで雪化粧をしていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO125 )
002_231114004 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 2.沼津漁港 海鮮めし食堂
Kさんの奥さまが予約してくれていた寿司屋「寿司庵さいとう本店」で食事をした後、沼津港の町を少し歩いてみた。この日は火曜日。沼津港の魚市場は休みだった。だが、観光客はそこそこ来ていて、土産物屋や食堂は営業しているところがあった。店の名前は「海女小屋」か。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 18mm ISO200 )
003_231114005 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 3.沼津港食堂街
南北に走る沼津魚市場に沿った通りは一番線、その次が二番線、さらに三番線とあるが、私たちは何もわからずに北側から二番線を歩いてみた。その二番線には食堂が並んでいる。10年以上前だったろうか、当時から名前が通っていた「双葉寿司」(火曜日は休み)という店に入ったことがあるが、そこはこの二番線の西側に寄ったところにある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 15mm ISO250 )
004_231114008 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 4.沼津港土産物屋 -1 まぐろかぶと
マグロのかぶとの煮つけを売っている店があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 )
005_231114009 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 5.沼津港土産物屋 -2
これはマグロの尻尾のようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 )
006_231114018 X900 沼津 千本浜 G7X.jpg 6.沼津千本松原
沼津市公式観光サイトから引用させていただくと、「狩野川河口から田子の浦にかけて広がる千本松原は、松の常緑と白雪をいただいた富士山、そして駿河湾の彼方に沈む夕陽といった美しい自然で知られ、白砂青松100選にも選ばれた景勝地です。戦国時代には武田氏と後北条氏の戦いで切り払われましたが、名僧・増誉上人が5年の歳月をかけて植え直したと伝えられています。また、千本松原の一部は公園として整備され、松林の中を散策したり、この地を愛した文人たちの記念碑を見ることができます」と解説されていた。駿河湾から吹く風を受けて斜めに伸びた2本の松の間から富士山が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
007_231114031 X900 沼津 千本浜 トビ  G7X.jpg 7.均整のとれた富士山
千本松原からは、ほぼ真北に富士山を眺める。富士山はどこから見ても美しい姿をしているが、ここから見る富士山は陽光を浴びて、均整がとれたことさら美しい姿だと思う。照明灯の傘に止まるトビが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_231114036 X900 沼津 千本浜  G7X.jpg 8.海岸と千本松原
沼津から田子の浦の方に向かって海岸が続く。右側が千本松原で、沼津市の狩野川河口から、富士市の田子の浦港の間約10kmの駿河湾岸に沿って続いている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 18mm ISO125 )
009_231114044 X900 沼津 千本浜 トベラ  ハト G7X.jpg 9.トベラの実
PictureThisで検索した。トベラは、暖かい地方の海岸沿いに多く見られる常緑樹だそうだ。トベラの実は熟れると割れて、中には、べたつきのある赤い種子がある。この種は、特有の匂いを持ち、鳥が好んで食べるという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO12800 )
010_231114047 X900 沼津 千本浜 若山牧水歌碑 ハト G7X.jpg 10.若山牧水歌碑
これは歌碑であるが千本松原には旧居跡もある。歌人若山牧水が、千本松原の景観に強く心ひかれ、沼津に移住してきたのは、大正9年(1920年)満34歳の夏。大正14年、ここに500坪の土地を求めて居宅を新築し、沼津永住の念願を果たした。建物は、木造2階建て79坪で全11室あり、牧水が夢に描いていたとおりのものであった。牧水は、千本松原を愛したように、この居宅を非常に愛していたが、この家には、わずか3年暮らしただけで、昭和3年(1928年)の秋、43年の短い生涯をこの地に閉じている。この歌碑は歌人若山牧水(本名 繁)が、明治18年(1885年)宮崎県に生まれ、旧制延岡中学時代から短歌に親しみ、早稲田大学在学中に中國路を旅し、この「幾山河」の歌を作った。24歳のときに出版した歌集「別離」が歌壇に認められ一躍世に出た牧水は、大正9年(1920年)夏、一家を挙げて沼津に移住してきた。(沼津市ホームページ参照)

