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2025年11月16日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑯終 神戸から横浜大桟橋へ 2025年8月24日 紀伊水道⇒太平洋を航行

「熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ」の9日間もいよいよ最後の日となった。
 寄港地の観光はとても暑かったが、天候に恵まれ、雨に降られた日は一日もなく、ほとんどが快晴の日々だった。
 前日、8月23日の午後に神戸を出航し、太平洋上で朝を迎えた。下船の為のパッケージングをしなくてはならない。

 初めての船旅は快適だった。それほど大きな船ではないが、かえってそれが良いと思った。マリンアテンダントとも呼ばれるそうだが、乗船客のサービスにあたる客室乗務員や、レストランやカフェのサービスはとても良かった。一度として気に障ることはなかった。教育が行き届いているのだろう。私たちの部屋を一日2回、清掃してくれる housekeeping 担当の2人もとても良くしてくれた。特に自作のタオルアート作品には慰められた。

 11時ごろ、浦賀水道に入った。しばらくして横浜のランドマークタワーが見えてきた。横浜に帰ってきたのだ。11時半にはベイブリッジを通過し、横浜港に入る。熊野灘と神戸港で姿を見た、赤く塗られた煙突のにっぽん丸の姿が見えた。いつもはみなとみらいから眺める横浜港だが、しばし、船の上からみなとみらいの眺めを楽しんだ。

 正午に大さん橋に接岸し、12時30分予定通り、下船が始まった。横浜はこの日も猛暑だった。荷物の受け渡しもスムーズに行われ、解散となった。
 娘夫婦にも大変世話になった。親孝行に感謝し、タクシーに乗って帰宅した。

000_2508241798 X700 ◎横浜港 新港ふ頭とにっぽん丸 G7X.jpg
MITSUI OCEAN FUJIから横浜を眺める 2025年8月24日 横浜みなとみらい

283_2508241687 X900 横浜へ 7時45分 G7X.jpg 283.太平洋を航行
7時45分、OCEAN FUJIは太平洋を航行する。横浜はもうすぐだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
284_2508241701 X900 横浜へ 7時45分 G7X.jpg 284.行き交う様々な船
航海中はいろいろな船と行き交った。この船は船体に「第十五住力丸」と書かれていた。調べて見ると、ガット船と呼ばれる砂利運搬船だった。船主は住力海運建設(兵庫県姫路市)で、砂、砂利、石材等の工事用資材を輸送する作業船である。。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
285_2508241706 〇タオルアート 7時45分 G7X.jpg 285.タオルアート
毎日、私たちの部屋の掃除をしてくれていた housekeepingの女性が、何回か自作のタオルアート作品を部屋に置いて行ってくれていた。家内が持ち返ってもいいかとおねだりしたが、困った顔をしたので、それ以上は頼めなかった。しかし、最後の日に可愛らしい小さなタオルアートをプレゼントしてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 24mm ISO3200 )
286_2508241711m ◎横浜へ 10時22分G7X.jpg 286.釣り船
10時22分、今どの辺を航行しているのだろうか。伊豆半島の辺りだろうか? 船の上に人が見える。釣り船のようだ。三浦半島の近くまで来ているのかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO125 )
287_2508241717 X900 横浜へ 10時22分G7X.jpg 287.オーストラリアのタンカー
船体にカンガルーの絵が描かれている船と行き交った。船の形からタンカーのようだ。イマイチ画像の解像が悪く文字が読みとれない。小型船舶も多いので、もう東京湾の近くまで来ているに違いない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
288_2508241723m X900 〇横浜へ G7X.jpg 288.太平洋を背に
船は太平洋を背にして陸地に向かって進んでいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 35mm ISO125 )
289_2508241725 X900 横浜へ 浦賀 10時39分 G7X.jpg 289.ブイ 浦賀水道航路第6号灯標
海に浮かぶブイが見えた。「6うらが」という文字が見える。検索してみると、このブイ(灯標)は、東京湾の入口にあたる浦賀水道に設置されている航路標識のひとつで、航行する船舶が安全に航路を通過できるようにするための重要な目印だそうだ。10時40分、東京湾に入っていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
290_2508241734 X900 〇横浜へ ベイブリッジ 11時 G7X.jpg 290.ベイブリッジ遠望
ベイブリッジがうっすらと見えてきた。横浜に帰ってきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
291_2508241744 X900 〇横浜ランドマークタワー 11時5分 G7X.jpg 291.本牧ふ頭とみなとみらい
本牧ふ頭にさしかかる。本牧ふ頭は、日本の海外貿易が増大した1960 年代からA、B、C、D 突堤が順次建設され、櫛形の埠頭として整備された。1968年(昭和43年)に日本における最初のフルコンテナ船(専用コンテナ船)が入港して以来、フルコンテナ船はもとより在来船、RO/RO 船など多様な荷役に対応し、横浜港の中心的な埠頭として役割を果たしている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
292_2508241757 X900 ◎横浜港 G7X.jpg 292.横浜ベイブリッジ -1
ベイブリッジへ向かって進む。ベイブリッジの塔の下に小さな白い灯台が見えた。横浜ベイブリッジの塔の根元にはこの白の小さな灯台と、赤い灯台がある。それぞれ正式には「旧横浜外防波堤南灯台」(白色)と「旧横浜外防波堤北灯台」(赤色)と呼ばれているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
293_2508241763 X900 〇横浜港 G7X.jpg 293.横浜ベイブリッジ -2
wikipediaによれば、横浜ベイブリッジは、1989年(平成元年)9月27日に開通した長さ860 m(中央支間長460 m)の斜張橋である。横浜港の本牧埠頭(横浜市中区)と対岸の大黒埠頭(横浜市鶴見区)を結んで架かっており、また横浜港と東京港方面を結ぶ港湾物流ルートの一端を担うことにより、都市部の渋滞を緩和する重要な輸送路である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
294_2508241764 X900 〇横浜港 コンテナ船 G7X.jpg 294.本牧ふ頭の満載のコンテナ船 ALS CLIVIA
ALS CLIVIAは、シンガポール船籍のコンテナ船。全長は255m、幅は43mである。全長198. 15mの MITSUI OCEAN FUJI により大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
295_2508241771 X900 ◎横浜港 G7X.jpg 295.横浜ベイブリッジ -3
塔の下にはっきり見える小さな白い灯台については、292で記したが、氷川丸が係留されている桟橋の傍にある白い灯台の名称は、「旧横浜東水堤灯台」という。横浜港の象徴的な紅白灯台は、主に横浜北水堤灯台(赤灯台)と旧横浜東水堤灯台(白灯台)の2つを指す。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 26mm ISO125 )
296_2508241775 X900 ◎横浜港 G7X.jpg 296.横浜ベイブリッジ -4
さらにwikipediaによれば、次のような記述がある。近年、横浜ベイブリッジの下を通過できない大型外国クルーズ客船が続々と登場している。ベイブリッジの海面からの高さ(クリアランス)は約55 mでパナマックスの最大高57.91 mを下回っており、くぐれなければ横浜港「大さん橋」を活用できず、クルーズ客船の誘致合戦で後れをとっており、外国船寄港数は九州地方の港を下回っているそうだ。かってクイーン・エリザベス号が大桟橋に来た時にカメラを持って見に出かけたが、その時は、あらかじめ汐待ちして(干潮時間帯を狙って)ギリギリのクリアランスでベイブリッジを通過している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 20mm ISO125 )
297_2508241777 X900 〇横浜港 にっぽん丸 G7X.jpg 297.横浜ベイブリッジ -5
横浜ベイブリッジを通過する。向こう側が本牧ふ頭側で、手前が大黒ふ頭側である。この下を通過できない大型客船の為に、2017年(平成29年)4月19日 に大さん橋の代替として、大黒ふ頭に客船ターミナルが完成している。また、wikipediaによれば、横浜ベイブリッジの下をくぐることができない超大型客船(海面上の高さ〈マスト高〉が55m以上の客船、22万総トン級のパナマックス)に対応した多目的岸壁の整備も本牧ふ頭のA突堤で計画されているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 20mm ISO125 )
298_2508241784 X900 ◎横浜みなとみらい にっぽん丸 ハンマーヘッド G7X.jpg 298.ベイブリッジを通過
目の前にみなとみらいが広がった。見慣れている海上保安庁の巡視艇、ランドマークタワー、コスモワールドの観覧車、赤レンガ倉庫、新港ふ頭客船ターミナル、ハンマーヘッド、そして神戸から一足先に横浜に戻ってきていたにっぽん丸の姿が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
299_2508241786 X900 ◎横浜港 日本郵船LNG燃料自動車専用船 G7X.jpg 299.日本郵船の自動車運搬船
大黒ふ頭を振り返ると大きなNYK Line の自動車運搬船が停泊していた。「SIRIUS LEADER」という船名のようだ。日経の記事によれば、最大積載自動車数 約5,300台の日本郵船運航の「SIRIUS LEADER」が2000年7月に住友重工で浸水したとあった。この船は全長180m、幅32.26m、深さ34.00m、総トン数51,496トンと大きい。川崎汽船の資料によれば日本の大手3社で世界の自動車運搬船シェアの4割を占める。「旧横浜外防波堤北灯台」(赤色)も見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
300_2508241790 X900 〇横浜港 大さん橋 G7X.jpg 300.大さん橋 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
横浜港大さん橋ふ頭および横浜港大さん橋国際客船ターミナルにより構成されている。1894年(明治27年)に完成した鉄桟橋を前身とし、「税関桟橋」「横浜桟橋」「山下町桟橋」等の様々な名称があったが、その後、「大桟橋」に落ち着いたそうだ。明治の末頃から1970年頃までは「メリケン波止場」とも呼ばれていたという。大さん橋をこういう位置から眺めるのは初めてだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO125 )
301_2508241792 X900 〇横浜港 山下公園 氷川丸 G7X.jpg 301.山下公園に係留されている氷川丸
日本郵船氷川丸のホームページを見ると、氷川丸は日本郵船が1930 年にシアトル航路用に建造した貨客船。 当時最新鋭の船として竣工した。戦争中は海軍特設病院船となり、終戦までに3回も触雷したが沈没を免れ、戦後は貨客船に戻り1953年にシアトル航路に復帰。船齢30年に達し第一線を退くまでに、太平洋横断254回、船客数は2万5千余名と、活躍した船である。写真の氷川丸の舳先の影ではあるが、移設保存されている白灯台「旧横浜東水堤灯台」(白色)が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO125 )
302_2508241799 X900 ◎横浜港 大さん橋着岸 G7X.jpg 302.大さん橋に近づく
いよいよOCEAN FUJI は大さん橋に近づく。屋上には人の姿が見える。大さん橋屋上のフリースペースは、大型客船の入出港時等は多くの見物客で賑わい、今や横浜の一大観光スポットとなっているが、このスペースをより親しみやすい場所に育てるべく、2006年に横浜市港湾局が愛称を一般から公募した。その結果、大さん橋全体を大きなクジラに見立てイメージされた「くじらのせなか」が選定され、同年12月に公式な愛称となったそうだ。一昨年の12月にこの屋上にプロジェクションマッピングで鯨を泳がすという催しがあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
303_2508241800 X900 ◎横浜港 大さん橋着岸 G7X.jpg 303.船首からみなとみらいを眺める
ランドマークタワーやにっぽん丸が近くなってきた。時刻は11時40分。これからゆっくり接岸していくのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 17mm ISO125 )
304_2508241801 X900 ◎横浜港 新港ふ頭のにっぽん丸 G7X.jpg 304.新港ふ頭に停泊中のにっぽん丸
うしろに見える横浜グランドインターコンチネンタルホテル。その関連施設であるパシフィコ横浜の「会議センター」(波に反射する光をイメージ)、「国立大ホール」(貝殻のデザイン)、「展示ホール」(波がモチーフ)とともに、海との一体感を表現したシンボリックなデザインとなっている(wikipedia参照)。 手前には歴史的産業遺構「ハンマーヘッドクレーン」が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
305_2508241807 X900 〇横浜港 大さん橋着岸 G7X.jpg 305.大さん橋に接岸 -1
後進して接岸するようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 31mm ISO125 )
306_2508241809 X900 〇横浜港 大さん橋着岸 船室から G7X.jpg 306.大さん橋に接岸 -2
この私たちの部屋から撮った写真が、最後の写真になった。12時30分、下船準備が整い船を離れた。これで9日間のクルーズは終わりだ。夏の終わりの猛暑の横浜での生活に戻る。楽しかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 18mm ISO125 )

2025年11月13日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑮ 神戸 2025年8月23日 瀬戸内海から神戸港へ

前々日の21日に韓国麗水を出航し、およそ38時間の8月23日午前7時に神戸港に入港する。
 23日の朝は、5時半ごろに眼が醒めた。船は何処まで来ているのだろうかとさっそく航路図を見ると、すでに淡路島の北側から、大阪湾に入っていた。

