豊川稲荷と伊勢神宮 2月13日~14日 3/3 おはらい町とおかげ横丁 - Studio YAMAKO

2011年3月10日

豊川稲荷と伊勢神宮 2月13日~14日 3/3 おはらい町とおかげ横丁


 1時間弱の内宮の参拝は少々忙しかったが、11時40分ごろには宇治橋まで戻りついた。宇治橋の西詰北側二本目の擬宝珠(ぎぼし)の中には、橋の安全を祈って饗土橋姫(あえどはしひめ)神社の萬度麻(まんどぬさ)が収められており、この擬宝珠(ぎぼし)に触れて帰ると、また参拝に訪れる事ができると言われているとのこと。右側通行で帰る際には、最後から二本目だ。色が違っていて、文字が刻まれていたのですぐにわかった。
 バスの出発は1時半と告げられ、おはらい町とおかげ横丁を散策の自由時間となった。東京駅に着いたのは夜8時、雨が降っていたが、東海道線に乗って横浜に着くと雪に変わっていた。

26.おはらい町の賑わい
宇治橋を背に右の方におはらい町の入口があった。賑わっている。右側に「赤福」の看板が見えるが、まず、ここに寄り、縁台に腰かけて赤福とお茶を食べた。本店かと思って入ったが、実はここは「赤福」内宮前支店で本店はおはらい町通りの中ほどにある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.5 1/320秒 170mm ISO400 ) 露出補正 なし
おはらい町の賑わい;クリックすると大きな写真になります
27.「赤福」本店
ここが「赤福」の本店である。おかげ横丁に入る右側のかどにある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 31mm ISO400 ) 露出補正 なし
「赤福」本店;クリックすると大きな写真になります
28.「さめたれ」 「志州ひらきや」
おかげ横丁の中に「志州ひらきや」という店がった。「さめたれ」と言う看板が気になり説明を聞いた。鮫は「古事記」などの神話にも登場し、神代の時代から日本人にとって身近な存在であったという。鮫の干物を「さめのたれ」といい、古代そのままの「塩干し」と、大正時代からの「味醂干し」とがあり、昔からごく日常的な伊勢地方の郷土食であったとのこと。鮫の干物は伊勢神宮に神饌(しんせん)として供えられ、また、古くには朝廷への貢納物として、皇室また伊勢の斎王様の御膳に進められた御料であったそうだ。「さめたれ」という語源は確かではないというが一説では、ヒラヒラと垂らして干したことから、 この名前 が付いたと言われているとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
「志州ひらきや」;クリックすると大きな写真になります
29.おかげ横丁 「おかげ座」
おかげ横丁というのはいわばテーマパークであり、その中心にある「おかげ座」はテーマ館であるといえる。おかげ座では「おかげ参り」の賑わいの様子を、2分の1スケールの縮尺模型で再現した「テーマ館(町並み)」と、その謎を解き明かす「歴史館(映像シアター)」があり、"おかげの心""日本人の心のふるさと伊勢"について紹介されている。
 江戸時代に庶民の間で起きた爆発的な伊勢参宮ブーム「おかげ参り」のはじまりは、元和3年(1615)頃といわれ、その後はおよそ60~70年に一度の周期で続いたという。
「おかげ参り」がおきた理由は三つ。まず一つ目は、「天照大御神(太陽神)」と「豊受大御神(衣食住・産業神)」への感謝と信仰、二つ目は、伊勢信仰を広めようと活動した「御師」とよばれる神主たちの影響で彼らは檀家を訪ね歩き、神宮について参宮費用を積み立てさせるなど、人々に伊勢参宮を勧め、お払いから宿泊・観光案内まで広く請け負ったという。そして三つ目は、街道沿いの住人等が無償で行った施し「施行」により、無銭でも無事に伊勢までたどり着けたことであったとされている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
「おかげ座」;クリックすると大きな写真になります
30.「豚捨」
今から30年近く前の現役時代のこと、得意先を訪ねて伊勢に出張し、その得意先に案内されて「豚捨」という松坂牛ならぬ伊勢牛の網焼きの店に行ったのを思い出した。その網焼きの旨かったことは、言うまでもないが、あまりの旨さにお代わりを所望したところ、その肉の取れる部位は牛1頭でも限られているので、お出しできませんと断られたのが懐かしい。ここは出店であろうが、1,000円也の牛丼を買って、帰りのバスの中でおいしく食べた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 58mm ISO400 ) 露出補正 なし
「豚捨」;クリックすると大きな写真になります
31.雪の伊勢神宮
バスの出発時間はごご1時半である。おはらい町、おかげ横丁の散策を終え、バスに戻るころ雪が降って来た。宇治橋は雪で滲んで見える。伊勢神宮内宮を後に、一路東京へとバスは出発した。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 170mm ISO450 ) 露出補正 なし
雪の伊勢神宮;クリックすると大きな写真になります

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