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2024年12月19日

小國神社・岡崎城・香嵐渓 バスツアー ① 小國神社 2024年11月26日 静岡県森町

11月26日~27日、1泊2日で、かねてから一度行って見たいと思っていた、小國神社、岡崎城、香嵐渓へ行ってきた。横浜出発のバスツアーである。
 バスは横浜駅東口から出発し、保土ヶ谷バイパスから横浜町田インターで東名高速に入った。海老名南JCTから新東名に入って、最初の休憩は駿河湾沼津だった。20分ほど休憩し、また30分ほど走って、新東名高速道路を遠州森町スマートICから約7分のところにある小國神社に着いた。ここは紅葉の名所であるが、まだ少し早く3割程度だった。それでも境内の宮川沿いの赤橋の辺りは美しい紅葉が見られた。
 遠州と言えば、あの森の石松の出生地とされているが、定かではないという。また、森の石松が実在の人物なのか、それとも空想上の人物なのかも定かではないそうだ。
 小國神社は静岡県周智郡森町一宮にある神社で、本宮山(ほんぐうさん)の南側の山麓に鎮座する。Wikipediaによれば小國神社は創建時期は不明だが、社伝によれば、欽明天皇16年(555年?)2月18日、現在地より6kmほど離れた本宮山に神霊が示現したので、勅命によりそこに社殿が造営されたのに始まる。元亀3年(1572年)、甲斐の武田信玄が遠江に侵攻した際、徳川家康に味方した。天正3年(1575年)、徳川家康が社殿を再建し、江戸時代に入ってからも歴代の将軍が社殿の造営や営繕、社領の寄進を行っているとあった。
 一の鳥居をくぐって、参道を進み、正面の社殿でお参りする。社務所のわきから西参道を南へ八王子社のうしろを通って一の鳥居まで戻り東へ、宮川沿いの道(東参道)に出て、再び北へ歩く。川に沿ってさらに北へ歩くと、二の鳥居の東側の近くに赤橋が架かっていた。その周辺は紅葉したイロハミミジが見られた。
 「癒やしの斎庭」と呼ばれる広大な神域を南北に流れる宮川沿いには大小約1000本のカエデが林立していて、スギやヒノキの古木が立ち並ぶ静寂な雰囲気と神域を彩る鮮やかなカエデは圧巻であると言われているのだが、宮川沿いの紅葉には少し早かったようだ。

000_241126132 X700 小国神社 Z50 Z18-140.jpg
小國神社 宮川に架かる赤橋とカエデの紅葉 2024年11月26日 静岡県森町

001_241126012 X900 ドッググラン 駿河沼津SA G7X.jpg 1.駿河湾沼津SA ドッグラン
新東名高速道路の駿河湾沼津のサービス・エリアにはドッグランがあった。一緒になって走り回っていた飼い主の方に「遠くから来られているのですか」と尋ねてみると「近くからです」との答えだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 29mm ISO125 )
002_241126025 X900 〇駿河沼津SA G7X.jpg 2.午前10時の駿河湾
反対側を眺めると、雲の間から差し込む陽の光に海は輝いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/1600秒 37mm ISO200 )
003_241126078 X900 小国神社 一の鳥居Z50 Z18-140.jpg 3.一の鳥居 -1
小國神社の駐車場に着いた。バスの駐車場から宮川沿いに少し歩いて祓橋を渡ると正面に一の鳥居が見えた。小國神社は1460年以上の歴史を持ち、徳川家康からの信仰も厚かった格式ある神社。祓橋からの眺めは、約35万坪の境内に杉やヒノキの古木が茂る「古代の森」である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 48mm ISO640 )
004_241126169 X900 小国神社 一の鳥居Z50 Z18-140.jpg 4.一の鳥居 -2
周智郡森町にある遠州最古の神社、小國神社の一の鳥居はまだ新しい。昭和44(1969)年4月18日に建立された。明神型とよばれる、両端が上向きに反った作りをしている。扁額は小國神社となっていた。正しくは「おくにじんじゃ」というようだ。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 120mm ISO1400 )
005_241126084 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 5.事待池(ことまちいけ)と八王子社
参道を進んでいくと、左側に池があり、赤い橋が架かっていた。池は事待池と言い、小國神社に願い事(いぼとり池ともいわれる)を祈願して(事のままにじっと待って)願いが叶ったら、お礼に池に鯉を放つことから「ことまちのいけ」とも言われているのだそうだ。池の中央には中島があり、境内末社の宗像社(別名「弁天社」ともいう)が祭られ、対岸には境内末社の八王子社がある。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO2200 )
006_241126088 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 6.事待池のほとり
時刻は11時45分、参道に沿った事待池のほとりで、先生に引率された小学生たちが座り込んで、何か画版のようなものを広げていた。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO2500 )
007_241126089 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 7.二の鳥居
二の鳥居のところまで来た。鳥居の向こうに社殿が見える。手前から拝殿・幣殿・本殿の造りになっていて、通常参拝では拝殿しか見ることができない。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 75mm ISO1250 )
008_241126093 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 8.大杉
参道横にとてつもなく太い幹の杉の切株が祀られていた。大杉といい、その樹齢は1,000年余りといわれ、1972年(昭和47年)に台風で倒れてしまったそうだ。周囲約9mにもなる大杉の根株が安置されている。大杉のわきには、現在の御神木が境内を見守っていた。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO1600 )
009_241126101 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 9.拝殿で拝礼
拝殿で拝礼する親子の姿があった。男の子の七五三のお祝いと思うが、父親は外国人だった。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO800 )
010_241126102 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 10.社殿
社殿はそれほど大きくはない。本殿は1882年(明治15年)の火災により焼失したが、1886年(明治19年)に再建。屋根は総檜皮葺(ひわだぶき)の独立した社殿だそうだ。幣殿と拝殿は一体となっており、こちらも伝統的な格式高い入母屋造の檜皮葺になっていてる。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO320 )
011_241126106 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 11.拝殿
拝殿は祭典及び拝礼の間である。明治19年の再建で間口5間2尺5寸、奥行3件1尺5寸の入母屋造の建物で、屋根は檜皮葺である。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 74mm ISO800 )
012_241126109 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 12.立ち上がり石
二の鳥居横には、徳川家康公が休息のため座ったという石があった。家康が天下統一の為、その生涯において重要な祈願をした場所が小國神社と伝えられている。戦乱の世の1572年(元亀3年)「小國神社の神力に頼らなければ勝つことができない」と切実な思いを込め、戦勝・開運を祈願したといわれる。そして、1574年(天正 2 年)に再度参拝し、この石に腰掛け休息したといわれている。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 31mm ISO500 )
013_241126111 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 13.西参道
参拝を終え、「家康公立ち上がりの石」から、その奥に植えられている「縁結びの御神木・ひょうの木(樹種はイスノキという)」の裏側の西参道に入った。静かな、人が歩いていない道だった。西参道の杉木立の中を歩くと、4月~5月には石楠花が咲き、3月下旬から4月下旬が桜の見ごろとなるという。それもまた、見てみたい。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 V
R プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 31mm ISO5600 )
014_241126114 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 14.西参道のカエデ
西参道にもカエデの木はあった。まだ紅葉はしていなかったが、写真のように一部分だけ真っ赤になっていた木があった。虫がついたのか、病気なのか、また、遺伝的なものか、原因はいくつか考えられるというが、その小さな枝についている葉の葉緑素の分解が早まったということなのだそうだ。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 110mm ISO6000 )
015_241126117 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 15.よくできた案内図
西参道を歩き、八王子社の後ろを通って、鉾執社、飯王子社の傍を抜けて一の鳥居に戻ってきた。小國神社には、摂社末社は合わせて14社あるそうだ。薪を背負って歩きながら本を読む二宮金次郎の像の隣にこの案内板があった。とても分かりやすい。今度は宮川に沿う東参道を北へ歩いてみよう。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 36mm ISO250
016_241126120 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 16.宮川沿いの紅葉 -1
小國神社の宮川沿いの散策路は、紅葉の名所として知られている。しかし、残念ながら、紅葉はまだ2~3割程度だと知らされていた。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO900
017_241126128 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 17.宮川沿いの紅葉 -2
わずかながら、イロハモミジの紅葉が始まっている。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO2000
018_241126125 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 18.宮川沿いの紅葉 -3
紅葉が始まっている葉を選んでカメラを向けるが、この程度である。今回のツアーは香嵐渓と併せて、ここも紅葉狩りのポイントだったのだが。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 88mm ISO3200
019_241126131 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 19.宮川沿いの紅葉 -4
赤い橋が見えてきた。橋の上で、赤ちゃんを抱いて写真を撮っている着物姿のご婦人がいた。七五三のお祝いではなさそうだ。赤い橋は赤橋と言い、その付近が紅葉スポットとして知られている。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/400秒 120mm ISO6400
020_241126142 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 20.宮川沿いの紅葉 -5
逆に、赤くなりかけた葉が緑の葉が強調している。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm ISO1400
021_241126143 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 21.宮川沿いの紅葉 -6
紅葉が進んだ眺めを想像する以外にない。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 34mm ISO2500
022_241126155 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 22.赤橋で七五三を祝う
赤橋のところに来た。今度は着物姿のお母さんが、お嬢ちゃんの3歳のお祝いだ。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1600
023_241126160 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 23.宮川沿いの紅葉 -7
赤橋の対岸のイロハモミジは紅葉していた。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1600
024_241126163 X900 小国神社 Z50 Z18-140.jpg 24.宮川沿いの紅葉 -8
赤橋は表参道から行くと、二の鳥居から右に入ったところにある。ここから先も散策路は続き、奥宮・奥磐戸神社(おくいわと)に至る。小國神社の北約6km、標高511mの本宮山山頂に、奥宮である奥磐戸神社が鎮座している。そろそろバスに戻る時間が来た。期待していた紅葉が2~3割ほどしか進んでおらず残念であった。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 50mm ISO2500

