足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日~12日 (3)織姫神社/ココ・ファーム/草木ダム→日光湯元へ 9/11 - Studio YAMAKO

2014年9月30日

足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日~12日 (3)織姫神社/ココ・ファーム/草木ダム→日光湯元へ 9/11


 雨の鑁阿寺を見て、香雲堂本店で「古印最中」を買って、次に足利の中心地の西側にある織姫神社をお参りした。渡良瀬川を見渡せる高台にあり、3人は車で上がって駐車場へ行ったが、私は境内まで229段の石段を上がっていった。幸いこのころには雨も小降りになっていた。
  昼食はココ・ファームというワイナリーでしようと決めていた。ココ・ファームの生い立ちは、1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師(川田昇)によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されたことに始まる。

 1969年、この葡萄畑の麓で、社会福祉法人・指定障害者支援施設こころみ学園がスタートした。社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されないため、1984年有限会社樺崎産業(後のココ・ファーム・ワイナリー)が設立され、酒類製造免許を取得したという。有限会社ココ・ファーム・ワイナリーは、知的障害を持った人たちをはじめ、みんながいきいきと力を発揮できることを目的としていてつくられた会社である。聞くところによると、2000年に開催された九州沖縄サミットでは首里城での晩餐会の「乾杯」に同社のスパークリングワイン 「のぼ・ドゥミセック」が、 また記憶に新しい2008年洞爺湖サミットの公式晩餐会でも同社の赤ワイン 「風のルージュ」が使用される等、その高い品質で栃木はもちろん全国的にも知られる素晴らしい ワイナリーとなった。
  食事を楽しんだ後、足利から北関東自動車道へ入り、次の太田薮塚で下り、渡良瀬渓谷沿いの国道122号線を行き、途中、草木ダムで一休みし、日光清滝に出て、いろは坂から中禅寺湖畔へ上がった。

