奈良を定期観光バスで巡る④ 第2日 春日大社・平城宮跡 - Studio YAMAKO

2010年8月30日

奈良を定期観光バスで巡る④ 第2日 春日大社・平城宮跡


 東大寺の見学を終え、再びバスに戻り、春日大社に向かった。二の鳥居で降りる。本殿を参拝した。
 春日神社見学の後は、興福寺である。興福寺はお寺の建物はともかくとして、なんといっても国宝館の阿修羅像だ。昨年上野に来た時は連日満員の大人気だったというが、この日は待ち時間なしで見ることができた。
 最後は奈良奥山ドライブウェイを走って、世界遺産である春日山原始林を見た。そして、平城宮跡でバスを下車し、だだっ広い平城宮跡を見て、今回の奈良観光を終了した。
 朱雀門を出たところのバス停から路線バスに乗り、近鉄奈良駅へ、そこからJR奈良駅へ歩きがてら遅めの昼食となった。JR奈良からみやこ路快速で京都に戻り17時56分発の「ひかり」に乗った。奈良を効率よく廻ったつもりだが、とてもとても周りきれなかった。

11.春日大社
ここは寺ではなく神社である。二の鳥居から南門への参道を歩く。参道の両側にはいくつもの燈籠が並ぶ。お盆や節分の万燈籠で灯が入ると幽玄の世界となるという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 31mm ISO450 ) 露出補正 なし
春日大社;クリックすると大きな写真になります
12.春日神社 南門
入母屋造り、檜皮葺の南門には鮮やかな朱の回廊が続く。治承3年(1179年)の創建で、かっては藤原氏以外の他姓の者の参入門とされ、現在は本社の正面であると説明の札に記されている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
春日神社 南門;クリックすると大きな写真になります
13.春日大社 中門と大宮型燈籠
南大門の正面にある幣殿というところの右側の石段を上がると中門がある。この写真では解らないが、この中門の奥に本殿がある。本殿は第一殿から第四殿まで同じ形式の神殿が横に並び、それぞれ脇塀によってつながっている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 41mm ISO400 ) 露出補正 なし
春日大社 中門と大宮型燈籠;クリックすると大きな写真になります
14.釣燈籠
石燈籠や釣燈籠は、平安末期より今日に至るまで、その大半は春日の神を崇敬する人々から、家内安全、商売繁盛、武運長久、先祖の冥福向上等の願いをこめて寄進されたもので、特に室町末期から江戸時代にかけては一般庶民や春日講中からのものが多いという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 75mm ISO400 ) 露出補正 なし
釣燈籠;クリックすると大きな写真になります
15.興福寺 国宝館
春日大社の宝物殿を見学した後、興福寺へ。まずは待ち時間「0」の国宝館に入り、阿修羅像を見る。もちろん写真撮影はできないので絵葉書を買った。奈良時代の作、乾漆八部衆立像(国宝)のひとつである、三面六臂(手が6本)の阿修羅像はその照明の効果もあって素晴らしい。また、多くの展示されている仏像の中に、聖徳太子二歳像というのがあったが、これも素晴らしいと思った。ただし、江戸時代のものという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
興福寺 国宝館;クリックすると大きな写真になります
16.興福寺 東金堂と五重塔
和銅3年(710年)に飛鳥藤原京から現在の場所に移築された興福寺は、平成22年が創建1300年であるとのこと。現在、享保2年(1717年)の大火で失われた中金堂の再建が行われている。五重塔は天平2年(730年)の創建だが、現在の塔は応永33年の再建。東金堂は室町時代の再建だが、奈良時代の伝統にのっとり建てられた。五重燈、東金堂ともに国宝である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 27mm ISO400 ) 露出補正 なし
興福寺 東金堂と五重塔;クリックすると大きな写真になります
17.平城宮跡へ
朱雀門脇から、平城宮跡に入り、そのバスターミナルで解散になった。定期観光バスはここで終わりである。今年の4月に復元完成した第一次大極殿は見ておこうと思い、歩き出したが、800mあるそうだ。暑い。第一次大極殿へは、原っぱの中、まっすぐな道が続くが、その道を近鉄奈良線が横切る。見学者は踏切を渡って進む。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 52mm ISO400 ) 露出補正 なし
平城宮跡へ;クリックすると大きな写真になります
18.第一次大極殿
第一次大極殿の手前の南門まで進んだ。さらに第一次大極殿までは300mほどある。少し、前進したが、そこから眺めることにし、進むのをやめた。奈良時代の前半には、朱雀門を入った正面のところ、いま、南門のある両側に朝堂院の建物が二棟ずつ左右対称に配置され、その奥に大極殿が位置していたという。朝堂院は、再建されていない。大極殿と朝堂院の建物は、すべて高い基壇に礎石をすえ、丹塗りの赤い柱を建て、屋根に瓦を葺いた壮大な格式の高い建物であったという。奈良時代の前半期では、国家的な儀式、つまり即位・朝賀・外国使節の謁見といった行事を主に大極殿・朝堂院で行ったと考えられていると。平成13年から復元工事が始まり平成22年4月に完成した。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 44mm ISO400 ) 露出補正 なし
第一次大極殿;クリックすると大きな写真になります
19.若草山
大極殿に向かって右側に、若草山が見える。毎年1月に山焼きが行われるので有名だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
若草山;クリックすると大きな写真になります
20.朱雀門
平城宮跡に入るときには、バスは左側の車道を迂回したが、帰りは 朱雀門をくぐって出た。この向こうに近鉄奈良線の踏切があり、違和感を覚える。朱雀門は平城京朱雀大路の北の端に建っていた宮の正門であった。現在の門は平成10年の完成である。平城遷都1300年祭のイベント会場になっている平城宮跡を最後に今回の奈良観光を終えたが、満足が得られた旅だった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 36mm ISO400 ) 露出補正 なし
朱雀門;クリックすると大きな写真になります

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