2024年12月15日

保土ヶ谷公園の銀杏と楓の様子 2024年11月25日 横浜市保土ヶ谷区

明日、あさって(11/26~27)と静岡の遠州小国神社と愛知県の香嵐渓へ紅葉を見に行く。逆光を透過するカエデの紅葉をクロスフィルタ-で撮りたいと思い購入した。クロスフィルターは強い点光源から光の線を伸ばしてきらめきを強調する効果があり、夜景やイルミネーション、花火、星、水面の反射、木漏れ日、ジュエリーなどの点光源に効果的である。レンズZ18-140を付けて行こうと思うので、62mm用のクロスフィルターを購入した。今日の午前中は良く晴れるというので、試し撮りを兼ねて、保土ヶ谷公園へ行った。クロスフィルターは、SONYの RX10M4では使用したことがあるが、Nicon Z50では初めて使用する。
 保土ヶ谷公園のイチョウやカエデの紅葉は、遅れている。  

000_251125064 X700 〇辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg
木漏れ日 2024年11月25日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

001_251125004 X900 法性寺の大イチョウ Z50 Z18-140.jpg 1.法性寺の大イチョウ
バスに乗って明神台まで上がろうと思い、バス停へいくと、次のバスまで20分ほど待たなければならない。それなら、先に銀杏並木を撮りながら歩いて行くことにした。途中、バス通りから法性寺の大イチョウを眺めたが、黄色くなるにはまだ時間が掛かりそうだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 48mm ISO200 )
002_251125008 X900 バス通りイチョウ Z50 Z18-140.jpg 2.バス通りの銀杏並木 -1
ここのイチョウもまだまだである。木漏れ日を求めて、さっそく、6条のクロスフィルターを試してみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
003_251125016 X900 バス通りイチョウ Z50 Z18-140.jpg 3.バス通りの銀杏並木 -2
光源が大きく入ってしまった。これでは大きすぎる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO125 )
004_251125018 X900 バス通りイチョウ Z50 Z18-140.jpg 4.バス通りの銀杏並木 -3 これも木漏れ日ではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 22mm ISO100 )
005_251125022 X900 バス通り トチノキ Z50 Z18-140.jpg 5.トチノキ(栃の木)
バス通りを上がっていったところから、右(西)の方へ上がったところで、落ち葉を掃いてはがいらっしゃる方がいた。黄色くなった大きな葉だ。「何という木ですか」と尋ねたところ、トチノキの木という名札が掛かっていた。wikipediaによれば、標準和名の由来は、朝鮮語由来、アイヌ語由来、果実由来など諸説ある。アイヌ語説ではアイヌはこの木を「トチニ」と呼び、これがそのまま和名になったというのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 37mm ISO160 )
006_251125024 X900 バス通り カナメモチ Z50 Z18-140.jpg 6.イチョウ(銀杏) -1
バス通りの上の方の、アスレチック広場の辺りのイチョウはだいぶ黄色くなっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO320 )
007_251125028 X900 〇バス通り イチョウ Z50 Z18-140.jpg 7.イチョウ -2 明神台のバス停の辺り。これでは木漏れ日にならない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO100 )
008_251125032 X900 〇バス通り イチョウ Z50 Z18-140.jpg 8.イチョウ -3 黄色くなったばかりのようなきれいな葉だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 )
009_251125039 X900 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 9.木漏れ日
漏れてくる光が強すぎると、露出が難しくなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO220 )
010_251125041 X900 イロハモミジ 辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 10.イロハモミジ -1
辻広場に来た。ここにはイロハモミジと、トウカエデと、ミミジバフウが植えられている。イロハモミジは、まだ紅葉し始めだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1000 )
011_251125042 X900 モミジバフウ 辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 11.モミジバフウ(紅葉葉楓) -1
一回り大きな葉っぱである。wikipediaによれば、中国原産のフウのなかまで、葉がモミジのように5裂から7裂するのが特徴で、和名の由来にもなっている。公園樹や街路樹にされている。カエデはムクロジ目に属し翼果をつけるのに対し、フウ属は雌花の花序が球形で垂れ下がるので区別できるよいう。フウはカエデとちがうのだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 )
012_251125045 X900 〇モミジバフウ 辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 12.モミジバフウ(紅葉葉楓) -2
少し紅葉し始めているが、まだまだだ。葉は互生して形はカエデに似ており、5 - 7裂した掌状で光沢がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 72mm ISO180 )
013_251125049 X900 〇モミジバフウ 辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 13.モミジバフウ(紅葉葉楓) -3
少し紅葉が進んでいるところがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 )
014_251125051 X900 〇モミジバフウ 辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 14.モミジバフウ(紅葉葉楓) -4
なんとか、木漏れ日の光の筋を入れようとしたが、なかなかうまくいかない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 )
015_251125061 X900 イロハモミジ 辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 15.イロハモミジ -2
木漏れ日はまあまあ入れることが出来た。これでイロハモミジが真っ赤に紅葉していたらよいのだが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO110 )
016_251125068 X900 ミズキ 辻広場 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 16.ミズキの紅葉(水木)
wikipediaによれば、和名「ミズキ」は漢字で「水木」と書き、早春に地中から多くの水を吸い上げて、枝を切ると大量の水のような樹液が流れ出ることに由来し、「水の木」から転訛したとされる。ミズキの紅葉は、黄色から山吹色が基本で、しばしば部分的に赤色を帯び、赤紫色など、渋い色にも派手にも多様に変化し、このような紅葉する木は珍しいと評されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
017_251125074 X900 セイタカアワダチソウ復活 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 17.セイタカアワダチソウ 復活
秋口に、きれいに刈りこまれていた"雑草"のセイタカアワダチソウは、復活してきて、背は低いが黄色い花をつけていた。来年の秋は、またここで、身近な秋の蝶の撮影を楽しめるかもしれない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
018_251125077tm X900 ヤマト 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 18.ヤマトシジミ♀
そのセイタカアワダチソウが咲いているところへ行って見ると、ヤマトシジミが飛び交っていた。寒冷期型の♀は、青い鱗粉が現れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 )

2024年12月11日

奄美の光 魂の絵画 田中一村展 2024年11月13日 上野恩賜公園 東京都美術館

NHK-TVで2024年9月19日から12月1日まで、田中一村展が上野の東京都美術館で開催されていることを知った。  田中一村画伯を知ったのは、2003年に発行された雌雄のツマベニチョウを描いた作品から制作され、発行された「奄美群島復帰五十周年記念」の額面80円の記念切手だった。さっそく買い求めたのは言うまでもない。その80円切手が10枚収まったシートには、『昭和傘寿三年奄美群島は昭和二十八(1953)年に米国軍政府統治下から日本に復帰して、本年で五十周年を迎えます。切手のデザインは田中一村(日本画家)が描いた「奄美の杜~ビロウとブーゲンビレアー」です。一村は、昭和三十三(1958)年、五十歳で奄美大島に移り住み、以降六十九歳で生涯を終えるまで奄美の自然を描き続けました。』と記されています。
 11月13日に訪れた田中一村展は大変な賑わいだった。10時半に東京都美術館に着いたのだが、当日券を購入するのに30分以上列に並んだ。さらにそこから会場に入るのに30分近くかかってしまった。会場に入っても大混雑で、とてもゆっくり鑑賞は出来なかった。展示は東京時代、千葉時代、奄美時代と3章に分かれていたが、「己の道 奄美へ」という奄美時代の作品を重点に鑑賞した。作品は100点ほど展示されていた。
 100点ほどの作品のなかでチョウが描かれているのは、7点ある。他にもシンジュサンなど蛾が描かれている作品もあった。画かれていた蝶は、切手になったツマベニチョウのほか、イシガキチョウ、アサギマダラ、リュウキュウアサギマダラ、ツマグロヒョウモン♀、である。その構図が素晴らしく思わぬところにチョウが配されている。しかも決して脇役ではなく、その描写は写実ではないがよく特徴が捉えられているので、すぐ同定できる。
 昭和43年から45年までの3年間、田中一村画伯は奄美で制作に没頭し、この間、「アダンの海辺」をはじめとして、奄美における主要な作品が描かれている。なお、切手のシートの説明書きには、『切手のデザインは田中一村(日本画家)が描いた「奄美の杜~ビロウとブーゲンビレアー」です。』となっていたが、今回の展示では「奄美の郷に褄紅蝶」となっていた。
 記述は、当日会場で購入した「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」(展示作品解説書)を参照させていただいた。

