猛暑の箱根湿性花園 ① 2026年7月14日 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 - Studio YAMAKO

2026年7月28日

猛暑の箱根湿性花園 ① 2026年7月14日 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原

今年もミドリシジミ、ミヤマカラスシジミの写真を撮りたくて箱根仙石原の湿性花園に出かけた。台風の影響もなく、天気も良さそうだ。ところがその「天気の良さ」が仇となってしまった。最近の温暖化傾向もあるのだろうが、箱根と言えども日差しが強いと気温は30℃を越える。

   運転免許を返納したので、昨年から公共交通機関を利用してきている。湿性花園の開園は午前9時である。強羅発8時半のバスに乗ろうと思ったが、間に合わず9時のバスに乗り、9時半に着いた。既に暑い。

 さっそく園内を歩き始める。園路の途中にノリウツギの木がある。昨年は7月22日に訪れたがノリウツギの花は既に咲き終わっていたし、ミドリシジミの姿もなかった。そこで今年は10日ほど早く行ってみたのだが、ノリウツギの花は咲いていた。ミドリシジミは吸蜜に来ていなかったが、ミヤマカラスシジミを見つけた。これは期待が出来ると思ったが、この日はそこまでだった。途中でミドリシジミらしき個体を見たという人がいたが私は1頭も見つけられない。

 やはり、気温が高すぎるのか。それと発生初期なのだろ。気温が上がる前の朝早い時間に入園できれば良いのだが、それは出来ない。

 活動している蝶は少ない。ミヤマカラスシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモンを撮ったが個体数は少ない。気温が高いためだろう。9時前には入園できないし、閉門も午後5時である。夕方活動するミドリシジミを見ることもできない。来年は曇りの日を見つけてチャレンジしてみたい。

