桃介橋と馬籠宿散策 9月23日 - Studio YAMAKO

2015年10月17日

桃介橋と馬籠宿散策 9月23日

妻籠宿の散策を終え、次に妻籠宿の少し先の中央本線南木曽駅の近くにある桃介橋を見た。桃介橋は福澤諭吉の養子、大同電力の福澤桃介が読売発電所(関西電力)を造るための資材運搬用トロッコのために設けた橋だった。老朽化していたのを復元保存し、国指定重要文化財となっている。

桃介橋を見た後、再び来た道を戻り、妻籠を通って、中山道六十九次の43番目の宿場で、木曽11宿の一番南の宿場町である馬籠宿に向かった。観光客は馬籠の方が多かったが、街並みは妻籠の方が好きだ。

今夜は昼神温泉に泊まる。夕方の5時半に食事をして、7時に宿からマイクロバスの乗合で「ヘブンスそのはら 天空の楽園」のツアーに参加した。麓の駐車場からロープウェイに乗り、標高1400mまで上がり、そこで星空鑑賞となった。しかし、あいにく雲が広がってしまい星はほとんど見ることができなかった。
  宿に戻って、TVでラグビー ワールドカップの対スコットランド戦をみた。第1戦で南アフリカに勝ったので話題になり、われらのご婦人達もにわかラグビーファンになっていた。明日は、駒ケ根の千畳敷カールへ行く予定だが、天候が心配だ。

22.桃介橋 -1
国道256号線から国道19号線(中山道)に入り、30分走ったところに天白公園というのがあり、そのさきに木曽川にかかる桃介橋があった。説明板によれば平成6年12月27日に重要文化財に指定された読売発電所施設は大正10年から12年に掛けて、大同電力(現在の関西電力)によって当時我が国の最大出力の水路式発電所施設として建設されたそうだ。大同電力の社長福澤桃介が「一河川一会社主義」を唱えて木曽川の水力発電開発に情熱を注ぎ、大正年間に相次いで建設した発電施設の一つであり、関西を中心とする各地の電力供給に重要な役割を果たしたと言われる。桃介橋は発電所の建設資材運搬用木製吊り橋である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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23.桃介橋 -2
木曽川右岸から(南西側から)見た桃介橋。向こう側は南木曽駅の方向である。約248mある。3基ある主塔はデザインも大変すぐれており、特に中央の塔からは水辺へ降りる石段が設けられている。また、それぞれの主塔から斜吊索が張られ19世紀末のアメリカの吊り橋によく似ているといわれている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/800秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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24.桃介橋 -3
橋の中央に資材運搬用のトロッコのレールが敷かれていたため、その痕跡が分かるように復元されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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25.木曽川
桃介橋を途中まで進んでみる。橋の下は木曽川が勢いよく流れる。対岸まで渡り切ってみれば良かったなと少し後悔している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/800秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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26.馬籠宿 上陣場展望広場
再び妻籠の方へ戻り、256号線の馬籠峠(標高801m)を越えて、馬籠塾の北東側にある駐車場に車を停めた。すぐその上に展望広場があったがこの日は雲があって恵那山(2,191m)も見えない。このあたり一帯の地名を「陣場」といい、天正12年(1584年)に徳川家康と豊臣秀吉が戦った小牧山の決戦の時、木曽路を防衛する豊臣方は馬籠城を島崎重通に固めさせていたが、家康側は兵7千をもって木曽に攻め入り、その一部は馬籠城を攻略すべくこの地に陣を敷いた。それでここを「陣場」と呼ぶようになったとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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27.馬籠宿の賑わい
上陣場の駐車場から江戸時代に村人たちに法令などを順守させることが目的に立てられた高札場の前を通って馬籠宿の町並みに入る。妻籠より観光客は多いように思える。街道筋は下り坂になっているが、帰りが辛かろうと思いつつ歩く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 21mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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28.木工品のお土産屋
さすが木曽はヒノキ。木工品のお土産屋さんも多い。この店は山城屋さんというが、軒先ののれんには木偏の付く字が並んでいる。全部は読めない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
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29.馬籠宿の町並み
先に歩いた妻籠とは少し趣の違う町だ。若い人向きの喫茶店や飲食店が多い。歩いているのも若い人たちが多いようだ。馬籠宿のほぼ中間地点の旧本陣だったところに藤村記念館(島崎藤村生家跡)があった。御承知の通り、島崎藤村は 馬籠宿の生まれで代表作のひとつ「夜明け前」は、馬籠宿を舞台にした歴史小説である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 21mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
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30.馬籠宿の町並みと田園風景
前の写真とほぼ同じところから撮っているが、町の向こうには田園風景が広がっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 32mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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31.馬籠郵便局
実際に営業している馬籠郵便局があった。しかし、この日は祝日で開いていなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/160秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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32.帰りは上り
立ち止まって振り返ると町並みは上り坂になっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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33.水車小屋
町並みが国道19号線に近くなったあたりに右へ折れていく坂道があった。これは枡形と呼ばれ、宿場の防衛上、城郭の枡形を模して設けられていた。枡形の道が再び左へ折れるところに水車小屋があった。この枡形道路に平行するかたちの現在の急坂の道路は、枡形道路の不便を解消するため、明治38年に改修されたという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
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34.蔵の喫茶店
あとでインタネットで店のページを見ると、「一番賑わう枡形の上で120年近い米蔵を改装し、囲炉裏を置いた喫茶店。樹齢400年のしっとりとした檜のカウンターで、香り高いコーヒーを味わって下さい。店内からは、馬籠宿の街道や中津川市内の眺めも楽しめます。」とあった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 7mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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35.清水屋資料館
右側の石垣のうえに建てれているのは清水屋資料館という。中には入らなかったが、清水屋は島崎藤村の作品「嵐」にでてくる「森さん」こと原一平の家で、この清水屋には藤村の書簡、掛軸、写真などをはじめ、江戸時代に宿場として栄えた頃よりの文書、書画、九谷、伊万里、唐津などの陶磁器、輪島の漆器類をはじめ宿場「馬籠」の生活文化史ともいえる数々の遺品が2階の資料館に展示されているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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コメント

This is a test comment.

This is secound test comment.

あっちこっち行かれてますね。益々お元気で何よりです。

NWさん
コメントありがとうございました。
お陰様で腰が少々痛いのを除けば、体調は良好です。そろそろ蝶のシーズンも終わりです。旅行も最近は海外や、あまり遠くへは出かけていません。

サインイン後のコメントです。

諏訪SA下り線は人気のSA、結構楽しめるところで好きなSAです。

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