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「奄美群島復帰五十周年記念」記念切手 2003年発行 原画 田中一村画伯

001_241113001 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 1.田中一村展 上野恩賜公園 東京都美術館
朝9時半に家を出て、横浜から上の新宿ラインに乗って上野へ向かった。今日は快晴である。久ぶりに上野恩賜公園に来たが、朝早くから人出が多い。さっそく「田中一村展」のポスターがあった。ポスターの絵は、「アダンの海辺」である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 )
002_241113003 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 2.東京国立博物館
上野公園のメインともいえる東京博物館は、1872年(明治5年)に創設された日本最古かつ最大の博物館であり、本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館の5つの展示館と資料館その他の施設からなる。本館正面の威容である。この時は特別展として、『挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」』が行われていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO250 )
003_241113004 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 3.上野動物園 -1
パンダは中国に返却されたが、上野動物園には入場者の列が出来ていた。6年前の2017年6月、上野動物園としては初めて自然交配で生まれ、上野動物園で育ったシャンシャンは、2月21日、多くの人に見送られるなか、成田空港から日本をたち、その日の夜に返還先の中国成都に到着したのだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 26mm ISO200 )
004_241113004 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 4.東京都美術館 田中一村展会場入り口
入り口の前はそれほど混雑しているように見えなかった。ところが入り口の右側に係の方がいて、入場券購入の人たちの列ができていた。その列の最後尾に並んで、館内に入る。館内に入ってもまだ、折れ曲がった列があって、結局、入場券購入まで30分ほどかかってしまった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO250 )
005_241113009 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 5.東京都美術館 田中一村展展示会場へ
入場券購入して、会場の入り口に入るまで、まだ30分近くかかった。列を折れ曲がりながら、この案内板「アダンの海辺」を繰り返し見る。会場の入り口で係の方に写真撮影に付いて尋ねたが、作品の撮影は、当然ではあるが、ご法度で会った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 16mm ISO3200 )
006_241113016 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 6.上野恩賜高公園 -1
会場に入れたのは11時半を過ぎていた。入口の係の方に写真撮影の可否を訊ねてみたが、「No.」だった。当然と思う。1時間半ほど、「己の道 奄美へ」という奄美時代の作品を重点に鑑賞した。ずっと立ちっぱなしっで少々疲れたので、Cafeにでも入ろうと思ったが、どこも列が出来ている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO160 )
007_241113017 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 7.上野恩賜高公園 -2
上野恩賜公園は通称上野公園と呼ばれ、「上野の森」とも呼ばれる。武蔵野台地末端の舌状台地「上野台」に公園が位置することから「上野の山」とも呼ばれる。面積は約53haである。東京都建設局の管轄ある。(wikipedia参照)

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 18mm ISO200 )
008_241113018 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 8.上野動物園 -2
再び上野動物園お前に来た。開園は1882年3月20日で、日本の動物園では最も古い。おそらく娘が小学校のころに来たきりなので、中は随分変わったと思う。総面積は14ha。敷地は西園と東園に分かれており、両園間は「いそっぷ橋」を介して行き来できる。スマトラトラ、ニシローランドゴリラ等の希少動物をはじめ、500種あまりの動物を飼育しているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO160 )
009_241113020 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 9.上野動物園前交番
警視庁のホームページによれば、杜をイメージしたデザイン交番だそうだ。迷子や落とし物の取扱い、道案内などの多い交番なのだ。建築家・黒川哲郎氏の設計で、氏は「1992年の『上野警察署動物園前交番』は、私の最初の公共建築です。上野の杜をシンボル化したアルミのオブジェの印象が強いのですが、建物本体はプレハブ化に優れたスチールの、枠組みパネル構法のケーススタディです」と述べている。台東区まちかど景観コンクール建築景観賞を受賞している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 12mm ISO125 )
010_241113022 X900 田中一村展 東京都美術館 G7X.jpg 10.モネ展
国立西洋美術館では来年2月11日まで特別展「モネ 睡蓮のとき」が開催されている。2008年フランスへ旅行した時、パリのオランジュリー美術館を訪れ、モネの睡蓮の大作「睡蓮 朝」、「緑の反映」など大きな絵を観賞したのを思い出した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 19mm ISO160 )

2024年12月 7日

蓼科日帰りバスツアー ④ 長円寺 2024年10月30日

今回のツアーの最終観光スポットは、清流山長円寺というお寺である。長円寺のホームページを見ると、「当山は慶安二年(1649)、武田慶尊法印が高野山金剛頂院の法流を相続して開山、要穴山胎蔵院長圓寺と号した。境内地は諏訪藩二代藩主諏訪忠恒公より新田村として開かれた穴山の地である。」と記されていた。横谷観音展望台から茅野市街の方へ下りてきて、茅野市原村の近くにある。
 10月下旬から11月初旬には、参道の一行寺楓(オオモミジ系の園芸品種)が紅葉のピークを迎え、黄金色のイチョウの大木との対比も鮮やかだと紹介されていたが、売りである参道の一行寺楓はまだ緑だった。
 学生時代の友人夫婦が営んでいた原村のペンションからは車で10分くらいのところだそうで、今回のツアーのことをLINEで知らせたところ、最近は御射鹿池とともに紅葉で有名になり、「人」を見に行くようなところになってしまい、地元の人は敬遠していると返信があった。しかし、今回は紅葉がまだまだであったことから、マイカーで来ている観光客数組を除いては、我々ツアーのメンバーだけだった。
 インターネットに掲載されている長円寺の画像を見ると。参道をはじめ、境内の紅葉は見事であり、残念であった。だが、長円寺の紅葉が綺麗になるころには、御射鹿池の紅葉は終わっていたのだろう。
 長円寺には40分ほど滞在し、もう一か所「蓼科チーズケーキ工房」というところへ寄って、茅野駅へ着く。1時間以上の待ち時間があったが、17時52分発の「あずさ50号」に乗る。自由は利かないが、マイカーを運転していくよりははるかに楽だった。  

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長円寺 石仏と一行寺楓 2024年11月30日 長野県茅野市玉川穴山

