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2006年12月22日

五木寛之:『気の発見』

  青年は荒野を目指すと一緒に買った五木寛之の最近の作品である。若い頃の作品と歳をとってからの作品でどのような違いあるのか見つけたいと思ったが、この本は気功家である望月勇氏と五木寛之との対話を編集したものであり、対比は難しい。
 気功家なるものを知ったのは、この本を通じてが初めてである。対話者の望月氏は『青年は荒野を目指す』に触発されて、ヨーロッパや中東・アフリカを放浪したことがあるようだ。同じ頃シベリア鉄道で、北欧に行った人は沢山いるようで、建築家の安藤忠雄もその一人とのことである。一家をなすほどの人は、若いときに苛酷であるが貴重な経験をされているみたいだ。それは兎も角として、望月氏の話は ”えっ、それとほんと!” というような内容ばかりであるが、戦後教育の影響で科学的に割り切れないもの、理論的に納得いかないものに疑問を抱いてきたことを見直す必要がありそうだ。最近とくにそのようなことに敏感になっているのは歳をとったせいかもしれない。第八章に、望月氏の次のような話がある。
私は、浄土に還るときというか、この世を卒業するときというのは、じつは本人が知っているんじゃないかと考えるのです。この世でやらなきゃならない宿題が終わっていないときは、死ねないし、本人が、すべてやり尽くした、もういいと納得したとき、お迎えが来るんじゃないかと。

 宿題ではないが、やりたいことが山ほどあるので、まだ当分お迎えはないかなと思っている。

気の発見
気の発見
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4 命の神秘さを感じました。

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