 この日の神戸の日の出は5時25分だった。カーテンを開け、バルコニーへ出て、朝日を眺めた。
 午前7時に神戸港に入港した。7Fのカフェでコーヒーを飲みケーキなどを食べて、8時前に下船した。午後1時に横浜に向け出航予定なので、昼前には船に戻ってきたい。神戸をゆっくり観光する時間は無さそうだ。
 「神戸は開港以来、海外との交流で発展し、異国情緒あふれる街並と水戸が育まれてきた。北野異人館街や旧居留地では、その歴史を今も感じることが出来る。また、神戸港は日本有数の国際貿易港として知られ、美しい夜景と共に「港町神戸」を象徴している。世界的に有名な神戸牛や洋菓子など、食の魅力も豊富である。洗練された都会の雰囲気と自然の美しさが調和する神戸で、ゆったりと散策を楽しんで欲しい。」と毎朝各部屋に配られる「PORT & STARBOARD」というリーフレットに記されていた。私たち夫婦は2017年2月に神戸を訪れ、元町、中華街、北野異人館街、ハーバーランドなどを歩いている。

 仕事で神戸には良く来るという娘の案内で、タクシーを呼んでメリケンパークへ行った。

000_2508231627 X700 神戸メリケンパーク G7X.jpg
神戸メリケンパーク にっぽん丸と再会 2025年8月23年 神戸市中央区 神戸港・中突堤

264_2508231602t X900 神戸へ 5時28分 G7X_0000.jpg 264.航路図 大阪湾
朝5時半、航路図を見るとOCEAN FUJI は大阪湾に入っていた。明石海峡大橋を通過した時はまだ眠っていた。明石海峡大橋は本州と淡路島の間に架かる全長3,911mの世界最長の吊橋だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO1000 )
265_2508231565 X900◎瀬戸内海 5時45分 Z50.jpg 265.夜明け -1
5時45分日が昇り始めた。各部屋に配られた「PORT & STARBOARD」というリーフレットによれば、この日の日の出の時刻は5時27分だった。上空は雲に覆われているようだが、日の出はきれいだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO280 )
266_2508231570 X900 瀬戸内海 5時48分 Z50.jpg 266.夜明け -2
前の写真とほぼ同じ位置、同じ時刻に、カメラを変えてホワイトバランスを変えて撮るとこんな写真になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 )
267_2508231574 X900 神戸へ 5時53分 Z50.jpg 267.神戸港に近づく
6時少し前、船は左に回って海岸沿いにゆっくり進んでいるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 62mm ISO450 )
268_2508231614t X900 ◎神戸へ 午前6時 G7X_0000.jpg 268.航路図
航路図を見ると、時刻は5時59分。 速度は8.3ノット(時速15kmほど)とゆっくりだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO1000 )
269_2508231577 X900 摩耶埠頭 5時53分 Z50.jpg 269.摩耶埠頭
大きなクレーンが見える。摩耶埠頭のようだ。神戸港の「ポートアイランド」の南側を左回りに迂回して、総面積約595ヘクタールの人工島「六甲アイランド」の西側を通過したようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 29mm ISO200 )
270_2508231576 X900 神戸へ 5時53分 Z50.jpg 270.灘浜大橋
特徴のある橋が見えた。写真は摩耶大橋かと思ったが、この橋は灘浜と摩耶埠頭を結ぶ灘浜大橋のようだ。土木ウォッチングというサイトで調べて見ると、特徴のあるこの橋は、神戸市灘区にある非常に珍しい5径間連続V脚ラ-メン橋で「灘浜大橋」となっている。「ラーメン橋」とは、橋の桁と橋脚(または橋台)が門のように一体化し、剛結された構造の橋で、この構造により、橋桁の伸縮を吸収する「支承」や「伸縮装置」が不要になるため、建築・維持管理コストを削減できるほか、耐震性も高まり航路条件の確保と取付道路の縦断勾配を小さくすることなど経済性及び施行性を考慮しているのだそうだ。スマートな橋桁とV字脚の織りなすシルエットは、みなと神戸の景観とよく調和していると言われる

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 71mm ISO320 )
271_2508231588 X900 神戸へ Z50.jpg 271.神戸港
神戸港に入っていく。倉庫が多い。市街地とその背後には六甲山の山並みが見える。六甲山は大小の山を含む六甲山系全域を指し、海抜931mの最高峰は特に六甲(山)最高峰と称される。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 110mm ISO500 )
272_2508231599 X900 神戸へ Z50.jpg 272.神戸新交通ポートライナー
神戸新交通のポートアイランド線が見えた。wikipediaによれば、ポートアイランド線は三宮駅からポートアイランドを経由し神戸空港駅までを結ぶ、神戸新交通の自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線である。神戸港沖に建設された人工島「ポートアイランド」と神戸市の中心地の三宮を一方通行の環状運転で結ぶ軌道系交通機関として建設され、1981年2月5日に日本初の実用的な新交通システムかつ世界初の自動無人運転方式として開業した。その後、2006年2月16日の神戸空港の開港に先立って、神戸空港駅まで同年2月2日に延伸・複線化し、現在の路線の形となっている。路線距離(営業キロ)は10.8 kmだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6。3 1/500秒 140mm ISO220 )
273_2508231601 X900 神戸港着岸 Z50.jpg 273.神戸港着
午前7時にOCEAN FUJIは神戸港第4突堤の神戸ポートターミナルに着岸した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 28mm ISO220 )
274_2508231619 X900 神戸メリケンパーク 日本丸 G7X.jpg 274.メリケンパーク
入国審査を受け、神戸ポートターミナルでタクシーに乗り、すぐ近くのメリケンパークへ行った。これまでの工程ではほとんどすべての日が晴れていたが、今朝はどんよりとした曇り空だった。メリケンパークは神戸港事業の一つとして、1987年(昭和62年)にかつてのメリケン波止場と神戸ポートタワーが建つ中突堤の間を埋め立てて造成された。メリケンパークの西側中突堤の桟橋に、7日前に熊野大花火の時に熊野灘洋上で一緒になったにっぽん丸が停泊していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 20mm ISO125 )
275_2508231621 X900 神戸メリケンパーク G7X.jpg 275.オルタンシアの鐘と神戸ポートタワー
メリケンパークのシンボル的造形物である。ポートタワーは1963年11月20日、神戸港中突堤に竣工した。2014年12月に登録有形文化財に指定されている。鐘楼「オルタンシアの鐘」は1989年に実施された第1回神戸ファッションフェスティバルを記念して設置された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 20mm ISO125 )
276_2508231633 X900 神戸メリケンパーク PL09 くにさきG7X.jpg 276.PL09 くにさき
海上保安庁の船がいた。動き始めている。船体にPL09 くにさき とある。「くにさき」は1000トン型巡視船「くにがみ」型の大型巡視船だ。全長96m、総トン数は1500トン。2012年に就役した。所属は門司海上保安部である。10分程だって「くにさき」がどこへ行ったか探すと、大阪湾へ出ていこうとしていた。その先に建設中の大きな橋が見えた。神戸港で現在建設中、または計画が進められている大きな橋は、大阪湾岸道路西伸部の一部として建設される海上長大橋だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
277_.2508231645 X900 神戸メリケンビル G7X.jpg 277.神戸旧居留地海岸通り シップ神戸海岸ビル
メリケンパークをぶらぶらと見て歩いたあと、神戸旧居留地海岸通りにでた。阪神・淡路大震災で全壊した「シップ神戸海岸ビル」は、改修工事により内部は大きく変わったものの、外壁には建築当時のものが保存・使用され、国の登録有形文化財に指定されている。改修工事の際に、もともとあった石造りの建物の上にガラス張りの高層ビルが建てられたことで、趣の異なる2つのビルが合体したような、ちょっと不思議な建物になっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 )
278_2508231649 X900 ◎商船三井ビル G7X.jpg 278.商船三井ビル
今年で築103年となる「神戸商船三井ビル」は、老朽化に伴う修繕費・維持費の大幅増加によって管理継続するのが難しい」という理由から、2027年6月末に閉館することが報じられている。存在感のある建物なので、閉館後も旧居留地を代表する建造物のひとつとして残されるであろう。写真手前の彫刻は淀井敏夫氏の作品「ローマの公園」1976年。淀井敏夫氏の作品は日比谷公園の「かもめの広場」の噴水に「鷗」がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 15mm ISO125 )
279_2508231650 X900 ◎商船三井ビル G7X.jpg 279.淀井敏夫氏の彫刻「ローマの公園」
前の写真(278)の左手前の彫刻は淀井敏夫氏の作品「ローマの公園」1976年。淀井敏夫氏の作品は日比谷公園の「かもめの広場」の噴水に「鷗」がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO125 )
280_2508231664 X900 神戸ポートターミナル Mitsui Ocean FUJI G7X.jpg 280.OCEAN FUJIの客室
最終帰船時刻は12時30分だったが、9時に船に戻ってきた。私たちが9日間過ごした船室だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 16mm ISO125 )
281_2508231666 X900 神戸ポートターミナル Mitsui Ocean FUJI G7X.jpg 281.船内の階段
私たちの部屋のある7階からプールのある8階に上がる階段がある。それほど大きな船ではないので、吹き抜けになっているわけではなく、おとなしい感じだが、プールサイドのカフェはよく利用したので7階に部屋がある私たちはよく利用した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
282_2508231669 X900 神戸ポートターミナル Mitsui Ocean FUJI G7X.jpg 282.廊下
お昼ごろ、客室が並ぶ廊下がいっとき静かになった。廊下の両側がそれぞれバルコニーのある部屋になっている。いよいよあと一晩寝ると横浜である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/500秒 10mm ISO3200 )

2025年10月30日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑪  韓国麗水(ヨス)「空中散歩と港町散歩」_2 海上ケーブルカー 突山から紫山へ 2025年8月21日 韓国全羅南道 麗水半島

麗水魚市場からバスに乗り、突山大橋を渡り、突山島にある海上ケーブルカー(ロープウェイ)の塔乗場につぃた。海上ケーブルカーは突山島側にある突山公園から海を渡って、陸地側にある紫山公園を結ぶ。

 2012年に開催された麗水世界博覧会の支援事業で、紫山公園から突山公園までの1.5km区間を結ぶ 麗水海上ケーブルカーは2014年12月に開業した。
 キャビンは一般キャビンが8人乗り40台と、床が透明で下が見えるクリスタルキャビン5人乗りが10台稼働している。料金は、クリスタルキャビンが片道19,000ウォン、一般キャビンが片道14,000ウォンである。私たちはツアー料金に含まれるクリスタルキャビンに乗った。
 あっという間の1.5kmは10分くらいだったが、好天に恵まれ、なかなか見事な景色を眺めることが出来た。

 到着した柴山というところは小高い山になっていて、そこからの眺めも良かった。麗水のエキスポ旅客ターミナルに停泊中のMITSUI OCEAN FUJI の白い船体も上から見ることが出来た。

000_2508211190 X700 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg
亀甲船大橋を眼下に眺める 2025年8月21日 麗水海上ケーブルカー