055_241030082 X900 長円寺 参道 G7X.jpg 55.まだ緑だった参道の一行寺楓
長円寺の石畳の参道は長くはないが、なかなか風情がある。参道にかかるオオモミジの栽培種と言われる一行寺楓の葉は、残念ながらまだ緑だった。長円寺の参道には樹齢300年とも言われる杉が立ち並び、紅葉のシーズンにはが見事な色合いと言われる。。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO2500 )
056_241030081 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 56.本堂を囲む塀に並ぶ石仏
駐車場から参道に入ると、左側に本堂を囲む塀が立つ。その前に石仏が並んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO3200 )
057_241030059 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 57.本堂を囲む塀に並ぶ石仏群と蓮池周囲の百体観音
本堂を囲む塀に並ぶ石仏群は、百体観音とは区別しなくてはいけないのかどうか、その場に説明がないのでよくわからない。いろいろとネットで検索していくうち、「市指定文化財 長円寺の石仏 昭和52年12月1日指定」という茅野市教育委員会の案内板を見つけた。 それによると、長円寺は真言宗で慶安2年(1649年)慶尊法院の開基と伝えられる。参道の左側には梵字碑2基と、23体の石仏、右側の蓮池の周りに百観音が並ぶ。百観音のはじめの石碑に「西国当村 秩父中道 坂東菊澤 当山15世法印祐慶造立」と彫られているから、この百観音は法印祐慶の在世の年代から推定して、江戸時代末期から明治初年頃造立されたものであろう。」像容は如意輪観音8、千手観音28、十一面観音26、馬頭観音3.准堤観音2,聖観音33である。石工は不明であるが、彫が極めて深いのが特徴である。百観音ははじめ参道に沿って左側一列に建立されたが、日露戦争の記念に京都の楓を植えるため、現在の場所に移されたという。左側石垣の上に安置された石仏は、大日如来梵字碑・弘法大師像・地蔵菩薩像等多種多様であるが、渾然として融和し、百観音とともに信仰形態を示す民俗文化財として、また石像文化財として貴重である。 昭和53年3月茅野市教育委員 と記されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 9mm ISO200 )
058_241030079 長円寺 山門 G7X.jpg 58.参道左側の石仏と鐘楼門
文化8年(1811年)に建立された鐘楼門。鐘楼門の2階に上がって、観光客も法要中でなければ誰でも鐘をつくことができる。現に2階の鐘撞堂に上がって、鐘をついている人がいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
059_241030055 X900 長円寺本堂 G7X.jpg 59.長円寺本堂
小楼門を入って左側に本堂があった。長円寺の創建は慶安2年(360年ほど前)。諏訪の2代目藩主、諏訪忠恒公により作られた。本堂は火事が起こる度に何度も再建され、昭和56年に現在の本堂になった。本尊は「金剛界大日如来」が真ん中に安置され、脇仏として「不動明王」と「愛染明王」が祀られている。火事が起きたときも本尊は急いで運び出され、難を逃れている。建物は新しくなっているが、三尊仏は創建当時のままだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO400 )
060_241030052 長円寺薬師堂 G7X.jpg 60.薬師堂
薬師如来は像高91.5cm。檜の一木造りの立像だそうだ。鎌倉時代の春日の仏師の御作と伝えられている。日本三薬師如来と云われ旧諏訪大明神の本地仏で、明治の廃仏毀釈のおり諏訪大社上 社より長円寺に移された。「中部四十九薬師霊場第八番札所」という札が掛けられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )
061_241030078 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 61.蓮池
鐘楼門の前が、広くはないが蓮池になっている。蓮池の手前の植え込みには、ホオズキが植えられていた。この蓮池の左側から向こう側に百体観音が並んでいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO400 )
062_241030062 X900 長円寺 石仏 G7X (2).jpg 62.百体観音 西国十三番石山寺 如意輪観音
この仏さまは蓮池の向こう側に並ぶ観音像のひとつで、その台に「西国十三番石山寺 如意輪観音」と彫られていた。8体ある如意輪観音像の一つである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 9mm ISO250 )
063_241030073m X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 63.石仏百体観音 -1
八ヶ岳を背景に蓮池の前に並ぶ石仏。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 11mm ISO250 )
064_241030062 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 64.石仏百体観音 -2
茅野市街地の方に向かって、百体観音が左右2列に並ぶ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO200 )
065_241030068 X900 〇長円寺 石仏 G7X.jpg 65.石仏百体観音 -3
幅1mほどの落葉が落ちる通路の両側に並ぶ百体観音。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO160 )
066_241030067 X900 〇長円寺 石仏 G7X.jpg 66.石仏百体観音 -4
鐘楼門の前の蓮池を、かぎ型に囲む百体観音の道は、ここで止まる。57.に記した茅野市教育委員会の「長円寺の石佛」の説明版にある通り、如意輪観音8体、千手観音28体、十一面観音26体、馬頭観音3体.准堤観音2体,聖観音33体 とちょうど100体ある。西国三十三・坂東三十三・秩父三十四観音霊場、全部で3つの場所をすべてお参りすることが出来るのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO160 )
067_241030070 X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 67.紅葉
ごく一部だったが、一行寺楓(オオモミジ系の園芸品種)が真っ赤に紅葉していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO400 )
068_241030076t X900 長円寺 石仏 G7X.jpg 68.石仏百体観音 -5
百体観音像を巡ったあと、再び鐘楼門の前に立つ。ここが百体観音の始まりである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 9mm ISO250 )
069_241030297 X900 長円寺 本堂 Z50 Z18-140.jpg 69.聖観世音菩薩
バスに戻ろうと駐車場に向かう。駐車場の奥に聖観世音菩薩の石像があった。手前の楓が赤くなるときれいだと思う。画像がボケていてわからないと思うが、カエデの種は秋になって熟すが、そのプロペラが赤くなっていた。自分が動けないカエデは、なんと、種子にプロペラのような翼(翼果)があるのだ。秋になってこの翼果が熟すと、風に乗って羽根のようにくるくると回転しながら、遠くまで飛んでいく。落下した地点が生育に適した地であればそこで発芽するのだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 9mm ISO250 )
070_241030083 X900 長円寺 参道を背に G7X.jpg 70.諏訪盆地
長円寺の参道を出ると、その前は県道で、右へ行くと原村、左へ行くと茅野市街に通じる。長円寺のある所は、長野県の中部やや東よりに位置する諏訪盆地の中央になる。私の友人が営んでいたペンションがある原村は、長円寺の東側にある。バスは2時半に長円寺を離れ、「蓼科チーズケーキ工房」に寄って、茅野駅に向かった。天候も「晴れたり曇ったり」で傘を取り出すこともなく、紅葉を楽しんできた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 37mm ISO250 )

2024年12月 3日

蓼科日帰りバスツアー ③ 横谷観音展望台 2024年10月30日

御射鹿池を観賞する時間は十分あった。次は横谷観音展望台へ行く。湯みち街道を少し下って、30分もかからないで、展望台への登り口にある駐車場に着いた。そこから5分ほど歩いて、展望台がある広場にでた。その右側の隅に横谷観音(横谷聖観世音菩薩)の観音堂がある。観音堂の傍には「横谷聖観 世音菩薩由来」という説明版が立てられていた。それによると、昭和12年、元陸軍中将の市瀬源助翁がこの地を訪れた際、清らかにして美しく、自然の精気みなぎる雄大な横谷峡に護国の霊地を築こうと発願し茅野市出身の彫刻家・小川由加里氏に観音菩薩像の造立を依頼し、半年にわたり心魂を込めて像高六尺あまりの観音像が完成した。以来、地元の信仰も厚く、この観音堂が昭和50年に建てられたそうだ。傍には、元陸軍中将の市瀬源助翁の胸像もあった。
 広場からは、八ヶ岳の西麓を茅野の街を経て諏訪湖へ注ぐ横谷峡(渋川)が眺められた。王滝も見られた。着いたときは、霧がかかっていたが、しばらくして、紅葉の展望が出来た。

000_241030283 X700 ◎横谷観音展望台 Z50 Z18-140.jpg
横谷観音展望台付近の紅葉 2024年10月30日 長野県茅野市北山

037_241030219 X900 〇横谷観音展望台 Z50 Z18-140.jpg 37.横谷観音展望台付近の紅葉 -1
バスは駐車場に停められ、そこから5分ほど横谷製観音菩薩が安置されている横谷観音堂へ上っていく。道沿い左右の紅葉が美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 34mm ISO1400 )
038_241030222 X900 横谷観音展望台 ツタカエデ  Z50 Z18-140.jpg 38.横谷観音展望台付近の紅葉 -2
ChatGPTに尋ねてみると、この辺りの標高は1,250mほどのようだ。はや、落葉が始まっているようで木の下に落ちた紅葉した葉もきれいだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO450 ) 
039_241030223 X900 横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 39.横谷観音堂 -1
右に見えるの横谷観音堂で、1937年元陸軍中将市瀬源助により蓼科高原横谷渓谷に護国の霊地を築くこととなり、茅野市出身の彫刻家小川由加里により、金沢国有林の原木から斎戒沐浴半年かけて「横谷聖観世音菩薩」像を制作し奉納鎮座された。(wikipediaを参照)お堂の中をのぞいてみると、像高1.8mほどのの観音様の立像が見えた。

  Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 36mm ISO140 ) 
040_241030226 X900 〇横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 40.横谷観音堂 -2
横谷観音堂の向こうは谷になっていて、展望が良い。紅葉も美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO360 )
041_241030227 X900 〇横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 41.横谷観音堂 -3
お堂の中をのぞいてみると、像高1.8mほどのの観音様の立像が見えた。手を合わせて拝んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO400 )
042_241030233 X900 〇横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 42.横谷観音展望台の眺め -1
左へ行ったところが展望台スペースになっていた。横谷峡を茅野や諏訪湖の方向を眺められるのだが、霧が立ち込めてきている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm ISO400 )
043_241030236 X900 横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 43.横谷観音展望台から王滝の眺め -1
横谷渓谷から落ちる王滝が見える。王滝は横谷渓谷の中で一番落差が大きく、落差はおよそ40mあるそうだ。渋川(横谷渓谷)沿いに、横谷観音からスタートして王滝、霜降りの滝へのハイキングコースもあるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 42mm ISO900 )
044_241030239 X900 横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 44.横谷観音展望台から王滝の眺め -2
残念ながらこの時、霧がかかってしまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 99mm ISO1400 )
045_241030242tm X900 〇横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 45.横谷観音堂 -4
横谷観音堂の前は広場になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO180 )
046_241030243 X900 〇横谷観音展望台  Z50 Z18-140.jpg 46.横谷観音展望台の眺め -2
5分ほど周囲を歩いていると、霧が晴れてきた。再び展望所へ行く。横谷峡から、茅野市、諏訪湖の方向が眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO180 )
047_241030256m 〇横谷観音展望台 蓼科大滝 Z50 Z18-140.jpg 47.横谷観音展望台から王滝の眺め -3
王滝もはっきり見えてきた。そして光が当たると横谷峡のも輝いてくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO320 )
048_241030262m X900 横谷観音展望台 Z50 Z18-140.jpg 48.駐車場へ戻る -1
時刻は1時10分。かみさんの脚が不自由なので、少し早めに登ってきた道を下り始めた。白樺のやや黄色い紅葉も美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO1600 )
049_241030267 X900 〇横谷観音展望台 大滝神社 Z50 Z18-140.jpg 49.大瀧神社の鳥居 -1
途中、大瀧神社と扁額のかかった鳥居があった。説明の案内板が立っていた。黒曜石がご神体でパワースポットとしても有名な神社だそうだ。鳥居から階段になった道を登っていくとお社があるのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 31mm ISO1250 )
050_241030269 X900 〇横谷観音展望台 大滝神社 Z50 Z18-140.jpg 50.大瀧神社の鳥居 -2
社殿までどれくらい歩くのか分からなかったが、ここからは見えない。鳥居から手を合わせて失礼させていただいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 19mm ISO640 )
051_241030275 X900 〇横谷観音展望台 ツタカエデ Z50 Z18-140.jpg 51.ツタカエデ -1
ツタカエデが美しき紅葉していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 77mm ISO560 )
052_241030280 X900 〇横谷観音展望台 Z50 Z18-140.jpg 52.ツタカエデ -2
ツタカエデは北米原産のカエデだそうだが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO640 )
053_241030286 X900 〇横谷観音展望台 Z50 Z18-140.jpg 53.横谷観音駐車場からの展望
バスの駐車場へ戻ってきた。この駐車場にも展望スポットがあった。茅野方面が一望できる。手前の紅葉が綺麗だった。手間にはススキの穂波があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 28mm ISO100 )
054_241030293 X900 横谷観音展望台 Z50 Z18-140.jpg 54.駐車場付近の紅葉
この横谷恵興周辺は思っていた以上に紅葉が見事であり、タイミングが良かったようだ。バスの乗り込み、次は今回の観光コースの最後の長円寺だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO320 )