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/1250秒 9mm ISO12800 )
011_231114049 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 11.ホテル時之栖
時之栖にはいくつもの宿泊施設がある。車で時之栖のエリア内に入って来ると、右側に「御殿場高原ホテル」というのがあった。私たちは「ホテル時之栖」というところに泊まった。建物は少し古いが、家族で泊まれるような大きな部屋だった。ドアを開けて正面の窓からは富士山の全容が見られる。このほかにも「スローライフヴィラ」とか「ブルーベリーロッジ」という宿泊施設もあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 9mm ISO125 )
012_231114056 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 12.富士山の雄姿
ここから富士山は北西の方向にあるが、麓の右側に御殿場市街、山中湖があり、正面には自衛隊の演習場がある。ここからは1707年に大噴火した宝永山の火口跡がはっきりと見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_231114068 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 13.「光のトンネル」 -1
ホテルに着いた時間は3時前だった。イルミネーションは4時半から順次点灯するという。部屋で少し休んでから、夕食までの時間、そのイルミネーションで飾られる園内をブラブラした。イルミネーションの点灯が始まっている「光のトンネル」というまっすぐなプロムナードを御殿場高原ホテル側から歩いてみた。隣接するサッカーグラウンドが100m位あるので、それから推し測ると200m前後の長さがあり、それが6っのゾーンに分けられている。 

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO320 )
014_231114071 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 14.「メッセージホレスト」
富士山の恵みの水をイメージしたプラスティックで作った「しずく」に願いを書き、電飾された木に吊るしていく。いわば、絵馬のアイデアだ。「お金ほしい」と書かれた直接的な願いもあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO2000 )
015_231114094 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 15.夕闇の中の富士山
「メッセージホレスト」から出てくると、暮れていく空に富士山が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 23mm ISO3200 )
016_231114103 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 16.「光のトンネル」 -2
時刻は5時20分、「光のトンネル」は人の流れも多くなり、イルミネーションも輝く。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 )
017_231114112 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 17.「光のトンネル」 -3
パンフレットには「1日、1年で楽しめる富士山の様々な光、色、表情に出会え、春夏秋冬の美しさが光と音のショーとして来場者を包み込む日本唯一のプレミアムなトンネルです。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1600 )
018_231114119 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 18.「さくらSQUARE」
そろそろ夕食にしようと食事ができるエリアへ戻ってきた。こんな屋台の店も出ていて、外で食べることもできる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 31mm ISO3200 )
019_231114123 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 19.GKB
GKBとは御殿場高原ビールという地ビールのことだ。今宵の夕食はこの地ビールレストラン「グランドテーブル」を予約してくださっていた。御殿場高原ビールは、 地ビールの黎明期である1995年より製造を続けている古参のビールで、このレストランに併設されている醸造所で製造されている。レストランの建物は、この写真の光が当たっている建物の右側に入口があるが、中に入ると天井が高く開放感のある大きな空間があった。予約した時間より少々早めであったが、喉も乾いたので、始めることにした。ピルスナー、ヴァイツェン、ヴァイツェンボック、シュバルツの各種ビールが小さなグラスに注がれたセットもあった。御殿場コシヒカリラガーというのも飲んでみたが、私は飲みなれたラガーの方を好む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.3 1/1000秒 14mm ISO2500 )
020_231114129 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 20.「初夢の橋」 -1
食事を終え、良い気分になって夜風にあたりながら外を歩く。目の前にライトアップされた大きなフクロウのような姿があった。何だろうと思って傍に行ってみると、「初夢の橋」と題する「一冨士・二鷹・三茄子」を配した作品だった。この橋は2017年7月15日に開通したそうだ。橋は幅は15m、長さ25m、高さ3.5mだそうだ。とすると大きな鳥のオブジェはフクロウではなくタカなのだ。明日の朝、見てみたい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 )
021_231114134 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 21.「初夢の橋」 -2
横にまわると、こちらが正面で、「初夢の橋」を見ることが出来た。橋の向こう側見える輝くツリーはX'Masツリーではなくランタンツリーと名付けられていた。パンフレットには「天空に広がる無数のランタンのパノラマを振りかえれば夜の富士山を浮かび上がらせる絶好スポットです。」と解説されていた。写真の右側に食事をしてきたGKBのレストランが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 18mm ISO3200 )