190_2508211164 X900 韓国麗水ロープウェイのりば Z50.jpg 190.海上ケーブルカー突山乗り場 -1
3台ほどクリスタルキャビンが来るまでパスして乗り込むことになる。娘たちとは別のカーゴになった。ツアーにそれぞれ一人で参加していた女性ふたりと同乗する。写真を撮ってくれる人がいたが、私たちは片道乗車なので、その写真を見ることも購入することもなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO800 )
191_2508211167 X900 ◎韓国麗水ロープウェイのりば Z50.jpg 191.海上ケーブルカー突山乗り場 -2
ここは突山島という島。先に見える柴山まで海の上を約1.5km渡っていく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 55mm ISO220 )
192_2508211169 X900 韓国麗水ロープウェイのりば Z50.jpg 192.海上ケーブルカー突山乗り場 -3 10:10
クリスタルキャビンが来たので乗り込む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO1000 )
193_2508211171 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 193.海上ケーブルカー突山乗り場 -4 出発<br> 柴山公園までケーブルカーの下の海は「南海(ナメ)」というらしい。さっそく右手に亀甲船大橋が見えてきた。麗水には突山(トルサン)大橋」と亀甲船(コブッソン)大橋の2つの大きな橋がある。突山大橋は、今しがたバスで渡ってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR<br> プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 26mm ISO220 )
194_2508211172 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 194.海上ケーブルカー突山乗り場 -4 亀甲船大橋
亀甲船大橋は別名・第二突山大橋というそうだ。亀甲船大橋は麗水EXPO駅などがあるエリアと沖に浮かぶ突山島を結ぶ離島架橋で、エキスポ海洋公園、梧桐島(オドンド)と突山島を最短距離で結び、それまで1984年に竣工した突山大橋一本しかなかった時期には週末になると突山島に向かう車で渋滞していた状態が、この亀甲船大橋の開通で一気に解消したという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 67mm ISO200 )
195_2508211173 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 195.海上ケーブルカー -1
日本ではロープウェイと呼ぶが韓国ではケーブルカーという。日本ではケーブルカーは線路のある登山電車だが、日本でケーブルカーというのは韓国では何と言い表すのかな。登山鉄道とか登山軌道とかいうのだろか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 78mm ISO220 )
196_2508211174 X900 韓国麗水ロープウェイ床窓 突山-紫山 Z50.jpg 196.海上ケーブルカー -2 10:13
カーゴの床のクリスタル部分から突山島の陸地が見えた。屋根瓦の色が印象的だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 56mm ISO200 )
197_2508211176 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 197.海上ケーブルカー -3
柴山に向かって右側をみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 70mm ISO200 )
198_2508211178 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 198.海上ケーブルカー -4 10:14
まもなく海を渡り切る。右側に見えるようになった亀甲船大橋も柴山側のたもとだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 74mm ISO280 )
199_2508211179 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 199.海上ケーブルカー -5 突山大橋
振り返ると突山大橋と海に浮かぶ小さな島が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 51mm ISO200 )
200_2508211181 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 200.海上ケーブルカー -6 10:15
私たちが下りる柴山乗り場が見えて来た。この海上ケーブルカーは小高い山から山へと渡っていく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
201_2508211184 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 201.海上ケーブルカー -6 10:16
ケーブルカーは海を渡り切った。柴山側海沿いの街を見下ろす。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 69mm ISO200 )
202_2508211187 X900 韓国麗水ロープウェイ床窓 突山-紫山 Z50.jpg 202.海上ケーブルカー -7
ロープウェイの鉄塔の影が建物の赤い屋根に映る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 66mm ISO200 )
203_2508211188 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 203.海上ケーブルカー -8
高層住宅群が見られた。MITSUI OCEAN FUJIが麗水に入港する時にも見ている。高層住宅群は韓国の多くの都市で見られるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 100mm ISO200 )
204_2508211189 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ床窓 突山-紫山 Z50.jpg 204.海上ケーブルカー -9
ロープウェイから見て左側(西側)の201.の写真の道路を挟んだところを撮った。その右側の山側に建つ家々の屋根も赤、橙、黄色と同じ系統の色とりどりだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 33mm ISO200 )
205_2508211192 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 205.海上ケーブルカー -10 ハメル灯台
この写真の左端に赤い灯台が見える。この灯台はハメル灯台と言う無人灯台。「ハメル漂流記」の著者であるオランダ人ヘンドリック・ハメルにちなんで名付けられた。ハメルが1653年に済州島に漂着後、麗水に3年半ほど滞在したことにちなみ、この灯台が建てられたそうだ。麗水旧港海洋公園の防波堤の端にある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 33mm ISO220 )
206_2508211193 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 206.海上ケーブルカー -11 10:19
まもなく柴山搭乗場である。我々にとっては終点なのだが、ケーブルカーはそのまま展開し、新しいお客さんを載せて突山搭乗場に向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO280 )
207_2508211199 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 207.柴山搭乗場到着
海上プケーブルカーに乗っていた時間はおよそ10分ほどだった。外に出ると見晴が良かった。北の方角には麗水エキス旅客ポターミナルに停泊するMITSUI OCEAN FUJI が見下ろせた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 130mm ISO200 )
208_2508211201 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 208.麗水エキス旅客ポターミナルに停泊するMITSUI OCEAN FUJI
MITSUI OCEAN FUJIが停泊している桟橋の手前にもクルーズ船が入っている桟橋がある、地図を見るとクルーズ船到着場になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 64mm ISO200 )
209_2508211203 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 209.梧桐島(オドンド)
北西の島を結ぶ道が見えた。島は梧桐島という。麗水を代表する観光名所だそうだ。島の名前は島の形が桐の葉に似ている事に由来し、椿の木が多い事から、椿島などとも呼ばれている。島内には「閑麗水道(ハルリョスド)海上国立公園」の美しい海を眺めながら島内を一周するトレッキングコースや絶壁、灯台があって、海を眺めながらの散策にぴったりとしょうかいされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 26mm ISO220 )
210_2508211212 X900 韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 210.日出亭
ちょっと高くなったところに韓国の伝統的な建築様式の建物があった。額は日出亭と読める。1998年に建てられたそうだ。ウソかホントか分からないが、ここはカフェだったそうで、今は営業されいていないという。ホントかどうかいろいろ調べてみたが解らなかった。梧桐島を眺めながらタワーに向かい、そこらバスが待っていてくれるところへ下りた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO220 )

2025年10月23日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑨ 佐世保 九十九島遊覧船 2025年8月20日 長崎県佐世保市

九十九島は、佐世保湾の外側から平戸までの約25kmの海域に点在する海域のことで、複雑に入り組んだリアス海岸と島々が織りなす美しい自然景観が広がっている。ほぼ全域が「西海国立公園」に指定されており、島の密度は日本一といわれているそうだ。江戸時代の中期にはこの呼び名があったという九十九島には、いったいいくつの島があるのだろうか。2001年の市民ボランティアによる調査では、208ノ島があると確認されている。

 島の写真はたくさん撮った。ここで紹介しようと思うのだが、それぞれの島の名前が良く判らない。インターネットの情報などで検索してみて島の名前を推測しても、正しいかどうか自信がない。お許しをいただきたい。
 例えば、トップの写真は私は鞍掛島と推定したが、AIでは「比較的港から近い位置にある**亀子島(かめこじま)または牧ノ島(まきのしま)**周辺に似ています。」という回答だった。逆に亀子島、牧ノ島をネット検索してみたところ、ちょっと違うようだ。「九州旅倶楽部 九十九島クルージング」というサイトに鞍掛島という写真があった。トップに載せた私の写真と背景も酷似する。「馬の鞍に形が似ていることからこの名前がつけられました。干潮時には陸まで歩いて渡れます。」というコメントもあった。

000_250820911 X700 ◎九十九島遊覧船 鞍掛島 D50X.jpg
九十九島 鞍掛島と思われる 2025年8月20日 長崎県佐世保市

147_250820888 X900 〇九十九島遊覧船 佐世保へ D50X.jpg 147.牧ノ島と弓張山
出港してから6~7分ほど経った頃の毛眺め。船は右に横島、左(東)に牧ノ島の間を進む。島々は船が進むにつれて見える形や背景が変わ。まず、乗っている船がどの位置にあるのかが分からないとだめだ。これも"多分"の域を出ないが牧ノ島と後ろの尖った山は弓張山(標高364m)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 52mm ISO220 )
148_250820900 X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 148.牧ノ島と桂島のあいだ
出港後17分ほど経った。南に向かって進んでいる。航跡が力強い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 18mm ISO220 )
149_250820909 X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 149.松浦島へ向かう
写真は深白島の辺りだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 44mm ISO220 )

000_X500 九十九島 route map.jpg

九十九島パールリゾートのホームページにあった遊覧船の航路図を転載させていただいた。島々がどの位置にあるか見ていただきたいと思う。この航路図と、時間、インターネットを検索して得られた画像情報を調べてみたが、船がどの位置にいた時に撮った写真なのか、どちらにカメラを向けて撮った写真なのかを思い出すすべがない。

150_250820908 X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 150.12時21分
インターネットにある画像を検索していくと"オジカ瀬"に似ているが、背景と、時間的に考えれるッパールクイーン号の位置でミスマッチである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 18mm ISO220 )
151_250820912 X900 ◎九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 151.真珠の養殖場 -1
九十九島でが真珠の養殖が行われている。田崎真珠はじめ、九十九島域の各所で行われているようで、場所の特定はできなかった。田崎真珠は1979年に九十九島の養殖場を開設したそうだ。多種多様な生物が生息し、美しい真珠を育むのにふさわしい環境を誇る九十九島では、大規模な養殖を行っています。ここでは約100万貝を養殖しながら、毎年、500万弱の稚貝を育てているという。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 18mm ISO220 )
152_250820913 X900 ◎九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 152.真珠の養殖場 -2
この島の向こう側も真珠の養殖場になっているようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 44mm ISO200 )
153_250820918a X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 153.松浦島付近 -1
船はコースの半分近くに差し掛かった。いくつもの深い入り江を持った島の形が特徴的である。松浦島付近と思う。九十九島南部のシンボルだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 28mm ISO220 )
154_250820928 X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 154.松浦島付近 -2
パールクイーン号は入江の奥へと進む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 26mm ISO220 )
155_250820928 X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 155.松浦島付近 -3
松浦島の入江の奥深くまで入ってきたが、この辺で転回していくようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 35mm ISO220 )
156_250820934 ◎九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 156.松浦島付近 -4
出発した波止場に戻り始める。コースでは、斧落とし、丈ケ島、テンモク島、を周って、牧の島へもどる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 35mm ISO220 )
157_250820938 X900 ◎九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 157.トップに載せた写真との関係
時刻は12時半である。トップに載せた鞍掛島は、コースからするとこの辺が最も近いあたりと思うが、鞍掛島とした写真の撮影時刻は12時22分である。松浦島付近を見て来た時間は、12時30分頃だった。ちょっと分からなくなってしまった。頭が痛い。トップの写真は鞍掛島だったのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 18mm ISO220 )
158_250820940 X900 ◎九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 158.カキの養殖場?
ここはカキの養殖場のように見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
159_250820946 X900 ◎九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 159.岩場
岩場が多くなってきた。侵食されているのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 54mm ISO220 )
160_250820954 X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 160.奇岩 -1
色々な奇岩が現れる。ゴジラ岩、カバ岩、カエル岩などいろいろと名前が付けられている。パールクイーン号の船室の壁にも「九十九島奇岩MAP」というのが張ってあって、モンスターのあくび、キングコング??、笑うライオン、ゴジラと名付けられた岩の写真が貼ってあったので、その写真を撮って横浜に帰ってから見てみたが、不鮮明で判別できなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 48mm ISO200 )
161_250820966 X900 九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 161.奇岩 -2
当然のことながら見る市野の角度によって形は違う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 )
162_250820975 X900 〇九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 162.奇岩 -3
牧の島の近くまで戻ってきた。左の方に砂浜が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/1000秒 110mm ISO220 )
163_250820976 X900 九十九島遊覧船 夏雲 D50X.jpg 163.停泊中の「海王」
パールクイーン号は出港したところに戻ってきた。時刻は12時52分になっていた。何とか島の名前を特定しようと試みたが無理だった。そんなことよりも、済んだ夏空の下、九十九島の美しい景観を堪能することが出来たので満足と思う。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 43mm ISO200 )
164_250820981 X900 佐世保港 D50X.jpg 164.佐世保港国際ターミナル 停泊中の大型客船
九十九島パールシーリゾートから、タクシーで浦頭の佐世保港クルーズセンターへの海上バスに似るため、JR博多駅に近い国際ターミナルに戻ってきた。埠頭には「夢想 DEREAM」という大型客船が停泊していた。調べて見ると、中国客船「夢想(ドリーム)号」は、中国のクルーズ船社「天津東方国際郵輪」に所属するクルーズ船だった。77,499総トンで、乗客定員は2014人という大きな船だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 41mm ISO200 )
165_2508201084 X900 ◎18時58分 佐世保 G7X.jpg 165.夕焼け
帰りの環状バスからも米海軍第7艦隊の基地に停泊している軍艦を観ながら、浦頭埠頭へ戻った。次の寄港地が韓国の麗水(ヨス)なので、佐世保クルーズセンターで出国手続きをMITSUI-OCEAN-FUJIに戻った。この日の日の入りは、19:01である。18:58、船室から眺めた空は夕焼けだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3,2 1/1250秒 17mm ISO125 )
166_2508201089t X900 ◎モニーク・デッヘイニー G7X.jpg 166.ライブ音楽のバラエテイショウ
夕食後は、オーシャンステージで日本在住の、EXILE・ATSUSHや中村美嘉のバックコーラスとしてTVにも出演しているジャマイカカ出身の女性歌手モニーク・デヘイニーの歌を聴いた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200)

2025年10月17日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑦ 飫肥城下町と油津 2025年8月19日 宮崎県日南市油津

それこそ"ざっと"だったが、飫肥城城跡を見て歩いた。二度とは来れないと思うので、飫肥城歴史資料館や松尾の丸は見ておくべきだったかなと思うが、暑さと手すりのない長い石段が躊躇させた。

   城跡を見終えて飫肥城の城下町を見て歩く。最初に入った豫章館は、飫肥藩第14代藩主・伊東祐帰が藩知事に任命されたのち、城内より父・祐相とが移り住んだ屋敷だそうだ。  豫章館を見た後、まず、南にまっすぐ大手門通りを下る。左手に小村寿太郎記念館、伊東裕正の家があり、次の角を左に曲がる。そこに「蔵」と書かれた暖簾が掛けられた店があった。何か冷たいものを飲みたい一心で中に入る。メニューにアイスコーヒーがあった。ここは後でふれるが「飫肥天」の老舗だった。
 四つ角に赤いポストのある家があった。この辺りは、歴史と伝統の街・重要伝統的建造物保存地区である。
 さらに大手門通りを進むと、後町通りという道の両側にきれいな水が流れ、石垣が見事な通りに出た。そこを左へ行って見た。その溝の澄んだ水には錦鯉が泳いでいた。
 次を右に曲がって、本町商人通りへ出る。再び右へ曲がり歴史のある家々を眺めながら、大手門通りに戻り、飫肥城下町案内所から、娘がタクシーGOで読んでくれた、この車は「70万キロ走っているんですよ」と運転手が話すクラウンのタクシーに乗った。