2024年11月28日

蓼科日帰りバスツアー ② 御射鹿池 2024年10月30日

「おしどり隠しの滝」で渓谷にかかる幾重にも段のある美しい滝と紅葉を見た後、「御射鹿池」駐車場へもどる。
 私にとって今回の目玉はこの「御射鹿池」だった。もっと小さな池を想像していたが、思ったより大きい。ここは長野県茅野市豊平で標高は1,540mある。wikipediaによれば、1933年(昭和8年)、灌漑用のため池として御射鹿池が完成した。流れ込む冷たい水を留め、温めることによって農業用水として使用できるようになった。池の面積は約0.1ha、最大水深は8m、貯水量は26、000㎥である。水は渋川から引いているが、水源が魚などは生息できない程に酸性が強く稲作にも適さないという問題を湧水からの加水によって解決が図られた。池の水は今でも麓の笹原地区で大切に利用されており、池の周囲も笹原の人たちによって整備されているそうだ。
 日本画家・東山魁夷の1972年(昭和47年)の作品「緑響く」のモチーフとして有名な池である。
 「御射鹿池」の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事、御射山御狩神事にその名前の由来があると云われている。諏訪大明神が狩りをする場所として「神野」と呼ばれ神聖な土地であったそうだ。

000_241030189tm X〇御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg
紅葉を水面に映す「御射鹿池」 2024年10月30日 長野県茅野市豊原

022_241030157 X900 御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 22.「御射鹿池」 -1 「御射鹿池」の前の道路は、長野県道191号渋ノ湯堀線(湯みち街道)という。駐車場からはその道路を渡って、「御射鹿池」を眺めることになる。「おしどり隠しの滝」から戻ってきて、池の左側(東側)から道路わきの歩道を歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 30mm ISO100 )
023_241030160 X900 コナラ 御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 23.コナラ(小楢)の紅葉
コナラが紅葉していた。コナラはブナ科の落葉高木である。wikipediaによれば、「秋には紅葉し、はじめ黄色、しだいに黄褐色や橙色に色づき、寒冷地や若木では赤茶色に染まるものもある。落ち葉はすぐに褐色に変わる。」と記されていた。ドングリが成る木だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1100 )
024_241030162 X900 御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 24.カラマツとカエデ
まっすぐ伸びるカラマツ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 32mm ISO100 )
025_241030163 X900 〇御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 25.「御射鹿池」 -2
風は穏やかで湖面は静かだった。カラマツやカエデの紅葉が水面に写っている。茅野観光ナビというサイトには、「静かな水面には背景の山々の風景が逆さに映り込み、幻想的な光景を創り出します。その姿は多くの人のインスピレーションを呼び覚まし、日本を代表する画家、東山魁夷氏の有名な作品《緑響く》のモチーフにもなったことでも知られています。」と紹介されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 37mm ISO200 )
026_241030166 X900 〇御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 26.「御射鹿池」 -3
八ヶ岳高原では、カラマツの紅葉の見ごろは例年10月下旬から11月上旬ごろと言われ、今年は夏の熱さもあって、少し色づくのが遅いようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO220 )
027_241030170t X900 ◎御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 27.「御射鹿池」 -4
少し陽が差してくるようになって、水面に写るオレンジ色も鮮やかになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 34mm ISO280 )
028_241030173 X900 ◎御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 28.「御射鹿池」 -5
ここは池の中ほどの対岸である。標高1,500m、周囲のカラマツ林は、季節ごとに大胆に色を変える。春には新緑、夏には深い緑、秋には黄金色に黄葉し、そして冬には真っ白な雪と氷に閉ざされる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO320 )
029_241030178tm X900 〇御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 29.「御射鹿池」 -6
日が当たるとカエデは輝き、カラマツも黄色くなり始めていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO320 )
030_241030182 X900 御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 30.「御射鹿池」 -7
カラマツ林の上に青空が出てきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 60mm ISO125 )
031_241030187 X900 ◎御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 31.「御射鹿池」 -8
池の西の端の方へカメラを向けた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO400 )
032_241030195 X900 ◎御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 32.「御射鹿池」 -9
この3本の紅葉している木がアクセントになっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 50mm ISO200 )
033_241030199 X900 ◎御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 33.「御射鹿池」 -10
同じような写真が続くが、カメラを向けて景色を切り取ることが楽しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO4320 )
034_241030201tm X900 ◎御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 34.「御射鹿池」 -11
この紅葉している3本の木はカエデかどうかかはわからない。カラマツを除くと、カエデのほかに、ブナ、ミズナラ、コナラ、また、ヤマザクラなどもあるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO320 )
035_241030216m X900 御射鹿池 Z50 Z18-140.jpg 35.「御射鹿池」 -12
そろそろバスへ戻らなくてはいけない時間になった。戻りながらの最後のショットだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO180 )
036_241030048 X900 御射鹿池 G7X.jpg 36.駐車場に植えられた真っ赤なカエデ
バスに乗って、座って、御射鹿池の方を見ると、駐車場のわきに植えられたイロハモミジが真っ赤に染まっていた。霧が出てきたようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 21mm ISO250 )

2024年11月24日

蓼科日帰りバスツアー ① おしどり隠しの滝 2024年10月30日

某旅行社の「御射鹿池・長円寺・おしどり隠しの滝・横谷観音展望台 信州4つの紅葉紀行」という日帰りツアーに参加した。
 このツアーは、特急「あずさ」で茅野まで行き、そこからバスで蓼科の紅葉を巡るツアーである。
 集合は新宿駅であったが、私たち夫婦は八王子駅で「あずさ1号」に乗車、合流することにした。横浜から八王子まで小一時間かかるが、朝の時間帯はその方が楽だと判断したのだ。それにしても、八王子駅7時30分発の「あずさ1号」に乗るには、暗いうちに家を出なくてはならなかった。
 茅野駅到着は9時07分。駅前にバスが待っていてくれた。
 まず、15分ほど乗って、峠の釜めしの荻野屋(諏訪店)に寄った。ここで後で参加者に配られる「峠の釜めし」がバスに積み込まれる。
 そこから、今回の最初の観光スポットである「おしどり隠しの滝」と「御射鹿池」に向かう。
 「おしどり隠しの滝」と「御射鹿池」は茅野から東へ、「湯みち街道」を八ヶ岳に向かって走る。そこは標高1,500mを越える。学生時代の友人夫婦が長野県の原村でペンションを営んでいた頃、毎年秋に、同期の仲間で集まって宴を張り、三井の森蓼科や、フォレストカントリークラブでゴルフを楽しませてもらったが、そのゴルフ場のごく近くをバスは上っていった。
 1時間ほど走って、バスは「御射鹿池」の駐車場に入った。目の前の御射鹿池は後にして、先にそこから15分ほど歩いて「おしどり隠しの池」を見に行った。

