旅行 高松→丸亀→鞆の浦→尾道 ⑤尾道へ - Studio YAMAKO

2023年4月12日

旅行 高松→丸亀→鞆の浦→尾道 ⑤尾道へ

2泊3日の旅行の最後は尾道へ行くことになった。
 午前中に鞆の浦という古い町並を見て歩き、福山から午後1時過ぎの山陽本線で尾道まで約20分、1時半ごろに尾道に到着した。駅前からタクシーに乗り、千光寺山へ上るロープウェイの乗り場に向かった。歩かずに上まで上がって瀬戸内海を眺めようというわけだ。ロープウェイの運賃は往復1人、700円。3分少々で着いてしまう。
 ロープウェイの山頂駅からエレベータで展望台まで行く。前に日に比べこの日は空気が澄んでいて、展望台からの瀬戸内海の眺めは素晴らしかった。
 千光寺へ参拝するには、少々急な散策路を下らなくてはならない。千光寺からはロープウェイには乗れないので、下った道を登ってロープウェイ山頂駅まで戻らなくてはならない。かみさんと娘は待っているというので、上がってくるのはきつかったが婿殿と二人で参拝してきた。
 ロープウェイで下りて、尾道の駅まではぶらぶらと商店街を通って歩く。途中、尾道ラーメンを食べた。腹が減っていたこともあって、とても旨かった。尾道駅で福山駅からの新幹線の切符を求めたが、指定席は離れ離れの席しか空いていなかった。

000_230313708 X700 尾道 手前新尾道大橋 奥尾道大橋 Z50 Z18-140.jpg
瀬戸内海・尾道水道の眺め 瀬戸内しまなみ海道に架かる新尾道大橋
2023年3月13日 広島県尾道市東土堂町 千光寺公園展望台から

093_230312261 X900 備後赤坂駅 エトセトラ G7X.jpg 93.エトセトラ
福山駅から山陽本線の電車に乗り尾道へ向かう。新幹線に新尾道という駅があり、1時間に1本「こだま」があるが、在来線の尾道駅とは離れていて利用しづらい。福山で在来線に乗ると、5分ほどで次の駅である備後赤坂という駅に停車した。隣のホームに「etSETOra」という観光列車が停車していた。この観光列車は尾道から西へ広島まで運行される。尾道14時38分発なのでここで待機しているのだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
094_230312266 X900 尾道 ロープウェイ G7X.jpg 94.千光寺山ロープウェイ
尾道駅から5分ほどタクシーに乗り千光寺山ロープウェイの乗り場のある長江口というところまで行った。ロープウェイは1957年(昭和32年)3月25日 に開業した。長江口から千光寺山頂を結んでいる。ロープウェイの車内から撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 13mm ISO160 ) 露出補正 なし
095_230312272 X900 尾道 ロープウェイ G7X.jpg 95.千光寺山ロープウェイ山頂駅からの眺め
ロープウェイを降りて振り返るとさっそく瀬戸内海の美しい眺めがあった。川のように見えるのは瀬戸内海の尾道水道で向こう側は、福山方面の海、右側に見える尾道水道の対岸は向島である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
096_230313709 X900 尾道 尾道水道 向島 Z50 Z18-140.jpg 96.尾道水道と向島 -1
空気が澄んでいて、千光寺山の展望台からは遠くまでよく見渡せた。尾道水道の対岸に見える向島(むかいじま)にフェリーが着岸しようとしているのが見える。wikipediaによれば、向島は「本州尾道市街から南に約300m幅の尾道水道を隔てた位置にある島で、文字通り尾道の向かい側に位置する島。北側が本州、南側が因島、西側が岩子島でそれぞれ橋で結ばれている。東側が尾道市の飛び地である浦崎町、無人島の加島その先が有人島の百島。面積22.22㎢。周囲約28km。北岸に平地が広がり、その他はほぼ丘陵地である。最高峰は高見山283m 。気候は瀬戸内海式気候。」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 34mm ISO110 ) 露出補正 なし
097_230313717 X900 瀬戸内海 Z50 Z18-140.jpg 97.尾道水道と向島 -2
前の写真と同じ位置を撮っている。フェリーは着岸し終えた。向島の奥の方に見える小高い山は海抜283mの高見山というところと思う。手前に西瀬戸自動車道(しまなみ海道)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 63mm ISO100 ) 露出補正 なし
098_230313718 X900 瀬戸内海 Z50 Z18-140.jpg 98.尾道水道の南西
カメラを右に振って尾道水道の反対側(南西側)に向ける。瀬戸内海に浮かぶ幾つかの島々が見えるが、それぞれの島の名前は把握できなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 75mm ISO100 ) 露出補正 なし
099_230312294 X900 〇尾道 千光寺 G7X.jpg 99.千光寺鐘楼からの眺め
展望台から正岡子規や徳富蘇峰の石碑がある「文学のこみち」と名付けれた、ところどころ石段がある散策路を下って千光寺に行く。千光寺は正式名を大宝山権現院千光寺という。開基は不詳で創建年は大同元年(806年)と伝えられているようだ。本尊は千手観音(秘仏)。鐘楼は明治23年(1890年)に再建されている。鐘楼からの尾道水道の眺めがよい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
100_230312300 X900 尾道 千光寺 G7X.jpg 100.大師堂
鐘楼の右側に大師堂がある。千光寺のホームページによれば、千光寺を開いた空海(弘法大師)を祀るお堂である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
101_230312306 X900 尾道 千光寺 G7X.jpg 101.夫婦岩
千光寺には花崗岩の巨岩が多く、鏡岩、玉の岩、梵字岩、鼓岩、そして夫婦岩もまた奇岩であった。それぞれが大きな岩であるのに驚く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
102_230313725 X900 千光寺 Z50 Z18-140.jpg 102.大仙堂と三十三観音堂
手前の朱塗りの堂が大仙堂である。千光寺のホームページによれば、大山智明大権現は鳥取の大山寺の御本尊、地蔵菩薩のことで、その御分体ががここに祀られているそうだ。大山へお参りできない人は、この大仙堂を参拝したそうだ。向こう側は三十三観音堂で、関西一円の西国観音霊場の各札所の御本尊、観世音菩薩33体が祀られ、ここにお参りすると西国観音霊場を巡拝したのと同じ功徳があると伝えられている。天井には勇壮な龍の絵が描かれている。この手前に本堂がある。本堂は貞享3年に建てられたこの地方には珍しい舞台造りである。俗に赤堂と呼ばれる千光寺本堂の本尊千手観世音菩薩は、33年に一度開帳される秘仏。俗に火伏せの観音とも称されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO125 ) 露出補正 なし
103_230313727 X900 尾道 千光寺 Z50 Z18-140.jpg 103.三重岩
千光寺まで下りてきた「文学のこみち」をロープウェイの乗り場まで登っていかなければならない。これが結構きつかった。下りてくるときには気が付かなかったが、三重岩という大きな奇岩もあった。千光寺山や、その東側にある浄土寺山は、花崗岩の良材が採石できるとして、石材の切り出し場にもなっていたそうだ。また、江戸時代には、北前船の帰り荷として尾道の石材が積み込まれ、日本海沿岸各地へと運ばれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO2500 ) 露出補正 なし
104_230313731 X900 尾道 ロープウェイのりば Z50 Z18-140.jpg 104.千光寺山ロープウェイのりば
再びロープウェイに揺られ下山する。ロープウェイの全長は約365m、高低差は約115mである。定員は30名とそれほど大きくはない。料金は往復で700円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_230312308 X900 尾道 街 G7X.jpg 105.尾道の商店街
ロープウェイは、当初は観光客の利便性から尾道駅裏からの軌道敷設が計画されていたが、観光客を目論んだ尾道本通り商店街などの要望もあって、現在のルートに決定したそうだ。ロープウェイを降りて、国道2号線を渡ると、その国道2号線と並行するように尾道駅まで商店街が続く。尾道駅までぶらぶらと歩いていくことにした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
106_230312322 X900 〇尾道 中央桟橋付近 G7X.jpg 106.海岸通り
商店街に並行して、もう1本海岸通りがある。商店街とその間を結ぶ何本もの小道がある。その一つである荒神堂通りを南へ抜け海岸通りに出ると、「おのみち海の駅」と中央桟橋があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
107_230312324 X900 〇尾道 中央桟橋付近 G7X.jpg 107.桜の花とお嬢さん
河津桜のような桜の花が咲いていた。この写真、手前の桜の花に焦点を併せ、2人のお嬢さんたちを、ぼかしてしまったほうがよかったなと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 10mm ISO160 ) 露出補正 なし
108_230312327 X900 尾道 尾道ラーメン G7X.jpg 108.尾道ラーメン
ご当地の尾道ラーメンを食べようということになった。娘がスマホで人気店を探し出す。「尾道ラーメン専門店 丸ぼし」というところへ行ったが、7~8名の人が並んでいた。待つことにする。店のホームページには、尾道ラーメンの特徴は、鶏ガラで取った澄んだダシと瀬戸内の小魚からとったダシに醤油を合わせたスープがベースだそうだが、表面に浮く背脂のミンチがこってり感を加えているという。美味しかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
109_230312342 X900 尾道 本通り商店街 G7X.jpg 109。尾道本通り商店街 大和湯跡
大和湯という銭湯の家屋を利用したこの店は、中華料理店だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
110_230312346 X900 尾道 海岸通り 本通り商店街 G7X.jpg 110.旧尾道商業会議所
本通り商店街には、こういった古い建物がところどころにあった。この建物は尾道市の重要文化財である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
111_230312358 X900 尾道駅 G7X.jpg 111.尾道駅
山陽本線の下り各駅停車の車両。JR 西日本の2015年に製造された「レッド・ウィング」である。この車両は黄色一色で塗られた老朽化した近郊型・通勤型車両(113系・115系など)の置き換えを目的として、アーバンネットワーク(京阪神エリア)の新快速などで運行される225系0番台をベースに、開発された。わたくしたちが福山駅まで乗った上り列車は、まだ、黄色い古い車両だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
112_230312363 X900 福山駅 在来線 福山城 G7X.jpg 112.福山城
  尾道から福山まで在来線で19分、午後4時38分に福山に到着した。ホームを歩くと左手に福山城が見える。ここはその月見櫓である。福山駅在来線ホームから撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
113_230312368 X900 〇福山駅 新幹線 福山城 G7X.jpg 113.新幹線のホームから見る福山城
福山城の伏見櫓と天守が見えた。立派な城である。wikipediaによれば、福山城は1615年(慶長20年)の一国一城令発布後の元和8年(1622年)に竣工した城である。大規模な新規築城による近世城郭では最後の例となった。備後福山藩の藩庁かつ藩主の居城であった。1873年(明治6年)の廃城令によって、大蔵省の所管となり、建物の払い下げ、取り壊しが実施されていたが、翌1874年(明治7年)に所在自治体の福山町などの請願によって、本丸の天守(付櫓を含む)・筋鉄御門・伏見櫓・御湯殿・鐘櫓の5棟の建築物が残されることとなった。現在の天守(付櫓含む)、月見櫓、御湯殿は1966年(昭和41年)に鉄筋コンクリート構造で復興されたものである。再建された天守内部は福山市立福山城博物館として利用されている。乗車する「のぞみ」がホームに入ってきた。特急料金は大人の休日3割引きが適用されないが、別に購入し、家族で同じ列車で新横浜まで帰る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし

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