 そのタクシーの運転手さんに「何処か見るところはありますか」と尋ねた結果、広島カープが毎年キャンプを行う天福球場とJR油津駅を周って、堀川運河にかかる堀川橋(乙女橋)を眺め、五平津神社にお参りして、船に戻った。

000_250819817 〇FUJI船尾 G7X.jpg
船尾に掲げられた旗  上はバハマ国旗 下のアルファ旗は港での安全や停泊中の規則として掲げる旗 
2025年8月19日 宮崎県日南市 油津港

104_250819707 X900 小村寿太郎記念館 D50.jpg 104.小村寿太郎記念館
大手門通りを、大手門を背に南へ歩くと、小泉寿太郎記念館があった。門を入ったところに咲くヒギリ(緋桐)の赤い花が綺麗だった。原産地はインドなど熱帯アジアでシソ科のクサギ属だそうだ。小村寿太郎は飫肥藩出身の明治時代の外交官・政治家で、 ポーツマス条約締結、日英同盟締結、そして幕末からの不平等条約改正による関税自主権の回復に尽力した。ハーバード大学で法律を学び、外務次官や駐米・駐露公使などを歴任した後、外務大臣として活躍し、日本の国際的地位の確立に大きく貢献した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 32mm ISO220 )
105_250819711 X900 〇おび天「蔵」 D50.jpg 105.「飫肥天」
「蔵」という暖簾のかかった歴史のありそうな店は、江戸時代に飫肥藩の藩役所の置かれたというところにあった。そこは郷土料理の店だ。立て看板に書かれた「おび天」を「えび天」と見誤ってしまい、蕎麦屋かと思った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 22mm ISO200 )
106_250819712 X900 〇おび天「蔵」 D50.jpg 106.「飫肥天」の実演販売
お店には叱られるかもしれないが、「飫肥天」とは言って見れば、さつま揚げである。Wikipediaを見ると、「飫肥藩領であった江戸時代に領民たちによって案出され、飫肥地方に伝わる料理である。もともと飫肥周辺では味噌を使う料理が多く、南西諸島からの移住者を中心に19世紀半ばにサトウキビの栽培が始まったことなどを背景に、味噌と黒砂糖を使う飫肥天が誕生したと考えられている」とあった。イワシ・アジ・シイラ・サバ・トビウオ・サワラなど日向灘の近海でとれる大衆魚を丸ごとすり身にしたものに豆腐を混ぜ、味付けに味噌や醤油、黒砂糖を加えて揚げて作る。見た目は薩摩揚げに似ているが、豆腐が入っているため薩摩揚げに比べて柔らかく、ふわりとした食感で、少し甘めで独特の味わいがある。いくつか買ってそこで食べてみたが、甘みがあり、うまかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1800 )
107_250819717 X900 建造物群保存地区 D50.jpg 107.歴史的建造物と紅いポスト
いまどき、赤い郵便ポストは目を引く。ここは何の建物かと近くへ行って見ると、カフェだった。この建物も飫肥城下町歴史的建造物だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 36mm ISO200 )
108_250819720 X900 〇鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 108.後町通り -1
写真は紅いポストのある十字路から大手門通りの右(西)側の「後町通り」を見たところである。美しい石垣が続く。城下の形成は、天正15年(1587年)に飫肥藩初代伊東祐兵が豊臣秀吉から飫肥を領地として与えられてから、本格的に建設が進んだと考えられている。飫肥城近くから上級家臣、中級家臣、町屋、下級家臣の屋敷地となっている。石垣のほとんどは、「肥石」と呼ばれている溶結凝灰岩が使用されている。後町通りは見どころの一つだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 25mm ISO220 )
109_250819723 X900 鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 109.後町通り -2
大手門通りと後町通りの十字路を左(東)曲がった。案内図によれば、後町通りから振り返って見る十字路の向こう側は右が後藤家、少し先の左手が合屋家だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 66mm ISO200 )
110_250819727 X900 〇鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 110.後町通り 鯉が泳ぐ -1
後町通りの両側には水路が作られていて、清らかの水に錦鯉が泳いでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 38mm ISO220 )
111_250819728 D900 ◎鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 111.後町通り 鯉が泳ぐ -2
この水路に泳ぐ鯉は色鮮やかで、数が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 34mm ISO220 )
112_250819736 X900 〇鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 112.後町通り 鯉が泳ぐ -3
振り返って鯉が泳ぐ水路を見る。石垣と白い壁の塀が美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm ISO360 )
113_250819740 X900 〇高橋源次郎家 建造物群保存地区 D50.jpg 113.旧高橋源次郎家
鯉の泳ぐ道を右に折れて、本町(商人)通りへ出た。とにかく歩いていると暑い。そろそろ戻ろうと、その道を右(西)へ曲がると右側に旧高橋源次郎家があった。飫肥城下町の町家筋である本町通りのほぼ中央に南面して立地している。飫肥の実業家で貴族院議員高橋源次郎が建築した。主屋の屋根は寄せ棟で飫肥地区において、それまで茅葺きであった民家が瓦葺きへ転換していく初期の建築としても価値が高いと言われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO200 )
114_250819746 X900 明治三十六年創業 建造物群保存地区 D50.jpg 114.地味噌・地醤油の安藤商店
路の向こう側には、創業明治三十六年・富士安と暖簾に書かれた商店が見えた。飫肥は昔から味噌がよく料理に使われ、「飫肥の天ぷら」(飫肥天のこと)にも味噌が使われている。この店には「麦味噌」、麦・米・玄米に餅米等を加えた「合わせ味噌」の他に、一風変わった「黒豆味噌」というものがある。また、厳選素材を昔ながらの製法、天然醸造でじっくり手間と時間をかけて造られた「手作り一番搾り丸大豆醤油」、刺身の持ち味を生かす「刺身甘口醤油」がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO380 )
115_250819747 x900 小村寿太郎生誕の地 建造物群保存地区 D50.jpg 115.小村寿太郎生誕地碑
大手門通りに戻ってきた。本町通を右に曲がったところに小村寿太郎生誕地碑があった。碑のおもてには元帥東郷平八郎の書で、裏面には小村の親友杉浦重剛の詩文が記されている。内容は、ポーツマス条約の仕上げとして清国との交渉に向かう小村に対して、小村の人柄を賞賛するとともに激励と日本人の期待を託したもの。生家は、大手門から東に続く、残念ながら今回は歩かなかった武家屋敷通りに移築されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 30mm ISO220 )
116_250819751 X900 旧山本猪平家 建造物群保存地区 D50.jpg 116.旧山本猪平家
大手門通りの本町商人通りと後町通りの間で見た明治の商人屋敷だ。飫肥の豪商(材木商)であった山本猪平が明治40年(1907年)頃に建築した商家の本宅で、ほぼ建築当初のまま残されているという。飫肥の商人屋敷を現代に伝える遺構として貴重なものといわれる。旧山本猪平家は、明治40年代に豪商山本猪平が、隣接する小村寿太郎生家が没落した際に、土地を買い取り新築したものだそうだ。昭和4年に増築した以外は、ほぼ建築当初のままであるという。平成9年に市が公有化している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO220 )
117_250819755 X900 油津駅 D50.jpg 117.JR油津駅
9時過ぎから飫肥城跡および飫肥城下町を歩いて、お昼少し前に観光案内所へ戻り、タクシーを呼んだ。このまま船に帰るのも早すぎるので、どこか油津で見るところがあったらと運転手さんに問いかけてみたところ、鵜戸神宮はどうですかと推された。鵜戸神宮は日南海岸の断崖に建つ朱塗りの本殿が印象的な神社のようだが、歩く道が厳しそうなので、敬遠する。では、広島カープがキャンプをする天福球場へ行って見ましょうということになった。写真はJRの駅舎で、カープ色になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO400 )
118_250819756 X900 天福球場 油津 D50.jpg 118.天福球場
天福球場の前には広島カープの監督・選手の大きなパネルが置かれていた。観光客も写真を撮る所だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO220 )
119_250819762 X900 天福球場 油津 D50.jpg 119.JR油津駅駅舎
JR油津駅は、地域住民の有志によってカープカラーの赤色に塗り替えられたことから「カープ油津駅」として知られている。駅舎の正面には球団のロゴが入れられ、球団マスコットのカープ坊やのタペストリーも飾られていろ。駅ではカープグッズが販売され、球団の応援ムードが感じられ、ファンだけでなく観光客にも人気のスポットだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 24mm ISO220 )
120_250819766 X900 堀川運河 堀川橋 油津 D50.jpg 120.堀川運河と堀川橋(乙女橋)
タクシーは日南市の観光案内所に寄ってくれた。少し歩いて堀川運河と乙女橋を見て来ようということになったが、私の奥さまは少々疲れたと言って、ここで待っているという。堀川運河は、宮崎県日南市の広渡川と油津港とを結ぶ全長984m、幅約30mの運河。江戸時代初期に木材を運搬するために開削された。堀川橋は、堀川運河に面して祭られている吾平津神社(乙姫神社)前に架かる石橋で乙姫橋とも呼ばれる。かつては、油津の港と南郷町や串間市を結んだ幹線道路の橋でもあったが、海岸寄りに私たちも渡ってきた国道220号の港大橋が竣工して静かな橋の姿を運河に映している。石橋の架設により取付道路が嵩上げされた結果、堀川運河沿いの家は二階を入口とする造りとなった。油津の景観にとって欠くことのできない存在で,町のシンボルにもなっているという。登録文化財。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 71mm ISO200 )
121_250819770 X900 五平津神社 油津 D50.jpg 121.吾平津神社(あひらつじんじゃ) -1
堀川橋を渡ると吾平津神社があった。ここは映画「男はつらいよ・寅次郎の青春」第45作のロケ地だそうだ。マドンナは後藤久美子と風吹ジュンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 30mm ISO200 )
122_250819772 X900 五平津神社 油津 D50.jpg 122.吾平津神社(あひらつじんじゃ) -2
吾平津神社の創建は 709年。もともとは乙姫大明神とよばれていたそうだ。主祭神は吾平津毘売命(あひらつひめのみこと)で、神武天皇(かむやまといわれひこ)の妃であり、神武天皇が大和朝廷をおこすため東遷された時に、同行せずこの地に残り東遷の成功を祈り成就されたことから、諸祈願成就の神として信仰されているそうだ。本殿に上がる石段の手前にある鳥居の手前に五平津媛(あひらつひめ)の像があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 30mm ISO200 )
123_250819776 X900 クマソ 五平津神社 油津 D50.jpg 123.五平津神社のクロマダラソテツシジミ
五平津神社の石段を上がって、本殿にお参りした。そこにクロマダラソテツシジミが開翅していた。ちょっと擦れていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
124_250819778 X900 クマソ 五平津神社 油津 D50.jpg 124.野口雨情碑
野口雨情に関わる碑はいろいろなところにある。ここは日南市春日町の野口雨情が日南を訪れたとき、「水と筏を 堀川橋の 石の手すりは見て暮らす」と詠んだ野口雨情の歌碑だ。見ては来なかったが飫肥の本町通りにも野口雨情詩碑というのがあったようだ。東京の武蔵野市の井の頭公園にもあるし、茨城県の潮来市にも歌碑があるようだ。水戸には生誕百年記念碑がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 24mm ISO200 )
125_250819779 X900 油津港岸壁 油津 D50.jpg 125.油津港へ戻る
午後1時少し前に油津港に戻ってきた。日南の名産品を並べた出店が並んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 24mm ISO220 )
126_250819835 X900 〇出港離岸 午後5時 G7X.jpg 126.油津港のチップ集積所

今朝、港に着いた時に何が積まれていて、何故こんなにトラックが集まっているのかと思った。タクシーの運転手さんに聞いたのだが、油津には王子製紙グループの日南工場がある。王子製紙グループはここ日南市油津港にチップヤード(チップ置き場)を持つ「王子製紙(株)日南工場」を運営しており、港の近くでチップの作業を行っている。木材チップを積んだ船を受け入れているのだ。輸入先は針葉樹チップでは米国とオーストラリア、広葉樹チップではベトナムという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/25秒 9mm ISO125 )
127_250819847 X900 ショウ 太鼓小泉謙一と横笛朱鷺たたら G7X.jpg 127.今夜のショータイムは「日本太鼓と横笛の演奏」
今日の夕食は、娘たち夫婦が、三國シェフ監修のフレンチをご馳走してくれた。ジャケットを着てネクタイをして、レストラン北斎で夕食だった。夕食後はショーを観たが、この日の夜は、太鼓ソリスト・小泉謙一さんと、篠笛は朱鷺たたらさんだった。内容のある演奏だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/10秒 37mm ISO125 )

2025年10月14日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑥ 飫肥(おび)城跡ほか 2025年8月19日 宮崎県日南市油津

東京を出て4日目の朝8時、船は宮崎県日南市の油津(あぶらつ)に入港した。
8時半ごろに下船してタクシーを待つ。ここも殺風景な貨物の集積場のような港で、多くのトラックが停まっていた。