「おしどり隠しの滝」という名の由来が知りたくなった。AIに尋ねてみると、いくつかの説があるようで、次のような回答があった。
 一つは、おしどり夫婦にちなむ説で、おしどりは一生を共にする夫婦愛の象徴とされている。この滝が持つ静けさと神秘的な雰囲気が、仲睦まじい夫婦が静かに寄り添いながら隠れる場所のようだと感じられたこと。 次に、滝の形状や周囲の景観による説で、滝の流れが穏やかで、滝壺や周囲の岩場がまるでおしどりが身を隠しているように見えること。
 また、地元の伝説や民話として、地元の人々の間で、滝周辺が恋人たちの密会場所だったとか、おしどりのような鳥がこの滝を訪れていた、などの伝承があった可能性もあるそうだ。
 この滝は奥蓼科の自然豊かな環境の中にあり、静けさと癒しを感じられる場所として知られている。名前の背景には、滝そのものが持つ雰囲気や地元の文化的な思いが込められているのかもしれないと付記されていた。

000_241030115 X700 〇おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg
「おしどり隠しの滝」 2024年10月30日 長野県奥蓼科

001_241030002 X900 あずさ車内 G7X.jpg 1.「特急あずさ1号」車内
時刻は8時8分、大月と甲府の間を走行中。多分、笹子トンネル通過中だと思う。普通車のシートは快適で、カーブで少々揺れるものの、走行音は静かだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO3200 )
002_241030004 X900 あずさ車内 G7X.jpg 2.諦めていた天候が・・・
朝、家を出るときは小雨が降っていた。午後からは止むという予報だったが、期待していなかった。だが、列車が進むほどに晴れ間が出てきた。期待を持たせる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 37mm ISO125 )
003_241030010 X900 茅野駅 G7X.jpg 3.茅野駅到着
9時7分に茅野に付いた。2階にある改札口から階段を下りて東口広場に出る。植えられたモミジ(トウカエデ?)が赤く色づいていた。ここでバスは待っていてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 11mm ISO250 )
004_241030110 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 4.「おしどり隠しの滝」 -1
バスは荻野屋諏訪店に寄り、1時間ほど八ヶ岳に向かって走って奥蓼科の「御射鹿池」の駐車場に入った。「御射鹿池」は目の前だが、添乗さんはまず歩いて15分ほどのところにある「おしどり隠しの滝」へ一行を引率する。途中、渓谷の両脇の紅葉が綺麗だった。写真を撮るのは後にする。やがて、渓谷沿いにある「山の宿・明治温泉」(休館中)という旅館があった。標高1500mの高地にある一軒宿の「明治温泉」は、江戸時代末期より湯治場として栄えてきた。旅館の創業は明治21年(1890年)。その下が「おしどり隠しの滝」だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 52mm ISO100 )
005_241030014 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 5.「おしどり隠しの滝」 -2
滝は大きくはないが何段にも分かれている。周囲の紅葉が美しい。「おしどり隠しの滝」を流れる川は渋川で横谷渓谷(横谷峡)という。「おしどり隠しの滝」は、その横谷渓谷の最上部にある落差15mの段瀑で, 山の家・明治温泉のすぐ脇を流れ落ちている。滝の一番の特徴はその流れの殆どすべての川底が苔むしていることだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 11mm ISO200 )
006_241030016 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 6.「おしどり隠しの滝」 -3
この滝の下流には、王滝、霧降の滝(日光の滝とは異なる)、乙女滝などいくつもの滝がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 11mm ISO250 )
007_241030112 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 7.「おしどり隠しの滝」 -4
渋川と名の付く河川は全国にいくつもあるようだが、この渓谷を作る渋川は、長野県茅野市の八ヶ岳の西麓から諏訪湖に流れる上川水系の源流渋川の流域で横谷渓谷の水源である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 51mm ISO160 )
008_241030119 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 8.「おしどり隠しの滝」 -5
渓谷の紅葉。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 37mm ISO280 )
009_241030125 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 9.「おしどり隠しの滝」 -6
渓谷の紅葉。快晴とまではいかないが、晴れ間があり、樹々の紅葉が陽の光に映える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.2 1/500秒 37mm ISO400 )
010_241030020 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 10.「山の宿・明治温泉」の愛犬
旅館から「おしどり隠しの滝」へ下りる階段の前で、飼われている犬がつながれていた。怖そうだけどおとなしい。見たところ、耳が黒く甲斐犬の血を引くようだ。甲斐犬は、日本犬のなかでも野生のにおいを強く感じさせる犬種という。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO500 )
011_241030023 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 11.明治温泉の三十三番 十一面観音
「御射鹿池」の駐車場へと戻る途中に、明治温泉三十三番 十一面観音という石仏があった。蓼科中央高原観光協会のホームページを見ると、この一帯、奥蓼科温泉(八ヶ岳西麓に存在する温泉郷で、横谷温泉・明治温泉・渋川温泉・渋温泉・渋の湯温泉の4つが含まれている)は武田信玄の隠し湯と言われ、戦いで傷負った武将が傷を癒すのに湯治に訪れたと言い伝えられており、その道順に道しるべとして、そして安全を祈願したものと伝えられているそうだと記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 11mm ISO160 )
012_241030130m X900 〇おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 12.横谷峡の紅葉 -1
「御射鹿池」の駐車場へ戻る林道では、横谷峡の対岸には日が当たり、見頃の紅葉が輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO180 )
013_241030134 X900 〇おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 13.横谷峡の紅葉 -2
広がった青空を背景に、赤、橙、黄に色づいた葉と、緑が残る葉が織りなすコントラストが美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 30mm ISO100 )
014_241030026m X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 14.横谷峡の紅葉 -3
ひときわ赤く色づいた木もある。ツタカエデだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 21mm ISO200 )
015_241030138 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 15.犬の散歩
犬を連れた女性とすれ違った。ご近所のかたのようには見えないので、車に愛犬を乗せてきて散歩させているのだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO125 )
016_241030140 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 16.横谷峡の紅葉 -4
真っ赤に紅葉した木があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO110 )
017_241030142 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 17.横谷峡の紅葉 -5
横谷峡から少し離れ、林の間で、紅葉した木が陽を浴びている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO160 )
018_241030145 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 18.千手千眼観音
傍らに明治温泉 三十番 千手千眼観音という石仏が立つ林道を歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 43mm ISO250 )
019_241030148 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 19.真っ赤に紅葉したツタカエデ -1
ツタカエデと思う。真っ赤に紅葉していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO125 )
020_241030151 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 20.真っ赤に紅葉したツタカエデ -2
まっすぐ伸びた常緑樹と真っ赤に紅葉したツタカエデ、ススキも穂をつけている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )
021_241030035 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 21.シロスジカエデ
PictureThisで検索した結果、シロスジカエデと同定された。Wikipediaによれば、ムクロジ科カエデ属の種類は「世界におよそ130種が存在する。その多くはアジアに自生しているそうだ。検索するには葉っぱの写真を撮っておくことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )

2024年11月16日

10月の日比谷公園 その後のリュウゼツラン 2024年10月18日 東京都千代田区

10月18日は、毎月1回の句会が内幸町である日だった。7月から、句会へ来るついでに、少し早い時間に家を出て、リュウゼツランの変化を見に日比谷公園を訪れている。7月に見事な花を咲かせたアオノリュウゼツランだが、先月は、花は終わってしまっていたものの、支えを施されて7mの高さそのままに立っていたのだが、どうなっただろうか。
 日比谷通りの幸門から入って、日比谷公会堂から第二花壇を見ながら第一花壇へと歩く。第二花壇の芝生はきれいになっていた。次の日の10月19日か~27日まで「日比谷公園ガーデニングショー2024」が行われるようで、その準備の車が大噴水の向こう側に入ってきていた。
 さて、第一花壇の向こう側のペリカン噴水の方を見ると、リュウゼツランは立っていなかった。サービスセンターへ行って何時切られたかを聞いてみたところ10月9日・10日に伐採したとのこと。伐採された跡には後継のこじんまりした根が生え、綺麗に整備されていた。
 第一花壇のキミガヨランも咲き終わっていたが、4つある円形花壇にはきれいな花が植えられていた。咲く花にはアオスジアゲハが来ていた。
来るたびに、更新される公園の姿は、来月も来てみようと思わせる。  

000_241018018 X900 日比谷公会堂 第一花壇 リュウゼツラン子株 G7X.jpg
伐採されたアオノリュウゼツランの子株 2024年10月18日 日比谷公園 ペリカン噴水

