カメラアーカイブ: Studio YAMAKO

2025年12月 1日

10月の日比谷公園 2025年10月17日 東京都千代田区

6年間使用したスマホを更新しました。と言っても、iPhoneとか、サムスンや、ソニー製の高級機ではなく、arrowsという機種である。富士通の流れをくむFCNT社製だ。私はスマホであまり写真を撮る機会は無いのだが、このスマホのカメラを試してみたいと思い、いつもの句会の日に少し早く行って、句会が始まる前に30分ほど日比谷公園を歩いた。

 日比谷公園はまだまだ紅葉には早いようだった。花もあまり多くは咲いていない。翌土曜日から「第23回 日比谷ガーデニングショウ2025」が10月26日(日)まで9日間開催される準備がされていた。

 天気が良かったこともあり、新しいスマホで撮った写真はなかなか結果が良かった。 そのスマホのモデルは arrows We2 F52Eという機種で、2024年8月に発売されている。F-52Eというのがカメラの名称である。
 背面のメインカメラは広角で約5010万画素、撮像素子は1/2.7インチで従来のコンパクトカメラと同等と思う。レンズはf1.8と明るい。
 もう一つレンズが付いているが、それはマクロ撮影用のようだ。スマホの撮影画面で簡単に両者を切り替えられる。但し、マクロ用のカメラは有効画素数は約190万画素で撮像素子はメインカメラの約半分の1/5.1インチだ。F値は2.4である。
 自撮りなどに使う前面のカメラは有効画素数が約800万画素だ。撮像素子は1/4.0インチ、f値は2.0である。

 この日にスマホで撮った写真を見ていただきたいと思う。カメラを所持していないときに、十分カバーしてくれそうである。

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鉢植えの球根ベゴニアと芝庭広場 2025年10月17日 日比谷公園

001_X900 IMG_20251017_110036.jpg 1.黄葉はこれから
日比谷通りの向こう側に聳える東京ミッドタウン日比谷のビルを背景に、樹々は少し黄色くなりかけていたが、黄葉はまだこれからだ。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/422秒 4mm ISO100 )
002_X900 IMG_20251017_110235_1.jpg 2.芝庭広場
明日から開催される「第23回日比谷ガーデニングショウ」の準備が行われていた。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/653秒 4mm ISO100 )
003_X900 IMG_20251017_110450.jpg 3.撤去された大噴水
昨年から撤去工事が始まっていたが、大噴水は完全に姿を消した。撤去された大噴水の形状やスケールを継承した新たな噴水が整備される計画だそうだ。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/653秒 4mm ISO100 )
004_X900 IMG_20251017_110535_1.jpg 4.日比谷公園第二期再生整備準備工事の看板
撤去された大噴水の跡地を囲うフェンスに工事を説明する大きな掲示板が掛けられていた。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/33秒 4mm ISO200 )
005_X900 IMG_20251017_110706.jpg 5.第一花壇
日比谷公園第二期再生整備準備工事が行われている小音楽堂を背に第一花壇をみる。小音楽堂はすでに撤去された。なお、大音楽堂(野音)でも老朽化に伴う建て替え工事前の最後のコンサートが開かれたそうだ。10月から使用が休止され、2029年ごろの再開を目指す。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/533秒 4mm ISO100 )
006_X900 IMG_20251017_110947.jpg 6.バラと自由の女神
第一花壇の北画のバラ園に立つ自由の女神(乗松 巌 作)。春には、この前のパンジーが植えられた花壇ではツマグロヒョウモンが舞っていた。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/336秒 4mm ISO100 )
007_X900 IMG_20251017_111445.jpg 7.京橋の欄干柱
ブログの画像は解像度を900X678 ピクセルにして軽くしてあるが、F52Eの元画像、4080X3072ピクセルでは、説明板の文字は十分解像しはっきりと読める。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/100秒 4mm ISO100 )
008_X900 IMG_20251017_111520.jpg 8.雲形池と鶴の噴水 -1
近くの灯篭から遠くの日比谷通りに建つビルまで、ほとんどパンフォーカスに撮れる。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/168秒 4mm ISO100 )
009_X900 IMG_20251017_111522_1.jpg 9.雲形池と鶴の噴水 -2
紅葉、黄葉はまだまだだ。ここは池の周りのイチョウやイロハモミジが綺麗なところである。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/299秒 4mm ISO100 )
010_X900 IMG_20251017_111614_1.jpg 10.日比谷公園ガーデニングショウ2025
明日(10月18日)より、26日までの9日間、ガーデニングショウが開催される。土、日は園芸が好きな方々で賑わうことと思う。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/136秒 4mm ISO100 )
011_X900 IMG_20251017_162839_1 オシロイバナ.jpg 11.オシロイバナ(白粉花、白粧花)
自宅の近所でも咲いているのをよく見かける。Wikipediaによると、咲くのは夕方4時頃でだそうだ。そういえば自宅近くでこの花を見るときは、まだこれほど開いてはいない。花びらのように見えるところは花弁ではなく萼である。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/33秒 4mm ISO640 )
012_X900 IMG_20251017_163509_1.jpg 12.ヒャクニチソウ(百日草)
この花も家の近くの峰岡公園や民家の庭に植えられている。ホシホウジャクが潜り込んで吸蜜していた。

FCNT F52E
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/33秒 4mm ISO640 )

2025年11月10日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑭ 終日航海日 韓国麗水から神戸へ_2 2025年8月22日 関門海峡⇒瀬戸内海 来島海峡

OCEAN FUJIは周防灘から瀬戸内海に入った。今日も良い天気だ。今回のクルーズでお日様を見ない日は無かった。午前中は瀬戸内海の景色を眺めながらのんびりと過ごした。
 船内見学をしてきていた婿殿に案内してもらって、誰もいない6F船首デッキへも行ってみた。小さなWhirlkpoolがあった。Whirlは渦巻のことか?

 船内のレストランや清掃業務などで働いている人たちはフィリッピンの人が多いようだ。みんな感じの良い人たちだった。乗船客サービスの従業員教育が行き届いているのだと思う。
 私たちの部屋を毎日のベッドメーキングや、掃除をしてくれている2人もとても感じの良い人たちだった。その一人の女性がタオルアート(バスタオルやハンドタオルを折りたたんで動物を作る)作品を掃除が終わった後、ベッドの上に置いておいてくれる。聞いてみたら自分で作ったのだという。

 OCEAN FUJIは瀬戸内海に入ると、11.8ノット(1ノット=1,852m毎時)の速度でゆっくりと航行する。夕方、5時半ごろ、どこを航海しているのか分からなかったが、見えてきた橋をヒントにいろいろ検索してみると、来島海峡に入ってきたのだと思う。しまなみ海道の来島海峡大橋が見えてきた。斜張橋の塔の形で間違いないと思った。来島海峡大橋は3つの橋からなる。

 夕食は4階のレストラン富士で、娘たちが和食を予約しておいてくれた。夕食後は8Fのプールサイドで行われた盆踊り会場へ行き、ワインを一杯飲んだ。お囃子は三日前にショウで聴いた小泉謙一さんと、篠笛は朱鷺たたらさんの太鼓と笛だった。

000_2508221550 X700 〇船首 瀬戸内海 G7X.jpg
Whirlpoolのある6Fの船首デッキ 2025年8月22日 MITSUI OCEAN FUJI

249_2508221486 X900 ◎関門海峡 Z50.jpg 249.関門橋を後に
関門橋を通り抜けた。船尾の方を見ると次々と大小さまざまな船が続いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 18mm ISO220 )
250_2508221541 X900 22日朝 関門海峡 G7X.jpg 250.北九州市から離れる
周防灘(すおうなだ)に出る。周防灘は西は関門海峡から、北は山口県南岸、東は室津半島南端から屋代島(周防大島)に至る線で区切られる。南は大分県のアサギマダラの飛来で有名な姫島と山口県の祝島を結ぶ線を境界として伊予灘に接する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
251_2508221545 X900 ◎22日朝 関門海峡 G7X.jpg 251.関門橋全容
9:00 東側から見る関門橋の全容が見られた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
252_2508221557 X300 〇瀬戸内海 10時50分 G7X.jpg 252.JOGMEC
変わった形をした船を見た。船体にJOGMECの文字が見えた。検索してみると、JOGMECとは石油天然ガス・金属鉱物資源機構のことだった。写真の船は資源調査船「白嶺(6,283トン)」で日本周辺海域に存在する海洋資源の探査・開発を加速するために、2012年1月、三菱重工グループの下関造船所で建造された。調査目的や海底の状態、地質の特徴に応じて選択して使用することが可能な日本初のドリルパイプやドリルカラーを継ぎ足しながら地層を掘削する大型掘削リグを2種類搭載されているそうだ。最近、小笠原諸島南鳥島沖の海底にレアアースを豊富に含む泥や岩石が分布していると話題になっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
253_2508221559 X900 〇瀬戸内海 G7X.jpg 253.タオルアート
朝食のあと、11時ごろだったか、自室に戻ると部屋の掃除は澄んでいて、ベッドの上にタオルアートのウサギが置かれていて、その手はボールペンを握っていた。アンケートの記入依頼だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/800秒 11mm ISO3200 )
254_2508221561 X900 瀬戸内海 13時40分 G7X_0000.jpg 254.航路図
13:40 北は山口県柳井市、西は大分県国東市、東は愛媛県西部の大洲市に囲まれた海域を航行中である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO800 )
255_2508221564 X900 ◎瀬戸内海 3時40分 G7X.jpg 255.瀬戸内海の島々 -1
15時45分ごろ 船は柳井から今治に向かって航行中である。どこを航行しているのか良く判らないが時間的に見て、北は江田島、南は松山の西、八幡浜あたりの海と思う。遠くに見る煙突や町並みは何処だろうか?