 油津でも寄港地観光ツアーが用意されていて、鵜戸神宮、飫肥城下町、青島、都井岬などへ行く3コースが設けられていたが、私たちはここでも自分たちで、タクシーを利用して、まず、飫肥(おび)城下町へ行くことにした。

 油津港から飫肥城跡までは10kmほど。タクシーで20分ほどだった。
 油津は天然の良港として、古くから栄え、江戸時代には飫肥藩の重要な物資輸送港として、昭和初期には「日本のマグロ相場は油津で決まる」といわれるほど、全国有数のマグロ水揚げ港として知られていたそうだ。私は3年間ほど九州で仕事をしたが、ここは行ったこともなく、知らなかった。

 油津は昭和初期には阪神、関門、朝鮮方面への木材搬出が活発になるとともに、昭和13 年には背後で製紙工場が操業するに至り、昭和27 年に重要港湾に指定された。現在では、コンテナ船・RORO船(貨物を積んだトラックや荷台ごと輸送する船舶)の定期航路やチップ船等の貨物船の利用があり、県南地域の物流拠点としての役割を担っている。
 堀川運河や飫肥城等の歴史的景観が魅力の観光資源が存在することから、日本や中国をはじめとした東アジア諸国のクルーズ人口増加に伴う数日~ 1 週間程度の日程で気軽に参加できるショートクルーズ需要の増加が起こり、日本の寄港地の中ではアジアに近くショートクルーズに取り組みやすい等の理由から、クルーズ船の寄港が急激に増加しているようだ 平成27 年6 月に16 万トン級大型クルーズ船の受け入れが開始されている。平成27 年8 月に16 万トン級クルーズ船(Quantum of the seas 167,800トン) の初寄港が実現した。

 飫肥城は戦国時代初期に築城されたと推定され、100年に渡り伊東氏と島津氏とで領有が争われた。 初代藩主は伊東祐兵、豊臣秀吉より九州征伐の功績により、日向国が与えられた。 関ヶ原の戦いでは東軍に付き所領安堵、その後は明治まで14代 280年間 伊東氏が日向国を治めた。

000_250819799 X700 油津着岸 G7X.jpg
大型クルーズ船が利用できるよう桟橋が整備された油津港 2025年8月29日 宮崎県日南市

078_250819601tm X900 〇夜明け 七ツ八江 宮崎県日南市油津へ D50.jpg 78.七つ八重の眺め
MITSUI OCEAN FUJIが着岸した大きな桟橋の西側の小さな湾は油津漁港になっていて、漁港の入口(南側)には、写真の七ツ八重と言う7つの島々が並び絶景だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
079_250819589 X900 〇夜明け 宮崎県日南市油津へ D50.jpg 79.朝焼けの海
船は北から南へ向かっている。時刻は朝の5時50分。この日の日の出は5時47分だった。船室から後方を撮影した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 140mm ISO200 )
080_250819610 X900 夜明けサンライズ 宮崎県日南市油津へ D50.jpg 80.洋上の「さんふらわあ号」
沖合を商船三井フェリーの船が航行していた。ChatGPTに写真を拡大して送信し、サンフラワーの何という船か尋ねてみたところ次のような答えがあった。「いただいた写真には、船体に大きな太陽マーク(サンフラワーのシンボル)が描かれており、煙突は赤色に近いカラーリングです。この特徴から、この船はフェリー「さんふらわあ」の中でも「志布志航路(大阪南港~志布志港)」に就航している 「さんふらわあ さつま」または「さんふらわあ きりしま」 である可能性が高いです。」、また、「宮崎県(日南市沖から見えるエリアを含む)に比較的近い航路は 志布志航路 です。」というフォローがあった。ということで、商船三井「さんふらわあ」 関西⇔九州」のページを参照すると、大阪17:55発、志布志着 翌08:55着の「さんふらわあ さつま」 2018年5月15日就航 13,659 トン 全長192.00 m と推定した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 140mm ISO200 )
081_250819611 X900 PILOT 宮崎県日南市油津へ D50.jpg 81.水先案内
複雑な海域で船舶を安全に航行させるために乗船する水先人(パイロット)が、水先案内をする大型船に乗り移る際、あるいは下船する際に送迎を行うための特殊な船舶である。これに乗ってきたパイロトの水先案内で油津港に近づく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
082_250819617 X900 〇宮崎県日南市油津へ D50.jpg 82.七つ八重
油津港の南側から入港していく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 46mm ISO200 )
083_250819628 X900 大手門通り 飫肥  城下町 obi D50.jpg 83.飫肥城下町
油津港からタクシーに乗って着いたのは、飫肥城観光駐車場だった。この観光案内所でチケットを購入した。飫肥城有料施設6ヵ所すべてに入館できるチケットは一人800円だった。飫肥城下町保存会が運営している。この案内図は、上辺が東になっていて少々混乱する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 74mm ISO220 )
084_250819626 X900 〇大手門 大手門通り 飫肥  城下町 obi D50.jpg 84.飫肥城大手門
この写真の正面が飫肥城の大手門である。そしてこの通りは大手門通りという。案内図(83.の写真)では、この通りは右から左に描かれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 67mm ISO220 )
085_250819625 X900 〇飫肥  城下町 obi D50.jpg 85.大手門通り
この写真は、逆に大手門(北)を背に、南方向を見たところだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 105mm ISO250 )
086_250819629 X900 〇大手門通り 飫肥  城下町 obi D50.jpg 86.大手門に向かう
まずは飫肥城跡を見に行こうと大手門へ向かう。日南市文化財保存調査委員の吉田常政氏が編纂された「城下町 飫肥ガイド ―九州の小京都―」という冊子を読んでみると、飫肥は伊豆の国、伊東地方に起こった工藤祐経を祖とする伊東家五万一千八十余石の城下である。古くから小京都と言われる飫肥は、西谷川の清流注ぐ飫肥盆地に区割りされ、豊かな水と、緑と石の恵み育まれた清楚で気品のある町であると記されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 47mm ISO220 )
087_250819634 XD900 大手門通り 豫章館  城下町 obi D50.jpg 87.豫章館前 -1
ここは藩主伊東家の屋敷と庭園がある。飫肥城跡を見て戻ってきた時に見ることにした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 24mm ISO220 )
088_250819802 X900 〇飫肥城跡 G7X.jpg 88.大手門を入る
飫肥城の大手門は明治6年(1873年)取り壊された。この大手門は昭和53年8月(1978年)に樹齢100年の飫肥杉を使用して再建された。NHK朝のテレビ小説"わかば"のロケ地で人気スポットとなっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
089_250819640 X900 〇飫肥城跡 D50.jpg 89.大手門を額縁にして
大手門をくぐって後ろを振り返った。大手門が額縁となって大手門通りの石垣と、その背後の山のみどりが絵になる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 28mm ISO220 )
090_250819647 X900 〇飫肥城跡 D50.jpg 90.大手門から
大手門を入ると枡形があり、美しい石垣が現れた。飫肥城本丸があった場所には現在、日南市立飫肥小学校が建てられている。この小学校のルーツは、かつての飫肥城にあった藩校「振徳堂」に遡るそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO220 )
091_250819651 X900 飫肥城跡 D50.jpg 91.しあわせ杉
石垣に沿って右に曲がっていくと、緩やかな石段があり、突き当たる。この写真の右側は、今は飫肥城歴史資料館がある。突き当りのコーナーには4本の杉が立ち、その対角線の中心に立つと幸せのパワーを貰えるのだそうだ。この左手に「松尾の丸(しょうのおまる)」へ上がる。飫肥城は、11の曲輪(くるわ)を配した平山城で、「松尾の丸」はその内の一つだったが、「松尾の丸」にあった当時の建物については、記録がない。現在の「松尾の丸」の屋敷は、昭和54年に樹齢100年以上の杉を使い、新たに江戸時代初期の身分の高い武家屋敷を想定して時代考証を行い建築されたそうだ。この「松尾の丸」は、この奥左手にあった飫肥城の旧本丸跡のすぐ下にあった。そののちの本丸(新本丸)は現在、日南市立飫肥小学校が建てられている。この小学校のルーツは、かつての飫肥城にあった藩校「振徳堂」に遡る。「松尾の丸」に上がる階段は手すりもなくきついため見学を断念した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO220 )
092_250819651 X900 飫肥城跡 D50.jpg 92.電話ボックス
こんな電話ボックスがあった。NTTの文字があり中を覗くと、使えるのかどうか試さなかったが、良く見かける角型の公衆電話があった。また、右側には「新ひむかづくり運動促進事業・飫肥杉が使われています」と書かれていた。新ひむかづくり運動とは宮崎県が提唱する地域振興の取り組みだそうだ。地元の素材を活かした商品開発や地域の加工グループ活動のモデルとして影響をあたえているとのこと。地域の魅力を伝えることの促進が目的らしい。「ひむか」は、宮崎県の旧国名「日向国」(ひむか の くに)に由来する言葉で、「日の当たる、陽向(ひなた)の土地」を意味する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 26mm ISO200 )
093_250819669 X900 飫肥城跡 D50.jpg 93.隅鬼瓦
ここは「松尾の丸」という建物があった塀と思うが、その塀の角にこんな鬼瓦があった。AIに尋ねたところ、鬼瓦の中でも角に配置される 「隅鬼瓦(すみおにがわら)」 にあたり、鬼瓦は本来、屋根の端や角に据えられ、建物を守る魔除けや装飾の役割を果たしてきたが城郭や武家屋敷の塀にも多く用いられていると教えられた。つまりこれは、飫肥城にあった塀の角に置かれた「隅鬼瓦」で、飫肥藩の武家文化と防御・装飾美を今に伝える建築要素といえる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 61mm ISO2800 )
094_250819673 X900 〇飫肥城跡 D50.jpg 94.飫肥杉林
飫肥杉林を調べていると、樹齢140年の杉木立と深い緑の苔の絨毯を敷き詰めたような「癒しの森」は、天に向かって真っ直ぐに伸びた杉木立を仰ぎ見ると、木立の間から青い空が見え、この場所にいるだけで心が開放され癒されるという文言があったが、その「癒しの森」とは、旧本丸跡にあるとされていた。私は旧本丸跡へは行っていないのでこの写真は、その飫肥杉林ではなく、もっと大手門に近いところの土塁の手前だったような気がする。曖昧なことこの上ないが、私の独りごとして流して欲しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 67mm ISO220 )
095_250819677 X900 〇飫肥城跡 D50.jpg 95.飫肥城鐘楼
飫肥城には「舞鶴の鐘」と呼ばれる城の重要文化財に指定されている鐘が存在する。この鐘は、飫肥城主が城の守りを固めるために建立し、夜になると城の周りを守るために「城門の開閉」を知らせる役割を担っていた。毎朝6時を知らせてくれる鐘の音。かつての藩主が、城下の人々に時刻を知らせようと造った鐘は、戦争によって一時は断絶。しかし1965年、地元住民によって復元された。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 82mm ISO900 )
096_250819681 X900 〇飫肥城跡 D50.jpg 96.豫章館前 -2
飫肥城跡では1時間も滞在しなかった。大手門から退出して、大手門通りに出てくると、数人の観光客と車屋さんがいた。暑いが天気は良い。これからここを訪れる観光客も増えるのだろうと思う。人力車が停めてある通りの反対側が豫章館の入り口である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO360 )
097_250819686 X900 飫肥城跡 ソテツ D50.jpg 97.大きなソテツ
門を入って屋敷の玄関の右側に大きなソテツの木があった。ソテツはクロマダラソテツシジミの食草であり、その幼虫に食い荒らされるので世話が大変だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR<>br> プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO450 )
098_250819689 X900 〇飫肥城跡 D50.jpg 98.豫章館 武家屋敷
豫章館(よしょうかん)は、明治2年に造られた藩主伊東家の住まいで、三代藩主伊東祐相と、伊東祐帰父子が飫肥城を出て移り住んだ。広い屋敷地に主屋や御数寄屋・雑舎・蔵を配し、入口には薬医門を構えている。飫肥城下では最も格式のある武家屋敷。日南市飫肥伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物であり、日南市指定文化財に指定されている。南面一帯は武学流の作庭といわれる庭園で、広い空間に庭石や石灯籠・庭木などが巧みに配置され、閑静な佇まいの枯山水式庭園である。日南豫章館の名は、邸内にあった樹齢数百年の大楠にちなんで伊東祐相により名付けられた。飫肥地区に現存する武家屋敷の中で、江戸時代の面影を残している建造物である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 )
099_250819690 X900 〇飫肥城跡 D50.jpg 99.豫章館の玄関
薬医門と屋根付きの堀に囲まれた屋数は飫肥藩で最も格式が高い武家屋敷である。門をくぐってまっすぐ進んだその正面は千鳥破風の屋根を構えた玄関で、主玄関と脇玄関があり、主玄関の入り口には「庵木瓜紋」と呼ばれる伊東家の家紋がある。(wikipedia参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 32mm ISO220 )
100_250819694 X900 〇サルスベリ 豫章館 飫肥城跡 D50.jpg 100.屋敷とサルスベリ
屋敷は母屋と雑舎、蔵二棟、御数寄屋が作られている。母屋はL字型に6部屋を配置している 屋敷の屋根は、茅葺きとなっており、下屋根は飫肥瓦で、台風時の強風や豪雨に備えて漆喰で止めた瓦葺きとなっている。建物は良質な飫肥杉で作られており、特に前庭に面する廊下の柾目板には樹齢数百年のものが使われている。飫肥は高温多雨な環境のため床下が高くとられている。 (wikipedia参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 27mm ISO200 )
101_250819696 X900 ◎クマソ 豫章館 飫肥城跡 D50.jpg 101.クロマダラソテツシジミ -1
庭にソテツの木があるのを見たとき、これはクロマダラソテツシジミがいるなと期待した。ただ、発生状況がどうかなあと思っていたのだが、先に見た大きなソテツの木から離れたソテツの周りをちらちらと飛ぶのを見つけた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO900 )
102_250819703s X900◎クマソ 豫章館 飫肥城跡 D50.jpg 102.クロマダラソテツシジミ -2
複数の個体が飛んでいる。擦れのないきれいな個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1250 )
103_250819706 ◎X900 クマソ 豫章館 飫肥城跡 D50.jpg 103.クロマダラソテツシジミ -3
ソテツの葉に止まる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 )