001_241018001 X900 日比谷公会堂 G7X.jpg 1.日比谷公会堂と「にれの木広場」
日比谷公会堂は1929年10月19日に完成した日本で最初の本格的なコンサートホールである。「にれの木」広場には、20数本のニレノキが立ち並んでいたが、2021年3月に伐採されてしまったそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO500 )
002_241018003 X900 日比谷公会堂 第二花壇 G7X.jpg 2.第二花壇
「にれの木広場」から第二花壇の広大な芝生を眺める。公園のサービスセンターでいただいたパンフレット「日比谷公園 歴訪ガイド」によると、「大噴水や第二花壇の一帯は、かっては運動場(大広場)として、スポーツとともに、様々な国家的行事の舞台にもなりました。」と記され、明治42年伊藤博文の国葬の様子の写真が掲載されている。正面に大噴水、小音楽堂があってその向こうが第一花壇である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 13mm ISO200 )
003_241018011 X900 日比谷公会堂 大噴水 G7X.jpg 3.大噴水
大噴水が勢いよく水を上げ、背後には日比谷通り、晴海通りのビル街が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 9mm ISO200 )
004_241018013 X900 日比谷公会堂 第二花壇 G7X.jpg 4.第一花壇
左回りで第一花壇に入った。9月に来た時は大きなキミガヨランの白い花が咲いていたが、それに代わり、南米原産のオオバコ科のアンゲロンソウが咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
005_241018015 X900 日比谷公会堂 第一花壇と第二花壇 G7X.jpg 5.第一花壇 -1
第一花壇では、10月19日か~27日まで開催される「日比谷公園ガーデニングショー2024」の準備が行われていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
006_241018016 X900 日比谷公会堂 第一花壇 G7X.jpg 6.第一花壇 -2
「日比谷公園歴訪ガイド」には、「開園当時の姿を今に残す洋風花壇。今となっては珍しくないチューリップ、パンジー、バラ、ダリアなどの洋花も、当時の市民にとっては驚きを持って迎えられました。」と記されちぇいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 17mm ISO250 )
007_241018017 X900 日比谷公会堂 第一花壇 リュウゼツラン G7X.jpg 7.ペリカン噴水
第一花壇の奥にあるペリカン噴水の囲いの東側に、伐採されたアオノリュウゼツランの子株が生えてきている。写真では見にくいが右隅にそれが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO250 )
008_241018021 X900 日比谷公会堂 第一花壇 リュウゼツラン子株 G7X.jpg 8.リュウゼツランの子株
これが、高さ7mもの花茎をのばしていたアオノリュウゼツランの子株である。10月の9日か10日に伐採されたようだが、枯れた部分は整理され、瑞々しい子株が生えている。エネルギーを蓄えて、また、数十年後に花をつけるのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 )
009_241018029 X900 〇日比谷公園 第一花壇 アオスジ G7X.jpg 9.花壇のアオスジアゲハ -1
第一花壇の北側を抜けていくと、花壇の花にアオスジアゲハが来ていた。都会のアオスジアゲハだ。花はヒャクニチソウのようだが、背が低い。園芸的に多く利用されているハーゲアナ(メキシコヒャクニチソウ)という。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 )
010_241018033tm X900 〇日比谷公園 第一花壇 アオスジ G7X.jpg 10.花壇のアオスジアゲハ -2
低いところに咲く花で吸蜜しようとしていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO160 )
011_241018045m X900 〇日比谷公園 ハナミズキ G7X.jpg 11.ハナミズキの紅葉
大きなハナミズキの木が紅葉しはじめていた。薄日を透過して美しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO400 )
012_241018049 X900 日比谷公園 鷗 G7X.jpg 12.鷗の噴水 -1
彫刻は1986年淀井敏夫の「鷗」と題された作品である。彫刻の下の方の噴水が霧のように吹きだして、彫刻を引き立てていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO320 )
013_241018056 X900 〇日比谷公園 鷗 G7X.jpg 13.鷗の噴水 -2
wikipediaによると、作者の淀井敏夫(1911年2月15日 - 2005年2月14日)は文化勲章受章者。 「削げたような形態と岩のような質感のユニークな作品で知られる。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 )

2024年11月12日

保土ヶ谷公園のセイタカアワダチソウ 2024年10月16日 神奈川県立保土ヶ谷公園

9月9日に保土ヶ谷公園へ行った行ったとき、昨年の秋に下池から上池へかけての散策路の梅林、バス通り側の斜面に咲いていていたセイタカアワダチソウが、綺麗に刈り取られているのに驚いた。昨年はそのセイタカアワダチソウに集まるキタテハ、ウラナミシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミなどの写真を撮って楽しんだが、今年はここのセイタカアワダチソウはダメだと諦めた。また、いつもその時に寄る明神台公園雄キバナコスモスも刈り取られていた。そこで撮ったツマグロヒョウモンやアゲハも、今年はダメだろうと思う。
 だが、保土ヶ谷公園では、他にもポイントはあるので、行って見ることにした。
 星川駅からバスに乗ろうと底流署へ行ったが、行ってしまった後で20分待たなくてはならない。久しぶりに歩いて坂を上ることにした。保土ヶ谷公園に入る前に杉山神社のにお参りをした。もう七五三なのだ。
 保土ヶ谷公園のセイタカアワダチソウは、案じていたことを覆すように、散策路を少し横に入ったところに見事に咲いていた。キタテハの秋型や、今まであまりセイタカアワダチソウに来ているところを見たことがないアオスジアゲハが、舞っていた。クロマダラソテツシジミはいないかと探したが、現れてくれなかった。  

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セイタカアワダチソウに来たアオスジアゲハ 2024年10月16日 神奈川県立保土ヶ谷公園

001_241016001 X900 杉山神社 RX10M4.jpg 1.杉山神社参道
杉山神社の参道はバス通りの裏側にある。鳥居をくぐってまっすぐ進み拝殿で参拝した。午前9時、静寂な空気が気持ち良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000 9mm ISO400 )
002_241016007m X900 杉山神社 RX10M4.jpg 2.杉山神社境内
七五三の用意がされている。この神社へは、遠くからも参詣に来るかたもいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000 9mm ISO1000 )
003_241016011 X900 杉山神社 伏見稲荷社 RX10M4.jpg 3.杉山神社の末社
本殿に向かって右側に伏見稲荷社という末社があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO1000 )
004_241016012 X900 杉山神社 伏見稲荷社 RX10M4.jpg 4.杉山神社(伏見稲荷社)の御神灯
御神灯としてかけられている提灯のデザインは、なかなか現代的である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO1000 )
005_241016018m X900 〇保土ヶ谷公園 イチモンジセセリ RX10M4.jpg 5.セイタカアワダチソウにイチモンジセセリ
バス通りから保土ヶ谷公園に入り、下へ下りて、やすらぎ広場、ミニ運動公園から辻広場へとありていった。辻広場の手前、右側にまとまってキセンダングサが生えているところがあった。イチモンジセセリが飛び交っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 178mm ISO800 )
006_241016033m X900 ◎保土ヶ谷公園 キタテハ RX10M4.jpg 6.セイタカワダチソウにキタテハ -1
赤銅色をした綺麗なキタテハがキセンダングサに、ぶら下がるようにして吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO1250 )
007_241016040m X900 ◎保土ヶ谷公園 キタテハ RX10M4.jpg 7.セイタカワダチソウにキタテハ -2
セイタカワダチソウの濃い黄色と、キタテハの赤銅色が鮮やかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1600 168mm ISO1600 )
008_241016050 X900 保土ヶ谷公園 タイトウカマツカ RX10M4.jpg 8.タイトウカマツカ(鎌柄)の実
この季節には赤や、オレンジ色、黄色などの可愛い実が見られる。この実は何の実かわからなかった。帰宅してPicture this で検索してみると、タウトうカマツカと同定してくれた。原産地の台湾では絶滅が危惧されているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000 9mm ISO800 )
009_241016054 X900 ◎保土ヶ谷公園 セイタカアワダチソウ RX10M4.jpg 9.セイタカワダチソウ(背高泡立草)
良く花粉症の原因と間違われるが、セイタカアワダチソウだが虫媒花の為、花粉をまき散らすことはない。花粉症の原因はよく似た植物のブタクサという種である。写真の後ろに芒が見えるが、wikipediaによると、セイタカアワダチソウは「北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物(外来種)であり、ススキなどの在来種と競合する」記されていた。花序は全体としては高さ10 - 50 cmの円錐花序となり、個々の枝は小さな頭花を総状に多数つける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000 9mm ISO320 )
010_241016056 X900 ◎保土ヶ谷公園 チャバネ RX10M4.jpg 10.セイタカアワダチソウにチャバネセセリ
イチモンジセセリに混じってチャバネセセリもいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 155mm ISO640 )
011_241016060 X900 ◎保土ヶ谷公園 アオスジ RX10M4.jpg 11.セイタカアワダチソウにアオスジアゲハ -1
アオスジアゲハは、春はハルジオンなどいろいろな花に飛来し吸蜜するが、あまりセイタカワダチソウに来ているのは見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 155mm ISO400 )
012_241016064 X900 ▲保土ヶ谷公園 アオスジ RX10M4.jpg 12.セイタカアワダチソウにアオスジアゲハ -2
房から房へ移るアオスジアゲハ