1.織姫神社の登り口
織姫神社の登り口の前で車から降ろしてもらった。3人はそのまま上にある駐車場まで行く。そして、境内まで229段あるという石段を登り始めた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/250秒 18mm ISO1000 ) 露出補正 なし
織姫神社の登り口;クリックすると大きな写真になります。
2.織姫神社 参道
参道になっている階段の途中で一息入れ、登ってきたところを見下ろしてみる。階段の石畳は雨に洗われてきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/250秒 27mm ISO1400 ) 露出補正 なし
織姫神社 参道;クリックすると大きな写真になります。
3.織姫神社 境内
織姫神社社殿は昭和12年に建築された鉄筋コンクリート造りで、中央に拝殿、その両側に翼廊を配する形は日本古来の寝殿造り建築をモデルにしている。当時の神社建築は木造が主流であったが、設計者である小林福太郎(1882年~1938年)は鉄筋コンクリートを用いて木造の意匠を再現した。織姫神社は織物を中心とした足利の産業を信仰面から支えてきた存在であり、足利市の近代化を語る上で欠かせない貴重な文化遺産である。・・・と説明されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/250秒 30mm ISO720 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内;クリックすると大きな写真になります。
4.織姫神社 境内からの眺め -1
織姫神社の中腹にある境内からは、渡良瀬川と足利の街が眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 35mm ISO280 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内からの眺め -1;クリックすると大きな写真になります。
5.織姫神社 境内からの眺め -2
鉄道橋のように見えるが、鉄道は川の向こうに東武、手前にJRが走っている。橋は渡良瀬橋と言い、橋を渡って左に行くと東武鉄道の足利市駅だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内からの眺め -2;クリックすると大きな写真になります。
6.ココ・ファーム・ワイナリー
織姫神社を後にして、車で10分ほど北の方へ走って、本日の次の目的であったココ・ファーム・ワイナリーに着いた。さっそく、Cafeに入り、案内されて、雨が止んだテラス席に座った。ランチコースを注文し、デキャンタで白ワインを注文した。グラスには2013の文字が見えるが、ワインは樽で10年以上蓄えられたものだという。少し、発泡性を感じるさわやかなワインだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
ココ・ファーム・ワイナリー;クリックすると大きな写真になります。
7.急斜面のブドウ畑でカラスを追う人
Cafeのテラス席から見える急斜面に造られたブドウ畑のほうから、「ジャン、ジャン、ジャン」とドラのような音が聞こえてきた。見ると、人がブドウ畑のてっぺん近くに立って、何かを打ち鳴らしていた。聞いてみると、カラスを追っているのだという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
急斜面のブドウ畑でカラスを追う人;クリックすると大きな写真になります。
8.ココ・ファームの Cafe
Cafeの屋内のテーブルと、テラス席からは、ブドウ畑を見ながら食事ができるようになっている。Cafeでのみ飲める自家製の特別ワインがあるというが、それが私たちが飲んだワインだったのだろうか。ワイン・ショップもあったので、今晩、食後に飲む赤ワインを1本購入した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 22mm ISO2500 ) 露出補正 なし
ココ・ファームの Cafe;クリックすると大きな写真になります。
9.草木ダム
ココ・ファームでの食事を終えて、ワインを飲まないで我慢していただいた、友人のご主人に運転をしていただき、渡良瀬渓谷沿いの国道122号線を足尾銅山のほうへ進む。有名な富弘美術館の少し手前に草木ダムとダム湖があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
草木ダム;クリックすると大きな写真になります。
10.草木ダム 噴水
対岸近く、ダム湖の湖上で噴水が吹き上がった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
草木ダム 噴水;クリックすると大きな写真になります。
11.木になるイチゴのような実
イチゴのような大きさ、形、色をした実がなっている木があった。後日、調べてみたところ、どうやらヤマボウシのようだ。ヤマボウシは6月に舞岡公園で白い花を咲かせていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
木になるイチゴのような実;クリックすると大きな写真になります。
12.竜頭の滝
国道122号線はわたらせ渓谷鉄道に沿って走るが、並走するところはなく、列車を見ることはなかった。沿線には富弘美術館、足尾銅山などがあるが今回は割愛し、そのまま日光の清滝に出て、国道120号線のいろは坂を中禅寺湖へ上った。車の数は少なかった。国道120号線が中禅寺湖を離れると、竜頭の滝の上に出た。車を停められたので湯川にかかる橋から中禅寺湖を眺める。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 34mm ISO1800 ) 露出補正 なし
竜頭の滝;クリックすると大きな写真になります。
13.竜頭の滝の上流
橋から上流も、狭い谷にようになっていて、水量も多い。紅葉の頃はきれいだと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/200秒 26mm ISO6400 ) 露出補正 なし
竜頭の滝の上流;クリックすると大きな写真になります。
14.湯元温泉到着
午後4時半ごろに湯元温泉に到着した。今宵の宿である「休暇村日光湯元」にチェックインしたあと、風呂を浴びる前に、周囲を散歩した。「休暇村日光湯元」は1994年に全面改築されたが、その設計を担当したのは2005年に亡くなられた建築家の清家清さんであることを知った。その頃の作品では、八景島シーパラダイスや鎌倉プリンスがある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/70秒 8mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
湯元温泉到着;クリックすると大きな写真になります。
15.湯ノ湖と大きなサギ
湯ノ湖畔に出るころには、少し暗くなってきていた。湖の奥の方に白い大きなサギが倒れた木に止まっている。アオサギだと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 92mm ISO800 ) 露出補正 -1.7段
湯ノ湖と大きなサギ;クリックすると大きな写真になります。
16.湯ノ湖を渡るサギ
しばらくすると、その大きなサギはゆっくりと羽ばたいて、湖面を対岸に向け飛んで行った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 92mm ISO800 ) 露出補正 -1.7段
湯ノ湖を渡るサギ;クリックすると大きな写真になります。
17.マガモ
湯ノ湖には鴨もいた。カルガモだと思っていた。しかし、くちばしの先だけではなく、全体が黄色っぽい。顔の模様、特に目の周りにカルガモの特徴がないので、マガモの♀だと思う。また、マガモの非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)になるそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/120秒 44mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マガモ;クリックすると大きな写真になります。
18.暮れゆく湯ノ湖
空に浮かぶ雲の色が茜色に染まってきた。男体山が湖面に映る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/680秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
暮れゆく湯ノ湖;クリックすると大きな写真になります。
19.スキー場のリフト
湯ノ湖の湖畔を離れて、背後の山のほうを歩いてみた。そこにはスキー場があり、今の季節には使われていないリフトがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/85秒 66mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
スキー場のリフト;クリックすると大きな写真になります。
20.シカ
ゲレンデとなっている草地の上には、シカの糞がいっぱい落ちていて気を付けて歩かないと踏んでしまう。遠くにシカを見つけた。数頭が群れになっていて、こちらを見ているシカがいる。やがてキューンという甲高い鳴き声が聞こえたかと思うと、一斉に林の中に駆け込んでいった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/150秒 103mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
シカ;クリックすると大きな写真になります。
21.近づく秋
葉を赤く染めはじめたカエデの木があった。秋はすぐそこまで来ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/52秒 21mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
近づく秋;クリックすると大きな写真になります。
22.休暇村日光湯元
小一時間の散歩を終え、今宵の宿へ戻ってきた。時間は5時半を少し回ったところで、7時からの夕食までの時間、ゆっくりと温泉に浸かった。露天風呂が良かった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/60秒 16mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
休暇村日光湯元;クリックすると大きな写真になります。


 訪れた地点については、奥日光旅行地図を参照ください。

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