秩父神社 9月21日 - Studio YAMAKO

2015年10月 7日

秩父神社 9月21日

「巾着田曼珠沙華とコスモスの競演 関東最大級のパワースポット三​峯​神社・秩父三社めぐり」という日帰りバスツアーは巾着田を12:00に出発した。正丸トンネル、横瀬町を経て秩父市に入る。秩父で弁当を積み込み宝登山神社へ先に行く予定だったが、予定より遅れ、最後の三峯神社が暗くなってしまいそうだという判断で、秩父神社を先に参拝することになった。バスは1:40に秩父鉄道の秩父駅前の駐車場に入った。50分間の秩父神社参拝、散策時間がとられた。

秩父神社の境内はそれほど広くはない。一の鳥居のある南門から境内に入る。参道をまっすぐに歩くと神門がある。その先に社殿が見える。社殿にお参りする。秩父神社のホームページによれば祭神は①八意思兼命 (やごころおもいかねのみこと)、 ②八意思兼命の十世孫で初代知知夫国造である知知夫彦命 (ちちぶひこのみこと) 、③ 鎌倉時代に合祀された天之御中主神 (あめのみなかぬしのかみ)、④そして昭和28年に合祀された昭和天皇の弟である秩父宮雍仁親王の四柱の神々が祀られている。 秩父神社の創建は、平安初期の典籍「先代旧事紀-国造本紀-」によれば、第10代崇神天皇の代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の10世の子孫である知知夫彦命が、祖神をお祀りしたことに始まるとされていて、武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至っているそうだ。現存するご社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康が寄進したもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されている。毎年12月3日に行われる例祭は、「秩父夜祭」として国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭のひとつに数えられている。 参拝した後、バスに戻る途中にある「秩父まつり会館」(入場料410円)に入り、その笠鉾・屋台のレプリカを見てきた。

バスの添乗員さんが本殿のまわりに[施された左甚五郎作と伝えられる「子宝・子育ての虎」や「つなぎの龍」など、さまざまな彫刻が見事だからぜひ見て来いと薦めてくれた。

11.秩父鉄道秩父駅
かみさんがトイレに行っている間に秩父地場産センターの中にある秩父駅の構内を覗いてみた。秩父鉄道は埼玉県北部を東西に横断する秩父本線(秩父線)と貨物線である三ヶ尻線の2路線を保有・運営している。秩父線は東武伊勢崎線の羽生駅から三峰口までの37駅、総延長71.7kmの路線である。普通列車に加え、急行「秩父路」やSL「パレオエクスプレス」が運転されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 12mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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12.秩父神社
南門、一の鳥居から秩父神社の境内に入る。正面に神門とその向こうに社殿が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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13.神門
​10​段​程​の石段があり、​それを上がると​朱に黒瓦、金の装飾を付けた神門​がある。調べてみたが何時建てられたものか​解らなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/400秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.社殿
社殿は本殿・幣殿・拝殿が1つにまとめられた権現造の形式である。左甚五郎の作とされるものを含む多くの彫刻で飾られている。約2000年の歴史がある秩父神社は、江戸時代の天正12年(1592年)に徳川家康の命により現在の社殿が建てられたとそうだ。1970年に解体復元されている。埼玉県の有形文化財。これはその拝殿の正面。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 11mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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15.社殿の彫刻 「子宝 子育ての虎」
本殿を左回りに彫刻を見ていく。これは拝殿の左側にある「子宝 子育ての虎」。虎は徳川家康の社殿再建に由来している。徳川家康は虎にまつわる人物として知られ、虎の年、虎の日、虎の時刻に生まれ、関東入国も庚寅年だったと伝えられる。「子宝 子育ての虎」左甚五郎の作と言われ、母虎はヒョウ柄で彩色表現され、江戸時代の文化を今に伝えると説明されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 7mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
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16.拝殿左の彫刻 桃仙人、キジ、イヌ 
拝殿の前を左に回った壁面(社殿西側)にも彫刻が施されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
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17.「お元気三猿」
社殿西側の猿の彫刻は、日光東照宮の三猿の見ざる、聞かざる、言わざるとは全く違う表情をし、珍しい庚申信仰の逆説を表わす「良く見る・良く聞く・良く話す」の姿を\している。サルは「魔が去る」の語呂から、「災い除け、病除け」の信仰が古くから伝わり、社殿の同方向には前の写真のような桃仙人、キジ、イヌが見え、あたかも昔話の「桃太郎」を窺わせる面白い配置を見ることができるとある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
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18.「北辰の梟」
社殿北側の中央には梟の彫刻があった。この梟は体は正面(南側)を向きながら首だけ180度反転させ、北に輝く北極星(妙見さま)を拝しながら大神様を守護しているのだという。学問の神様である秩父神社の祭神「八意思兼命」のご神徳と梟の頭が回転していることから知恵のシンボルとして合格、学業成就、心願成就を願う人たちがお参りするという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/125秒 27mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
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19.摂末社
「北辰の梟」を見て振り向くと、天神地祇社があり、全国の一宮やそれに準ずる神社の祭神が祀られている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 6mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
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20.「つなぎの龍」
社殿の東側、ここは鬼門といわれる場所でこの場所には鬼門を守護する左甚五郎作の「つなぎの龍」の彫刻がある。説明に寄れば、その昔、秩父札所十五番小林寺近くに「天ヶ池」という池があったそうで、その池に住みついた龍があばれた時には、必ずこの彫刻の下に水溜りができていたことから、この彫り物の龍を鎖でつなぎ止めたところ、その後、龍は現れなくなったとされている。東方を守護するとされる長い舌を出した龍は青龍。青は五行説(古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説)では東方の色とされるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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21.拝殿には参拝者の列
社殿の周りを彫刻を見ながら一周して拝殿の前に戻ってきた。私は先にお参りを済ませたが、参拝者の列が続いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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22.本殿右側にも虎の彫刻
「子宝 子育ての虎」は拝殿の正面左側にあったが、拝殿の右側にも虎の彫刻があった。目を移すとベンチャーウィスキーという会社から大きな樽が奉献されていた。2004年に秩父市で起業され、2008年にはウィスキーの製造免許を取得。秩父蒸留所で造られたウィスキーは「イチローズ・モルト」というブランドで販売されているそうだ。初めて知る。イチローというブランド名は創業者の肥土伊知郎さんにちなんだものである。2006年6月、権威あるウイスキー・マガジン誌上コンテストにて最高得点を獲得、国内外の品評会で軒並み高得点を叩きだして以来、無名に近かった銘柄「イチローズモルト」の名は業界に広く知れ渡るようになったと報じられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 10mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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23.秩父鉄道の車両
駅の窓からプラットホームを見るとどこかで見たことのあるような車両が停車していた。東急の7500系のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/160秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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24.武甲山
バスへの集合時間まで少々時間があったので、少し歩いてみた。踏切の手前から武甲山を眺める。標高は1,304mで思ったより高い。石灰岩採掘により、こちら側から見る北側斜面は植生がほとんど見られず、白っぽく見えるが、他方向の斜面は自然豊かな森林となっているという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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