2025年3月8日~10日 京都散策 ④ 東華菜苑、錦市場 2025年3月9日 京都市
3月9日、興正寺別院の霊山本廟での墓参りを終え、三年坂、二年坂、から八坂神社でお参りして、タクシーに乗って四条大橋へ行った。2日目の昼食は東華菜館を予約してくれていた。ここへ来るのは3回目だ。クラシックな雰囲気が好きで、北京料理だが味も良い。昼食なので、コース料理ではなく、アラカルトで食べることにしている。
ここのエレベーターは古い。何でも100年前から動いているそうだ。TV番組でも何回か紹介されいている。
食事の後は錦市場へいく。これが定例のコースであり、毎回、同じ店で同じものを買って帰っている。買い物は漬物とお茶だ。
錦市場は観光客が多かった。中国、台湾、韓国からのお客さんは、着物を着ていればそうと判るが、そうでなければ日本の観光客と区別しにくい。西欧から来ている人たちも多かった。
今日は少々歩き、錦市場の賑わいにも圧倒され、少々疲れた。午後4時ごろにはホテルに戻り、一休みしてから夕食に出かけた。今夜は四条烏丸から路地を入ったところの居酒屋風のいわゆる割烹だった。結構混んでいて、西欧の観光客の人たちも多かった。京都を感じる店だった。
賑わう錦市場商店街 2025年3月9日 京都市中京区 錦市場通り
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58.改装中の東華菜館 四条大橋の西詰に建つこの東華菜館は、1945年(昭和20年)から営業を続けている中国料理店である。この建物は、1926年(大正15年)、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計によって建てられた。もともとは西洋料理店「矢尾政」として、同年に建設された建物で、戦後1945年(昭和20年)に中国山東省出身の于永善氏が北京料理店として開業し、現在にいたっている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 )
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59.東華菜館 4階客席 エレベーターで4階に案内された。天井が高い。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels |
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60.鴨川 四条大橋 南座 案内された4階の鴨川寄りの席からの眺めは素晴らしい。眼下に四条大橋の行き交う人々を眺め、鴨川の対岸には南座が見える。前回来た時は天気が悪かったが、この日は天気が良く、東山の山並みも見え、気持ちがよい。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 16mm ISO125 ) |
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61.東華菜館の古いエレベーター -1 食事を終え、100年前に造られたエレベータで下りる。ドアも厳かな様子で、その上に見える表示版も今では珍しい。いま、日本橋三越のエレベーターはどうなっているだろうか。調べて見ると、1932年(昭和7年)の本館完成時に導入されたエレベーターが有名、そのエレベーターは現在も稼働しており、「手動式エレベータ」としてエレベーターガールが操作するスタイルを残している、日本でも極めて珍しい存在だそうだ。でも、ここ東華菜館のエレベータの方が古い。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) |
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62.東華菜館の古いエレベーター -2 このエレベータードア開閉は手動式である。店員さんが動かしてくれる。「写真撮らせてください」とお願いして室内を撮った。OTISの銘板が見えた。1924年アメリカOTIS社製である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/60秒 9mm ISO320 ) |
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63.東華菜館の古いエレベーター -3 このエレベーターのことはテレビ番組で何回か紹介されている。2023年のテレビ東京系列で、「バスVS乗り継ぎ対決旅」で紹介された。今年の1月には日本テレビ系列の朝の情報番組「ZIP!」にて、東華菜館の100年以上の歴史を持つエレベーターとして紹介されている。昭和の時代を生き抜いてきたようだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) |
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64.東華菜館の古いエレベーター -4 これは1階のエレベーターのり場である。右側に階段が見える。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒9mm ISO2000 ) |
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65.新京極通 -1 四条通を反対側に渡って、新京極通に入る。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒9mm ISO200 ) |
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66.新京極通 -2 ARMY NAVY SURPLUS との看板?があり、プリント柄のT-Shirts が所狭しと並べられた店があった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒9mm ISO500 ) |
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67.錦市場 -1 新京極通を進み、右手に錦天満宮が見えるところを左へ、錦市場の通りに入った。大勢の色々な国からの観光客が行き交っている。錦市場はここから高倉通まで390m続く。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2500 ) |
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68.錦市場 -2 錦市場は京都市中京区のほぼ中央に位置する錦小路通のうち、「寺町通 - 高倉通」間に存在する食品販売中心の商店街である。390mにわたる。多い外国人観光客に「食べ歩き」を促すような店も多い。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 ) |
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69.錦市場 -3 市場の道は決して広くない。それがまた良いのだろう。まっすぐ前を向いて歩かないので、余計ごちゃごちゃする。wikipediaによれば、市場のおこりは平安時代、豊富な地下水を利用して京都御所へ新鮮な魚を納める店が集まり始めたもので、約1300年の歴史を持つ。京都市民からは「にしき」という愛称で呼び親しまれ、「京の台所」として地元の買い物客で賑わう。商店街振興組合に所属する店は約130店舗。道幅は3.2 - 5mだが、道に迫り出して商品や商品棚を並べる店舗が少なくなく、実際はもっと狭い。東の端は、新京極と交差し、その先に錦天満宮がある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 ) |
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70.錦市場 -4 錦天満宮のある寺町通側から100mくらい歩いたところの麩屋町通との角に、写真に写る「渡半」という店があった。他の店の賑わいに比べると、なんと静かな落ち着いた店なのだろうと思い、後で調べてみたところ、この店は明治30年創業、120年を超える歴史があるとのこと。現店主は4代目だそうだ。鮮魚小売に始まり、いまは河豚、鱧、牡蠣などの調理・加工・販売が中心。店先には椅子が2脚置かれ、何やらそこで食べている外国人もいた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) |
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71.錦市場 -4 こういう店が多い。串揚げで手にもって食べやすいものだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) |
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72.錦市場 -5 漬物屋 かみさんと娘は打田漬物という店に、吸い込まれるように入った。ここも錦市場に来ると、奈良漬けなどを買って帰る。打田漬物は昭和15年に京都の島原で旗揚げされている。80年以上前だ。昭和22年に京都市内に、錦店を開店した。錦小路店拡張並びに新装開店したのが平成9年だそうだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR |
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73.錦市場 -6 そろそろ390mを歩き終えるところに来た。しかし、倍以上歩いたような感じだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR |
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74.錦市場 -7 蟹かまの天婦羅を並べている店があった。「炙り蟹かま」、「天ぷら蟹かま」のキャッチコピーは日本人観光客には、ちょっと抵抗があるかもしれないが。かにかまというのは捨てたものではない。カニの偽物も日本の技術だろう。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR |