横浜 「山手イタリア山庭園」 8月5日 - Studio YAMAKO

2013年8月26日

横浜 「山手イタリア山庭園」 8月5日


8月5日、とても暑い日だった。6月に「港が見える丘公園」にある「イギリス館」と「フランス山」を歩いたが、イタリア山庭園というのもあると聞くと、無性に行ってみたくなった。イタリア山庭園は石川町にある。家内が元町へ行くときに利用する路線バスで、元町まで行き、JRの石川町駅の方へ歩き、途中を左に、大丸谷という道を上がっていくと、右手に「山手イタリア山庭園」「外交官の家」「ブラフ18番館」という札が架かった門があった。

1.「山手イタリア山庭園」入口
自宅の最寄り駅からバスに乗って元町へ行く。元町のバス停は、昔、市電が走っていた山手トンネルの手前にある。JR根岸線の石川町の南口を目指して歩く。その南口の少し手前を左に上がっていくと、この写真の門があった。JR根岸線が、山手に向って石川町を出るとすぐ、トンネルに入るが、ちょうどそのトンネルの真上あたりの位置だろう。明治13年(1880年)~明治19年(1886年)まで、ここにイタリア領事館があったことから、「イタリア山」と呼ばれているとのこと。この高台からは、みなとみらい21地区や関内周辺の市街地を一望することができる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1000秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
「山手イタリア山庭園」入口;クリックすると大きな写真になります。
2.「ブラフ18番館」の庭
「山手イタリア山庭園」の門を入って、右手に上がっていくと、左に「ブラフ18番館」という洋館があった。「外交官の家」はさらに一段上がったところにある。先に「外交官の家」を見ようと思って、「ブラフ18番館」の庭を見ながら、先に進む。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
「ブラフ18番館」の庭;クリックすると大きな写真になります。
3.「ブラフ18番館」
石段を上がり、振り返って、「ブラフ18番館」を見る。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
「ブラフ18番館」;クリックすると大きな写真になります。
4.「外交官の家」 -1
「外交官の家」の受付でいただいたパンフレットによると、明治43年(1910年)に明治政府の外交官・内田定槌邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計のより東京都渋谷区南平台に建てられたものを、平成9年(1997年)この地に移築し、同時に国の重要文化財に指定された。アメリカン・ヴィクトリアン様式を基本としているという。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
「外交官の家」;クリックすると大きな写真になります。
5.「外交官の家」 -2
建物の前に広がる花壇は、良く手入れされていて、きれいな花が咲いていた。イタリアでは多くみられる庭園様式を模し、水や花壇を幾何学的に配した公園だとのこと。「山手イタリア山庭園」と呼ばれる所以だ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
「外交官の家;クリックすると大きな写真になります。
6.「外交官の家」 -3
建物は、アメリカン・ヴィクトリアン様式の木造2階建ての塔屋付きである。右側に回り込んだところに建物の玄関がある。こんなにきれいに手入れされていて、受付には、案内の方がいらっしゃるというのに、無料で館内を見学させてくれる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1000秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
「外交官の家」;クリックすると大きな写真になります。
7.「外交官の家」 食堂
多くの客を招く機会が多い、外交官の家では、もてなしの場として食堂は重要だった。この部屋だけは壁の木部が高く持ち上げられ、アールヌーボー風の緩やか曲線の装飾、マジョルカタイルをしつらえた暖炉型ストーブなど、見るところが多いと案内板に記されている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/125秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
「外交官の家」 食堂;クリックすると大きな写真になります。
8.「外交官の家」 2階の部屋からの眺め
順路にしたがって2階に上がる。窓から、花壇の向こうにランドマークタワーが眺められた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
「外交官の家」 2階の部屋からの眺め;クリックすると大きな写真になります。
9.「外交官の家」 書斎
2階には書斎があった。造りつけの書棚に納められているのは、内田定槌の和洋蔵書の一部だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 17mm ISO900 ) 露出補正 なし
「外交官の家」 書斎;クリックすると大きな写真になります。
10.「外交官の家」 -4
「外交官の家」の見学を終え、喫茶室で冷たいイタリア製ビールで喉の渇きを癒した。しかし、外に出るとまた汗が噴き出す。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
「外交官の家」 ;クリックすると大きな写真になります。
11.「ブラフ18番館」
「ブラフ18番館」に戻る。大正末期にに建てられた外国人住宅で、カトリック山手教会の司祭館として、平成3年(1991年)まで使用されていたという。平成5年(1993年)にここに移築、復元されている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
「ブラフ18番館;クリックすると大きな写真になります。
12.「ブラフ18番館」 食堂
館内では震災復興期(大正末期~昭和初期)の外国人住宅の暮らしが再現され、当時の横浜家具が復元展示されている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 17mm ISO640 ) 露出補正 なし
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13.「ブラフ18番館」 100年前のピアノ
横浜市港北区の師岡町の村上邸で使用されていたものが、使用者の厚意で資料として提供されたと記されている。明治21年に日本橋で創業した、当時は東洋唯一の洋楽器会社であった、松本合資会社(松本楽器)の製造という。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 17mm ISO2800 ) 露出補正 なし
「ブラフ18番館」 100年前のピアノ;クリックすると大きな写真になります。
14.「ブラフ18番館」 廊下
廊下の奥の窓側に、テーブルが置かれ、花が飾られていた。外国人住宅の当時の暮らしが感じとれる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/250秒 38mm ISO560 ) 露出補正 なし
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15.ベイブリッジを眺める
「ブラフ18番館」を出る。ここも無料で見学できた。維持・管理費は横浜市が負担しているのだろうか。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
ベイブリッジを眺める;クリックすると大きな写真になります。
16.元町
家内と一緒だったので、元町をぶらっと歩いて、中華街ででも昼食にしようかと思った。しかし、元町を少し歩き始めると、あまりにも暑い。元町に来ると、時々休む喫茶店があるが、そこでパスタを食べ、コーヒーで一休みして、バス停に戻り、来た時と同じ路線バスに乗って帰宅した。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
元町;クリックすると大きな写真になります。

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