信州 高ボッチと八島ヶ原湿原 その1 - Studio YAMAKO

2009年9月 1日

信州 高ボッチと八島ヶ原湿原 その1

 8月25日 信州へ、高原の蝶を撮りに行った。国道20号線の岡谷、塩尻の間にある塩尻峠から9km登ったところにある「高ボッチ高原」は標高約1600mの高原である。「ボッチ」はアイヌ語で「巨大な高原」の意といわれ、また、この地の方言では、峰の最高所、凸型の地点をさすらしい。観光地としてはあまり開発されておらず、道は狭い。
 朝6時にマイカーで自宅を出発し、高ボッチの第一駐車場に着いたのが9時半を少しまわったところだった。8月中旬には観光草競馬が行われる。そのためか駐車場は広い。その後第二駐車場へ移動し、かすんでよく見えない北アルプス連峰を眺め、高ボッチの頂上まで行き、諏訪湖を眺めたりした。
 11時半には高ボッチを後にし、今日のもうひとつの目的地である。八島ヶ原湿原に向った。
ミドリヒョウモン 高原の蝶:クリックすると大きな写真になります 1.ミドリヒョウモン 高原の蝶
高ボッチの第一駐車場は草競馬場のすぐ近くにある。その第一駐車場に車を止めて、草競馬場へ行ってみた。フィールドにはマルハダケブキが沢山咲いていた。ジャノメチョウやヒョウモンが飛ぶ。マルバダケブキに来たミドリヒョウモンを青空を入れて撮った。まさしく高原の蝶の代表である。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 ISO80 ) 7.3mm広角端
ウラギンヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 2.ウラギンヒョウモン
同じく、草競馬場でマルバダケブキで吸密するウラギンヒョウモン。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/4000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
北アルプスの展望:クリックすると大きな写真になります 3.北アルプスの展望
第二駐車場は第一駐車場から500mほど先にある。そこからは松本市街を挟んで北アルプスを展望できる。残念ながら雲があって、ほんのわずかしか峰が見えない。

Nikon D300 NIKKOR 28mm-105mm
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 78mm 露出補正 -0.3段
  PLフィルター使用 アクティブD-ライティング標準
アカタテハ:クリックすると大きな写真になります 4.アカタテハ
車に乗って次の目的地へ向おうとして運転席に座ったところ、目の前のアザミにアカタテハが来ていた。D300で撮ろうとしたが、AFが作動しない。とっさにMFにしてみるという機転も働かず、仕方なく・・・ A640で撮ったところ、結果オーライだった。背景は北アルプスである。D300のAFが動かなかったのは、再度付け替えた Tokina 100mm macro レンズ側の設定がMFになってしまっていたためだった。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/1250秒 ISO80 ) 7.3mm広角端
八島ヶ原湿原:クリックすると大きな写真になります 5.八島ヶ原湿原
高ボッチから一旦国道20号線に戻り、下諏訪から国道142号線を和田峠に行き、無料になったヴィーナスラインを通って八島ヶ原湿原に着いた。時刻は12時半を少し過ぎていた。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1250秒 ISO80 ) 8.5mm
ウラギンヒョウモン♂:クリックすると大きな写真になります 6.ウラギンヒョウモン♂
八島ヶ原湿原の周りを1時間半ほどで一周できる遊歩道がある。アザミの花でウラギンヒョウモンの♂が吸密していた。高ボッチで最後にAFが動かなくなったときに絞り優先から、プログラムオートに切り替えてみたりしたが、そのままになってしまっていた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
ミドリヒョウモン♀:クリックすると大きな写真になります 7.ミドリヒョウモン♀
アザミに良く似た花でタムラソウというのがあるが、これは葉に棘があるのでアザミのようだ。ミドリヒョウモンの♀の表翅は♂のオレンジ色に比べて緑がかった色をしている。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
キベリタテハとエルタテハ:クリックすると大きな写真になります 8.キベリタテハとエルタテハ
遊歩道沿いを歩いているとキベリタテハがゆっくりと横切り、その先を見ると樹液が出ている木があった。エルタテハもいる。しかし、遊歩道から外に出ることが出来ないので、4~5mほどの距離があるが止むを得ない。トリミングした。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準 トリミング
キベリタテハ 2頭:クリックすると大きな写真になります 9.キベリタテハ 2頭
また、1頭キベリタテハが樹液にやってきた。開翅したところでシャッターを切った。翅表のビロードのような茶色を出すため、部分的に補正した。

Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準 トリミング Capture NXで部分補正

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