2023年10月 2日

信州 夏の高原のチョウと花 ⑥ 終 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

再び「入笠すずらん山野草公園」の一番端、八ヶ岳展望台へ来ている。この周辺でもう少しクジャクチョウなどを撮っていきたい。
 マツムシソウにはクジャクチョウが多い。コオニユリにはまた、キアゲハが吸蜜に来るのを期待する。
 この日は、チョウの種類こそ多くはなかったが、久しぶりにクジャクチョウをたっぷり撮影できたし、スジボソヤマキチョウの良い写真が撮れ、楽しむことが出来、充実感があった。
 チョウと花とは切っても切れない。写真にタイトルを付けるにしても、「花に止まるチョウ」ではなく「マツムシソウにきたクジャクチョウ」としたい。今回は花の写真も撮り、PictureThisで検索もしてみた。一遍には覚えきれないが、これからも学んでいきたい。
 午後2時、そろそろゴンドラに乗って下る時間になった。帰りも安全運転で無理をせず、休憩をとりながら走りたい。午後3時に富士見パノラマリゾートの駐車場を出発した。中央道は工事渋滞が2か所あり、圏央道から東名に入り、厚木―横浜町田、そして最後の保土ヶ谷バイパスが混雑し、4時間かかってしまったが、無事自宅に帰着した。

000_230822704xm2 X700 入笠山 キアゲハ コオニユリ RX10M4.jpg
コオニユリに来たキアゲハ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