2025年10月11日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑤ 牧野植物園→ひろめ市場→桂浜坂本龍馬記念博物館 2025年8月18日 高知県高知市

高知新港から乗車してきてそのまま、待ってもらっていたタクシーに乗り、牧野植物園から高知市の中心部にある「ひろめ広場」というとことに向かった。「ひろめ広場」とは、言って見ればフードコートの様なところで高知市帯屋町2丁目にある集合型の屋台村。高知城の大手門を正面に見る土佐北街道(愛媛県川之江から新宮、馬立を経て笹ヶ峰峠を越え、高知県大豊町立川、本山町などを経て高知城下に至る道で、松山街道、とも言われる松山と高知を結ぶ道で大和時代に久万官道として開かれた道)に面している。
 もう20年くらい前のことだが、年の瀬に松山から高知を旅したことがあった。このとき高知城の近くで一泊し、翌朝、たくさんの出店が並ぶ日曜市の大手筋を歩いたことを思い出した。その時も赤い、小さな「はりまや橋」を見て、桂浜へ行った。

 「ひろめ市場」では一番人気があるという店で、娘の主人が並んで注文してくれた鰹の刺身を肴にビールを飲んだが、その鰹の刺身は、鰹の独特の臭みがない、今まで食べたことのない旨さだった。新鮮なのだろう。

 「ひろめ市場」では、クルーズ船の寄港地バスツアーでここへ来られていた何人かの方々とも遭遇した。
 とても賑わっていて、我々もあまりゆっくりすることはできなかったが、満足して、再び待っていてもらったタクシーに乗って桂浜へ向かった。
 桂浜は、娘の主人が行きたかった「高知県立坂本龍馬記念博物館」が目的だった。娘たちは暑いなか、坂本龍馬の銅像がある所まで行ったが、私たち年寄りは、日陰で待っていることにした。

 クルーズ船が停泊している高知新港まではそう遠くはなく、午前中からお世話になったタクシーのドライバーさんに礼を言って別れた。

この日の夜は船長主催の歓迎パーティに続くショータイムを楽しんだ。

000_250818498 X900 ◎高知 高知城 追手筋 G7X.jpg
追手筋(土佐北街道)から望む高知城天守 2025年8月18日 高知県高知市

057_250818419 X900 ◎ツマグロヒョウモン 高知県立牧野植物園 D50.jpg 57.ツマグロヒョウモン -1
牧野植物園の北側にある「ふむふむ広場」に咲くヤナギハナガサ(柳花笠)で吸蜜するツマグロヒョウモン。ここではもっとも普遍的なチョウの種だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 )
058_250818420 X900 ◎ツマグロヒョウモン 高知県立牧野植物園 D50.jpg 58.ツマグロヒョウモン -2
ここでは4~5頭のツマグロヒョウモンが飛んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 )
059_250818421 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 59.「ふむふむ広場」からの眺め
これは西側を見た眺めと思う。高速道路が見えるが、これは高知東部自動車だろう。国道376号線が並走している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 58mm ISO200 )
060_250818430 X900 〇高知県立牧野植物園 D50.jpg 60.ヘチマ(糸瓜)
これは「ふむふむ広場」に設けられたヘチマの棚に咲く、花とヘチマの実を撮った写真。夏の青空と白い雲、その下に広がる市街地の眺めを狙ったが、いまいちだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 46mm ISO200 )
061_250818442 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 61.「編鐘(へんしょう)」 牧野富太郎博物館 展示館
牧野富太郎博物館 展示館の中に入った。目を引いたのは、この「編鐘」の展示だった。展示の前に置かれた説明板には、「これは高知県の友好都市である中国安徽省から友好提携10周年を記念して贈られた「編鐘」という中国古代の楽器です。」と記されていた。高知県と安徽省との友好提携10周年を記念して2004年安徽省合肥市で行われた記念式典に於いて、中国安徽省にある合肥植物園と牧野植物園との友好園提携の調印が行われた。ChatGPTに「編鐘」について教えを乞うたところ、「編鐘とは、音高の異なる複数の鐘(鐘鐘)を枠に吊るした形態の打楽器だそうだ。古代中国で重用され、中国各地の出土遺物で確認されており、宗教儀礼・宮廷音楽などで使われてきたそうだ。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO6400 )
062_250818446 X900 正門 高知県立牧野植物園 D50.jpg 62.高知県立牧野富太郎植物園 正面入口
園の西側を歩いて、牧野富太郎記念館本館を見学して、土佐の植物生態園を通って、植物園の正面より退出した。牧野植物園には一度は来たいと思っていたが、図らずもクルージングの機会に叶ったので満足だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO220 )
063_250818446 X900 竹林寺 高知県立牧野植物園 D50.jpg 63.竹林寺
タクシーで五台山への道を登ってきて、植物園のすぐ傍に来たところで、運転手さんから「ここが竹林寺です」と教えられた。ここからはその大きな屋根しか見えないが、時間があれば寄ってきたかった。竹林寺は第三十一番札所。竹林寺は神亀元年(724年)、聖武天皇の勅願を奉じた僧・行基により唐の五台山(現在の中国山西省五台山)になぞらえ開創されたと伝えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 74mm ISO200 )
064_250818481 X900 高知ひろめ市場 追手筋 G7X.jpg 64. ひろめ市場 -1
牧野植物園で待ってもらっていた、船から乗ってきたタクシーで高知市の中心部にある「ひろめ市場」に行ってもらった。それほど遠くなかった。中へ入ると、活気に溢れたフードコートのようだった。時間は12時半、ちょうど昼飯時である。夏休みでもあり、地元の若い人も多いし、私たちのような観光客も多い。「ひろめ市場」の「ひろめ(弘人・ひろめ屋敷)」という名称は、江戸時代にこの場所にあった土佐藩の家老の深尾弘人蕃顕(ふかお ひろめ しげあき)の屋敷、俗に「弘人屋敷(ひろめやしき)」と呼ばれた土地に由来するのだそうだ。。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.2 1/25秒 13mm ISO125 )
065_250818482 X900 〇高知ひろめ市場 追手筋 G7X.jpg 65.ひろめ市場 -2
ひろめ市場の中は、「お城下広場」「龍馬通り」「いごっそう横丁」など、7つほどのブロックに分かれた共用飲食スペースが設置されている。飲食店は50〜60店ほどあるようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.2 1/20秒 13mm ISO125 )
066_250818474 X900 高知ひろめ市場 追手筋 G7X.jpg 66.ひろめ市場 -3
この店が一番人気のある店だそうだ。まず、食べるためのテーブルを確保した。そして娘の主人がこの列に並んでくれて注文し会計をする。しばらくして頼んだ料理を係の人が席まで運んできてくれた。鰹の刺身が、とても新鮮で美味かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/60秒 9mm ISO125 )
067_250818494 X900 〇高知 高知城 追手筋 G7X.jpg 67.高知城天守
大手筋からは立派な高知城の天守が見えた。瓦や壁の色が鷹の羽の色に似ているとして、鷹城(たかじょう)とも呼ばれる。江戸時代に築かれた天守が残る現存天守十二城の一つであるほか、本丸御殿や追手門等が現存する。城跡は国の史跡に指定されていて、もちろん日本100名城に選定されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/800秒 37mm ISO125 )
068_250818501 X800 高知路面電車 タクシーから G7X.jpg 68.高知の路面電車 とさでん交通(タクシーの車内より撮影)-1
何故か高知の市電に人気がある。wikipediaなどによれば、明治37年(1904年)開業と非常に歴史が古く、日本最古級の路面電車。市電といっても市営ではなく「とさでん交通株式会社」が運営している。路線は総延長が日本の路面電車では広島電鉄に次ぐ25.3kmあり、高知市・南国市・吾川郡いの町にまたがっている。高知の路面電車は、単なる移動手段にとどまらず、「歴史性」「多様性」「観光との結びつき」「地元文化との調和」が人気の源になっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/800秒 37mm ISO125 )
069_250818506 〇高知路面電車 タクシーから G7X.jpg 69.高知の路面電車 とさでん交通(タクシーの車内より撮影)-2
古い車両から最新の低床式車両まで走っており、鉄道ファンにとっては「走る博物館」のような存在であること。他都市から譲り受けた電車も多く、全国のレトロな車両を一度に楽しめるのも人気の源のようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 )
070_250818507 X900 県立坂本龍馬記念館 G7X.jpg 70.高知県立坂本龍馬記念館 -1
高知といえば坂本龍馬である。高知を訪れた人は必ずといっていいほど桂浜の坂本龍馬像を見に来る。この坂本龍馬記念館はwikipediaによれば1991年11月に開館。高知出身の幕末の志士・坂本龍馬をテーマにした博物館。 桂浜から近く、屋上や2階奥のフロアからは太平洋を一望することができる。 常設展示では龍馬が設立に関わった海援隊約規など龍馬の思想が現れたものや、龍馬が兄や姉・坂本乙女に宛てた手紙などが展示されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/100秒 9mm ISO125 )
071_250818511 X900 〇県立坂本龍馬記念館 G7X.jpg 71.高知県立坂本龍馬記念館 -2
竜馬はご承知の通り、土佐藩郷士の家に生まれ、脱藩した後は志士として活動し、貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中(のちの海援隊)を結成した。1867年(慶応3年)から1868年(慶応4年)までの間、私設海軍・貿易など、薩摩藩などからの資金援助も受け、近代的な株式会社に類似した組織、物資の運搬や貿易の仲介など商社活動としても評価されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f1.8 1/30秒 9mm ISO125 )
072_250818519 X900 ジョン万次郎 県立坂本龍馬記念館 G7X.jpg 72.ジョン万次郎展示室
ジョン万次郎の関する展示もあった。漁に出た折、嵐にあい漂流したジョン万次郎は奇跡的にアメリカの捕鯨船に助けられ、アメリカに着いた万次郎は、英語や数学、航海術、造船技術などを学び、自由や平等、個人の尊厳といったアメリカの気風を肌で感じた。帰国した万次郎は、土佐藩の絵師である河田小龍から取り調べを受けた。日本は開国か攘夷かで揺れていた中、外国で暮らし、英語を話すことができるジョン万次郎の存在は貴重で、通訳や教育など様々な場で活躍した。ジョン万次郎と坂本龍馬は直接会ったことはないが、龍馬は土佐の絵師である河田小龍を介して、万次郎のアメリカでの体験や先進的な海外知識に大きな影響を受けた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f1.8 1/25秒 9mm ISO125 )
074_250818452 X900 〇高知県立歴史博物館 桂浜 D50.jpg 73.咸臨丸(かんりんまる)模型
咸臨丸は、江戸幕府がオランダから購入した木造の蒸気コルベット(軍艦の艦種)で、1860年に日米修好通商条約の批准書交換のため使節団を護衛して、勝海舟が艦長を務め日本船として、初めて太平洋を横断した。勝海舟はその経験から「西洋に負けない国づくり」の必要性を坂本龍馬に説いたことが、坂本龍馬の考え方に大きな影響を与え、後の日本の改革に繋がった。咸臨丸は1871年に木古内町沖で座礁・沈没した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒67mm ISO3600 )
073_250818448 X900 桂浜 D50.jpg 74.桂浜
桂浜は一般的には龍頭岬(上龍頭岬)と龍王岬(下龍頭岬)の間に延びる本浜という砂浜をいうのだそうだ。また龍頭岬の東側には東浜、龍王岬の西側には西浜がある。写真は坂本龍馬記念館の屋上から眺めた桂浜だが、位置的に見て西浜のようだ。太平洋を望んで立つ坂本龍馬の銅像がある浜辺は、高知を代表する名所の一つとして知られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒67mm ISO200 )
075_250818539 X900 〇FUJI船長挨拶 G7X.jpg 75.船長主催 ウェルカム・パーティー
高知で午前中から一日中お世話になった同じタクシーで、午後4時前に高知新港停泊中のMITSUI OCEAN FUJI に戻った。夕食は4階のレストラン富士でとり、7時45分から6階のオーシャンステージで行われる船長主催のウェルカム・パーティーに参加した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/400秒 35mm ISO3200 )
076_250818556 X900 〇2015-プロダクションショウ 6F G7X.jpg 76.ショータイム プロダクションショー「BRAVO ブラボー」 -1
船長主催 ウェルカム・パーティーに引き続き、同じ会場で、「BRAVO ブラボー」と題するショーが行われた。男性と女性のシンガーと男女6人ほどで構成されたショーだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO3200 )
077_250818558 X900 ◎2015-プロダクションショウ 6F G7X.jpg 77.ショータイム プロダクションショー「BRAVO ブラボー」 -2
この二人が歌う。女性も男性もなかなか上手いと思った。本格的なショーで楽しませてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200 )
078_250818565 X900 〇2015-プロダクションショウ 6F G7X.jpg 78.ショータイム プロダクションショー「BRAVO ブラボー」 -3
約45分間だっと思う。歌とダンスで楽しませてくれた。終了後入口に並んで客を送り出してくれる出演者らと写真を撮っている乗船客もいる。うちの奥さんと娘もスターたちと一緒に写真を撮らせてもらった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 )

