トルコ旅行 その14 ボスフォラス海峡クルーズ - Studio YAMAKO

2010年12月21日

トルコ旅行 その14 ボスフォラス海峡クルーズ


 リュステムパシャモスクの見学を終え、賑やかな町を歩いて金角湾に面したところにある船着き場へ行き、楽しみにしていたボスフォラス海峡のクルーズ船に乗る。
 快晴である。逆光になるアジアサイドは見難かったが、ヨーロッパサイドの新市街の眺めは素晴らしかった。
 船は200人~300人は乗れそうな大きさだったが、私たちツアーの貸し切りとなった。今日は自由行動でイスタンブールの街を歩くという人もいたので、さらに少ない人数だった。約1時間半ほどのクルージングを楽しんだ。

134.交通渋滞
金角湾の船着き場までは広い道路を歩いたが、車が多いのには驚く。200mmで撮ると圧縮されてより密に見える。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
交通渋滞;クリックすると大きな写真になります
135.ガラタ塔
最初の塔が建ったのは5~6世紀と言われるが、現在の塔はこの地を支配していたジェノバ人移民により城塞の見張り塔として1338年に再建された。今は金角湾の向こう側、新市街のシンボルとして親しまれ、高さ53mの展望台からは360度の景色が楽しめるという。残念ながら今回のツアーでは新市街には行けなかった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 82mm ISO400 ) 露出補正 なし
ガラタ塔;クリックすると大きな写真になります
136.ガラタ橋
クルーズ船は出航した。まず金角湾を右へ進み、ボスフォラス海峡の入口へ出る。旧市街と新市街の間に架かるガラタ端をくぐる。橋の長さは400m。上は車と人が行きかい、トラムも走る。ただし、現在の橋は1992年に旧橋の横に架けられた新しい橋である。最初に架けられたのは1845年とのこと。その後3回、架けかえられた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 50mm ISO400 ) 露出補正 なし
ガラタ橋;クリックすると大きな写真になります
137.スレイマニエ ジャミイ
オスマン帝国の絶頂期にあって、その国土を最大に拡げ、遠征に明け暮れていたスレイマン1世が、ハンガリーで勝利を納めて帰国した1550年に、偉大な建築家スイナンに建造を命じ、1557年に完成したスルタンのモスクである。イスタンブール旧市街の一番高い丘に建ち、金角湾周辺のいたるところから目にすることができるイスタンブールで一番大きなモスクと言われる。トラムが走るガラタ橋越えにその雄姿が見られた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
スレイマニエ ジャミイ;クリックすると大きな写真になります
138.ドルマバフチェ宮殿
クルーズ船はボスフォラス海峡を進む。進行方向に向かって左側のヨーロッパサイドは午前の陽が当たり、映える。征服者メフメット2世は、ビサンチン時代には小さな港だったこの地を埋め立てて王立庭園を造った。1839年にスルタンに即位したアブドゥル・メジト1世は、トプカプ宮殿が時代遅れになったと、ここに新宮殿を建てることを決めたという。1843年から16年の歳月をかけて、1859年にトルコ・ルネッサンス様式の巨大な宮殿が誕生した。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 35mm ISO400 ) 露出補正 なし
ドルマバフチェ宮殿;クリックすると大きな写真になります
139.オルタキョイ ジャミイ
船はヨーロッパサイドとアジアサイドに架かる第一ボスフォラス大橋に差しかかる。その橋のたもとにオルタキョイ ジャミイが見えた。アブドゥル・メジト I 世( 在位1839~1861)がドルマバフチェ宮殿を設計したニコゴス・バリアンに命じて1854年に建設させた。ここオルタキョイ 地区は海峡沿いに住むリッチな若者が集まるスポットだそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルメリ・ヒサール;クリックすると大きな写真になります
140.釣り船
この辺りは、海峡が狭くなってくるところらしいが、行きかう船の作る波に揺られながら、小舟で釣りをしている人たちがいる。趣味なのだろうか、それとも生活の糧にしているのだろうか。どうやら漁師さんらしい。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/2500秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
第二ボスフォラス橋;クリックすると大きな写真になります
141.ルメリ・ヒサール
船は第二ボスフォラス橋に近づいた。オスマン帝国の要塞ルメリ・ヒサールは、第二ボスポラス橋手前のヨーロッパサイドにある。コンスタンチノープルの攻撃に備え、黒海から南下してくる応援部隊を阻止するため、メフメット 2 世の命により、1452年に1万人の労働者を動員し、幅700m弱のボスフォラス海峡の最狭部に僅か4ヵ月で完成したという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 28mm ISO400 ) 露出補正 なし
Uターン;クリックすると大きな写真になります
142.第二ボスフォラス橋
第二ボスフォラス橋はその橋長:1,510m(中央支間長:1,090m)で、施工はIHI、三菱重工、日本鋼管が請負い、1986年から88年にかけて建造されたという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 28mm ISO400 ) 露出補正 なし
アジアサイド;クリックすると大きな写真になります
143.Uターン
我々の乗るクルーズ船は第二ボスフォラス橋の手前でUターンした。ここまではヨーロッパサイドの沿岸を航行したが、今度はアジアサイドに寄って進む。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
第一ボスフォラス橋;クリックすると大きな写真になります
144.アジアサイド
アジアサイドは逆光で日影になっていて、見難かった。第二ボスフォラス大橋のアジア側のたもとには、アナドル・ヒサールという1391年にオスマン・トルコによって初めて建造された要塞があった。モスクも多く見られたがなんというモスクか解らなかった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 44mm ISO400 ) 露出補正 なし
アジアサイド;クリックすると大きな写真になります
145.第一ボスフォラス橋
海峡クルーズは終りに近づいてきた。振り返ると第一ボスフォラス橋が見える。名残惜しい。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
第一ボスフォラス橋;クリックすると大きな写真になります
(追記:2011/1/14)撮影データのNIKKOR VR 18-55mmとあったのは、NIKKOR VR 18-200mmが正しいので訂正しました。

コメント

ルメリ・ヒサールから眺める海峡も素敵でしたよ。
私は海峡クルーズの後、コンスタンチノープル陥落の舞台「ルメリ・ヒサール」までバスで行きそこで3時間楽しみました。

edaatsさん たびたびお訪ねくださりありがとうございます。
こういうお話があると、いよいよもう一度イスタンブールへ行き、4日~5日過ごし、あちこち歩いてみたくなりました。

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