104_230822639t X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 104.マツムシソウとクジャクチョウ -21
マツムシソウが咲くところでは午後になってもクジャクチョウが多く翔んでいた。裏が真っ黒なところへ赤い翅表が見え、精悍な感じがする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 193mm ISO320 ) 露出補正 なし
105_230822643x X900 〇入笠山 クジャク RX10M4.jpg 105.マツムシソウとクジャクチョウ -22
マツムシソウの頭花は4-7cmで、小さな花が集まっている。その小さな花に口吻を入れて吸蜜している。マツムシソウの雄しべは4本、花糸は淡青色、葯は淡紫色、花粉は白色。雌しべは1本、柱頭は頭状。外側から内側に咲き進むそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 198mm ISO125 ) 露出補正 なし
106_230822747 X900 ◎入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 106.マツムシソウとクジャクチョウ -23
視界に2〜3頭のクジャクチョウが目に入る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
107_230822646x X900 入笠山 ウラギン♂ RX10M4.jpg 107.ウラギンヒョウモンとマツムシソウ
ウラギンヒョウモンはマツムシソウにも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO500 ) 露出補正 なし
108_230822652x X900 入笠山 クジャク撮る人 RX10M4.jpg 108.クジャクチョウを撮る人
マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウを草の上に横たわって撮っている愛好者もおられた。レンズの先には別の個体がいた。私の場合、あのような姿勢になると起き上がるのが容易ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 50mm ISO250 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 109.マツムシソウとクジャクチョウ -24
隣に咲くヤマハハコに止まるクジャクチョウを一度見たが、やはりマツムシソウの方が好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
110_2308220133 X900 入笠山 クジャクZ50 Z105mc.jpg 110.マツムシソウとクジャクチョウ -25
マツムシソウとヤマハハコ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO160 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 111.ミドリヒョウモン♂ -3
このフジバカマ(PictureThis ではヘンプアグリモニー)にいたミドリヒョウモンは比較的破損していなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 219mm ISO250 ) 露出補正 なし
112_230822680 X900 入笠山 ミドリ♀ アキノキリンソウ RX10M4.jpg 112.ミドリヒョウモン♀がアキノキリンソウに
きれいな♀の個体だった。アキノキリンソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
113_230822688tx X900 入笠山 ヤマトスジグロ RX10M4.jpg 113.ヤマトスジグロシロチョウ
スジグロシロチョウか、ヤマトスジグロシロチョウか迷ったが、後者と同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
114_230822692x X900 入笠山 サラシナショウマ RX10M4.jpg 114.サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
上高地ではサカハチチョウが吸蜜していたこの花を見たが、ここでは群落になって咲いていた。和名サラシナショウマは、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来するのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 128mm ISO500 ) 露出補正 なし
115_230822694x X900 入笠山 ホソバエゾリンドウ RX10M4.jpg 115.ホソバエゾリンドウ(細葉蝦夷竜胆)
wikipediaによれば、エゾリンドウという種もあり、それはこのホソバエゾリンドウの変種で学名をGentiana triflora var. japonica という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
116_230822698x X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ ヘンプアグリアモニー RX10M4.jpg 116.ヒヨドリバナに来たヒメキマダラヒカゲ
PictureThisではヘンプアグリモニーと同定された。ヒヨドリバナ属にもフジバカマをはじめ、いろいろな種があるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
117_230822699 X900 入笠山 キアゲハ RX10M4.jpg 117.コオニユリとキアゲハ
先ほどもこのコオニユリに来たキアゲハを撮った。必ず、また来てると思い、狙っていると翔んできてくれた。先ほどのとは違う個体で、尾状突起も切れていない。このショットは、顔が花に隠れてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
118_230822709s X900 入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 118.ミドリヒョウモン♂ -4
ミドリヒョウモンの破損のないきれいな個体が葉っぱの上に静止して、翅を開いていた。ミドリヒョウモンは、信州の高原では最もポピュラーな種である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
119_230822714x X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 119.八ヶ岳を背景に咲くヤマユリ
このヤマユリも一株にたくさんの花を付けていて、見事に咲いていた。wikipediaによれば、「山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花は大型で白く、山中でもよく目立ち、強い芳香を放つ。鱗茎は食用のユリ根になり、別名リョウリユリともよばれている。」と解説されている。ただし、山地に生えるユリがヤマユリの語源であるようだが、ヤマユリは舞岡公園などの平地でも咲く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 43mm ISO160 ) 露出補正 なし
120_230822716 入笠山 X900 クジャク RX10M4.jpg 120.クジャクチョウ翔び立つ
ヤマハハコで吸蜜していたと思われるクジャクチョウが花を離れた。そろそろ、ゴンドラの山頂駅へ向かう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO160 ) 露出補正 なし
121_230822752 X900 〇入笠山 帰路 G7X.jpg 121.下りのゴンドラ
午後2時半、まだまだ日は高く、降りる人も少ない。籠に乗るのは一人である。自転車を載せてしtから上がってくる人もいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年9月28日

信州 夏の高原のチョウと花 ⑤ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

午後1時近くなった。あと1時間くらい粘ってみようと思う。午前中もスジボソヤマキチョウが遠くで元気よく飛ぶ姿を見ていたが、一輪のアザミ(ノハラアザミと思ったが、PictureThisでは、キリシウム・リブラレと同定された)のお陰で撮影チャンスに恵まれた。きれいな♂の開翅シーンが撮影できた。
 まだまだ、クジャクチョウもマツムシソウに来ている。この日は天候に恵まれ、昨年のリベンジが果たせた。

000_230822561mx X700 〇入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg
アザミの花にアプローチをするスジボソヤマキチョウ♂ 
2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