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
256_2508221507 X900 瀬戸内海 15時45分 G7X.jpg 256.瀬戸内海の島々 -2
前の写真とほぼ同じ時刻に撮った。遠くに見る煙突や町並みは何処だろうか?航路図を丹念に見て、この船の航路を見ておけば、もっと詳しく判ったのに後の祭りである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
257_2508221514 X900 ◎瀬戸内海 G7X.jpg 257.16:46 瀬戸内海の島々
前の写真から1時間ほど経っている。呉市の沖あたりを航行中なのか? 瀬戸内海の島々は美しい眺めだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 29mm ISO125 )
258_2508221516 X900 オーシャン倶楽部のバー G7X.jpg 258.8F プールサイドバー
8Fのオープンデッキへ行って見た。バーで一杯飲もうかと思ったが、もうすぐ食事の時間だ。棚に並べられているウィスキーボトルを眺めるにとどめた。残念ながら山崎などは並んでいない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO200 )
259_2508221517 X900 瀬戸内海 中国中日国際輪渡フェリー 新鑑真 G7X.jpg 259.中国 中日国際輪渡フェリー 新鑑真
白い船体にCHINJIFと書かれた船が航行していた。どうやら中国の客船らしい。調べて見ると、この船は日中友好の架け橋となるべく、日中間に戦後初めての海の定期便として大阪・神戸から上海間をウイークリーで定時運航しているフェリーの新鑑真(しんがんじん)号らしい。wikipediaによると1994年に尾道造船で建造された。総トン数は14,543トン、156.67 mだそうだ。山下公園に係留されている氷川丸と同じくらいだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
260_2508221497 X900 ◎瀬戸内海 17時27分 Z50.jpg 260.来島海峡大橋 -1
瀬戸内海に架かる大きな橋には、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋と明石海峡大橋があるが、船はまだそこまでは進んでいない。この時の時間で見当をつけて調べていくと、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋でつないだ全長約60kmの道の、いちばん今治寄りの来島海峡大橋であると推察できた。斜張橋の塔の形からも間違いなさそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
261_2508221505 X900 〇瀬戸内海 Z50.jpg 261.来島海峡大橋 -2
来島海峡大橋は第一、第二、第三の三つの橋から構成される世界初の三連吊橋だそうだ。前の写真の橋が来島海峡第一大橋でこの写真の橋が第二大橋と思う。だが、どの橋の下を通過して来たのか記憶がない。見ていなかったのか、気が付かなかったのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
262_2508221506 X900 〇瀬戸内海 17時30分 Z50.jpg 262.来島海峡大橋 -3
OCEAN FUJIは来島海峡大橋から遠ざかっていく。兵庫県側の来島海峡第一大橋が960m、第二大橋が1510m、愛媛県今治寄りの第三大橋が1570mである。来島海峡は関門海峡と共に瀬戸内海航路での難所だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 46mm ISO200 )
263_2508221534 X900 〇5Fオーシャンバー 盆踊り 20時24分 G7X.jpg 263.8Fデッキで盆踊り大会
食事を終えた後、8Fのプールサイドへ行って見ると、三日前にショウで聴いた、小泉謙一さんと、篠笛は朱鷺たたらさんの太鼓と笛で、納涼盆踊り大会が行われていた。そこでは午後6時から「洋上の夏祭り」が行われていたようで、ソース焼きそばなどや台風の食事も用意されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/160秒 9mm ISO3200 )

2025年10月 5日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ③ 熊野大花火を観る 2025年8月17日 三重県熊野市七里御浜海岸

熊野大花火大会は300年以上の歴史を誇り、お盆の初精霊供養を起源とする夏の風物詩。吉野熊野国立公園・鬼ヶ城 を背景に約1万発の花火が熊野灘を彩るのだ。

000_250817259 X700 ◎熊野灘 花火 D50.jpg
熊野大花火大会 2025年8月17日 三重県熊野市 七里御浜海岸

 7時15分ごろ、花火が上がり始めた。はじめに会場で半円を描くように低い位置で花火が開いた。残念ながらこれは撮り損なってしまった。「二尺玉海上自爆」だったのだろう。後で調べて分かったことだが、通常の花火は空中で爆発するように設計されているが、熊野大花火大会の海上自爆は、花火玉を海面近くで意図的に爆発させる特殊な演出技法だそうだ。
 4m×4m程の大きさの、鉄骨製のイカダを組み上げ、その上に二尺玉や三尺玉を設置し、イカダを沖合い400mに停泊させて、そのまま点火する。三尺玉は爆発すると直径600mの大きな花を咲かせる。その爆発の破壊力は凄まじく、イカダを組んでいる鉄骨がグニャリと大きく曲がってしまうほどだという。

 前のページの最後に熊野市観光局ホームページの熊野大花火のポスターを拝借して載せたが、それを見ていただきたい。

250817132 7F725 X400 熊野灘-2 花火 D50.jpg
私の撮り損ないの「二尺玉海上自爆」の写真

花火をきれいに撮るには、三脚とレリーズ(リモートコード)を使用し、カメラのシャッタースピードをバルブに設定する。ISO感度100、絞りF11〜16で、花火が消えるまでシャッターを開き続けるのが基本といわれる。

 花火は、開いてから閉じるまでの流れる光が美しい。それを撮るには、シャッタースピードは、バルブあるいは2秒~30秒で、花火が開いてから閉じるまでの光の流れを撮ること、露出過多を抑えるため、距離を無限遠にしてレンズの明るさを絞る。
 今回、私は三脚とレリーズは無い。Z50のシャッタースピードは手振れを考慮して1/10秒にして、プログラムオートで撮った。絞りはf5~6、ISO感度は900~6400に及んだ。まったく基本とはほど遠い。

  以下、基本を逸脱して撮ってきた写真である。

036_連結A.jpg

037_連結BX700.jpg

038_ef X700.jpg

039_ab X700.jpg

040_cd X700.jpg

「二尺玉海上自爆」や「三尺玉海上自爆」のほかに、熊野大花火の見どころとして、国の名勝天然記念物でもある鬼ヶ城という岩場や洞窟を利用したという仕掛花火があったが、これはよく分からなかった。鬼ヶ城は熊野灘にいる我々の船からは右の方にあるのだが暗くて良く見えなかった。事前に熊野大花火大火の見どころを学習しておけば、もっと楽しめただろうと後悔しても後の祭りである。  花火は9時少し前に終わった。この夜も10Fの「オブザベーションバー36」に上がって、ソロピアニストのケヴィンが弾くピアノ演奏と懐かしい歌を聴く。マンハッタンを1杯飲んで部屋に戻る。明日は高知だ。

2025年10月 2日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ② 熊野大花火大会会場へ行く 2025年8月17日 三重県熊野市

2日目の朝はゆっくりだった。この日は一日中船の中である。8時15分にブッフェで朝食をとる。食後はショップを覗いたり、7F船尾にあるカフェで、テラスの椅子でのんびりと時間を過ごした。

 午前10時から、かみさんと娘は総料理長によるこの船で出される料理の紹介や説明、料理の展示会に行くという。私は部屋の戻ってドジャースvs.パドレスの試合の中継を見ることにした。

 船は午後3時ごろ、熊野大花火大会が行われるに三重県熊野市沖に着いて、風向きにを探りながら右向いたり左向いたりして、会場で花火を観る良い位置をとろうとしているようだ。私たちも何処か良い席を確保しなくてはいけない。
 3時半ごろ、すぐそばの海上に「飛鳥Ⅱ」が現れた。「飛鳥Ⅱ」も熊野大花火を観に来たのだ。同じように位置取りをしているように見えた。
 次に現れたのは、この船の僚船であるMITSUI OCEAN CRUSES の「にっぽん丸」だった。現「にっぽん丸」は1990年に就航した3代目だ。総トン数は、22,472トン、全長166.65m。この「にっぽん丸」は横浜の新港ふ頭に停泊しているときや、今年の正月に沖縄へ行ったときにも、朝、ホテルの窓から那覇港に入って来るところを見ているので愛着が湧く。
 そうこうするうちに3隻目の大型客船がやってきた。「DIAMONND PRINCESS」号である。2004年に就航した日本の三菱重工業長崎造船所で造船された大型客船だ。総トン数 115,875 トン, 全長 約290m と大きい。

