山梨県北杜市「オオムラサキセンター」 1/3 - Studio YAMAKO

2010年7月16日

山梨県北杜市「オオムラサキセンター」 1/3


 7月5日 昨夜の天気予報では、雷雨はあるかもしれないが、降水確率10%。
 朝6時、マイカーで横浜の自宅を出発した。談合坂のサービスエリアで簡単な朝食をし、須玉のインターを下りるころは日が射してきた。
 オオムラサキセンターの開館時間は9時からであるが、8時50分ごろ、その駐車場に着いた。
 受付をのぞいたら、昨年「ミヤマシロチョウ観察会」でお世話になったHさんがいらっしゃった。「どうぞ」と言われ、さっそく、ビバリウムへ向かった。
 3回に分けてアップさせていただく。
オオムラサキセンター;クリックすると大きな写真になります 1.オオムラサキセンター
オオムラサキセンターへ入ると、オオムラサキに関わる展示室があり、その先にビバリウムがあった。Vivalium (ビバリウム) とは、飼育種が本来生活していた生息地を、人工的ではあるけれど その環境を再現し飼育することである。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/145秒 8.2mm ISO64 ) 露出補正
ビバリウム;クリックすると大きな写真になります 2.ビバリウム
温室のようであるが、熱帯を再現しているわけではないので、湿度はそれほど高くない。 オオムラサキ達はこの囲いの中で、産卵し、幼虫になり、越冬し、翌年蛹になり、成虫となって交尾し、また、雌が産卵するという自然な営みをしている。この日は、先生に引率されて幼稚園の子供たちが見学に来ていた。幼虫は「ムーちゃん」と呼ばれていた。この日、私が一番乗りだったがすぐ後に来られた方が、羽化が近そうな蛹に向け三脚をセットされていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/138秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
終齢幼虫;クリックすると大きな写真になります 3.終齢幼虫
6齢幼虫と思われる丸々と太った「ムーちゃん」が食樹であるエノキの葉に食痕を刻んでいる。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 なし
蛹;クリックすると大きな写真になります 4.蛹
大きくて立派な蛹である。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 なし
羽化直後;クリックすると大きな写真になります 5.羽化直後
羽化が近くなった蛹はセンターの方が観察しやすいところへ移動してくれている。これはその蛹から、9時19分に始まった羽化で出てきた♂である。蛹の殻が破れてほんの2~3分でこのように翅が伸びてきた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
オオムラサキ成虫;クリックすると大きな写真になります 6.オオムラサキ成虫
羽化したばかりは蛹の殻にぶら下がっているが、翅が伸びるとこのようなりりしい姿になる。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂;クリックすると大きな写真になります 7.オオムラサキ♂ -1
♂の美しい紫色に輝く開翅場面。しかし、この日はなかなか開翅の良い写真を撮ることができなかった。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO640 ) 露出補正 なし
100715_008.jpg 8.オオムラサキ♂ -2
この場面ももう少し左側に回り込みたいのだが、旨く行かない。前の写真もそうだったが、枝の低いところに止まっているので、光も不足している。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO640 ) 露出補正 なし
アゲハ;クリックすると大きな写真になります 9.アゲハ
新鮮なアゲハの♂が悠々とビバリウムの中を飛んでいた。このビバリウムの中でオオムラサキに混じって羽化したのであろう。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
クロヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 10.クロヒカゲ
ビバリウムから出て、オオムラサキ自然観察園の道を歩いてみた。暑かった。蝶の数は多くなく、コジャノメ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメなどが飛んでいる。これはクロヒカゲにしては翅の形が丸いのでひょっとしてクロヒカゲモドキかと思い撮った。帰宅して調べてみたが残念ながらクロヒカゲであった。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/60秒 ISO400 ) 露出補正 なし
内蔵スピードライト使用
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 11.テングチョウ
オオムラサキセンターを12時半ごろお暇をし、昼飯にしようということになり、2週間前に行った「おいしい学校」のイタリアンを思いだした。ここからだとそれほど遠くはない。パスタランチも旨かった。食事を終えて出てきたら校庭にテングチョウが2匹飛んでいた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)