2025年10月 8日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ④ 高知県立牧野植物園 025年8月18日 高知県高知市

目が覚めて、カーテンを開け、外を見ると明るくなっていた。TVを点けて航路図を見ると、室戸岬に来ている。ベランダに出て見ると今日も良い天気だ。大きな太陽が照り付けて来た。

 今回のクルーズでは、寄港地ごとに現地の観光ツアーが設定され出発前に申し込むことになっていた。しかし、私たちは観国の麗水(ヨス)の観光ツアーしが申し込みをしていない。タクシーを利用して行きたいところへ行こうということにしていたのだ。それでここ高知では、私のリクエストとして牧野植物園を挙げていた。婿殿の希望はひろめ市場と桂浜にある坂本龍馬記念博物館だった。

 というわけで、タクシーでまず牧野博物館へ行くことにしたが、タクシーがなかなか来ない。舟が着岸したのは高知新港といい、町から外れたところにある。ここに入って来るタクシーは多くないようだ。
 20分ほど待って、タクシーが乗れた。

 牧野植物園には20分足らずで着いた。運賃は2,000円くらいだったろうか。

000_250818379 X700 ◎ジャコウ 高知県立牧野植物園 D50.jpg
ジャコウアゲハ♂ 2025年8月18日 高知市五台山 高知県立牧野植物園

036_250818464t X900 FUJIの航路図 G7X.jpg 36.航海図 午前6時10分
明るくなって目が覚めた。MITSUI OCEAN FUJIは今どこにいるのだろうかと、TVを点け航海図を見た。室戸岬のすぐそばにいた。時刻は6時10分だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/60秒 9mm ISO125 )
037_250818465 X900 FUJIの航路図 室戸岬G7X.jpg 37.室戸岬の朝
ベランダに出てみる。太陽は邪魔する雲一つなく、ギラギラと輝いていた。後で、調べて見ると、室戸岬のこの日の日の出は5時28分だった。写真は室戸岬。航路から見た室戸岬は、灯台が目印となり、その特徴的な地形と太平洋に突き出した岬という立地から、船舶の航海における重要な目印であるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f11 1/2000秒 18mm ISO125 )
038_250818467 X900 高知港 G7X.jpg 38.高知新港着岸
9時に着岸予定になっている。いま8時45分である。正確だ。高知新港は、ちょっと殺風景な印象だったので、比較的新しい港かと思ったが、開港年は1970年(昭和45年)に本格的供用開始と歴史があるのだ。クルーズ船の着岸が定期的にあり頻繁になる契機は、2014年のメインバース(3号・4号岸壁等)が供用開始され、「クルーズ船を快適に受け入れやすい環境」が整った頃だった。現在は、高知市のメインとなるクルーズ船の着岸港だそうだ。太平洋に面し、防波堤や耐震強化岸壁も整備されているので、今後も高知観光の玄関口として重要な役割を担っていく。県内では宿毛湾港などの寄港例も増えてきているが、高知市においては「高知新港」が中心である。その割にはタクシーが少ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f5 1/1250秒 17mm ISO125 )
039_250818468 X900 高知港 G7X.jpg 39.タグボート
8時50分、船のすぐそばにタグボートが見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f5 1/1250秒 13mm ISO125 )
040_250818469 X900 高知港着岸 G7X.jpg 40.高知クルーズターミナル
クルーズ船の高知のメインの着岸港ということで、高知クルーズターミナルも整備されていた。7Fの部屋より。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/1250秒 18mm ISO125 )
041_250818331 X900 高知港入港 D50.jpg 41.大漁旗で出迎え 大漁旗を振って、我々の下船を迎えてくれた。東京を出発して初めての下船だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
昨夜花火を撮ったときに、シャッタースピード優先で1/10秒にしていたのをそのままで撮ってしまった。露出大オーバーになり、ソフトで補正した。
042_250818334 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 42.高知県立牧野植物園
タクシーは細い五台山の道を上がって、牧野植物園の中門に着いた。この植物園は1958年(昭和33年)に牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として、五台山に開園した。1999年(平成11年)には園内に牧野富太郎記念館本館(内藤廣設計)が開館し、リニューアルオープン。2008年(平成20年)4月には南園に「50周年記念庭園」が誕生した。2010年(平成22年)4月24日には新温室がオープンしている。(wikipedia)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 31mm ISO200 )
043_250818337 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 43.温室入口
娘が植物園内を回るコースを考えてくれていたようだ。まず南門から温室に入る。温室の入り口は「みどりの塔」だ。大木の洞窟をイメージした高さ9mの塔。その壁面にはアコウを植栽しており、力強い気根が伸びている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO3600 )
044_250818342 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 44.セロジネ・オルアルディ
観たことのない植物があるようだ。ランの一種でオレンジ色の花だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 51mm ISO2200 )
045_250818344 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 45.チランジア・ストリクタ
チランジア・ストリクタは、南アメリカが原産の「エアープランツ」と呼ばれている多年草。エアープランツとは、土に根を伸ばして水分や栄養分を吸収しなくても、葉から直接雨や空気中の水分を吸収して成長していく植物をさすそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO450 )
046_250818348 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 46.ピレア・ヌムラリフォリア(イラクサ科ミズ属)か コリウス(シソ科)の仲間
解らなくて、この画像を撮ってPictureThisで検索したら、ピレア・ヌムラリフォリアと同定してくれた。一方、写真を送ってChatGPTに尋ねてみたところ、「葉の縁が鋸歯状で鮮やかな黄緑色、葉の中央部分が濃い緑から茶色っぽい色合い、対生する葉の付き方から、このことから、観葉植物としても人気の コリウス(Coleus) の仲間(現在はプレクトランサス属に分類されることが多い)である可能性が高いです。牧野植物園の温室には熱帯・亜熱帯の観葉植物も多く展示されているので、その中の一つと考えられます。」と回答があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO1800 )
047_250818352 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 47.ゾウタケ(象竹)
立てられた札に「世界一巨大な竹で、直径は30cm、高さは30m以上になる。インドから東南アジアにかけて分布し、たけのこは苦いが食用に、稈(わら)は建築や籠細工などに利用される」と説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1100 )
048_250818366 X900 ▲高知県立牧野植物園 D50.jpg 48.ヘリコニア・プシッタコルム
和名をヒメゴクラクチョウカ(姫極楽鳥花)という。ヘリコニアの仲間は、熱帯植物らしい雰囲気を持つ植物。100種とも200種とも言われるが、その中でもシンプルな花だが、1mあまりの低さで人気のあるのが本種。それゆえ園芸品種もたくさんある。原産地はベネズエラ、コロンビア、ブラジル、パラグアイなど広い範囲に及び、そこでは花から出る蜜にハチドリが集まる。花が独特な形をしているのはハチドリの嘴に合う形にまで進化した結果という。そしてお礼として花粉を他の花に運搬する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO2200 )
049_250818375 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 49.オオオニバス(大鬼蓮)
温室を出て、南園の方へと歩く。池があった。ここ50周年記念庭園は、南園が持つ独特な谷地形を最大限に活かした回遊式庭園で、大小6つの池を配し、周辺の緑とともに心和ませてくれる水景庭園としても親しまれている散策によいところだそうだ。温室にもあったオオオニバスの葉が浮かんでいる。スイレン科オオオニバス属に属する水生植物の1種で、直径2m以上になる巨大な浮水葉を水面に浮かべることで知られている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 66mm ISO200 )
050_250818383 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 50.ニンファエア・エレガンス
PictureThisでは、スイレン科のニンファエア・エレガンスと同定された。その解説によれば 、「空に向かって咲く青から紫のエレガントな花で知られる水生植物。広く丸い葉は水面に浮き、水面下では日陰を作り、水面上では特徴的な花壇を作る。 派手な花びらは、ユリの葉のような緑色とのコントラストが印象的で、池やウォーターガーデンの落ち着いたアクセントとなり、水生生物の隠れ家となる。特定な和名は無いようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 74mm ISO200 )
051_250818385 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 51.シュウカイドウ(秋海棠)
中国南部から東南アジアの原産。日本では中国から渡来し、江戸時代の嘉永年間に各地で栽培された。園芸用に持ち込まれた帰化植物である。日陰で湿気の多い土地に野生化している。全体が多肉質でみずみずしい。茎はしばしば赤味を帯び、よく分岐して直立し、高さは80cmほどになる。特徴のある美しい花だと思った。トップに載せた写真のジャコウアゲハはこの辺りでひらひらと現れた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR<
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO6400 )
052_250818388 X900 〇高知県立牧野植物園 D50.jpg 52.ヒツジグサ(羊草)
PictureThisではニオイヒツジグサ(匂い未草)と同定されたが、AIに聞くとニオイヒツジグサという名前の植物は存在しないとあった。日本に自生するスイレン科の野生種がヒツジグサとのこと。アメリカ北東部およびカナダの池、湖、流れの緩やかな水路などに自生する。先月、箱根の湿性花園の池にもヒツジグサが池に咲いていた。50.の写真もヒツジグサかもしれないなと思った。PictureThisがニンファエア・エレガンスと同定した花の花色は青から紫とあったが、50.の写真では白に見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 84mm ISO200 )
053_250818401 X900 高知県立牧野植物園 D50.jpg 53.展望台
牧野富太郎博士の銅像を見て、さらに北東の方向に進むと展望台があった。展望台からは東の方向に市街地が眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 74mm ISO200 )
054_250818395 X900 〇高知県立牧野植物園 D50.jpg 54.ヒオウギ(檜扇)
種名が解らなくて、写真を添付してAIに尋ねたところ、この写真の花は ヒオウギ(檜扇, 学名 Iris domestica) と回答があった。ヒオウギは、アヤメ科の多年草で日本にも自生しているやや大型の夏咲き宿根草で、厚みのある剣状の葉が何枚も重なり合い、扇を広げたように見えることから、この名前で呼ばれているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 55mm ISO500 )
055_250818402 X900 〇高知県立牧野植物園 D50.jpg 55.テッポウユリ(鉄砲百合)
これもAIに写真を添付して尋ねた。学名は Lilium longiflorum で、日本の南西諸島や沖縄などが原産のユリの一種だそうだ。特徴としては純白でラッパ型の花を横向きに咲かせること。名前の「鉄砲」は、花の形が鉄砲の筒に似ていることからつけられた。日本ではお盆の仏花や結婚式などでもよく用いられ、清楚さや純潔を象徴する花として知られているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 76mm ISO200 )
056_250818408 X900 〇高知県立牧野植物園 D50.jpg 56.牧野富太郎博士
園の東側にある牧野富太郎記念展示館に入る。この展示館では、牧野博士の94年にわたる生涯を、故郷の佐川で過ごした少年期、上京間もない青年期、東京帝国理科大学助手時代の壮年期、東京都練馬区で過ごした晩年の4つに分けて紹介している。牧野博士が実際に使用した採集道具や研究道具、ノート、日記などの遺品類はもとより、直筆の書や植物図、牧野博士蒐集の蔵書や写真など多数展示されている。この部屋は「牧野博士の書斎「繇條書屋(ようじょうしょおく)」を再現したもので、大正14年から亡くなるまで住んだ練馬区東大泉の居宅内にあった。書斎の名を記した扁額は伊藤圭介(幕末から明治期の本草学者・蘭学者・博物学者・医学者。日本初の理学博士)の揮毫で、その昭和24年の様子を復元したものだそうだ。繇は草が茂ること、條は樹木が茂ること意味している。この中で博士は5万冊余の蔵書に囲まれ、日夜机に向かい研究に没頭した。」との説明書きがあった。博士が机に向かって花の写生をしているまるで生存中のように作られた姿があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/125秒 53mm ISO6400 )