086_230822527 X900 入笠山 アキノキリンソウ RX10M4.jpg 86.咲き始めのアキノキリンソウ
wikipediaによれば、アキノキリンソウは高さは70[〜80cm程度となり、8〜11月に総状の黄色い花を多数つけると記されている。午前中にたくさんの花を付けた本種を見たが、この株はまだ、これからである。たくさんの蕾を付けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 129mm ISO250 ) 露出補正 なし
087_230822536x X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 87.スジボソヤマキチョウ♂ -1
スジボソヤマキチョウの♂が飛んでいた。これは撮ってやろうと思い、追跡を始める。やがて一輪のアザミの花に静止した。慎重に近づく。このチョウは花に止まるときは翅を閉じる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_230822539mt X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 88.スジボソヤマキチョウ♂ -2
トリミングした。このアザミは、あとでPictureThisで検索したところ、キリシウム・リブラレ( Cirsium rivulare)と同定された。別名プラム・シスル(plume thistle)やブルック・シスル(brook thistle)とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
089_230822542tmx X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 89.スジボソヤマキチョウ♂ -3
レモンイエローが鮮やかである。この花が気に入ったらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
090_2308220112 X900 入笠山 ウラギン ヒヨドリバナ Z50 Z105mc.jpg 90.ウラギンヒョウモン♀とヒヨドリバナ
破損はなく、鱗粉も落ちていないきれいな個体だった。♀が多く翔んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO140 ) 露出補正 なし
091_230822549tmx X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 91.スジボソヤマキチョウ♂ -4
花から離れて翅を開いたところを撮りたいのだが、位置は換えるがこの花から離れようとしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
092_230822551 X900 △入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 92.スジボソヤマキチョウ♂ -5
2分ほど経って、やっと花から離れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
093_230822552x X900 △入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 93.スジボソヤマキチョウ♂ -6
そのまま、右の方へ翔んで行ったが少しピントが外れてしまった。表側のレモン・イエローが見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
094_230822565mx X900 〇入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 94.スジボソヤマキチョウ♂ -7
一回りして再びアザミの花に戻ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
095_230822602x X900 〇入笠山 スジボソヤマキ RX10M4.jpg 95.スジボソヤマキチョウ♂ -8
アザミの花のどの蜜腺にアプローチしようか考えているようにホバリングをしているところが撮れた。ピントもまずまずだったし、今回の一番気に入ったショットになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
096_230822574x X900入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 96.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは♂も元気に翔んでいるが、破損が有ったり、鱗粉がとれている個体が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
097_230822614 X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 97.ヒメキマダラヒカゲ -3
ヒメキマダラヒカゲはヒヨドリバナが好きだ。これは♀のようである。新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
098_230822620x X900 入笠山 赤トンボ RX10M4.jpg 98.アキアカネ
Googleの「レンズ」で検索したら、アキアカネだった。wikipediaによると、「赤とんぼとは、通常はトンボ科アカネ属に属するトンボを総称して呼ぶが、狭義には秋に平地に群を成して出現するアキアカネ(Sympetrumfrequens)のみを指すことがある。」とあった。6月頃に羽化する 、夏の間は高い山に登って避暑し、秋が近づくと里に降りてくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
099_230822624 X900 入笠山 カンッパニュラ・ラティフォリア RX10M4.jpg 99.カンパニュラ・ラテフォリア PictureThisで検索すると、カンパニュラ・ラテフォリア(Campanula latifolia)とあった。カンパニュラ  は、キキョウ科ホタルブクロ属でキキョウやホタルブクロの仲間らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1250秒 9mm ISO110 ) 露出補正 なし
100_2308220120 X900 入笠山 ハタザオギキョウ Z50 Z105mc.jpg 100.ハタザオギキョウ(旗竿桔梗)
これもホタルブクロ属の植物である。wikipediaで検索してみると、学名を Campanula rapunculoides L.といい、栽培種という区分に入っていた。前種とは葉で区別することが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO450 ) 露出補正 なし
101_230822628 X900 入笠山 ハンカイソウ RX10M4.jpg 101.ハンカイソウ(樊噲草) -2
マルバダケブキ、ハンゴンソウ、オタカラコウ、ツワブキと夏の高原にはよく似通った黄色い花が多くみられる。この写真はPictureThisでハンカイソウでと判定されたが、このメタカラコウ、オタカラコウ、マルバダケブキは、キク科のメタカラコウ属である。ツワブキは同じくキク科のツワブキ属、ハンゴンソウは気温属である。また、オオハンゴンソウというのは、キク科のオオハンゴンソウ属だそうだ。PictureThisに頼らなければ判定できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1250秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
102_2308220122 X900 入笠山 シモツケ Z50 Z105mc.jpg 102.シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属に分類される落葉低木で、 和名のシモツケは最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来するそうだ。蕾が開き切っていないためか色濃く見える。この花にチョウが来ているのは見たことがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO280 ) 露出補正 なし
103_230822632x X900 入笠山 アメリカ・シモツケソウ RX10M4.jpg 103.アメリカシモツケソウ
シモツケ(Spiraea japonica)と思ったが、PictureThisde 改めて検索したところ、これは花穂が大きい大型のシモツケソウで園芸用に人気があるアメリカシモツケソウ(Filipendula rubra)というそうだ。同じバラ科だが、前者はシモツケ属、後者はシモツケソウ属だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年9月24日