000_260714017 X700 〇箱根湿性花園 コオニユリ G7X.jpg
コオニユリ 2026年7月13日 箱根湿性花園

001_260714002 X900 箱根湿性花園 沿線の紫陽花 G7X.jpg 1.登山鉄道沿線の紫陽花
箱根登山鉄は線路に沿って咲くアジサイの花でも有名である。今回は少し時期が遅かった。それと線路のすぐ脇に咲いているので、走行する車内から写真を撮るのは難しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )
002_260714006 X900 〇箱根湿性花園 登山電車強羅駅 G7X.jpg 2.強羅駅前 -1(ガクアジサイ)
登山電車の終点、強羅で降りてバス停に向かう。8時半発のバスに乗りたかったが、間に合わなかった。次のバスは9時丁度だ。強羅駅周辺をうろうろしていたら、変わったガクアジサイを見つけた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO200 )
003_260714012 X900 箱根湿性花園 強羅駅 タケニクサ G7X.jpg 3.強羅駅前 -2 タケニクサ(竹似草)
バス停の方へ歩いて行くと線路わきに線香花火のような花が咲いているのが見えた。何だろうと思い近づいて写真を撮る。PictureThisで検索してみるとタケニクサと同定された。wikipediaによると、「タケニクサは伐採地や崩壊地の先駆種となり、都市の空地などにも多く見られる。世界に2種のみで、日本原産種と、中国大陸,台湾原産の小果博落廻(Macleaya_Microcarpa)のみである。」とあった。日本名は、果実の様子が、平たく薄い竹の葉のような形状で、竹に似ている様子から、竹似草と名付いたと記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 23mm ISO160 )
004_260714060 X900 箱根湿性花園 ワスレグサ RX10M4.jpg 4.ワスレグサ(忘れ草)
箱根湿性花園に着いた。入園料が100円値上げされていた。順路に従って進むと右側に、日比谷公園でも見たワスレグサが咲いていた。ワスレグサとは広義にはワスレグサ属(別名キスゲ属、ヘメロカリス属)のことを指し、その場合は、ニッコウキスゲなどゼンテイカもユウスゲもワスレグサに含まれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 42mm ISO1600 )
005_260714061 X900 箱根湿性花園 ヒツジグサ RX10M4.jpg 5.ヒツジグサ(未草)
ヒツジグサは、スイレン科スイレン属に属する多年生の水草の1種である。水底に根を張った地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に円形の葉を浮かべている。花期は6月から9月、長い花柄の先についた1個の花が水面上で咲く 。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 42mm ISO1600 )
006_260714064 X900 箱根湿性花園 ノリウツギ RX10M4.jpg 6.ノリウツギ(糊空木・糊樹)
アジサイ科アジサイ属の落葉低木だそうだ。花がガクアジサイそっくりだが、木は背が高く育つのでアジサイとは思えない。ここにあるガクアジサイの木とは、ずいぶん長い付き合いになる。ここには、多い時は5頭くらいのミドリシジミが吸蜜していることがあった。ところがここ数年、ここを目当てに行くとノリウツギが咲いていなかったり、ミドリシジミの発生時期と合わなかったりで、会え無いことが多くなった。だが、この日ノリウツギは見事に咲いてくれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_260714065 X900 箱根湿性花園 ミヤマカラウシジミ ノリウツギ RX10M4.jpg 7.ミヤマカラスシジミ発見
前の写真のところに立ち、ミドリシジミはいないか目を凝らして探した。ミドリシジミはおろか、オオウラギンスジヒョウモンなども発見できなかった。午前9時50分、気温はおそらく30℃に近くなっていると思う。チョウも暑さで活動できないのだろう。また後で来てみることにして、ノリウツギを通り過ぎながらふと左を見ると、なんと、ミヤマカラスシジミが吸蜜していた。取り敢えずシャッターを切って、これからしっかりピントを合わせようとうごいたところ、飛び去られてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 217mm ISO1250 )
008_260714070 X900 箱根湿性花園 オカトラノオ RX10M4.jpg 8.オオウラギンスジヒョウモン
オカトラノオにオオウラギンスジヒョウモンが飛来した。なかなか落ち着いて吸蜜してくれない。この♂は後翅が破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 181mm ISO500 )
009_260714072 X900 箱根湿性花園 マツモトセンノウ RX10M4.jpg 9.マツモトセンノウ(松本仙翁)
マツモトセンノウは鮮やかな朱色の花を咲かせるナデシコ科の多年草である。江戸時代から日本で親しまれ、茶花や庭植えに好まれている。マツモトセンノウの仲間には、フシグロセンノウ、センジュガンピ、エンビセンノウなどがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 147mm ISO500 )
010_260714020 X900 箱根湿性花園 ハマナスの実 G7X.jpg 10.ハマナス(浜茄子・浜梨) ハマナスはバラ科の植物で、濃いピンクや紅紫色の良い香りの花を咲かせる。残念ながら花はもう終わっていて、赤い実が成っている。余談だが、急行「はまなす」という列車があった。青森と札幌を結んでいた日本最後の寝台・座席急行列車である。2015年の5月、某旅行社が企画した「日本一周鉄道の旅」というツアーに参加し、2日目に、まず最北の宗谷岬まで行ってそこから南に下り始める。宗谷から青森に向かった。当時のStudio YAMAKOを繰って見るとーー「スーパー宗谷4号」は21時55分に札幌駅に着いた。札幌で5分間の待ち合わせで出発する「急行はまなす」にあわただしく乗り込む。添乗さんは乗ってきた「スーパー宗谷4号」の到着が遅れはしないかと心配していた。無事、2段式のB寝台に落ち着く。一つの区画に2段ベッドが2組ある。私たちは友人夫婦と同じ区画だったが、知らないご夫婦同士の「同室」はお互い気を使うことだろう。この列車の終点青森には明日の朝5時39分に到着予定だ。ーーと綴っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO250 )
011_260714079 X900 箱根湿性花園 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 11.再びノリウツギ
もう一度さっきのノリウツギのところへ戻った。ヒョウモン蝶が来ている、ミドリヒョウモンだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 140mm ISO125 )
012_260714082m X900 〇箱根湿性花園 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 12.ミドリヒョウモンの♂と♀
そこへミドリヒョウモンの♀が飛来して♂が吸蜜していたのと同じ花に止まった。♂はびっくりしたのか飛びあがったように見えた。♀は悠然と吸蜜を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 147mm ISO100 )
013_260714087t X900 〇箱根湿性花園 ヒロオビトンボエダシャク RX10M4.jpg 13.ヒロオビトンボエダジャク(広帯蜻蛉枝尺蛾)
これはシャクガ科のガの仲間だ。初夏にあたる6月から7月頃に発生する。黒と白のまだら模様の翅と、トンボのように細く黄色い輪紋のある腹部が特徴的である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 140mm ISO500 )
014_260714092 X900 〇箱根湿性花園  RX10M4.jpg 14.ノハナショウブ(野花菖蒲)
ぱっと見た時はカキツバタかと思ったがどうやらノハナショウブのようだ。ノハナショウブとカキツバタと大きな違いは、花びらの根元の模様だ。ノハナショウブは黄色い筋、カキツバタは白い筋が花びらにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 168mm ISO500 )
015_260714097 X900 箱根湿性花園 カセンソウ RX10M4.jpg 15.カセンソウ(歌仙草)
湿性花園の一番奥は仙石原湿原植生復元区になる。見るからに広々とした草原である。木道が敷かれいている。ここには黄色いカセンソウが咲き、多くのチョウが訪れる。オオウラギンスジヒョウモンがカセンソウの花から花へと乱舞する。少し時期が早かったのだろうまだ多くは咲いていなかった。オオウラギンスジヒョウモンも暑さのためか飛んでいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 21mm ISO160 )
016_260714029 X900 〇箱根湿性花園 ノハナショウブ G7X.jpg 16.ノハナショウブ
ノハナショウブは、アヤメ、カキツバタと同じアヤメ科である。一般的にショウブ(菖蒲)と呼ばれている、端午の節句で菖蒲湯に使われる本当のショウブは、ショウブ科(サトイモ科?※)の全く別の植物とのこと。また、ハナショウブはノハナショウブが原種だそうだ。※サトイモ科とショウブ科は、昔は同じグループとされていたが、現在の遺伝子研究(APG分類体系)ではショウブ科が独立した別の科になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 21mm ISO160 )
017_260714098 X900 箱根湿性花園 モンシロ RX10M4.jpg 17.モンシロチョウ♀
これだけ蝶がいないとモンシロチョウでも撮っておこうという気になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 172mm ISO160 )
018_260714104 X900 箱根湿性花園 サラセニア プルプレア 瓶子草RX10M4.jpg 18.食虫植物
事務所、売店、展示場などがある入口へ戻ってきた。毎年、夏休みの頃は食虫植物展が行われているが、今年も7月18日から8月31日まで、夏の企画展「世界の食虫植物展」が開催される。その展示場の近くに食虫植物であるサラセニアが地植えされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 65mm ISO250 )

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)