2025年10月 5日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ③ 熊野大花火を観る 2025年8月17日 三重県熊野市七里御浜海岸

熊野大花火大会は300年以上の歴史を誇り、お盆の初精霊供養を起源とする夏の風物詩。吉野熊野国立公園・鬼ヶ城 を背景に約1万発の花火が熊野灘を彩るのだ。

000_250817259 X700 ◎熊野灘 花火 D50.jpg
熊野大花火大会 2025年8月17日 三重県熊野市 七里御浜海岸

 7時15分ごろ、花火が上がり始めた。はじめに会場で半円を描くように低い位置で花火が開いた。残念ながらこれは撮り損なってしまった。「二尺玉海上自爆」だったのだろう。後で調べて分かったことだが、通常の花火は空中で爆発するように設計されているが、熊野大花火大会の海上自爆は、花火玉を海面近くで意図的に爆発させる特殊な演出技法だそうだ。
 4m×4m程の大きさの、鉄骨製のイカダを組み上げ、その上に二尺玉や三尺玉を設置し、イカダを沖合い400mに停泊させて、そのまま点火する。三尺玉は爆発すると直径600mの大きな花を咲かせる。その爆発の破壊力は凄まじく、イカダを組んでいる鉄骨がグニャリと大きく曲がってしまうほどだという。

 前のページの最後に熊野市観光局ホームページの熊野大花火のポスターを拝借して載せたが、それを見ていただきたい。

250817132 7F725 X400 熊野灘-2 花火 D50.jpg
私の撮り損ないの「二尺玉海上自爆」の写真

花火をきれいに撮るには、三脚とレリーズ(リモートコード)を使用し、カメラのシャッタースピードをバルブに設定する。ISO感度100、絞りF11〜16で、花火が消えるまでシャッターを開き続けるのが基本といわれる。

 花火は、開いてから閉じるまでの流れる光が美しい。それを撮るには、シャッタースピードは、バルブあるいは2秒~30秒で、花火が開いてから閉じるまでの光の流れを撮ること、露出過多を抑えるため、距離を無限遠にしてレンズの明るさを絞る。
 今回、私は三脚とレリーズは無い。Z50のシャッタースピードは手振れを考慮して1/10秒にして、プログラムオートで撮った。絞りはf5~6、ISO感度は900~6400に及んだ。まったく基本とはほど遠い。

  以下、基本を逸脱して撮ってきた写真である。

036_連結A.jpg

037_連結BX700.jpg

038_ef X700.jpg

039_ab X700.jpg

040_cd X700.jpg

「二尺玉海上自爆」や「三尺玉海上自爆」のほかに、熊野大花火の見どころとして、国の名勝天然記念物でもある鬼ヶ城という岩場や洞窟を利用したという仕掛花火があったが、これはよく分からなかった。鬼ヶ城は熊野灘にいる我々の船からは右の方にあるのだが暗くて良く見えなかった。事前に熊野大花火大火の見どころを学習しておけば、もっと楽しめただろうと後悔しても後の祭りである。  花火は9時少し前に終わった。この夜も10Fの「オブザベーションバー36」に上がって、ソロピアニストのケヴィンが弾くピアノ演奏と懐かしい歌を聴く。マンハッタンを1杯飲んで部屋に戻る。明日は高知だ。

2025年9月29日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ① 東京港出港 2025年8月16日 東京港晴海客船ターミナル

娘夫婦から、客船クルーズに誘われた。MITSUI OCEAN FUJI という船で、次のようなコースの船旅だ。

8月16日 東京 16:30 出航
8月17日 三重県 熊野沖 熊野大花火大会鑑賞
8月18日 高知 09:00 入港、 17:00 出港
8月19日 宮崎県 油津 08:00 入港、 17:00 出港
8月20日 長崎県 佐世保 09:30 入港、 17:00 出港
8月21日 韓国 麗水 08:00 入港、 17:00 出港
8月22日 航海日
8月23日 神戸 07:00 入港、13:00 出港
8月24日 横浜 12:30 入港 下船

 8月16日、新橋で軽く昼食を摂ってタクシーで東京港晴海客船ターミナルに向かった。午後2時ごろ乗船手続きをして、船に乗り、万一の時の避難場所などを確認して、7Fの私たちの客室へ案内される。

 私たちが乗船した MITSU OCEAN FUJI という船の概要はwikipediaによれば、「シーボーン・オデッセイ(Seabourn Odyssey)」として、2009年6月、イタリアのT.マリオッティ造船所で竣工した。2019年5月にイタリア ジェノバで改修が行われ、内装・什器等の更新が行われている。
 同型の2番船が2010年、3番船が2011年に建造された。
 2023年2月には商船三井がクルーズ事業拡大策の一環として購入、1年半程度シーボーン・クルーズでの運航を継続し、2024年末を目処に改装の上で商船三井客船(現・商船三井クルーズ)に移籍し日本近海を中心とした運航を行う計画とした。2023年10月に商船三井クルーズの新ブランド「MITSUI OCEAN CRUISES」と合わせて新船名「MITSUI OCEAN FUJI」を発表。富士山や1989年に就航した日本の近代的なクルーズ客船の先駆けとなった「ふじ丸」を意識したものとした命名だった。
 日本向けの改修を施し、2024年12月1日より「MITSUI OCEAN FUJI」として就航。横浜港新港ふ頭を起点に別府・釜山・下関を経由し東京港までの7日間のデビュークルーズを行った。
 現在はパナマ船籍であるが、就航後1年半程を目処に日本船籍に移行する計画とされている。総トン数は32,477 トン、全長198.15 m 幅25.6 m、航海速力19.0ノット、旅客定員458名、乗組330名である。

 MITSUI OCEAN FUJIは16時30分に東京港晴海客船ターミナルを出港、ゆっくりと東京湾を進む、レインボーブリッジをくぐり、羽田沖から浦賀水道を抜けて太平洋へ出ていった。船内8Fのプールのあるデッキに行ってみた。プールサイドでは「セールアウェイパーティー」が行われいて、演奏と歌手クリスティのパンチのある歌声を聴きながら、スパークリングワインでのどを潤す。ディスコに興じる人がいて、見たところ90歳くらいのご高齢の男性も踊っていた。  夕食をビュッフェで摂り、食後に8F後方にあるオブザベーションバー36でウィスキー―を一杯飲んで、夜9時ごろ部屋に入った。部屋は浴室が西欧人向きの仕様で慣れるまで少々苦労し、この後もシャワーで済ませることが多かった。  少し船の揺れを感じたが、疲れと心地よい酔いでぐっすり寝ることが出来た。

000_250816030 X700 船内8F セイルアウェイパーティーG7X - コピー.jpg
東京湾を離れる「MITSUI OCEAN FUJI」 2025年8月16日 東京客船ターミナル出港

001_250816003 X900 〇乗船 晴海客船ターミナル G7X.jpg 1.東京港晴海客船ターミナル
午後1時半ごろ、東京港晴海客船ターミナルに着いた。都庁総合ホームページに報道発表資料 として 2025年6月25日付で "晴海客船ターミナルのリニューアル後、初となるクルーズ客船が入港します! クルーズ客船「MITSUI OCEAN FUJI」" というページがあった。このターミナルへのクルーズ客船の入港は、令和2年以来、5年ぶりとのことだった。今後、東京港では、東京国際クルーズターミナル及び晴海客船ターミナルの2拠点で、クルーズ客船の受入を進める。その岩壁に「MITSUI OCEAN FUJI」が停泊していた。船尾を見ると、まだ、パナマの NASSAU の文字が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 18mm ISO125 )
002_250816005 X900 乗船 晴海客船ターミナル G7X.jpg 2.MITSUI OCEAN FUJI
飛鳥Ⅱの総トン数は50,444トンで、この船は32,477 トン。小ぶりであるが、横から眺めると大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f56 1/1250秒 16mm ISO125 )
003_250816017 X900 〇乗船 晴海客船ターミナル G7X.jpg 3.乗船
東京国際クルーズターミナルの建物の中で、簡単な乗船手続きをして、停泊中の MITSUI OCEAN FUJI のタラップを上がる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250816021 X900 乗船 船室725 G7X.jpg 4.出航
午後4時、時間通りに出港した。2023年に建造された199トンのふじ丸という東京港に常駐するタグボートが離れていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 23mm ISO125 )
005_250816026 X900 〇船内8F セイルアウェイパーティーG7X.jpg 5.セールアウェイパーティー -1
船の8F中央にあるデッキ(プールサイドレストラン&バー湖畔)では、セールアウェイパーティー が始まっていた。MITSUI OCEAN FUJI のハウスバンドとクリステイという女性ボーカルが歌っている。私たち4人もスパークリングワインで乾杯した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 22mm ISO125 )
006_250816041 X900 〇船内8F セイルアウェイパーティーG7X - コピー.jpg 6.10階から東京湾
階段で10階まで上がってみた。船尾の方向には東京の高層ビル群が見える。出港して来た東京港晴海客船ターミナルが小さくなっていく。この青空は暑さを忘れるほど気持ちが良い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_250816042 船内8F X900 セイルアウェイパーティーG7X.jpg 7.セールアウェイパーティー -2
プールの前では、乗客の方々がダンスを始めた。きっと船旅になれた方々なのだろう。年配の方が楽しんでいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO125 )
008_250816044 X900 〇船内8F レインボーブリッジ G7X.jpg 8.レインボーブリッジ -1
レインボーブリッジは橋の上を走ることしか知らなかったが、橋の下を航行した。レインボーブリッジは海面から橋桁下面までの高さ(桁下高)が52m(20階建てビル相当)だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO125 )
009_250816048 X900 〇船内8F レインボーブリッジ G7X.jpg 9.レインボーブリッジ -2
上層に首都高速道路、下層に一般道路、遊歩道、そしてゆりかもめが通る二重構造となっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
010_250816056 船内8F X900 レインボーブリッジ G7X.jpg 10.レインボーブリッジを後に -1
レインボーブリッジがだんだん遠くなり、お台場の方へと船は進んでいく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 18mm ISO125 )
011_250816061 900 船内8F G7X.jpg 11.レインボーブリッジを後に -2
この辺りの下に首都高のトンネルがあるのではないだろうか。写真は船尾の方を撮っているのだが、右側に台場エリアが見えてくる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
012_250816063 X900 〇船内8F 台場フジテレビ 日航ホテル G7X.jpg 12.台場
先ごろテレビに登場することが多かったが、お台場を象徴するランドマークとなっているフジテレビの建物が見えた。wikipediaによれば、建築家・丹下健三氏が手掛けた巨大プロジェクトの中で最後に直接指揮をとった建築物で、設計は丹下健三・都市・建築研究所が担当した。球体展望室「はちたま」がある。その左には娘たちが結婚式を挙げた日航ホテルも見えた。また、私たちが乗船した東京港晴海客船ターミナルと紛らわしいが、東京国際クルーズターミナルがある。


Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_250816068 X900 ▲船内8F G7X.jpg 13.飛行機
夏空の上を羽田空港に降りる旅客機が飛んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/2000秒 37mm ISO125 )
014_250816077 X900 〇船内8F 東京湾 羽田 G7X.jpg 14.東京ゲートブリッジ
次に、ちょっと離れているが東京ゲートブリッジがが見えた。東京港第三航路(東京東航路)を跨ぎ中央防波堤外側埋立地と江東区若洲を結ぶ橋梁である。大田区城南島と江東区若洲間約8 kmを結ぶ東京港臨海道路の一部で、海上を跨ぐ区間の長さが1,618m(横浜ベイブリッジやレインボーブリッジの約2倍)だそうだ。私たちの航路は東京港臨海道路のトンネルの上を行く。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
015_250816078 船内8F 東京湾 羽田 G7X.jpg 15.羽田空港
今度は進行方向右側に羽田空港が見えてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
016_250816086 X900 〇船首 G7X.jpg 16.船首側
時刻は午後5時半だ。船首側へ回ってみた。出港から1時間、まだ、東京湾の中だ。これから浦賀水道を抜けて,太平洋に出ていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10mm ISO125 )

追記:
夕食は8Fの「テラスレストラン八葉」でビュッフェにした。並べられた料理を自分の好きなものを食べるのだが、着席して、飲み物のサービスをはじめ、レストランと同様のサービスがある。飲み物の注文を聞きに来てくれた女性はパプアニューギニアの出身だった。お父さんは亡くなったが、お母さんは日本人で今は日本に住んでいるとのこと。「パプアニューギニアは熱帯の美しいチョウが生息する私のあこがれの国で、若いころは一度行って見たいと思っていた」と話をした。  食後、10Fの「オブザベーションバー36」というところへ行ってみた。ウィスキーのオンザロックを一杯。ジオバニという歌手がギターを演奏して、私たちには懐かしいオールデイーズを歌ってくれた。(オブザベーション・バーとは、船の「展望デッキ」にあたる場所で、船上から海や景色を眺めたり、食事やお茶を楽しんだりする特別な空間を指す。)  船室に戻って、シャワーを浴びて、ぐっすり寝ることが出来た。