信州 夏の高原のチョウと花 ④ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

ゴンドラ山頂駅から「入笠スズラン山野草公園」へ入るところにCafeがある。そこで一休みした。
 富士見パノラマリゾートは、現在、長野県富士見町が東急リゾートサービスと提携して運用管理されているが、スキーシーズン以外のグリーンシーズンの来場者誘致のために、2010年ごろからこの「ゴンドラ山頂駅」近くに「入笠スズラン山野草公園」の整備が始まったようだ。その計画は見事的中し、ウィンターシーズンの来場者が横ばいなのに反し、グリーンシーズンの来園者は倍増している。
 コロナ禍の中、2020年8月初めに「入笠すずらん山野草公園」に行ったときは、その花の多さ、そして、チョウの数の多さにびっくりした。入笠山一帯で見られるほとんどのチョウがそこに集約されているようだった。一度、5月下旬から6月初めに行ってみたいと思う。  

000_230822354tx 入笠山 クジャク RX10M4.jpg
クジャクチョウ  八ヶ岳連峰と富士見町を背景にして 
2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

067_230822433tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 67.マツムシソウとクジャクチョウ -19
クジャクチョウを撮り続ける。クジャクチョウの裏面は一見"まっ黒"に見えるが、細かな微妙な縞模様がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 118mm ISO250 ) 露出補正 なし
068_230822436 X800 △入笠山 クジャク RX10M4.jpg 68.マツムシソウとクジャクチョウ -20
翅を立てて花に止まっていたこのチョウが、鳥に襲われた時に、パッと翅を開くと鳥は驚いて怯むと聞いたことがある。翅の色の赤と前翅の目玉模様がそうさせるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
069_230822451x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 69.マツムシソウとウラギンヒョウモン -3
ウラギンヒョウモンが活発に翔び回っては、マツムシソウに止まる。裏面が見られるとギンボシヒョウモンと区別が付けやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO500 ) 露出補正 なし
070_230822456x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 70.マツムシソウとウラギンヒョウモン -4
前の写真と同じシーン。この写真を撮ったあと、「入笠スズラン山野草公園」の入り口にあるCafeでコーヒーを飲んで一休みした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO400 ) 露出補正 なし
071_230822094 X900 入笠山 クサレダマ Z50 Z105mc.jpg 71.クサレダマ(草連玉)
30分ほど休憩して第2ラウンドを開始した。このクサレダマは、箱根湿性花園にも生育している。wikipediaによれば、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。別名、イオウソウ(硫黄草)という。夏は黄色い花が多く咲き、目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
072_230822464x X900 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 72.ノハラアザミで吸蜜するウラギンヒョウモン♂
前翅に2本の性標が見えるので♂だ。この個体は破損はほとんどないが、鱗粉が落ちてきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
073_230822099x X900 入笠山 ヒメキマダラ・ヒヨドリバナ Z50 Z105mc.jpg 73.ヒメキマダラヒカゲ -1
ヒヨドリソウにヒメキマダラヒカゲがいた。♀のようだ。ヒヨドリソウがあれば、アサギマダラが翔んでいても良いところだが、今回は1頭も見ることがなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
074_230822468 X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 74.ヤマユリ -2
1株にこんなにたくさんの花を付けたヤマユリを初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO250 ) 露出補正 なし
075_230822478mx X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 75.ヒメキマダラヒカゲ -2
73の写真とは違う個体だが、これもヒヨドリソウに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
076_230822482 X900 入笠山 サワギキョウ RX10M4.jpg 76.サワギキョウ(沢桔梗)
姿の良い美しい花であるが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 73mm ISO200 ) 露出補正 なし
077_2308220108 X900 入笠山 ノハラフウロ Z50 Z105mc.jpg 77.ノハラフウロ(野原風露) -2
PictureThisで検索すると、これはノハラフウロ(Geranium pratense)と同定された。フウロソウ属(風露草属、学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、 420種以上が確認されている。アサマフウロとか、ハクサンフウロかと思っていたが、どうやらそんな簡単なものではなさそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
078_230822487tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 78.ギンボシヒョウモン -3