000_250817122 X700 熊野灘 花火会場 日本丸  D50.jpg
熊野大花火大会の「にっぽん丸」 2025年8月17日 三重県熊野市

017_250817100 X900 7F オーシャンスクエア D50.jpg 17.航跡
17日の9時半ごろ、7Fのカフェのデッキから眺めた船尾と勢いのある航跡。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 18mm ISO200 )
018_250817105 X900 7F725 航路図 D50.jpg 18.航海図
部屋に備えられたTVモニターで、航海図を見ることが出来、今どこを航行しているかがわかる。午前9時50分、三重県沖を航行中だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO1600 )
019_250817274 X900 8階プールサイド G7X.jpg 19.8F オープンデッキ -1
部屋でドジャースの試合を見ていたが、午後1時、プールとバーがある8Fのオープンデッキへ行ってみた。夏の日差しが強く照り付け、暑い。日が当たる所には誰もいない。プールはそれほど大きくはなく、入っている人もいない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
020_250817108 X900 7F725 熊野灘 D50.jpg 20.夏空
遠くに島影が見えている。活き活きとした夏雲が空高く湧いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 54mm ISO200 )
021_250817283 X900 8階プールサイド G7X.jpg 21.8F オープンデッキ -2
ここで、日陰の席に座って、ビールを一杯飲み、ピザを食べ、昼食にする。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1000秒 9mm ISO125 )
022_250817285 X900 飛鳥Ⅱ熊野港 G7X.jpg 22.「飛鳥Ⅱ」 -1
午後3時半になった。ふと窓の外を見ると、大きな客船がすぐそばに来ている。熊野大花火を観に来たクルーズだ。横浜の大桟橋に停泊していた「飛鳥Ⅱ」が出港していくところを見たことがあるが、洋上で見る姿は美しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
023_250817288 X900 熊野港 花火会場 G7X.jpg 23.「飛鳥Ⅱ」 -2
「飛鳥Ⅱ」は微妙に移動している。クルーの人に聞いてみたら、風向きを探りながら見やすい位置を探しているのだろうとのこと。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1250秒 21mm ISO125 )
024_250817110 X900 7F725 熊野灘 飛鳥Ⅱ D50.jpg 24.「飛鳥Ⅱ」 -3
「飛鳥Ⅱ」はまた少し移動した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 85mm ISO200 )
025_250817295 X900 熊野灘 航海図 G7X.jpg 25.熊野市
4時15分、部屋で航海図を見る。熊野市にいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/80秒 13mm ISO125 )
026_250817296 X900 熊野灘 花火会場 G7X.jpg 26.熊野大花火大会会場
午後4時半。熊野大花火大会の主な場所は熊野市の七里御浜海岸である。この場所は世界遺産の鬼ヶ城を背景に、大海原に向かって約1万発の花火が打ち上げられ、鬼ヶ城の岩場や洞窟を使った「鬼ヶ城大仕掛け」など、迫力ある演出が見どころだという。鬼ヶ城は写し込めなかったがこの写真の右側になる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/160秒 24mm ISO125 )。
027_250817299 X900 ◎左から日本丸 飛鳥Ⅱ ダイアモンドプリンセス G7X.jpg 27.ダイアモンドプリンセス号も登場
また一隻、大型客船が来た。これは大きい。これで日本の大型客船の4隻が集合したことになる。ギリギリ3隻をフレームに入れることが出来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/60秒 9mm ISO125 )
028_250817300 X900 日本丸と飛鳥ⅡG7X.jpg 28.「にっぽん丸」 と 「飛鳥Ⅱ」 -1
商船三井と日本郵船。日本を代表す船舶会社である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/100秒 22mm ISO125 )
029_250817301 X900 ダイアモンドプリンセス G7X.jpg 29.「ダイアモンド・プリンセス号」
ダイアモンド・プリンセス号は、三菱重工業長崎造船所で建造され、2004年に同じく三菱重工業長崎造船所で建造された同型船サファイア・プリンセス号とともにデビューした大型客船。地球環境に配慮した設計で、日本で建造された最大の客船のひとつであり、日本人客様向けにカスタマイズされた施設や日本語サポートが充実しているそうだ。イギリスP&Oクルーズ社が所有し、アメリカのプリンセス・クルーズ社によって運行されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/160秒 37mm ISO125 )
030_250817305 X900 〇日本丸 G7X.jpg 30.「にっぽん丸」 -1
1990年に三菱重工業神戸造船所で建造された。35年前に建造された船で少々古いが、外観はオーソドックスさを基調にスピード感あふれる軽快さは格好の良い船だ。2010年に大改装されている。また、2022年には船内改装も行われたようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/80秒 22mm ISO125 )
031_250817306 X900 〇日本丸to飛鳥Ⅱ  G7X.jpg 31.「にっぽん丸」 と 「飛鳥Ⅱ」 -2
夕方6時半を過ぎた。薄暗くなってきている。三重県熊野市の日没時刻は18時40分だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.5 1/60秒 19mm ISO125 )
032_250817309 X900 ◎日本丸 G7X.jpg 32.「にっぽん丸」 -2
「にっぽん丸」は2026年5月10日に横浜へ帰着するクルーズをもって引退することが発表されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/50秒 37mm ISO125 )
033_250817123 7F725 X900 熊野灘 花火会場 ダイアモンド プリンセス  D50.jpg 33.「ダイアモンド・プリンセス号」 船首
船首側のデッキには大勢の人が出て、花火が揚がるのを待っているようだ。船内の灯りが点されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO3600 )
034_250817128 7F725 X900 熊野灘 花火会場 ダイアモンド プリンセス  D50.jpg 34.「ダイアモンド・プリンセス号」 船尾側
最上階のデッキに大勢の人が立っている姿が見える。どうやら我々の船の方が、花火に近いところにいるようだ。でも、あちら側からだと「MITSUI OCEAN FUJI」を画像に入れて撮れるのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/3.5-6.3 VR
グラムオートで撮影  ( f6.3 1/200秒 250mm ISO6400 )
035_250817312 X900 熊野灘  G7X.jpg 35.6時50分 花火打ち上げ前
暗くなってきた。プログラムの予定では7時10分に、「熊野市制20周年記念花火」スターマイン・二尺玉海上自爆(鬼ヶ城・台船)とあった。私たちは、8階のデッキでクルーの方々が並べてくれた椅子に腰かけて見させてもらう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/60秒 10mm ISO125 )

追記
熊野大花火ポスター これは熊野市観光協会のホームページに掲載されていたポスターである。素晴らしい花火の情景を表した見事なポスターと思ったので、無断であるが載せさせていただいた。

熊野大花火大会 X500.jpg
熊野市観光協会ホームページより

2025年9月26日

箱根登山鉄道で湿性花園へ ③ 2025年7月22日 神奈川県箱根町仙石原

この日、ここへ来た甲斐がないのは残念だが、これ以上とどまっていても変化はなさそうだ。湿原植生復元区まで行って、引き返そうとしたその時に、オカトラノオで吸蜜しているオオウラギンヒョウモンを見つけた。きれいな♀だった。

 コインロッカーから荷物を出して、汗をかいたポロシャツを着替えた。午後1時に湿性花園を退出し、いつも寄る蕎麦屋さんで、冷えたビールで喉を潤し、とろろそばを食べる。14時発のバスに乗り、強羅駅へ向かう。バスは往きと同じでガラガラだった。

 強羅から箱根登山鉄道の14時38分発箱根湯本行きに乗車。最後尾に座り、40分間をスイッチ・バックの写真などを撮って、楽しんだ。

 今年の7月は、10日ほど前に行った入笠山といい、今回の箱根湿性花園といい、散々な結果だった。

000_250722054 X700 箱根登山鉄道 宮ノ下 G7X.jpg
箱根登山鉄道 3000形「アレグラ号」 スイッチ・バック 2025年7月22日 箱根登山鉄道 上大平台信号所

