2泊3日 青森県の旅(2) 十二湖散策 7月5日 - Studio YAMAKO

2018年7月28日

2泊3日 青森県の旅(2) 十二湖散策 7月5日

宿で借りたレンタカーはトヨタのコンパクトカーだった。この日の運転はわたくしが担当する。十二湖へは国道101号線を五能線を戻るように走り、十二湖駅の近くから入っていく、約12kmだった。
  十二湖のそれぞれのところに設けられている駐車場に車を置き、時々小雨の降る中、Kさんに用意していただいていたビニールのレインコートを着て、王池、越口の池、落口の池、鶏頭場の池などを見ていく。十二湖ビジターセンターや、イトウの養魚場などもあった。
  さらに車で進み、キョロロ(森の物産館)に車を停めて、十二湖のシンボルでもある青池へと15分ほど歩く。この天候では青池はきれいな色に見えないだろうと思っていたが、意外ときれいだった。
 青池から、奥方たちはキョロロの駐車場に戻る。男ふたりは海抜269mの最高地点のあるブナの自然林を歩いた。沸壺の池へ回って、元のところへ戻る。
 今宵の宿「不老ふ死温泉」は岩場の海辺にある露天風呂から、日本海に沈む夕日を眺めるというのが楽しみだったのだが、この日は雨が降っていて、波も荒く、利用禁止になっていた。

16.王池
五能線十二湖駅の先を左に入る。天気が悪いためか車も人も少ない。県道280号線を10分も走っただろうか、十二湖の入り口である王池の駐車場に着いた。止まっている車はない。王池は下のほうに見える。あまり感動はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.王池西湖
王池東湖の少し先に王池西湖があった。車を下りて歩いてみる。湖の水の色は決して色鮮やかではないが、その湖面に映り込む新緑がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
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18.十二湖ビジターセンター
王池西湖からまた車に乗って進むと、越口の池、十二湖ビジターセンター、そしてイトウの養魚場があった。車が停められた十二湖ビジターセンター前の案内板には、「十二湖は、白神山地の北西山麓、日本海から約2.0km、東経139°57.9′~59.5′、北緯40°32.4′~33.8′に位置し、標高150m~200mの盆地状の台地に多くのすぐれた自然が残されている地域で、おおよそ南北4.0km、東西2.5kmの地域に渡って点在する大小33の湖沼群と、これを包み込むようなブナを中心とした自然林、この付近が北限とされる様々な動植物が存在し、これらをめぐるように設置された遊歩道により、自然観察に格好の場所になっています。・・・(後略)」と説明されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO800 ) 露出補正 なし
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19.イトウ養魚場
ビジターセンター、越口の池のすぐそばに、イトウの養魚場があったので覗いてみた。その大きさによっていくつかの水槽に分けられていて、最も大きなイトウは1m以上あるように見える。イトウは日本最大の淡水魚で、北海道のほか、青森県の太平洋側の川や湖沼に普通に生息していたが、現在、天然に生息するのは北海道のみだそうだ。wikipediaによれば、和名は「糸魚」の意味で、これはサケ類としては全長に比して体高が低く細長い体形である上に、サケとは違い早春に上流に遡上・産卵するため、初春から晩春にかけては生殖活動後の痩せ細った個体が多く見られるために、「糸のように細い魚」という印象が持たれたことによるとあった。しかし、ここで見たイトウは太かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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20.越口の池
ビジネスセンターとイトウ養魚場があるところが越口の池だった。十二湖の中では大きな池のようである。良くは見えなかった、池の中に立ち枯れした木が多いそうで、地震によって川が堰き止められてできたと言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/400秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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21.落口の池
越口の池の先に、中の池、落口の池がある。ビジターセンターの駐車場に車を停めたまま、見に行った。この辺りは、今日は人も少ないが、人通りが多い割には野鳥が多く、カモ類やアオサギなどが羽を休める池だそうだ。また、7月中旬から8月上旬の夜には、ホタルが見られるという。湖面に新緑が映る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 24mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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22.森林浴
さらに奥にある青池を見に行こうと、 ビジネスセンターに停めた車に再び乗って、 キョロロ(森の物産館)まで行き、そこの駐車場に車を停め、歩いて青池に向かった。そこここに車を停められるのがありがたい。小雨模様だが、寒くはない。私たち以外に観光客はいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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23.鶏頭場の池(けとばのいけ)北側
歩き始めるとすぐのところに鶏頭場の池があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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24.鶏頭場の池(けとばのいけ)
青池への500mほどは、鬱蒼と茂るブナやミズナラなど広葉樹の深い原生林に囲まれた鶏頭場の池が見え隠れする。鶏頭場の池も大きな湖だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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25.青池 -1
やがて青池が見えてきた。この天気ではどす黒い池にしか見えないだろうと諦めていたが、意外に青が美しかった。緑青である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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26.青池 -2
池の底にある倒れた木がはっきり見えるほどの透明度だ。晴れていればもっと透き通って見えるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/100秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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27.青池 -3
この湖だけで年に数十万人の観光客が訪れるという。団体客も多く、混雑する時間帯もあるので、記念撮影には譲りあいが大事とあるが、この時は、ここも私たち以外に観光客はいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/100秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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28.ブナ自然林
女性2人はここからキョロロの駐車場へ戻った。男2人は青池から先に続くブナ自然林の小道を行く。標高269mの最高地点を超えて15分ほど歩いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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29.沸壺の池
少し下ったところに沸壺の池が見えてきた。ここも十二湖のなかで青池に匹敵して透明度が高い。この青池からブナ自然林、沸壺の池というのは、人気の散策コースになっているそうだ。木造の展望スペースも設置されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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30.カケス
沸壺の池から15分くらいで、落口の池に出る。さっき車で通った道をキョロロへ戻る途中、野鳥がさえずる。ふと見ると飛んできた鳥が枝に止まった。暗くてファインダーで捉え難いが何とかシャッターを切った。帰宅して調べてみたところカケスだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 168mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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31.白神ライン
キョロロへ戻る途中に白神ラインの入り口があったが、通行止めになっていた。ここから樹齢400年を超えるブナの大木「マザーツリー」や、 白神山地のなかでも人気ナンバーワンのトレッキングコースである「暗門の滝」方面へ通ずる42kmのダート道である県道28号線が白神ラインである。「マザーツリー」や「暗門の滝」は見てみたいという思いもあったが、厳しい道路状況のようなのであきらめていた。その白神ラインは8月31日まで通行止めになっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO2000 ) 露出補正 -0.7段
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32.日本キャニオン
帰路、十二湖の最後の池が終わるところに、日本キャニオン入り口があった。5分くらい登れば展望所に行くという。また、奥方たちを車に残して、男2人で登って行った。5分では着かなかった。wikipediaによれば、 浸食崩壊によって凝灰岩の白い岩肌がむき出しになったダイナミックなU字谷大断崖で、アメリカのグランドキャニオンにヒントを得て命名されたとあった。遠方からでもはっきり認識できる白い山肌は、沖合いを航行する船舶からの目標にもなっているそうだ。残念ながら、景観としてはあまり感動はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO640 ) 露出補正 -0.7段
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