これも♀のようだ。♂の前翅の性標はウラギンヒョウモンに比べて、不明瞭であるが、前翅頂の黒い縁の様子から♀と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
079_230822500tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 79.ギンボシヒョウモン -4
止まっている花はノアザミと思ったが、PictureThisではカルドゥウス・デフロラッスと提示された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
080_230822509tmx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 80.ギンボシヒョウモン -5
前の写真と同じ個体である。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
081_230822517x X900 入笠山 コオニユリ RX10M4.jpg 81.コオニユリ(小鬼百合)
オレンジ色がひときわ目立つ。クルマユリに似ているが、クルマユリは葉が放射状に輪生し、コオニユリは葉が交互につく。 雄蕊の色がクルマユリはオレンジなのに対し、コオニユリは茶色に近い色をしている。 クルマユリはスマートな姿だが、コオニユリは頑丈そうだとの説明がネットにあった。雄蕊が全く茶色に近く見えた。 この花はチョウが好きな花だ。待っているときっとキアゲハが来ると思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
082_230822512tx X900 入笠山 キアゲハ・コオニユリ RX10M4.jpg 82.コオニユリにキアゲハ
3分ほど待っていると、思った通りキアゲハがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 143mm ISO125 ) 露出補正 なし
083_230822519 X900 入笠山 ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 83.ヘンプグリモニー
フジバカマと思ったが、PictureThisではヘンプアグリモニー(Eupatorium cannabinum)とあった。フジバカマ(藤袴)は学名をEupatorium japonicumという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 135mm ISO640 ) 露出補正 なし
084_230822521mx X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 84.ギンボシヒョウモン -6
そのヘンプアグリモニーにギンボシヒョウモンが来た。♂のように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO500 ) 露出補正 なし
085_230822523x X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 85.ギンボシヒョウモン -7
前の写真と同じシーン。少し引いて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO800 ) 露出補正 なし

2023年9月20日

信州 夏の高原のチョウと花 ③ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

スマホでの撮影を含めて、チョウの写真を撮る人は何人かいたが、ネットを振っている人はいない。
 入笠山は春から秋にかけて約150種類もの山野草を楽しむことができる花の宝庫である。平成26年にはユネスコエコパーク(生物圏保存地域)にも登録されている。

000_230822025 X700 入笠山 ホソバエゾリンドウ Z50 Z105mc.jpg
ホソバエゾリンドウ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

045_230822338x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 45.マツムシソウとクジャクチョウ -15
八ヶ岳連峰が眺められる「入笠すずらん山野草公園」の展望台付近で、もう少し撮影を続けた。マツムシソウが沢山咲いている。何回か行った池の平湿原にもマツムシソウが多い。そこでは今頃だとベニヒカゲが多いが、ここではベニヒカゲは見られなかった。しかし、何年も前のことだが、入笠山に登った時はその登山道でベニヒカゲを目撃している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 20mm ISO160 ) 露出補正 なし
046_230822064 X900 △入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 46.マツムシソウとクジャクチョウ -16
吸蜜していたクジャクチョウが離れていった。クジャクチョウにもピントが合っていれば最高だが、ピントはマツムシソウに合ったままだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO110 ) 露出補正 なし
047_230822342 X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 47.ギンボシヒョウモン -1
ギンボシヒョウモンもマツムシソウが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
048_230822344t X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 48.ギンボシヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
049_230822069tm X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 49.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マツムシソウはマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、山地の草原に生育する。(wikipedia)