039_250722234 X900 ◎箱根湿性花園 オオウラギンスジ Z50 Z50-250.jpg 39.オオウラギンスジヒョウモン♀ -1
今日はこれまでだなと思い、出口の方へ歩きはじめたところでオカトラノオに止まっていたオオウラギンスジヒョウモンを見つけた。何故かとても嬉しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 250mm ISO200 )
040_250722239 X900 ◎箱根湿性花園 オオウラギンスジ Z50 Z50-250.jpg 40.オオウラギンスジヒョウモン♀ -2
傷一つない美しい♀だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 250mm ISO200 )
041_250722241 X900 ◎箱根湿性花園 オオウラギンスジ Z50 Z50-250.jpg 41.オウラギンスジヒョウモン♀ -3
望遠端で撮ったが、満足できる解像だった。背景の草のボケも自然だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 250mm ISO200 )
042_250722256 X900 ◎箱根湿性花園 エゾカワラナデシコ Z50 Z50-250.jpg 42.エゾカワラナデシコ -2
数年前に上高地で、シナノナデシコという品種にミヤマカラスアゲハが来て吸蜜していた。日本に自生するカワラナデシコに限れば品種数は少ないが、広義のナデシコ属や園芸ナデシコまで含めると世界的には 数百種以上の品種があると言われている。AIに尋ねて見ると、カワラナデシコは、江戸時代には観賞用として盛んに改良され、花弁の切れ込みの深さ、色の濃淡、斑(ふ)が入るかどうか、咲き方などで選抜され、数十種に及ぶ「撫子品種」が栽培されていたそうだ。当時、カワラナデシコは「大和撫子」と呼ばれて、園芸の世界でもひとつのジャンルを築いていたという。その可憐で小ぶりながら楚々とした花姿、強健で、痩せ地や河原でもしなやかに咲く生命力、華やかすぎず、控えめな美しさは、古くから和歌・俳句・物語の題材になり、やがて「日本女性の美徳」を象徴する比喩に転じたという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 250mm ISO200 )
043_250722260t X900 ◎箱根湿性花園 キタテハ Z50 Z50-250.jpg 43.ノリウツギとキタテハ -3
もしかして、と思ってノリウツギの咲くところへ戻ってみた。しかし、いたのはキタテハだけだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 250mm ISO200 )
044_250722040 X900 箱根湿生花園前 G7X.jpg 44.ガクアジサイ
湿生花園の駐車場の前にある蕎麦屋さんから出てきて、強羅行のバスを待つ間、店の前に咲いていた紫陽花を撮った。この紫陽花は、自宅近くの保土ヶ谷区役所で撮ったのと同じように、萼の色が微妙に変化している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
045_250722042 X900 強羅駅 G7X.jpg 45.強羅駅
14時38分発の電車は、来た時に乗ってきたのと同じ車両の編成だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 )
046_250722049 X900 箱根登山鉄道 強羅大文字 G7X.jpg 46.大文字焼きの山
強羅を発車してまもなく、進行方向左手の車窓から山肌に「大」の文字が見えた。箱根の大文字焼きは、毎年8月16日に明星ヶ岳で行われる夏の伝統行事。この祭りは、有縁無縁の霊を慰める「うら盆の送り火」として、山腹に「大」の字を大きく描き出すもので、点火と同時に花火も打ち上げられる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
037_250722229m X900 ◎箱根湿性花園 ヒツジグサ Z50 Z50-250.jpg 47.箱根登山鉄道 上大平台信号場 -1
箱根登山鉄道は3か所でスイッチ・バックをする。ここは強羅から箱根湯本に向かって最初のスイッチ・バックで、上大平台信号所。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO1250 )
048_250722052 X900 箱根登山鉄道 G7X.jpg 48.箱根登山鉄道 上大平台信号場 -2
強羅で乗車した時は最後尾に陣どったが、今度はこちらが先頭になる。車掌さんがいなくなり、後から運転手さんがやって来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO640 )
049_250722056 X900 箱根登山鉄道 宮ノ下発車 G7X.jpg 49.大平台駅へ
進行方向が逆になり、最後尾が最前部になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO800 )
050_250722064 X900 箱根登山鉄道 大平台 G7X.jpg 50.大平台駅で入れ替わり
1989年に登場した2000形(サン・モリッツ号)が前方から上がってきた。強羅行の電車と入れ替わりに同じ線路に入っていく。ここで車掌さんと運転手さんは2度目の交代。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 34mm ISO640 )
051_250722068 X900 箱根登山鉄道 大平台 G7X.jpg 51.大平台駅の行き止まり
ふたたび進行方向が前後入れ替わる。2度目のスイッチ・バックなのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO320 )
052_250722074 X900 箱根登山鉄道 塔の沢 G7X.jpg 52.出山信号場へ
3度目のスイッチ・バックがある出山信号所に入る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 )
053_250722078 X900 箱根登山鉄道 塔の沢発車 G7X.jpg 53.最後尾の席が最前部に
再び運転手さんが戻ってきて、マスコンを握り、塔ノ沢駅に向かう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
054_250722082 X900 箱根登山鉄道 塔の沢-箱根湯本 15時18分 G7X.jpg 54.早川鉄橋
早川橋梁 やがて前方に緑色の鉄橋が見えてきた。塔ノ沢駅 - 出山信号場間にあり、早川に架かる鉄道橋である。鉄橋を渡るとすぐ出山トンネルに入る。一般に出山鉄橋と呼ばれる箱根登山鉄道の名所の一つ。この鉄橋は箱根登山鉄道敷設工事の中で最大の難関だったという。秋の紅葉時には、鉄橋上で数秒間の停車などの観光サービスが行なわれる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 19mm ISO640 )
055_250722090 X900 箱根湯本駅 G7X.jpg 55.箱根湯本駅着
15時18分箱根湯本に到着した。最新型の3両編成の「アレグラ号」が停まっていた。ここから小田原まで別の電車に乗らなくてはならない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
056_250722093 X900 箱根湯本駅 G7X.jpg 56.ロマンスカー「はこね」
隣のホームに小田急ロマンスカーが到着した。これに乗って帰ろうかと一瞬考えたが、結局、小田原から東海道線で横浜に戻ることにした。後でわかったことだがこのロマンスカーは海老名に止まる。わかっていればそうしたに違いない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO640 )

2025年9月23日

箱根登山鉄道で湿性花園へ ② 2025年7月22日 神奈川県箱根町仙石原

園内を一周して管理棟のあるところに戻ってきた。既に汗びっしょりである。自販機で冷たいお茶を購入して屋根のある休憩所のベンチに腰を掛けて一休みする。

 20分ほど休んで再び、同じコースを歩き始めた。現れたチョウは、キタキチョウとスジグロシロチョウのみ。

000_250722160 X700 ◎箱根湿性花園 Z50 Z50-250.jpg
日陰に咲く大きな山百合 2025年7月22日 箱根湿性花園

021_250722163 X900 ◎箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 21.キタキチョウ -1
咲き始めたオカトラノオに来たキタキチョウ。このレンズ(Z DX 50-250mm)の最短撮影距離は50mmで0.5m、250mmで1.0mである。最大撮影倍率は0.23倍(焦点距離160-180mm)となっている。もう少しレンズが明るければと思うが、ISO感度を上げること、5.0段の手振れ補正効果でカバーはできる。MC 105mmのような解像力は無理としても、私のレベルでの蝶の撮影にはほぼ問題なく使えるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 200mm ISO320 )
022_250722166 X900 箱根湿性花園 フトイ Z50 Z50-250.jpg 22.フトイ(太藺)
池に見たことのない草が生えていた。PictureThisで検索すると、カヤツリグサ科フトイ属の水生多年草で、フトイと判った。wikipediaによれば、「フトイ」という名前は「太い」ではなく「太藺」、つまり「太い藺草(いぐさ)」の意味である。実際にはイグサ科ではなく、その姿も、さほどイグサに似ている訳ではない。と解説されていた。房のような地味な花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 195mm ISO280 )
023_250722170 X900 〇箱根湿性花園  オカトラノオ Z50 Z50-250.jpg 23.オカトラノオ(丘虎の尾)
さっきはキタテハが、咲き始めたオカトラノオの花で吸蜜していた。オカトラノオは白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 195mm ISO200 )
024_250722171 X900 箱根湿性花園 エゾカワラナデシコ Z50 Z50-250.jpg 24.エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子) 近縁種にカワラナデシコがある。エゾカワラナデシコは苞(芽やつぼみを包んで保護する特殊化した葉のこと)が2対であるのに対し、カワラナデシコは3~4対ある。また、エゾカワラナデシコは北海道・中部地方以北に分布し、カワラナデシコは本州・四国・九州に分布する。可憐な花だ。種子には薬効があり、カワラナデシコと同様に消炎、利尿、通経作用があると言われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 197mm ISO200 )
025_250722174 X900 箱根湿性花園 ひよどり? Z50 Z50-250.jpg 25.ヒヨドリ -1
近くの木の枝に野鳥が止まった。眼が悪くなったこともあり、同定できない。望遠端の250mm(35mm版では375mmの画角相当)で撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 250mm ISO1600 )
026_250722175t X900 ▲箱根湿性花園 ひよどり? Z50 Z50-250.jpg 26.ヒヨドリ -2 トリミング
同じ位置で撮った別のショットをトリミングした画像。結構シャープである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO360 )
027_250722177 X900 箱根湿性花園 ノリウツギ Z50 Z50-250.jpg 27.ノリウツギ
昨年は、ここのノリウツギはほとんど咲いていなかった。今年はせっかく咲いていてくれたのに、ミドリシジミの姿が無い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 58mm ISO200 )
028_250722181 X900 〇箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 28.キタキチョウ 飛翔 -1
キタキチョウだけは園内各所に元気に飛んでいた。翔んでいるところを狙ってみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 250mm ISO200
029_250722184 X900 〇箱根湿性花園 キタキチョウ産卵 Z50 Z50-250.jpg 29.キタキチョウ 飛翔 -2
キタキチョウは翅を開いて花などには止まらない。表翅を撮るには、翔んでいるところ以外にない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 250mm ISO200
030_250722187 X900 ◎箱根湿性花園 クサレダマ Z50 Z50-250.jpg 30.クサレダマ(草連玉)
和名はマメ科の黄色い花のレダマに似て、地表に出ている部分が木質ではなく草(草本)であることに由来する。別名をイオウソウ(硫黄草)という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 250mm ISO200
031_250722188 X900 ◎箱根湿性花園 オニユリ Z50 Z50-250.jpg 31.オニユリ(鬼百合)
これはオニユリ。コオニユリに比べて、大柄な花だ。違いはオニユリにはコオニユリにないむかごあることだが、残念ながらムカゴは撮れていない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 250mm ISO200
032_250722201 X900 ◎箱根湿性花園 食虫植物サラセニア Z50 Z50-250.jpg 32.食虫植物 サラセニア
この頃には管理棟近くで、夏休み期間中、毎年恒例の食虫植物展が行われている。世界で屋外に約100種、計約700点の生態を紹介している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 69mm ISO200
033_250722219 X900 箱根湿性花園 食虫植物 Z50 Z50-250.jpg 33.食虫植物 ハエトリグサ
ウツボカズラと共に食虫植物の代表格だ。葉には長い葉柄があり、先端に捕虫器になった葉を着ける。葉柄は扁平で幅広く、地表に這うか、少し立ち上がる。捕虫器は二枚貝のような形で、周辺にはトゲが並んでいる。ハエトリグサから分泌される消化液によって1週間〜10日ほどかけて溶かされ、栄養が吸収される。その後、殻だけが残った虫の死骸は消化吸収に使われ、葉は再び開いて次の虫を待ち構えるが、1つの葉が3〜4回捕食すると枯れてしまう。葉の内側にある感覚毛に虫が30秒以内に2回触れると、葉が0.5秒ほどで素早く閉じ、虫を捕らえる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO1000)
034_250722210 X900 ◎箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 34.2頭のキタキチョウ -1
食虫植物展に設けられた岩場に、キタキチョウが2頭止まって吸水していた。ともに♂のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO360
035_250722214s X900 ◎箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 35.2頭のキタキチョウ -2
2頭は仲よさそうに寄り添っていき、吸水を続けていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 240mm ISO720)
036_250722227tm X900 ◎箱根湿性花園 スジグロシロ Z50 Z50-250.jpg 36.スジグロシロチョウ
時刻は12時20分になった。まったく成果は上がらない。最後にもう一回りして終わりにしようと歩き始める。スジグロシロチョウがオカトラノオで吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO20)
037_250722229m X900 ◎箱根湿性花園 ヒツジグサ Z50 Z50-250.jpg 37.ヒツジグサ 2
長い花柄の先についた1個の花が水面上で咲く。萼片(花びらの外側に位置し、つぼみの時に内部を保護する役割を持つ葉状の部分)が4枚ある。ヒツジグサの名の由来は、未の刻 (午後2時) 頃に花が咲くためとされることが多いが、この頃に花が閉じ始めるためともされる。写真の花は半分開いているように見えるが、これから開くのか、閉じるのか分からないが、萼片の様子から見てこれから開花と思えるが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 250mm ISO200)
038_250722232 X900 △箱根湿性花園 ヒメギス Z50 Z50-250.jpg 38.チダケサシに来たヒメギス
チダケサシの花にバッタ目キリギリス科のヒメギスが飛んできた。wikipediによれば、「キリギリスに姿形が似ていて小型なことからこの和名が付いた。普通種で、もっとも身近に見られるキリギリスの近似種でもある。草原性で、キリギリスよりやや湿り気を好み、草丈も低めの場所にいる。」と解説されていたが、まさにその通りという場所にいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO200)

箱根湿性花園,キタキチョウ,スジグロシロチョウ,スジグロシロチョウ,フトイ,オカトラノオ,エゾカワラナデシコ,ヒヨドリ,ノリウツギ,オニユリ,コオニユリ,ヒツジグサ,食虫植物,サラセニア,ハイトリグサ,ヒツジグサ,チダケサシ, NIKKOR Z DX 50-250mm,

2025年6月16日

小石川植物園 ② 桜咲く広場 2025年4月8日 文京区 東京大学小石川植物園

次郎稲荷をお参りして日本庭園をあとに上へと登る。上がったところには、珍しいコブシモドキの木や、カリンの木、大きなスズカケノキなどがある。サトザクラの木もあり、花を咲かせていた。ヤマブキもきれいに咲いていた。
 そこから、東の方へ歩く。トキワマンサクや、始めて見るアメリカハナノキの花も咲いていた。ハンカチの木は咲いていたのかどうか、場所を思い出せず、確認せずに歩いてしまった。

   その先にはツツジ園があり、ミツバツツジなど大きな赤紫の花が咲いていた。旧養生所の井戸や、甘藷試作跡の碑を過ぎると桜が咲く広場へ行く道沿いにソメイヨシノが満開の花を咲かせていた。
 来園者が憩う桜咲く広場で、私も今年の見納めになるだろうと花見を楽しみ、その雰囲気を撮った。

 小石川植物園の本館を見て、緩やかな道を正門の方へ下る。ここからこの日の目的であるツマキチョウの写真を撮りに、そのポイントへと歩く。

000_250408125 X700 小石川植物園 RX10M4.jpg
桜咲く広場で憩う人々 2025年4月8日 小石川植物園

021_250408066 X900 〇コブシモドキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 21.コブシモドキ(辛夷擬)
ガイドさんが5~6人の見学者にこの木の前で説明されていた。説明は聞き取れなかったが、何やら珍しい木のようだった。少し調べて見ると、本種は、昭和23年(1948年)に徳島県相生町で1株だけ発見されている。コブシに近縁といわれている。徳島県には野生のコブシはなく、このコブシモドキは三倍体であり謎である。(三倍体とは、通常2つの染色体セットを持つ二倍体に対し、3つの染色体セットを持つ個体である。三倍体は、種子を形成しにくい、あるいは形成しない性質を持つため、種なし果実の生産や観賞植物の育成など、様々な分野で利用されている。)コブシモドキはすでに接ぎ木繁殖がなされていて、その苗を畑に植えて、繁殖用親木として育てているようだ。小石川植物園にはこの苗木が移植されたものと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO125 )
022_250408063 X900 コブシモドキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 22.コブシモドキ 花
GKZ植物事典によると、コブシモドキは「4月中旬頃、枝先に、径12~15㎝程度で白色の花をつける。花被片は6個。本種は、発見された一株以外に発見されておらず、加えて、 三倍体であることから、結実もせず、そもそも四国にはコブシが自生していない等々と未解明要素の多い存在である。本種は、上述のように種子を得られないことから、挿し木により増殖され、各地の植物園で植栽されている。」とあった。開花時に見られたことはラッキーだったが、花はそれほど大きいとは感じなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 67mm ISO500 )
023_250408070 X900 カリン 小石川植物園 RX10M4.jpg 23.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -1
カリンの木が何本か生えていて、丸みのあるピンクの花びらが包むように黄色い蕊がある美しい花が咲いていた。バラ科カリン属の落葉高木で、中国原産だそうだ。果実は硬く生食はできないが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などに使われる。また、古くから薬用としても利用されてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO160 )
024_250408079 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 24.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -2
もうだいぶ前のことであるが、長野県の諏訪湖畔を散策した時にカリンの実を見たことがある。ところが、wikipediaによれば、「長野県諏訪地方で、「カリン」と称するものはマルメロのことであり、導入時にカリンとマルメロを間違えたことにより、現代もその呼称でよばれている。」という記述があった。とすれば私が見たのは、カリンの実ではなくマルメロだったのかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
025_250408074 X900 アメリカハナノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 25.アメリカハナノキ(亜米利加花の木)
別名をベニカエデという。カエデの一種で、春早く葉に先立って小さいが鮮やかな赤い花をつけるのでハナノキと呼ばれる。秋の紅葉は美しい。初めて見たがカエデの仲間とは思わず、何の花だろうとPictureThisで調べるまではわからなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO500 )
026_250408085 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 26.トキワマンサク(常磐満作・常磐万作) -1
案内図にはトキワマンサクとなっていた。トキワマンサクの花の色は、基本種はごく薄い黄色であるが、紅色の変種であるベニバナトキワマンサク(中国原産で葉も赤みを帯びる)がよく栽培されている。一昨年の4月に奈良の氷室神社を参詣した時に見事に咲いたベニバナトキワマンサクを見た。(シロバナ)トキワマンサクを見たのは、ここ小石川植物園で昨年4月だった。ここのトキワマンサクの木はとても大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO250 )
027_250408231 X900 トキワマンサク 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 27.トキワマンサク -2
マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木というが、ここのトキワマンサクは大木であり、開花期に花をいっぱい付けた枝葉は枝垂れる。花はマンサク(ヒモ状の4本の花弁が特徴の黄色い花)に似たヒモ状の花が6~8輪ずつ咲く。4枚ある花弁は線形で長さは1~3cmほど。日本の自生種は白花だが、昭和の終わり頃に入ってきた中国南部原産のベニバナ種が席捲しているという。奈良の氷室神社で見たのもベニバナ種であった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO360 )
028_250408090 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 28.モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木) -1
木にはモミジバスズカケノキという札が掛けられれていた。Wikipediaによるとスズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO100 )
029_250408094 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 29.モミジバスズカケノキ -2
現在の樹齢は約130年と推定されている。小石川植物園には、ユリノキやスズカケノキからなる巨木の並木がある。スズカケノキ属の木々が老成した大木として育っており、幹の基部の形態などにそれぞれの特徴が現れている。これらは明治時代に街路樹用樹木として試験的に植えられたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO125 )
030_250408233 X900 サトザクラ 紫桜 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 30.サトザクラ ムラサキザクラ(紫桜) -1
wikipediaによれば、「サトザクラ(里桜)は、広義ではバラ科サクラ属のサクラの栽培品種の総称で、狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群のこと。」とあった。ここでは、狭義のサトザクラのことと思う。またwikipediaには「明治時代に入り、大名屋敷の荒廃や文明開化・西洋化のため庭園が取り潰されると同時に、そこに植えられていた数多くの栽培品種の桜が伐採され、植えられるのはソメイヨシノばかりになっていった。これを憂いた駒込の植木・庭園職人の高木孫右衛門は多くの栽培品種の枝を採取し自宅の庭で育てた。これに目を付けた江北地区戸長(後に江北村村長)の清水謙吾が村おこしとして荒川堤に多くの品種による桜並木を作り「五色桜」として評判となり、これを嚆矢として多くの栽培品種が小石川植物園などに保存されることになり、その命脈を保った。」という記述があった。この紫桜はその一つと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO720 )
031_250408099 X900 サトザクラ 紫桜 石川植物園 RX10M4.jpg 31.サトザクラ ムラサキザクラ -2
紫桜は、狭義のサトザクラ群(狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群)に属する園芸品種の桜である。薄く紫がかった桜色をしている。花びらの端に行くほど色が濃い。蕾はより鮮やかな桃色であるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 147mm ISO200 )
032_250408096 X900 セイヨウバクチノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 32.セイヨウバクチノキ(西洋博打木)
始めて見る花があった。PictureThisで検索すると、セイヨウバクチノキと同定された。ヨーロッパ東南部(ブルガリア、セルビアなど)及びアジア西部を原産とするバラ科サクラ属の常緑樹で、近縁関係にある日本のバクチノキに似ることからセイヨウバクチノキと呼ばれるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO640 )
033_250408102 X900 ヤマブキ 石川植物園 RX10M4.jpg 33.ヤマブキ(山吹)
ヤマブキはバラ科ヤマブキ属の落葉低木で、鮮やかな黄色の花を咲かせる。春に咲く花は、古くから親しまれており、万葉集にも詠まれている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO250 )
034_250408103 X900 クサイチゴ 石川植物園 RX10M4.jpg 34.クサイチゴ(草苺)
くっきりした直径40mmほどの5弁花である。クサイチゴもバラ科であった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 190mm ISO640 )
035_250408108 X900 サトザクラ 一葉 石川植物園 RX10M4.jpg 35.サトザクラ イチヨウ(一葉) -1
一葉もオオシマザクラを基に生まれた栽培品種のサトザクラ群のサクラで日本原産のヤエザクラ。イチヨウザクラと呼ばれることもある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO640 )
036_250408240m X900 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 36.サトザクラ イチヨウ(一葉) -2
江戸時代以前からある栽培品種で荒川堤で栽培されていたサトザクラの一つである。花弁の色は淡紅色。花弁の内側が白いため開花が進むと白色に見えるようになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO280 )
037_250408112 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 37.シュジョウツツジ(守城躑躅) -1
ほぼ園の中央になろうか、ツツジ園があった。濃いピンク色のツツジの花が木いっぱいに咲いていた。付けられた札にシュジョウツツジとあった。ツツジ科ツツジ属の園芸品種の一つで、特に宮崎県高千穂町の守城(しゅじょう)地区を原産地とする、非常に珍しい在来種または栽培種とされているという。ツツジという漢字は難しい字だ。濃いピンクのツツジの向こうには桜の淡いピンクがあり、左には新緑が重なる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO180 )
038_250408242 X900 シュジョウツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 38.シュジョウツツジ(守城躑躅) -2
ツツジの品種はどれくらいあるのだろうかと疑問を持ち、AIに尋ねてみた。「ツツジ属は、世界的に見ると非常に大きなグループで、約1,000種以上の原種が知られており、そこから生み出された園芸品種(栽培品種)は、なんと全世界で10,000種以上にのぼるとされている」という答えが返ってきた。日本の状況は示されなかったが、グループ別に、クルメツツジ(久留米躑躅)最も多くの園芸品種をもつ。小ぶりな花が密に咲く。品種数は300種以上。ヒラドツツジ(平戸躑躅)花が大きく見ごたえがある。街路樹や公園で多用される。サツキツツジ(皐月)5月〜6月に開花。葉が小さく盆栽仕立てにも人気。園芸品種は500種以上とも。ヤマツツジ系 日本の野生種が元。原種やそれに近い姿を持つものが多い。自然風の庭園に使われる。それに外国品種があるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO250 )
039_250408250 X900 カラムラサキツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 39.カラムラサキツツジ(唐紫躑躅)
カラムラサキツツジという札があった。Wikipediaによれば、朝鮮半島、中国東北部に自生し、日本にはほとんど自生しておらず、日本で見られるのは植物園などで栽培しているものにほぼ限られると記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 105mm ISO200 )
040_250408253 X900 ミツバツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 40.ミツバツツジ(三葉躑躅)
ミツバツツジというのはよく聞く名前であるし、自分も似たようなツツジを見るとすべてミツバツツジと呼んでしまっている。ミツバツツジという名称は、個別の種と、ミツバツツジ類の総称を指す場合が紛らわしいので、種としてはホンミツバツツジという和名への改称が提案されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO200 )
041_250408258 X900 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 41.満開の桜 ソメイヨシノの林
つつじ園の前の道に立って小石川植物園本館のある東の方に目をやると、満開の桜が輝いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 105mm ISO200 )
042_250408264 X900 ソメイヨシノ 染井匂 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 42.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -1
ソメイヨシノをマクロで撮る。ソメイヨシノの特徴である白い花弁と、星のような形をしたやや緑色の額が際立つ。満開だ。染井匂という札が掛けられていた。外観はソメイヨシノに似ているが、芳香があることから本種の名がある。散り際には、花の中心が赤く染まる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 105mm ISO500 )
043_250408270 X900 ソメイヨシノ 染井匂 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 43.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -2
さらに調べて見ると、ソメイニオイは、ソメイヨシノとニオイザクラ(=カンヒザクラ系品種)の交配種と言われる。そのソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種で、江戸時代後期に開発された栽培品種の桜である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1600秒 105mm ISO200 )
044_250408118 X900 ソメイヨシノ 天城吉野 小石川植物園 RX10M4.jpg 44.アマギヨシノ(天城吉野)
ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。オオシマザクラを母とし、エドヒガンを父として交配を行い、得た品種だそうだ。(山と渓谷社「日本の桜」に拠る)。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 87mm ISO100 )
045_250408119 X900 ソメイヨシノ 天城吉野 小石川植物園 RX10M4.jpg 45.アマギヨシノの前で
私が撮っていたアマギヨシノの前で入れ替わるように記念撮影をされていた方がいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO100 )

2025年4月 1日

「飛鳥Ⅱ」 大さん橋を出港 2025年2月27日 横浜市中区

今年も、2月26日~3月1日に、パシフィコ横浜でCP+(CMERA & PHOTO IMAGING SHOW)が開催された。
 横浜市在住のEさんから、ご一緒しませんか?そしてちょっと一杯やりませんか?とお誘いを受けた。私も行くつもりにしていたので、二つ返事でOKし、27日に行ってきた。午後3時ごろ会場で合流することになり、私は天気も良いので、それまでの時間、みなとみらい、山下公園をぶらぶらしようと思って家を出た。大さん橋に大きな船は入っていないかとネットで調べてみたところ、「飛鳥Ⅱ」が14時に出港することがわっかった。山下公園から横浜港の縁を回るように赤レンガ倉庫へ行き、そこから港を眺めることにした。
 「飛鳥Ⅱ」は午後2時にドラの音を響かせ、タグボートに助けられてゆっくりと桟橋を離れて、横浜ベイブリッジへ向かって進んでいった。
 ホテルパシフィコ横浜を目標に歩き、CP+の会場に着いたのは2時半ごろだった。

 今年のCP+は盛況だったようだ。来場者は55,791名で対前年112%だったと後で知った。会場は、NIKON、CANON、SONY、FUJIFILM が一番奥に大きなブースを構えていた。私が感じたのは、今年は新しいカメラの発表もほとんどなく、どちらかというとハードよりソフトに各社力を入れていたようだった。韓国や、中国のレンズやアクセサリーなども出展されていた。

 Eさんとは会場の「ねこ写真展」のところで落ち合った。しばらく様々な猫の写真を見た後、二人で横浜駅へ出て、居酒屋で喉を癒した次第である。

000_250227086 X700 ◎飛鳥Ⅱ出航 山下公園 G7X.jpg
大桟橋を離れ、ベイブリッジへと動き始めた「飛鳥Ⅱ」

001_250227010 X900 山下公園 G7X.jpg 1.横浜は春節祭
横浜では1月15日から2月28日まで「横浜春節祭 2025」が行われている。この時期は毎年、横浜の中心地が春節で賑わう。マリンタワーの前にも山下公園の入り口にカラフルな獅子がいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO160 )
002_250227012 X900 山下公園 G7X.jpg 2.「氷川丸」と白い灯台
「氷川丸」はいつもは左舷側(公園側)から見ることが多い。この日は、みなとみらい線の終点「元町中華街」で下りて山下公園を目指した。一番前の出口から、アメリカ山公園、元町の入り口を通ってきたので、少々、回り道になってしまった。山下公園の一番先の方から歩き始めた結果、「氷川丸」を右舷側から見た。白い灯台があった。この白い灯台は1896年(明治29年)に横浜港の内防波堤の東水堤の先端に設置され、横浜港の安全を守る防波堤灯台として、赤灯台と対になっていた。昭和の半ばに横浜港の拡張工事の一環として山下ふ頭が建設され、東水堤の大部分が取り込まれたため、灯台としての役目を終え、昭和38年(1963年)に山下公園のここ「氷川丸」の桟橋先端に保存されたことを知った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 37mm ISO200 )
003_250227013 X900 氷川丸 山下公園 G7X.jpg 3.「氷川丸」船尾と大さん橋に停泊中の「飛鳥Ⅱ」
「氷川丸」の船尾の向こうに大さん橋が見えて、その向こう側に飛鳥Ⅱが見えた。今朝9時にグァムから入港着岸し、出港は午後2時予定で、神戸に向かう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO160 )
004_250227019 X900 〇飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 4.大さん橋の「飛鳥Ⅱ」 -1
「氷川丸」の鞆綱のあいだから見る大桟橋に停泊中の「飛鳥Ⅱ」。出向前に向こう側から見たい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
005_250227027 X900 〇飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 5.「氷川丸」の船尾
「氷川丸」は、日本郵船が1930年に竣工させた12,000トン級貨客船。太平洋戦争では病院船として運用された。戦後は1960年まで北太平洋航路で運航を続けた。「氷川丸」という船名は、大宮氷川神社に由来するのだそうだ。Wikipediaによると、太平洋横断238回をもって航海を終えた「氷川丸」は、1961年(昭和36年)5月、山下公園に係留された。2008年(平成20年)4月25日、「氷川丸」竣工から78年目に合わせ、「日本郵船氷川丸」の名称で一般公開を開始した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 17mm ISO250 )
006_250227030 X900 飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 6.大さん橋の「飛鳥Ⅱ」 -2
写真の左側が山下公園だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO200 )
007_250227031 X900 〇氷川丸 山下公園 G7X.jpg 7.「氷川丸」の全容
煙突は「飛鳥Ⅱ」と同じ日本郵船の赤い2本線が誇らしげに見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 11mm ISO125 )
008_250227037 X900 山下公園 G7X.jpg 8.山下公園
良い天気だ。花壇にはパンジーが咲き、ベンチで憩う高齢の方とその愛犬たち、そして、連れだって歩く若いお嬢さんたちがこの春のような陽気を楽しんでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
009_250227042 X900 〇インド水塔 山下公園 G7X.jpg 9.インド水塔
山下公園のみなとみらい側にあるインド水塔、インドの水飲み場の遺構だ。wikipediaによれば、横浜とインドの交流は開港後の19世紀から始まり、インド商人は山下町に商館を構え絹織物の輸出などを行っていた。関東大震災があったとき、横浜在住のインド人も28人が亡くなり、山下町も壊滅的となった。横浜市民は被災したインド人の救済の為、住宅の手当てなどに力を注いだといわれ、1939年に横浜市民への感謝と同胞の慰霊のために在日インド人協会が山下公園内に建立し、横浜市に寄贈したのがこのインド水塔だそうだ。イスラム風、インド風、日本風が混在したデザインが特徴的で、内部の天井にはモザイク模様がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
010_250227052 X900 ◎飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 10.大さん橋の「飛鳥Ⅱ」 -3
こうやって見ると大きな船だ。wikipediaによれば、1991年に、就航していた初代「飛鳥」(28,856トン)は、集客が伸び満船の状態が続くようになり、2006年2月に売却された。現在の「飛鳥Ⅱ」は、1990年6月に同じく日本郵船の関連会社であるクリスタル・クルーズのクルーズ客船「クリスタル・ハーモニー(Crystal Harmony)」(バハマ船籍)として三菱重工業長崎造船所で竣工した。その後2006年1月、郵船クルーズが本船を買い取り、3月17日に「飛鳥Ⅱ」として正式デビューした。2025年1月現在、日本籍では最大の客船である。50,444トンで全長241mである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 37mm ISO200 )
011_250227060 X900 飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 11.象の鼻パーク越しに見る停泊中の「飛鳥Ⅱ」
象の鼻パークの向こうの手前に横浜港内クルーズ船の発着所があるが、その向こうに大さん橋に停泊中の「飛鳥Ⅱ」が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 11mm ISO200 )
012_250227065 X900 ◎飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 12.出港まじかの「飛鳥Ⅱ」
時刻は2時5分前。ドラのが聞こえてくる。タグボートが船尾についている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 37mm ISO200 )
013_250227069 X900 ◎飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 13.赤れんが倉庫から見る「飛鳥Ⅱ」 -1
いよいよ出航間際だ。乗船客の姿は見えない。反対側のデッキで見送る人たちと、交歓しているのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO125 )
014_250227074 X900 〇飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 14.赤れんが倉庫から見る「飛鳥Ⅱ」 -2
出港時間である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
015_250227083 X900 飛鳥Ⅱ出航 山下公園 G7X.jpg 15.「飛鳥」Ⅱ出港 -1
タグボートが離岸を助けるため動き始めている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 37mm ISO250 )
016_250227090 X900 ◎飛鳥Ⅱ出航 山下公園 G7X.jpg 16.「飛鳥Ⅱ」出港 -2
出港してから7、8分経った。これからベイブリッジの下を通って外洋へ出ていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 28mm ISO125 )
017_250227091 X900 ◎海保 山下公園 G7X.jpg 17.海洋保安巡視船 「いつくしま」
横浜海上保安基地の桟橋に巡視船「いつくしまが」停泊していた。wikipediaによれば、呉海上保安部に配属される第六管区唯一のPL型巡視船。海上保安大学へ派遣され、海上保安大学校の5代目の練習船を兼務する。海上保安庁の新造練習船として、及びPL型としても海上保安庁史上最大である。2023年7月4日船名を「いつくしま」と命名され、三菱重工下関造船所江浦工場で進水した。約5,500トン。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 28mm ISO250 )
018_250227095 X900 〇飛鳥Ⅱと海保 山下公園 G7X.jpg 18.「飛鳥Ⅱ」と「いつくしま」
2021年3月に郵船クルーズから新造船建造が発表された。2023年に船名を「飛鳥III」に決定し「従来の船名の発展的継承、日本を代表する客船として人や地域を繋ぎ日本文化を未来へ繋げる」といった狙いが込められ、同年、ドイツのマイヤー・ヴェルフトという会社で建造が開始された。既に、2025年1月18日に進水している。2025年7月20日に52,200トン、全長230mの「飛鳥Ⅲ」の就航が予定されているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 10mm ISO125 )
019_250227097 X900 ◎飛鳥Ⅱと海保 山下公園 G7X.jpg 19.「飛鳥Ⅱ」神戸へ
時刻は2時10分を少々過ぎたところ。「飛鳥Ⅱ」はいよいよ、太平洋に出ていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 28mm ISO160 )
020_250227131 X900 CP+Tomix G7X.jpg 20.CP+会場
2時20分頃、CP+の会場であるパシフィコ横浜に着いた。入場は待つことなくスムーズに入れたが、中は混んでいた。今回は特に何を見るというあてもなく、各ブースでの撮影の関するプロのカメラマンの講演も予定していなかった。昨年もあったTOMIXのプラレール模型のコーナーでは、子供たちに混じり、カメラを向ける来場者が多かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 37mm ISO13200 )
021_250227158 X900 CP+ ねこ写真展ん G7X.jpg 21.CP+ 「ねこ写真展」
Eさんと合流を約束した「ねこ写真展」へ行く。すぐに会うことが出来た。Eさんの友人の作品が出展されていた。最近は猫に人気があり、会場は賑わっている。20分ほどそこで過ごし、一緒にみなとみらい駅から横浜駅へ行き、「ちょっと一杯」を楽しんだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )

2025年3月28日

梅の見頃 保土谷公園梅林 2025年2月25日 横浜市県立保土ヶ谷公園

前の週の土曜日は梅まつりで、保土ヶ谷公園の梅林は大勢の人でにぎわった。肝心の梅は、終わりかけている早咲きもあったが、まだこれから咲くという梅もある。それに梅まつりの日はメジロの写真も撮れなかったので、もう少し撮っておきたかった。
 というわけで、暖かい良い天気の火曜日に、最後のチャンスと思い梅林に出かけた。梅まつりの時と比べて、とても静かだった。

000_250225143s X700 ◎飛翔メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
八重野梅に集まるメジロ 2025年2月25日 神奈川県立保土ヶ谷公園 梅林

001_250225002 X700 八重野梅 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 1.八重野梅(やえやばい)
八重野梅は早咲きの白梅だ。例年真っ先に白い八重の花を咲かせる。メジロたちもこの花が好きだ。野梅は梅の原種に近い品種で、寒さや厳しい環境にも耐える強さを持っているそうだ。梅の品種は約300種ともいわれるが、wikipediaによれば、梅には500種以上の品種があるともいわれている。近縁のアンズ、スモモと複雑に交雑しているため、主に花梅について園芸上は諸説の分類がある。実梅も同じ種であるので同様に分類できる。梅は、野梅系、緋梅系、豊後系に大きく3系統に分類できるとあるが、素人には難しい領域だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO250 )
002_250225011 X900 〇三吉野 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 2.三吉野(みよしの)
ごく薄い一重の紅色の小さな花である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO160 )
003_250225018 X900 〇大湊 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 3.八重寒梅(やえかんばい)
早咲きの紅梅。保土ヶ谷公園の梅林では、八重野梅と並んで咲き始める。メジロはどうやら八重野梅の方が好きらしく、あまりこの八重寒梅には来ない。中国が原産で、日本には遣唐使によって1500年ほど前に持ち込まれたとされているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250225022 X900 ◎保土ヶ谷公園 G7X.jpg 4.幼稚園の子供たち
みんな同じ色の帽子を被った子供たちが保育士さんと一緒に来ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 17mm ISO200 )
005_250225027 X900 ◎保土ヶ谷公園 G7X.jpg 5.鹿児島紅(かごしまべに)
緋梅系で、中輪八重咲きの深紅の花を咲かせる。やや遅咲きとされているようだが、保土ヶ谷公園では比較的早く咲き始める。深紅の蕾の可愛い花だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_250225055 X900 ◎保土ヶ谷公園 梅園 RX10M4.jpg 6.八重野梅と八重寒梅
手前が八重野梅、向こうが八重寒梅である。早咲きの白梅と紅梅だが、今が満開であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 97mm ISO500 )
007_250225066 X900 内裏 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.内裏(だいり)
内裏は、2月~3月に咲く花の代表として親しまれており、冬の終わりを感じさせる梅の代表的な花と言われる。白い花びらが5枚から9枚ほどある一重咲きの春の訪れを感じさせる美しい花を咲かせる。この木は老木なのだろうか、蕾はたくさんつけているものの、何か淋しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 97mm ISO500 )
008_250225084 X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.八重野梅に来たメジロ
時刻は10時10分すぎ。八重野梅の枝が動くので、見るとメジロが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO320 )
009_250225086 X900 ◎飛翔メジ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.飛び立つメジロ
梅の枝から飛び立つところが撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO250 )
010_250225093 X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 10.考え中のメジロ
次はどの花へ行こうか考えているように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 172mm ISO200 )
011_250225106 X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 11.休憩中のメジロ
何かさえずっているのだろうか、口が開いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 198mm ISO640 )
012_250225109 X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 12.動静を伺うメジロ
何処へ行こうか様子を探っているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 190mm ISO640 )
013_250225121 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.小気味よく動くメジロ
殆どじっとしていない。AFが合焦したら、即シャッターを切る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 181mm ISO400 )
014_250225135s X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.首を捻るメジロ
よく首を捻る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 175mm ISO640 )
015_250225135s X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.飛び去るメジロ
羽をいっぱいに広げた姿が撮れた。飛行機の車輪と同じように両足を格納する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 78mm ISO200 )
016_250225163 X900 〇思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.思いのまま -1
八重咲きで、紅と白、絞りなどを1本で咲き分ける品種、「思いのまま」が見ごろになってきていた。前にも記した記憶があるが、この「思いのまま」という品種名の由来は、品種改良の際に思うような色の花が出てこず、改良を手掛けた園芸家にとっては思いのままにならず、梅のほうが思いのままに花を咲かせるということから命名されたようだ。梅とは深いゆかりのある、学問の神様・菅原道真を祀る京都・北野天満宮では、「思いのまま」の枝を厄除け・無病息災の縁起ものとして授与することでも知られているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 147mm ISO400 )
017_250225175 X900 〇思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 17.思いのまま -2
思いのままの紅い花と、白い花がなかなか丁度良いところに咲いていないので、それらしい写真が撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 114mm ISO640 )
018_250225191 X900 ◎思いのまま 保土ヶ谷公園 X10M4.jpg 18.思いのまま -3
「思いのまま」という花梅は、野梅系野梅性と言われ、野梅(のうめ)から変化した原種に近い花梅だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 70mm ISO1000 )
019_250225196 X900 ◎思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 19.思いのまま -4
やっと、咲き分けているという状態が分かるような写真になった。もうひとつ、この写真の紅い花の雄蕊に小さな花びらのようなものが見える。何だろうと思い調べてみると、これは旗弁というのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 117mm ISO640 )
020_250225207 X900 ◎思いのまま 旗弁 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 20.思いのまま -4 旗弁(きべん)
写真の3輪ともに旗弁らしきものが見える。雄蕊の一部が花びらのようになって、旗を振っているように見えるから旗弁と言うのだそうだ。旗弁は、特定の梅の品種に見られる特徴で、雄蕊が花弁のように変化したものを指し、通常、梅の花には5枚の花弁があり、その中央に多数の雄蕊が並んでいるが、旗弁性のある梅では、雄蕊の中に花弁のような旗弁があることがある。この旗弁があることで、花が華やかに見えたり、品種ごとの独特な美しさが生まれたりする。旗弁を持つ梅の品種には、「思いのまま」や「輪違い」などが知られているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO800 )
021_250225221s X900 ◎f11思いのまま 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.思いのまま -5
これも「思いのまま」らしい写真が撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/1600秒 39mm ISO1600 )
022_250225237 X900 △メジロ・河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 22.カワズザクラに来たメジロ
梅林からテニスコートのわきを歩いて、上池の方へ下りた。上池と下池の間には、散策路に沿って、カワズザクラが植えられているが、まだ咲き始めたばかりである。そんなカワヅザクラの花にメジロが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 164mm ISO640 )
023_250225243t X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 23.咲き始めたカワヅザクラ -1
今年のカワヅザクラの開花は10日ほど遅れているという。やっと咲きはじめ、蕾も大きく膨らんできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 31mm ISO320 )
024_250225255 X900 ◎河津桜 保土ヶ谷公園 RX10M4 - コピー.jpg 24.咲き始めたカワヅザクラ -2
開花、開花準備、もうすぐ開花の蕾、まだ蕾、とそれぞれのステージがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 187mm ISO400 )
025_250225051 X900 ◎保土ヶ谷公園 梅園 RX10M4.jpg 25.梅林を俯瞰
バス通りへ上がる途中で梅林を見下ろす。みなとみらいのランドマークタワーが見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 28mm ISO400 )
026_250225275 X900 ◎メジロ 明神台 RX10M4 - コピー.jpg 26.明神台に咲く梅に来たメジロ
何処からともなくメジロが飛んできて梅の木の枝の中に入る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 129mm ISO640 )
027_250225302 X900 〇法性寺 RX10M4 - コピー.jpg 27.法性寺 鐘楼と白梅
帰りは下りなのでバスには頼らず、法性寺にお参りして星川駅へと下る。法性寺の境内には白梅が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 10mm ISO125 )
028_250225305 X900 〇法性寺 RX10M4.jpg 28.法性寺本堂
法性寺の本堂の扉は普段は締まっている。そのガラス戸の前に仏像が安置されていて、ガラス戸には境内の紅梅が写り込んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 29mm ISO1600 )
029_250225295m X900 ◎法性寺 RX10M4 - コピー.jpg 29.ニホンスイセン(日本水仙)
道端にスイセンが花を咲かせていた。ヒガンバナ科スイセン属のニホンズイセンは古くに中国を経由して渡来したと言われている。分布は、本州の関東以西の比較的暖かい海岸近くの湿り気のある場所で野生化し、群生が見られるという。瑞々しく咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 106mm ISO400 )

2025年3月22日

保土ヶ谷公園 早咲きの梅とメジロ 2025年2月17日 横浜市県立保土ヶ谷公園

2月17日、予報では天気は回復し、気温も16℃くらいまで上がるとのこと。この週末の22日(土)は保土ヶ谷公園の梅園で梅まつりが開催される。そろそろ、早咲きの梅が咲き始めていると思い、保土ヶ谷公園へ行って見ることにした。
 10時40分くらいに梅園に着いた。既に「梅まつり」の幟が立てられている。肝心の梅は、早咲きの梅の代表的な品種である八重野梅(白梅)や八重寒紅(紅梅)が5分咲きといったところだった。鹿児島紅の深紅の花もちらほら咲いている。
 10分もたたぬうちにメジロが、数羽がまとまって八重野梅に飛来した。

000_250217083ts X700 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
八重野梅に飛来したメジロ 2025年2月17日 横浜市保土ヶ谷区県立保土ヶ谷公園

001_250217005 X900 ユリノキ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.葉を落としたユリノキ(百合の木)
今まで気が付かなかったが、バス停のそばに大きなユリノキがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO125 )
002_250217003 X900 〇ユリノキ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.ユリノキの花?
そのユリノキにポツンと一輪花が咲いていた。上向きのチューリップに似た花を咲かせるので、英名ではtulip treeと呼ばれるそうだ。調べてみると、花期は5~6月とあるのでなぜこの時期にと思ったが、この花のように見えるのは花ではなく、果実の外側の残ったもののようだ。ユリノキの果実は、翼果(よくか)と呼ばれる集合果で、10~11月ごろに熟し、晩秋から初冬にかけて最外輪の果実だけが残ってコップ状になっていることが多いという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 185mm ISO600 )
003_250217009 X900 〇保土ヶ谷公園 八重野梅 RX10M4.jpg 3.八重野梅(ヤエヤバイ)
早咲き白梅の代表種である八重野梅はいっぱい花をつけていた。梅の品種は江戸時代に多く増え、300種類以上あると言われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 160mm ISO1600 )
004_250217014 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.まだ淋しい梅林
週末の22日(土)は梅まつりが行われる。その頃には見ごろになるだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 160mm ISO1600 )
005_250217021 X900 〇メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.メジロ -1
10時50分ごろ、数羽のメジロが八重野梅にやってきた。花に嘴を突っ込んではすぐ次の花に移る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 121mm ISO1600 )
006_250217028 X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.メジロ -2
メジロはこのあたりでは、この季節に多く見られる野鳥だが、とても美しい鳥だ。まさしく春という色をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 87mm ISO1600 )
007_250217041 X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.メジロ -3
小さな体を捻って、花の蜜を上手に吸っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO1000 )
008_250217059 X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.メジロ -4
八重野梅の枝に止まって一休み。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 198mm ISO1600 )
009_250217086ts X900 ◎メジロ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.メジロ -5
日本にはいくつかの亜種が生息するというが、この正月に沖縄へ行ったときに、沖縄亜種と言われるリュウキュウメジロを見て来た。リュウキュウメジロは、ここで見られるメジロより腹が白いというが、このメジロの腹は茶色がかっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
010_250217133 X900 ◎シュナウザーテリア保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 10.愛犬たち
午前中は愛犬を散歩に連れて来られている方が多い。一人のご婦人がテリアと思しき2頭の犬を連れて来られていて、写真を撮ろうとしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 94mm ISO640 )
011_250217132 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 11.ペットの社交場
そこへもう一人同じような犬種の犬を連れてご婦人が来られた。以前からお知り合いの方たちどうかは解らないが、すぐに会話が始まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 13mm ISO320 )
012_250217150 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 12.シュナウザー テリア
どうやら3頭ともシュナウザーテリアのようだ、シュナウザーとはドイツ語で口髭を意味するそうだ。鼻の周りが長い毛で覆われているのが特徴だという。後からきたワンちゃんもベンチの上に上がり、記念撮影となった。「撮らせてください」とお願いしてシャッターを切った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 38mm ISO500 )
013_250217103 X900 〇寒紅梅 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.八重寒紅
紅梅の早咲きの種である八重寒紅も咲き始めていた。メジロはこの八重寒紅には来ず、もっぱら八重野梅に飛来し吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO640 )
014_250217114 X900 〇緑萼春日野 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.緑萼春日野
緑萼と名の付く品種はいくつかある。茎と萼が緑色に見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 37mm ISO320 )
015_250217203 X900 ◎カワヅザクラ 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.カワヅザクラ(河津桜)
梅園の下にある上池から下池にかけて数本の河津桜が植えられている。今年は開花が2週間ほど遅れているということだったが、何輪かの花が瑞々しく開いていた。保土ヶ谷公園へ行くようになってかれこれ20年近くに成るが、はじめのころはここにカワズザクラは植えられていなかった。いま4m位の高さになっているが、カワズザクラは成長が早く、植えてから5~7年ほどで3~4m程度に育つという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 37mm ISO320 )