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 168mm ISO400 )
013_241016076 X900 ◎保土ヶ谷公園 アオスジ RX10M4.jpg 13.セイタカアワダチソウにアオスジアゲハ -3
セイタカアワダチソウの黄色い一つ一つの花は、小さい。そこに口吻を延ばして蜜を吸っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 90mm ISO640 )
014_241016081 X900 ◎保土ヶ谷公園 アオスジ RX10M4.jpg 14.セイタカアワダチソウにアオスジアゲハ -4
入れ替わり立ち替わり飛来するが、どの個体もほとんど傷のないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 190mm ISO640 )
015_241016094 X900 ◎保土ヶ谷公園 アオスジ RX10M4.jpg 15.セイタカアワダチソウにアオスジアゲハ -5
この日はアオスジアゲハ三昧の日だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 196mm ISO640 )
016_241016098 X900 保土ヶ谷公園 イロハモミジ RX10M4.jpg 16.辻公園のカエデ -1
辻公園には何本かのイロハモミジや、トウカエデなどが植えられ、まもなく紅葉する。これはイロハモミジだが、今年はいつもの年より紅葉するのが遅いというが・・・。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 190mm ISO640 )
017_241016100 X900 保土ヶ谷公園 トウカエデ RX10M4.jpg 17.辻公園のカエデ -2
これはトウカエデ((唐楓)という。その名の通り、中国南東部・台湾原産だそうだ。日本へは18世紀初期(江戸時代)に中国から渡来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 56mm ISO680 )

2024年11月 8日

身近なチョウ 近所の小さな公園と帷子川を歩く 2024年10月4日-13日 横浜市保土ヶ谷区

前回のコンテンツと前後するところがあるが、お許しいただきたい。
 ここのところ天気の良い日にはカメラを持って近くを散策することが多くなった。秋は、コスモスやキバナコスモスが咲き、公園の植栽や、住宅の庭先には、シチヘンゲやヒャクニチソウ、センニチコウなどが、花を開く。そこには、涼しくなって個体数を増やしたアゲハ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミなどが集まって来る。そんな身近なチョウを撮るのも楽しみだ。
 昨年は1頭も見かけなかったクロマダラソテツシジミを、10月2日に帷子川河畔に咲く、シチヘンゲの花に来ているところを見たときは、何かとても嬉しかった。10月4日には、近所の公園にも現れた。このあとも、クロマダラソテツシジミは、個体数は少ないが、徒歩圏内の各所で姿を見せる。これも楽しみである。  身近なチョウを美しく撮ってやりたいと思う。

000_241004043 ◎峰岡公園 G7X.jpg
近所の公園に現れたクロマダラソテツシジミ 2024年10月4日 横浜市保土ヶ谷区

001_241004018 X900 〇帷子川 G7X.jpg 1.キバナコスモスに来たアゲハ -1 10/4
天王町のYBP(ヨコハマビジネスパーク)で昼飯にしようと、帷子川の常盤橋まで来た。川の向こう側にキバナコスモスが咲いていて、アゲハが舞う姿が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 32mm ISO125 )
002_241004011 X900 〇帷子川 G7X.jpg 2.キバナコスモスに来たアゲハ -2 10/4
キバナコスモスは、川岸の柵の外側に咲いているので、なかなか撮り難かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
003_241004028 X900 〇YBP G7X.jpg 3.YBPのキッチンカー 10/4
YBPには月曜~金曜日にそれぞれ決められたキッチンカーが来る。このキッチンカーは「あんちょ号」といい、毎週金曜日に横須賀市の洋食屋「キッチン辻」が運営しているそうで、高い評価を得ているようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO250 )
004_241004034 X900 〇帷子川 G7X.jpg 4.イチモンジセセリ 10/4
常盤橋の傍に咲くシチヘンゲには多くのイチモンジセセリが来ていた。比較的擦れていないきれいな個体を選んで撮る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO250 )
005_241004050t X900 ◎峰岡公園 G7X.jpg 5.クロマダラソテツシジミ♂ 10/4
帰路に近所の小さな公園に寄った。もしかしてと思って目を凝らしてみるとクロマダラソテツシジミだった。だが、止まっていた葉っぱからすぐ飛び立ってしまった。やがて、少し離れたところで咲いていたマリーゴールドの花に止まって吸蜜を始めた。左前翅の縁が少し菟かけているが、綺麗な♂だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 15mm ISO160 )
006_241007007 X900 ◎峰岡公園 ウラナミ G7X.jpg 6.ウラナミシジミ -1 10/7
3日後、小さな公園の、センニチコウが咲く小さな花壇を見に行く。ウラナミシジミが白いセンチコウの花に止まっていた。今年の秋は、センニチコウの株が少なく、赤い花は1株しかなくて元気がない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )
007_241007016t X900 ◎峰岡公園 ウラナミ G7X.jpg 7.ウラナミシジミ -2 10/7
きれいな♂が開始してくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 )
008_241007020t X900 ◎峰岡公園 ウラナミ G7X.jpg 8.ウラナミシジミ -3 10/7
前の写真と同じ個体。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
009_241007011t X900 ◎峰岡公園 ヤマト G7X.jpg 9.ヤマトシジミ♂ 10/7
ヤマトシジミの♂の翅表は、高温期型は前翅外縁部の黒い縁取りが広いが、低温期型は、この個体のように黒い縁取りは狭くなり、ほとんど白っぽい青になる。この個体は羽化したばかりのきれいな個体だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 )
010_241012002 X900 〇峰岡公園 ヒャクニチソウ PM RX10M4.jpg 10.ヒャクニチソウで吸蜜するツマグロヒョウモン♀ -1 10/12
日を改めて小さな公園へ行く。ヒャクニチソウとセンイチコウが咲く小さな花壇があり、ヒャクニチソウにツマグロヒョウモンの♀が来ていた。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 136mm ISO640 )
011_241012006t X900 〇峰岡公園 ヒャクニチソウ PM RX10M4.jpg 11.ヒャクニチソウで吸蜜するツマグロヒョウモン♀ -2 10/12 綺麗な個体だったので、撮り続けた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 203mm ISO400 )
012_241012007t X900 〇峰岡公園 ヒャクニチソウ PM RX10M4.jpg 12.ヒャクニチソウで吸蜜するツマグロヒョウモン♀ -3 10/12
大きく開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 203mm ISO250 )
013_241012009 X900 〇峰岡公園 ヒャクニチソウ PM RX10M4.jpg 13.ヒャクニチソウで吸蜜するツマグロヒョウモン♀ -4 10/12
長い間夢中になって吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 206mm ISO250 )
014_241012017 X900 〇峰岡公園 ヤマト RX10M4.jpg 14.ヤマトシジミ♂ 10/12
このヤマトシジミの♂は前翅外縁の黒い部分が広い高温期型だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 206mm ISO200 )
015_241012014 X900 〇峰岡公園 ハナミズキ RX10M4.jpg 15.ハナミズキの実 -1 10/12
ハナミズキの葉が紅くなりはじめ、赤い実が成っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 220mm ISO200 )
016_241012016 X900 〇峰岡公園 ハナミズキ RX10M4.jpg 16.ハナミズキの実 -2 10/12
wikipediaによれば、ハナミズキというのは、植物学における標準和名アメリカヤマボウシの別名だそうだ。北米原産で、日本へは1912年にワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られた木として知られている。赤い実は、啄むところを見たことはないが、鳥たちの美味しい食餌になるという。有毒成分は判明していないが、人が食べると中毒症状を起こす可能性があるので要注意という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 220mm ISO320 )
017_241013019 X900 〇峰岡公園 アゲハ RX10M4.jpg 17.ヒャクニチソウに来たアゲハ 4/13
次の日もまた、クロマダラソテツシジミはいないかと、小さな公園へ行ってみた。その姿は見られなかった。ヒャクニチソウに来ていたアゲハは左尾状突起が破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 190mm ISO320 )
018_241013023 X900 〇峰岡公園 チャバネ RX10M4.jpg 18.ヒャクニチソウに来たチャバネセセリ 10/13
今年の秋はチャバネセセリを多く見る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 151mm ISO160 )
019_241013024 X900 アオスジ 〇峰岡公園 RX10M4.jpg 19.ヒャクニチソウに来たアオスジアゲハ -1 10/13
アオスジアゲハは、暖かいところでは、年3~4回発生する。この個体もとても新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 208mm ISO400 )
020_241013027 X900 アオスジ 〇峰岡公園 RX10M4.jpg 20.ヒャクニチソウに来たアオスジアゲハ -2 10/13
少年のころ、捕虫網を持ってチョウを追いかけたが、アオスジアゲハはその美しさからあこがれの的であった。だが、アオスジアゲハは花に来る以外は敏捷に飛ぶので、捕獲するのは容易でなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 220mm ISO400 )
021_241013029 X900 〇峰岡公園 RX10M4.jpg 21.ヒャクニチソウで吸蜜するツマグロヒョウモン♀ -5 10/13
最近、ツマグロヒョウモンの♂をほとんど見ていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 220mm ISO200 )
022_241013031 X900 〇峰岡公園 ヤマト RX10M4.jpg 22.白いセンイチコウで吸蜜するヤマトシジミ
小さな花壇では、ヒャクニチソウが優勢で、センイチコウはその下の方で4株ほどしかない。赤い花が咲いているのはそううちの1株のみで、後は白い花だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 220mm ISO160 )