中欧旅行 その10 ブダペスト(1) - Studio YAMAKO

2009年12月14日

中欧旅行 その10 ブダペスト(1)

 11月6日(金)、ツアーも6日目になった。この日は、私がプラハとともに楽しみにしていたハンガリーのブダペスト観光である。
 朝8時、ブタペストのペスト地区の自由橋の近くにある中央市場とほど近いホテル「メルキュール ブダペスト コロナ」を朝8時半に出発し、王宮の北側から王宮に入った。
 午前中、王宮の丘を観光したのち昼食、その後自由時間となった。自由時間はまず、自由橋を渡って、ゲッレールト温泉ホテルの外観を見た。戻って自由市場の中に入ってその活気を感じた後、ヴァーツィ通りを歩いた。
 夕暮れの写真が撮りたかったのでくさり橋を渡って、ブタ側へ行く。国会議事堂の対岸正面まで歩くと疲れてしまったが、その戻り道で夕暮れのくさり橋を何枚か撮ることができた。
 
1.前夜のレストランにて
  前の晩、ブラチスラバから、ブダペストに入ったが、ホテルに入る前に町のレストランで夕食となった。ツインバロム(打弦楽器)というハンガリー楽器で、日本の曲などを演奏して歓迎してくれた。写真を撮らせてもらったら、チップのお皿に気がついたので、少々置いた。

  Canon IXY900IS
  プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
前夜のレストランにて:クリックすると大きな写真になります
2.ブダペストの朝
朝7時45分、食事を終え出発前にホテルの外に出てみた。ここでも朝の通勤でトラムの乗降客は多い。今日も、夜のドナウ川クルーズに備え、ズーム全域F2.8のタムロンを付けた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 68mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ブダペストの朝:クリックすると大きな写真になります
3.ブダペスト王宮
ブダペストはドナウ川を挟んで、西側をブダといい、東側をペストという。ホテルはペスト側にあった。朝8時にホテルの前からバスに乗り、北のほうへ行き、マルギット橋を渡って、ブタ側の王宮の下でバスを降りた。王宮は13世紀の半ばにハンガリー王のペーラ四世がここに住居を築いたのが始まりという。その後歴代の王が増改築を繰り返している。1686年にはオスマン・トルコ軍との戦いで破壊されたとのこと。その後、ブダペシストを支配したハプスブルグ家が再建した。その後も焼失、破壊に遭い、再建、修復され現在の建物は1950年代のものという。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 28mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
ブダペスト王宮:クリックすると大きな写真になります
4.王宮の戦禍
弾丸による傷痕である。これは、第二次世界大戦、ハンガリー動乱のときのものだそうだ。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 38mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
王宮の戦禍:クリックすると大きな写真になります
5.王宮の丘から眺めるくさり橋
これがブダペスト最大の観光スポット、くさり橋だ。セーチェニという人が私財を投じて1849年に完成した。第二次世界大戦で破壊され、現在の橋は1949年に再建されたものという。夜のライトアップが楽しみである。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 75mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
王宮の丘から眺めるくさり橋:クリックすると大きな写真になります
6.残骸
いつの時代のものかはわからない。城壁のなかにがれきの跡が残っていた。何か貴重なもののように思える。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 52mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
残骸:クリックすると大きな写真になります
7.マーチャーシュ教会
前出のペーラ四世によって13世紀に創立されたのが始まり。その後、何度も破壊、修復が繰り返され、19世紀の後半に今のネオゴシック様式になり、現在の建物は1970年代に修復されたもの。ジョルナイという会社のタイル屋根が美しい。午後に行った中央市場もそうだ。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 42mm ISO400 ) 露出補正 0段
マーチャーシュ教会:クリックすると大きな写真になります
8.マーチャーシュ教会 主祭壇
700Ft(フォリント)、約350円ほどの入場料を払って中に入った。ステンドグラスのテーマはハンガリーの聖人や12使徒とのこと。フランツ・ヨーゼフ一世の戴冠式の際、この祭壇でリスト・フェレンツの「ハンガリー戴冠ミサ曲」が初演されたという。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 40mm ISO3200 ) 露出補正 +0.7段
マーチャーシュ教会 主祭壇:クリックすると大きな写真になります
9.漁夫の砦
なぜ漁夫の砦と言われるのか?かって城壁を守ったのが漁師だったことに由来するという。1899年から6年の歳月をかけて築かれた砦とのこと。ドナウ川と反対側のペスト地区を眺める好ポイント。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 44mm ISO400 ) 露出補正 0段
漁夫の砦:クリックすると大きな写真になります
10.漁夫の砦から見る国会議事堂
その漁夫の砦から、くさり橋より少し北側、上流にある国会議事堂が眺められた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 46mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
漁夫の砦から見る国会議事堂:クリックすると大きな写真になります
11.ゲッレールトの丘
王宮の丘の南東に連なる標高235mの丘。ドナウ川、王宮の丘、ペスト地区の眺めが良い眺望スポットで、ここからの眺めは世界遺産となっている。天気が悪く、はっきり見えないがくさり橋や国会議事堂が見える。もっとも、まったく何も見えない時もあるというから、あまり文句は言えまい。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 28mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
ゲッレールトの丘:クリックすると大きな写真になります
12.中央市場
午前中の王宮の丘の観光が終わり、昼食のあと、自由時間になった。今夜はドナウ川のディナークルーズがあり、その集合時間の夕方6時まで、家内と二人で歩きまわることになった。まずは、是非行ってみたかった、中央市場へ行った。外観はジョルナイ社の屋根が美しい。中央市場は中心地の南側にあり、緑色の自由橋の傍にある。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/125秒 4.6mm ISOオート )
中央市場:クリックすると大きな写真になります
13.中央市場内部
ご覧のとおり、中央市場の中は、左右に100m以上はあると思われる通路があり、その両側にソーセージやハムを売る店、野菜、果物を売る店や香辛料を売る店が軒を連ねる。たとえば香辛料を売る店だけで何店舗もあるが、それらはかたまって軒を連ねている。ハンガリーのフォアグラは有名でペーストなどの缶詰はおみやげに適当である。2階には衣料品などを売る店がある。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
中央市場内部:クリックすると大きな写真になります
14.ゲッレールト温泉ホテル
ハンガリーは世界でも有数の温泉大国。ブダペストにも80以上の源泉があるという。このホテルはアールヌーボー様式の美しい建物で知られている。屋内と屋外に温泉プールがあり、屋内には温泉浴槽もあるようだ。時間があったので、中に入ってみればよかったと後悔している。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 32mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
ゲッレールト温泉ホテル:クリックすると大きな写真になります


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