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
050_230822075t X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 50.マツムシソウとクジャクチョウ -18
背景がきれいにぼけてくれた。wikipediaによれば、マツムシソウは、葉を出して冬を越し、花を付けてから枯れる冬型一年草(越年草)だが、高地では枯れずに2年目の葉を出す多年草である。マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが和名の由来であるとする説がある。薬草として皮膚病などに用いられることもある。日本の31の各都道府県で減少傾向にあり、各々のレッドリストに指定されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
051_230822077 X900 入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 51.モンキチョウ♂ -1
モンキチョウもマツムシソウに来る。モンキチョウは高山から平地まで、北海道から沖縄県まで日本全国に生息する凄いチョウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
052_230822078tm X900  入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 52.モンキチョウ♂ -2
トリミングした。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
053_230822348tm X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 53.クジャクチョウ開翅
Sony RX10M4 の焦点距離200mmで撮った。トリミングしているが、シャープで、背景もきれいにぼけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO400 ) 露出補正 なし
054_230822080 X800 入笠山 セイヨウノコギリソウ Z50 Z105mc.jpg 54.セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)
ヤマハハコと思ったが、葉の付き方が違った。セイヨウノコギリソウは、ヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属に分類される多年草の1種。写真には写っていないが、たくさんのギザギザの葉がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
055_230822353tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 55.マツムシソウとクジャクチョウ -15
このような背景でクジャクチョウの写真を撮りたかった。広角で被写体に近づく。絞り込んで背景がもっとクリアになればなお望むところだった。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
056_230822362x X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 56.マツムシソウとクジャクチョウ -16
前の写真と同じシーンである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
057_230822083 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 57.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
058_230822091 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 58.マツムシソウとクジャクチョウ -18
同じくマクロレンズで撮影。度どの個体も羽化したてのようなきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
059_230822092 X800 入笠山 キキョウ Z50 Z105mc.jpg 59.キキョウ(桔梗)
舞岡公園に咲くキキョウに比べ、少し色が濃いような気がする。園芸品種には白色や桃色の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがあるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_230822382m X800 入笠山マンシュウキスゲ RX10M4.jpg 60.マンシュウキスゲ(満州黄菅)
PictureThisで検索したら、マンシュウキスゲと同定された。マンシュウキスゲの花は夕方に開花し、翌日の午後までには萎んでしまう。 Hemerocallis属(和名 ワスレグサ属)で他には、ゼンティカ(ニッコウキスゲ)やユウスゲがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 53mm ISO320 ) 露出補正 なし
061_230822385 X800 入笠山 アンタカラコウ RX10M4.jpg 61.ハンカイソウ(樊噲草)
PictureThisで調べてみるとハンカイソウと回答された。キク科メタカラコウ属の多年草とのこと。さっき、ギンボシヒョウモンが吸蜜していたトウゲブキもメタカラコウ属である。wikipediaでハンカイソウを検索すると、トウゲブキ(エゾタカラコウ)にある総苞の基部と、花柄の基部の苞はないと記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 65mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_230822392x X800 入笠山 クジャク・アキノキリンソウ RX10M4.jpg 62.アキノキリンソウに来ていたクジャクチョウ
始めて、マツムシソウ以外の花でクジャクチョウが吸蜜していた。気に入った1枚になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
063_230822399 X800 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 63.ヤマユリ(山百合)
1株にたくさんの花を付けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
064_230822093 X800 入笠山 ヤマハハコ Z50 Z105mc.jpg 64.ヤマハハコ(山母子)
今年の8月9日に、立山の室堂平でも見てきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
065_230822405s X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 65.マツムシソウとウラギンヒョウモン -1
きれいな個体だった。翅の色を見ると♂のようだが、♂の特徴である前翅にある2本の性標ははっきりしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 192mm ISO320 ) 露出補正 なし
066_230822414x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 66.マツムシソウとウラギンヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。傷のないきれいな個体だった。さて、そろそろ、いったんゴンドラ駅の方へ戻って、Cafe でコーヒーを飲みながら一休みし、海老名SAで買ってきたメロンパンを食べようと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし